JP2551273Y2 - 冷媒インジケータ - Google Patents

冷媒インジケータ

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JP2551273Y2
JP2551273Y2 JP3197691U JP3197691U JP2551273Y2 JP 2551273 Y2 JP2551273 Y2 JP 2551273Y2 JP 3197691 U JP3197691 U JP 3197691U JP 3197691 U JP3197691 U JP 3197691U JP 2551273 Y2 JP2551273 Y2 JP 2551273Y2
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JP
Japan
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refrigerant
gas
liquid
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JP3197691U
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JPH0682525U (ja
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忠顕 池田
伴雄 岡田
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Denso Corp
Saginomiya Seisakusho Inc
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Denso Corp
Saginomiya Seisakusho Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷凍、冷房装置等に
おいて、冷媒の量を確認し指示するための冷媒インジケ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用冷房装置等の冷凍、冷房装置にお
いては、第5図に示すように、高圧高温の液化された冷
媒は膨張弁41において一部気化した低圧、低温の冷媒
となる。
【0003】これを蒸発器42に導くと、冷媒は、熱を
吸収しつつ蒸発してモータ43で駆動されるファンによ
り送風される室内空気を冷却し、次第に温度が高くな
る。このガス状の冷媒を圧縮機44で圧縮し、高温高圧
のガス状冷媒とする。
【0004】これを凝縮器45を通し、クーリングファ
ン46で送風される外気によって高温高圧の冷媒は液化
し、低温化する。この液冷媒を受液器47に貯え、これ
を膨脹弁41に送る途中においてサイトグラス48及び
乾燥器49を通している。
【0005】サイトグラス48を上方から覗くと、冷媒
が充分に存在する時はサイトグラス下方で円滑に冷媒が
流れているので、管内の黒い色が見える。
【0006】冷媒が少なくなってくると、液体中にガス
が混合する状熊となって白濁化し、したがってサイトグ
ラスからは混合したガスの量に応じた白濁状況が見ら
れ、冷媒の量を目視することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、冷媒の量を白濁の状況をサイトグラスから見るこ
とによってのみで判断しなければならないので、その判
断には多くの経験を必要とし個人差を生ずることにもな
る。
【0008】また冷媒が殆どなくなると、冷媒はガス化
するため、サイトグラスからは白濁状態が見られず、管
内の黒い色が見えるため、冷媒が充分存在する状態との
見分けが困難となる欠点もあった。
【0009】さらに、冷媒中に水分が混入した場合には
冷凍能力が低下するが、水分の混入状態を容易に識別す
ることができなかった。
【0010】したがって本考案は、冷媒の量を確実に検
出できるようにするとともに冷媒中の水分の混入状態を
容易に識別することができるようにすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来のもの
の欠点を解消するため、鉛直上方に流れる気液2相流体
を導くよう鉛直方向に開口した取入口と、取入口からの
前記流体を収容する気液分離室と、気液分離室内の流体
を主流通路に戻す排出口と、中心に流体通過穴を備える
とともに上面に液中の水分で変色する水分検知紙を備
え、液面に追従して上下に動くフロートと、前記気液分
離室のフロート上部でかつ取入口の上部にサイトグラス
とを設ることにより、冷媒インジケータを構成したもの
であり、それにより冷媒の量及び冷媒中の水分の量を確
実かつ容易に検出できるようにしたものである。
【0012】
【作 用】本考案は上記のように構成したので、冷媒
が充分存在する時には気液分離室内は液体状の冷媒で充
たされ、フロートが上昇するので、サイトグラスからは
フロートの上面の色が目視される。この時冷媒中に所定
以上の水分が含まれているとフロート上面の水分検知紙
が反応して変色し、サイトグラスを通して見ることがで
きる。
【0013】冷媒が少なくなるにつれて液体中に気泡が
混合して白濁化し、白濁化の程度を目視して冷媒量が検
知される。また、冷媒量に応じて気液分離室内の液体冷
媒の液面が低下し、フロートが降下して冷媒量が所定値
以下になったことが検出される。冷媒が殆ど気体ばかり
の状態の時には、サイトグラスから覗くと管内の黒い色
が見られ、冷媒が殆ど無いことが検出される。
【0014】
【実施例】本考案の実施例を図面に沿って説明する。
【0015】冷媒の主流通路及び検知部を横成する本体
1は、鉛直上方に上昇して来る冷媒を導く入口継手2
と、この冷媒を水平方向に流す出口継手3がロー付け等
により接合しており、本体1内には両継手に接続するた
めL字形に形成された主流路4が形成されている。
【0016】本体1の上部には円筒状の気液分離室5を
備え、その中心には主流通路4と取入口6で連通し、入
口継手2を上昇してくる冷媒の一部を直進させて導入す
る。気液分離室5の下部周縁には、出口継手3へ向かう
冷媒中に気液分離室5の冷媒を排出する排出口7を設け
る。
【0017】気液分離室5内にはフロート10を設け、
