JPH0329329Y2 - - Google Patents

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JPH0329329Y2
JPH0329329Y2 JP17792886U JP17792886U JPH0329329Y2 JP H0329329 Y2 JPH0329329 Y2 JP H0329329Y2 JP 17792886 U JP17792886 U JP 17792886U JP 17792886 U JP17792886 U JP 17792886U JP H0329329 Y2 JPH0329329 Y2 JP H0329329Y2
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plating
propeller
composite
composite material
plating tank
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は、無機又は有機粒子等の複合材をめつ
き皮膜中に共析させる複合めつきにいる複合めつ
き装置に関する。 従来の技術 従来、無機又は有機粒子等の複合材をめつき皮
膜中に共析させる複合めつきにおいては、めつき
液中に複合材を均一に分散し、めつき皮膜中に複
合材を均一に共析させる目的でめつき液の撹拌を
行なうため、めつき液中に浸漬したプロペラの回
転により撹拌を行なうプロペラ撹拌方式のめつき
装置、又はめつき槽底部に設置した吹出しパイプ
の吹出し孔から空気或いはめつき液をポンプの作
動でめつき液中に吹出させることにより撹拌を行
なうポンプ撹拌方式のめつき装置が一般に使用さ
れている。 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前者のプロペラ撹拌方式による
めつき装置ではめつき液が渦巻状となるため、め
つき液中に空気が混入し易いと共に、渦巻によつ
て液に流れ方向性が生じるので、めつき液が均一
に撹拌されず、めつき液中に複合材が均一に分散
されない。このため、このタイプのめつき装置で
はめつき液中の複合材の分散量及びめつき皮膜中
の複合材共析量が低下する上、被めつき物自体の
うちで場所により複合材の共析量にばらつきが生
じたり、めつき外観にめつき液の流れに対応した
模様が生じたり、また多数の被めつき物を同時に
めつきすると被めつき物間で複合材の共析量にば
らつきが生じるなどの問題が起こる。 また、後者のポンプ撹拌方式によるめつき装置
では、分散微粒子によるポンプ内の摩耗の問題が
生じ、特に泡をかまないマグネツトポンプ等を使
用するとポンプのプロペラ及びケーシングが摩耗
し、撹拌能力が低下するという問題がある。 本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、プ
ロペラ撹拌方式の複合めつき装置において、めつ
き液中に空気が混入しにくく、かつ渦を小なくす
ることができると共に、めつき液を均一に撹拌す
ることができ、このためめつき皮膜中の複合材共
析量を増大させ、かつむらのない均一で安定な複
合めつき皮膜を与えることができる複合めつき装
置を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 即ち、本考案は上記目的を達成するため、内部
に複合材を分散した複合めつき液が収容される四
角箱形めつき槽の底壁上に互いに対向する一方の
側壁間中央部に存して該一方の側壁と平行方向に
連続する山形の流れ制御体を設けると共に、上記
めつき槽の互いに対向する他方の側壁間に上端が
めつき液上方に突出し、下端がめつき槽の底壁と
所定間隔離間し、かつ上部にめつき液が通過する
スリツト窓が穿設された一対の四角仕切板をそれ
ぞれめつき槽の上記一方の両端壁とそれぞれ所定
間隔離間させて対向状態で配設することにより上
記一対の仕切板と上記一方の両側壁との間に一対
のプロペラ室をそれぞれ形成し、これら両プロペ
ラ室内にめつき液を撹拌する回転プロペラを配置
してなることを特徴とする複合めつき装置を提供
する。 作 用 本考案のめつき装置は、上述した構成としたこ
とにより、プロペラを回転することによりプロペ
ラ室内のめつき液が仕切板とめつき槽底壁との間
を通つて被めつき物を配置する両仕切板間に流
れ、更に山形の流れ制御体に沿つて上昇するた
め、両仕切板間のめつき液は下方から上方に向う
流れが形成され、これによりこの仕初板間のめつ
き液が均一に撹拌されて複合材が均一に分散され
る。また、上昇しためつき液流は仕切板のスリツ
ト窓を通つてプロペラ室内に入り、以下同様の流
