JPH0329412B2 - - Google Patents

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JPH0329412B2
JPH0329412B2 JP57166588A JP16658882A JPH0329412B2 JP H0329412 B2 JPH0329412 B2 JP H0329412B2 JP 57166588 A JP57166588 A JP 57166588A JP 16658882 A JP16658882 A JP 16658882A JP H0329412 B2 JPH0329412 B2 JP H0329412B2
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probe
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は診断のための医療機器の分野に属し、
さらに詳しくは超音波断層像を表示しつつ穿刺針
にて体液等を採取するために用いられる穿刺用超
音波プローブに関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来より、適当な穿刺用カニユーレ(以下穿刺
針と称する)により、肝臓あるいは腎臓の如き身
体内の器管から組織または体液を診断の目的で取
り出す場合、肝臓等の穿刺対称物と穿刺針の動き
とを同時にデイスプレイ上で確認しながらより安
全な穿刺が行なえるように穿刺用超音波プローブ
(以下プローブと称する)が用いられている。こ
のプローブは、第1図に示すようにほぼ直方体の
形状をなす穿刺用プローブ本体1における身体当
接面1aに、多数の超音波変換素子2を並設して
いる。これら各超音波変換素子2は前記プローブ
本体1の一側面に取り付けたケーブル3を介して
図示しないデイスプレイに接続され、前記各超音
波変換素子2の順次駆動によつて、各超音波変換
素子2と当接した臓器の断層像を前記デイスプレ
イに表示できるようになつている。そして、この
プローブ本体1の身体当接面1aにおける中央部
にはコ字状のスリツト4が開設され、該スリツト
4より上方に開口して前記身体当接面1aの対向
面5へ至る一対の内側面6,6とその背面7とで
穿刺孔8が構成されている。この穿刺孔8におけ
る内側面6,6の間に図示しない穿刺針を配置し
て穿刺を行うようになつている。
このように構成されたプローブにおいては、穿
刺時の被検体内からの出血、穿刺針の血液(細胞
液及び針先端に付着した血液)のため汚染され、
次の患者に対してB型血清肝炎等を併発させる恐
れがあり、被検体毎の充分な消毒が不可欠であつ
た。ところが、近年、穿刺すべき被検体の増加に
伴い、被検体毎にプローブを消毒していたのでは
一日に多数の患者に対して穿刺を行うことが不可
能となつている。そこで、消毒の手間を省く手段
として、プローブに滅菌袋(以下カバーと称す
る)を装着し、患者毎にこのカバーを交換するこ
とによりプローブの汚染を防止する方式が採用さ
れている。ここで、プローブにカバーを装着し、
このカバーを前記穿刺孔8に半固定する中央穿刺
型超音波プローブ用アダプタの一例を第2図に示
す。第2図においてプローブについては第1図と
同一の符号を付してその説明を省略する。カバー
9は、ポリエチレンビニール等の可撓性材料より
成る袋状をなし、前記プローブ本体1を収納する
のに十分な大きさを有している。前記中央穿刺型
超音波プローブ用アダプタ(以下アダプタと称す
る)10は前記プローブ本体1における穿刺孔8
に沿つた形状を有し、穿刺孔8の背面7に沿つた
台形面11と該台形面11に隣接すると共に、穿
刺孔8の内側面6,6に沿つて所定の角度に開口
する側面12,12とを有している。又、アダプ
タ10の狭まつた側の端部には、アダプタ10を
穿刺孔8に挿着した際にプローブの身体当接面1
aに当接するごとく突出した支持片13が設けら
れている。
上記のように構成されたアダプタ10をカバー
9内に収納されたプローブの穿刺孔8に対して図
示矢印A方向より挿入すると、穿刺孔8を構成す
る背面7及び内側面6,6はカバー9を介してア
ダプタ10の台形面11及び側面12,12に覆
われると共に、アダプタ10の支持片13がプロ
ーブにおける身体当接面1aとカバー9を介して
当接するため上方の抜け防止となり、カバー9を
穿刺孔8の形状に沿つて確実に押圧保持すること
ができる。従つて、プローブにおける穿刺孔8及
び身体当接面1aは完全にカバー9に覆われるこ
とになるため、穿刺の際に血液等が付着して汚染
される恐れもなく、かつ、アダプタ10は穿刺孔
8に沿つた形状を有しているため穿刺孔8と同様
の切欠部において穿刺を障害なく行い得ることが
できる。ところが、このアダプタ10を穿刺孔8
に対して脱着する際には、支持片13がプローブ
の身体当接面1aを押圧することにより身体当接
面1aが損傷する恐れがある。この身体当接面1
aは通常超音波を収束するために音響レンズで覆
われており、この音響レンズは一般にはそのレン