液冷媒上に浮上するよう、円筒状の気液分離室5の内径
より少し小さい径に設定する。その中心にはフロート1
0を上下に貫通する流体通過穴11を備え、円筒状周縁
に複数個の長溝12を設ける。フロート10の底部には
着座部13を備え、その外周には円環状の切欠き14を
設ける。フロート10の上面には水分検知紙15を貼り
付けており、この水分検知紙は冷媒中の水分が所定量以
下の時は青色を呈し、水分が所定量以上含まれるとその
水分と反応して赤色をなす通常用いられている水分検知
紙を利用する。
【0018】本体1における気液分離室5の上部にはサ
イトグラス16を設け、Oリング17によりシールされ
本体かしめ部20によってかしめ止めされている。
【0019】上記構成において、受液器から出た鉛直上
方への気液流体は、入口継手2から流入し大部分は主流
通路4から水平方向に流れ、出口継手3から排出され
る。
【0020】主流路を流れる気液混合流体は、鉛直上方
への動圧によって取入口6を通って気液分離室5内に流
入する。その際取入口6からの冷媒中に気体分が殆ど含
まれていない時には気液分離室5内は液体冷媒で満たさ
れるため、フロート10はサイトグラス16の底面に密
着するまで上昇する。この状態においては前記取入口6
からの冷媒はフロート10下部に形成される室内空間を
通って排出口7から主流路4に排出される。
【0021】この時サイトグラス16を覗くと第4図
(イ)に示すように中心21には液体冷媒が存在してそ
の色は管内の黒っぽい色となっており、その周囲31に
はサイトグラス下面に密着しているフロート上面に張っ
た水分検知紙の色が見える。したがって冷媒中の水分混
入量が所定以下の時には水分検知紙の最初の色である青
色が見える。一方、冷媒中の水分混入量が所定値以上に
なると水分検知紙は赤色に変化し、サイトグラスからこ
れを覗いた時、冷媒の量は充分あるものの水分が多く混
入していることがわかる。
【0022】冷凍サイクル中の冷媒量が少なくなって気
液混合冷媒中のガスの量が多くなってくると、フロート
10は降下し、フロート10の上面はサイトグラスの底
面から離れる。それによりサイトグラスの底面全体にわ
たって、取入口6からフロート10の流体通過穴11を
通って気液混合流体がサイトグラスに衝突して広がる。
したがってこの時サイトグラス16を覗くと、第4図
(ロ)に示すようにサイトグラス16の全体にわたって
白濁した気液混合流体が見え、フロート16上面の水分
検知紙15の色を完全に隠して白色に見える。この時サ
イトグラスの底面に衝突した冷媒は、フロートの周囲に
形成した長溝を通って下降し、排出口7から排出され
る。
【0023】更に冷媒が少なくなり、ガスの量が多くな
ってくると、フロート10は完全に降下し、着座部13
が気液分離室5の底面に着座する。この時サイトグラス
16を覗くと液体冷媒が少し残っている状態では、サイ
トグラス10に衝突する白濁した冷媒のため白く見える
ものの、注視すると泡の状態から液体冷媒の残存量がわ
かる。更に液体冷媒が殆ど無い状態では、第4図(ハ)
に示すように、サイトグラスの下面にはガスが吹き付け
るのみで実質的に暗い室内が見え、黒っぽい色が見え
る。
【0024】
【考案の効果】本考案は上記のように構成し作用するの
で、冷媒の量に応じてフロートの上面の色、気液の混合
した白色、液体冷媒がなくなった時の管内の黒色と明瞭
に視認できるので、誰もが確実に冷媒の量をサイトグラ
スからみることができる。
【0025】しかもフロートの上面の水分検知紙によっ
てサイトグラスからフロートの上面が見える時には、冷
媒中に水分が所定量以上含まれている時には定常時の色
とは別の色に変化するため、一見で冷媒中の水分の量が
所定利用以上含まれているか否かを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の冷媒の量が充分多い状態を示
す断面図である。
【図2】本考案の実施例の冷媒の量が所定より少ない状
態を示す断面図である。
【図3】本考案のフロートの斜視図である。
【図4】本考案の実施例のサイトグラスから覗いた時の
表示状態を示す上面図である。
【図5】従来より用いられている冷房装置のシステム図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 入口継手 3 出口継手 4 主流通路 5 気液分離室 6 取入口 7 排出口 10 フロート 11 流体通過穴 12 長溝 13 着座部 14 切欠き 15 水分検知紙 16 サイトグラス 17 Oリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直上方に流れる気液2相流体を導くよ
    う鉛直方向に開口した取入口と、取入口からの前記流体
    を収容する気液分離室と、気液分離室内の流体を主流通
    路に戻す排出口と、中心に流体通過穴を備えるとともに
    上面に液中の水分で変色する水分検知紙を備え、液面に
    追従して上下に動くフロートと、前記気液分離室のフロ
    ート上部でかつ取入口の上部にサイトグラスとを設けた
    ことを特徴とする冷媒インジケータ。
JP3197691U 1991-02-13 1991-02-13 冷媒インジケータ Expired - Lifetime JP2551273Y2 (ja)

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JP3197691U JP2551273Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 冷媒インジケータ

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JP3197691U JP2551273Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 冷媒インジケータ

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JPH0682525U JPH0682525U (ja) 1994-11-25
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