動状態が反復されるが、このようにめつき液流を
スリツト窓を通過させるようにしたので、めつき
液流動時にめつき液中に空気が混入しにくいと共
に、仕切板によつて渦が少なくなり、安定な撹拌
が行なわれるものである。 次に実施例を示し、本考案を具体的に説明する
が、本考案は下記実施例に限定されるものではな
い。 実施例 第1,2図は本考案の一実施例に係る複合めつ
き装置を示す。 図中1は内部に複合材を分散した複合めつき液
2が収容された四角箱形のめつき槽で、このめつ
き槽1の図面左右方向両下側隅部には内方に下降
傾斜する一対のテーパ壁部1a,1aがそれぞれ
底壁1bと両縦側側壁1c,1cを連結する如く
連続して形成されていると共に、底壁1b上には
その互いに対向する横側側壁1d,1d間中央部
に存して横側側壁1d,1dと平行方向に連続す
る三角山形の流れ制御体3が配設、固定されてい
る。また、めつき槽1の両縦側側壁1c,1c間
には、上端の高さがめつき槽1の上端の高さと等
しく、かつ下端がめつき槽1の底壁1bと所定間
隔離間すると共に、上部に横側側壁1d,1dと
平行方向に連続してめつき液が通過し得る長四角
形のスリツト窓4,4が穿設された一対の四角形
の仕切板5,5がめつき槽1の両横側側壁1d,
1dと所定間隔離間して対向状態で配設、固定さ
れ、これにより上記両仕切板5,5と両横側側壁
1d,1dとの間に一対のプロペラ室6,6が形
成されている。更に、これら両プロペラ室6,6
内には、モータ(図示せず)の回転により回転す
る回転軸7の先端部にプロペラ8が取付けられて
なる一対の撹拌機9,9がそのプロペラ8を上記
仕切板5,5の下端部側方に位置させるようにそ
れぞれ配設されている。 ここで、上記テーパ壁部1aと底壁1bとの角
度は100〜160度、特に120〜140度とすることが好
ましい。また、三角山形の流れ制御体3は両側面
を内方にやや湾曲させた凹状としてもよく、完全
な三角柱状に形成してもよいが、横断面の底辺を
20〜100mm、高さを10〜50mmとすることが好適で
ある。更に、スリツト窓4上端からめつき液2の
液面までの間隔は20〜50mm、スリツト窓4のスリ
ツト高さは10〜20mmとすることが好ましい。ま
た、仕切板下端とめつき槽底壁との間隔は10〜50
mm、プロペラ8は底壁1bより5〜100mm、特に
20〜30mm高い位置に配置することが望ましく、プ
ロペラ回転数は300〜800rpmとすることが好適で
ある。 上記めつき装置を用いて複合めつきを行なう場
合、両仕切板5,5間のめつき液中に被めつき物
を配置すると共に、モータの回転によつて両プロ
ペラ8,8を回転させた状態でめつきを行なうも
のである。これにより、第1図中矢印で示したよ
うにプロペラ室6内めつき液は仕切板5とめつき
槽1の底壁1bとの間隙を通つて両仕切板5,5
間に流出するが、底壁1bの中央部には山形の流
れ制御体3が設けられているので、めつき液はこ
の制御体3の側部に沿つて上昇し、これにより両
仕切板5,5間のめつき液中に下方から上方に向
かう流れが形成される。次いで、この流れは仕切
板5のスリツト窓4を通つてプロペラ室6内に流
入し、以下同様の流動状態が連続的に繰り返され
るものである。 従つて、上記装置においては、めつき槽1内両
側部にプロペラ8,8を配置したプロペラ室6,
6を設け、プロペラ8,8を回転させることによ
りプロペラ室6,6内のめつき液を仕切板5とめ
つき槽底壁1bとの間を通してめつき槽1の中央
部に流出させると共に、この流れを制御体3の作
用で上昇させるようにしたので、被めつき物が配
置された両仕切板5,5間のめつき液中には良好
な上昇流が形成され、この部分のめつき液が均一
に撹拌される。また、上端がめつき液上方に突出
し、下端がめつき槽底壁1bと所定間隔離間する
仕切板5,5をめつき槽1の縦側側壁1c,1c
間に設けたことによりプロペラによる渦を小さく
することができると共に、この仕切板5,5にス
リツト窓4,4を形成し、このスリツト窓4,4
を通してめつき液を流動させるようにしたので空
気がめつき液中に混入することを良好に防止でき
る。それ故、本装置においてはめつき液中の複合
材分散量を増大し、かつこの複合材を均一に分散
させることができ、このため本装置によれば複合
材共析量が増大し、かつ複合材がばらつきなく均
一、安定に共析されためつき皮膜を得ることがで
きる。 なお、上記実施例においては、1つのスリツト
窓4を仕切板5の幅方向に沿つて連続して穿設し
たが、仕切板5には小型のスリツト窓を複数個形
成するようにしてもよい。また、その他の構成に
ついても本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更して差支えない。 次に実験例により本考案の効果を具体的に示