ズ内の伝播を音速とし、かつ、被検体への密着性
を良好なものとするためにシリコーンゴムが使わ
れている。このシリコーンゴムは耐摩耗性に弱い
ため、アダプタ10の着脱時に損傷する恐れは極
めて大きく、音響ガラスの損傷は超音波の送受波
への悪影響を及ぼすこととなり、正確な診断を図
る上での障害となつている。
〔発明の目的〕
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、穿刺孔へのカバー装着又は脱着の際に音響レ
ンズを損傷することなく、かつ、穿刺孔部を覆う
カバーのたわみ、しわを防止して穿刺を障害なく
行うことができる穿刺用超音波プローブを提供す
ることを目的とするものである。
〔発明の概要〕
前記目的を達成するための本発明の概要は、略
直方形状の身体当接面を短手方向に沿つて2分す
る切欠溝並びに該切欠溝の対向する2辺の一部を
狭部として所定角度で上方に開口する一対の内側
面及び該内側面に隣接する背面で構成される穿刺
用ガイドを有するプローブ本体と、プローブ本体
を収納する滅菌袋と、前記2分された身体当接面
周壁に滅菌袋を介して装着されるように並列配置
された2つの枠体及び該2つの枠体の内向する側
壁を延長して前記内側面に滅菌袋を押圧する一対
の第1の押圧面及び該一対の押圧面に隣接し前記
背面に滅菌袋を押圧する第2の押圧面を可撓性材
より形成して成る支持体とを有することを特徴と
する穿刺用超音波プローブである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。第3図、第4図は本発明の一実施例である
穿刺用超音波プローブを構成するプローブ本体1
4、支持体15の概略斜視図である。第3図に示
す本体14が第1図に示す従来のプローブ本体1
と特に相違する点は身体当接面1aに開設される
コ字状のスリツト4に換えて、第3図に示す身体
当接面14aを略直方形状の短手方向に沿つて2
分割する切欠溝16を設けたことである。16a
は切欠溝の底面である。他の形状は第1図図示と
同種であるので第1図と同一符号を付しその詳細
な説明を省略する。尚、プローブ本体14の穿刺
孔8の上方部を、一対の内側面6,6のなす角度
よりも広くしたのは、プローブ本体14に対して
穿刺針(図示せず)を押さえ易くしたためであ
る。次に、第4図を参照して、プローブ本体14
に前記カバー9を装着するための支持体15につ
いて説明する。支持体15はプローブ本体14に
おける2分割された身体当接面14a,14aの
周壁にカバー9を介して装着されるように前記切
欠溝16の幅を置いて並列配置された2つの枠体
17,18と、該枠体17,18の内向する側壁
17a,18aを前記内側面6,6のなす角度と
同一角度で開口するように延長した一対の第の押
圧面19,20と、該一対の第1の押圧面19,
20に隣接し、前記背面7にカバーを押圧する第
2の押圧面21と、該第2の押圧面21と隣接す
ると共に、前記内向する側壁17a,18aとを
連結して、プローブ本体14における切欠溝16
の底面16aを押圧する第3の押圧面22とから
成つている。この支持体15は可撓性を有する部
材から成ると共に、前記第2の押圧面21には目
盛り23が付されている。
以上のように構成された穿刺用超音波プローブ
の作用について第5図をも参照に加えて説明す
る。第5図は穿刺用超音波プローブの組み立て斜
視図である。ここで、穿刺用超音波プローブの組
み立てについて説明すると、先ずカバー9内にプ
ローブ本体14を収納する。次に、プローブ本体
14における身体当接面14a側より支持体15
を装着する。この際、身体当接面14aの周壁に
カバー9を介して枠体17,18を装着しようと
すると、第2、第3の押圧面19,20,21を
プローブ本体14における切欠溝16より挿入す
ることができないため、支持体15をそのままの
形状で装着することは不可能である。ところが、
支持体15は可撓性材料より形成されているた
め、身体当接面14aの周壁にカバー9を介して
枠体17,18を装着する際に、前記第2、第3
の押圧面19,20,21を上方に反らせておけ
ばよい。そして、枠体17,18を、第4の押圧
面22がプローブ本体14における切欠溝の底面
16aに当接するまで押し込み、枠体17,18
の端部と身体当接面14aとを面一とする。その
後、前記第2、第3の押圧面19,20,21へ
の反力を解除すれば、第5図に示すように容易に
組み立てることができる。第5図に示す穿刺用超
音波プローブにおいては、穿刺孔8に対して、一
対の第1の押圧面19,20、第2の押圧21、
第3の押圧面22によつてカバー9が確実に密着
され、かつ、一対の第1の押圧面、第2の押圧面
の成す形状によつて、前記穿刺孔8と相似した穿
刺用ガイド24を確保することができる。この穿
刺用ガイド24は、前記一対の第1の押圧面1
9,20、第2の押圧面21によつてカバー9と
完全に分離されるため、穿刺用ガイド24内にカ
バー9のたわみ、しわは生ずることなく穿刺を障
害なく行うことができる。又、穿刺針を用いての
穿刺にあたつてカバー9が破損される恐れがない