す。 実験例 第1,2図に示したものと同様のめつき装置を
用いて下記(1)及び(2)の複合めつきを行ない、めつ
き皮膜中の複合材共析量及びめつき液中の複合材
分散量を側定した。この場合、めつき槽1として
は横300mm、縦150mm、高さ250mmのものを用いた。
また、仕切壁5とめつき槽底壁1bとの間隔は30
mmとし、スリツト窓4は液面より50mm下方にスリ
ツト幅10mm、長さ150mmのものを形成した。更に、
プロペラ室6の幅(めつき槽側壁1dと仕切壁5
との間隔)は50mm、プロペラ径はφ30mm、プロペ
ラ回転数は無段変速、山形流れ制御体3は裾幅50
mm、高さ30mmとした。 なお、測定は第3図中A〜Eに示す箇所におい
てそれぞれ行なつた。また、比較のため制御体3
及び仕切板5を設けない以外は同様の装置を用い
て同じく測定を行なつた。結果を第1,2表に示
す。 (1) 6μm径のSiC微粒子100g/をワツトニツケ
ルめつき液に入れて上記方法でプロペラ回転数
500rpmにおいて撹拌を行なつた場合のめつき
液中の複合材分散量及び同撹拌条件下において
陰極電流密度4A/dm2で電気めつきを行なつ
た場合の共析量を測定した(第1表)。
【表】 装置を用いた場合の結果を示す。
(2) 1μm径のポリテトラフルオロエチレン微粒子
100g/をワツトニツケルめつき液に入れて
上記方法でプロペラ回転数500rpmにおいて撹
拌を行なつた場合のめつき液中の複合材分散量
及び同撹拌条件下において陰極電流密度4A/
dm2で電気めつきを行なつた場合の共析量を測
定した(第2表)。
【表】 発明の効果 以上説明したように、本考案に係るめつき装置
は、めつき液中の複合材分散量を増大させること
ができると共に、めつき液中に複合材を均一に分
散させることができるものであり、複合材共析量
が多く、かつ複合材が均一、安定に共析しためつ
き皮膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面断面図、
第2図は同例の第1図−線に沿つた側面断面
図、第3図は同例の実験例における測定箇所を示
す正面断面図である。 1…めつき槽、2…めつき液、3…流れ制御
体、4…スリツト窓、5…仕切板、6…プロペラ
室、8…プロペラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に複合材を分散した複合めつき液が収容さ
    れる四角箱形めつき槽の底壁上に互いに対向する
    一方の側壁間中央部に存して該一方の側壁と平行
    方向に連続する山形の流れ制御体を設けると共
    に、上記めつき槽の互いに対向する他方の側壁間
    に上端がめつき液上方に突出し、下端がめつき槽
    の底壁と所定間隔離間し、かつ上部にめつき液が
    通過するスリツト窓が穿設された一対の四角仕切
    板をそれぞれめつき槽の上記一方の両側壁とそれ
    ぞれ所定間隔離間させて対向状態で配設すること
    により上記一対の仕切板と上記一方の両側壁との
    間に一対のプロペラ室をそれぞれ形成し、これら
    両プロペラ室内にめつき液を撹拌する回転プロペ
    ラを配置してなることを特徴とする複合めつき装
    置。
JP17792886U 1986-11-19 1986-11-19 Expired JPH0329329Y2 (ja)

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JPS6385667U JPS6385667U (ja) 1988-06-04
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JPH0819554B2 (ja) * 1989-02-21 1996-02-28 上村工業株式会社 複合めっき装置
JP2006257453A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nichiyo Engineering Kk 浸漬処理装置
JP6446708B2 (ja) * 2015-03-30 2019-01-09 株式会社 コーア めっき槽装置
JP6851522B1 (ja) * 2020-03-18 2021-03-31 株式会社大気社 表面処理設備

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JPS6385667U (ja) 1988-06-04

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