ため、破損部より血液等が流れ込んでプローブ本
体14を汚染する恐れは全くない。又、支持体1
5が可撓性材で形成したため、支持体15の脱着
の際身体当接面14aにおける音響レンズを損傷
する恐れもない。さらに、第2の押圧面21に
は、穿刺針挿入の際の目安となる角度表示たる目
盛23が付されているため、穿刺針の挿入設定が
容易となつている。
本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形例を包含
することは言うまでもない。例えば、前記実施例
における第3の押圧面22を削除しても本発明の
目的は十分達成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によると、プロ
ーブ本体における穿刺孔に対してカバーを確実に
密着保持できるため、穿刺を障害なく行うことが
できる。又、穿刺にあたつてプローブ本体の汚染
を確実に防止することができる。さらに、カバー
交換の際の身体当接面における音響レンズの損傷
も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の穿刺用プローブ本体の概略斜視
図、第2図は従来の穿刺型超音波プローブ用アダ
プタを説明するための概略斜視図、第3図、第4
図は本発明の一実施例である穿刺用超音波プロー
ブを構成するプローブ本体、支持体の概略斜視
図、第5図は本発明の一実施例である穿刺用超音
波プローブの組み立て斜視図である。 6,6……一対の内側面、7……背面、8……
穿刺孔、9……カバー、14……プローブ本体、
14a……身体当接面、15……支持体、16…
…切欠溝、16a……切欠溝の底面、17,18
……枠体、17a,18a……内向する側壁、1
9,20……一対の第1の押圧面、21……第2
の押圧面、23……目盛り。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略直方形状の身体当接面を短手方向に沿つて
    2分する切欠溝並びに該切欠溝の対向する2辺の
    一部を狭部として所定角度で上方に開口する一対
    の内側面及び該内側面に隣接する背面で構成され
    る穿刺用ガイドを有するプローブ本体と、プロー
    ブ本体を収納する滅菌袋と、前記2分された身体
    当接面周壁に滅菌袋を介して装着されるように並
    列配置された2つの枠体及び該2つの枠体の内向
    する側壁を延長して前記内側面に滅菌袋を押圧す
    る一対の第1の押圧面及び該一対の押圧面に隣接
    し前記背面に滅菌袋を押圧する第2の押圧面を可
    撓性材より形成して成る支持体とを有することを
    特徴とする穿刺用超音波プローブ。 2 前記支持体は第2の押圧面に目盛りを付した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    穿刺用超音波プローブ。
JP57166588A 1982-09-27 1982-09-27 穿刺用超音波プロ−ブ Granted JPS5957645A (ja)

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JP57166588A JPS5957645A (ja) 1982-09-27 1982-09-27 穿刺用超音波プロ−ブ

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JP57166588A JPS5957645A (ja) 1982-09-27 1982-09-27 穿刺用超音波プロ−ブ

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JPS5957645A JPS5957645A (ja) 1984-04-03
JPH0329412B2 true JPH0329412B2 (ja) 1991-04-24

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ID=15834058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57166588A Granted JPS5957645A (ja) 1982-09-27 1982-09-27 穿刺用超音波プロ−ブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2059174B1 (en) * 2006-08-24 2011-03-16 Ultrasound Ventures, Llc Sterile cover and needle guide for an imaging device

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JPS5957645A (ja) 1984-04-03

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