JPH03288508A - セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置 - Google Patents
セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置Info
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- JPH03288508A JPH03288508A JP2089882A JP8988290A JPH03288508A JP H03288508 A JPH03288508 A JP H03288508A JP 2089882 A JP2089882 A JP 2089882A JP 8988290 A JP8988290 A JP 8988290A JP H03288508 A JPH03288508 A JP H03288508A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/24—Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies
- B01D46/2403—Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies characterised by the physical shape or structure of the filtering element
- B01D46/2407—Filter candles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/66—Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter
- B01D46/79—Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter by liquid process
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野]
本発明は、ガス中のダストを除去するセラミックフィル
ター装置に関し、そのフィルターエレメントを再生する
方法および再生装置をも包含する。 この技術は、放射性廃棄物の焼却処理により発生する排
ガス中のダストを除去するセラミックフィルター装置に
関し、とくに有用である。 [従来の技術] 原子力発電所から発生する低レベルの放射性廃棄物のう
ち可燃性のものは、減容および安定化のために焼却処理
されている。 この焼却炉からの排ガスの処理は、二次
廃棄物の発生量を抑える観点から乾式で行ない、高性能
のセラミックフィルターを使用している。 現在実用し
ているセラミックフィルターの除染係数(DF)は10
”以上の高さで、フィルターエレメントの孔径もそれに
応じた細かさである。 セラミックフィルターの使用に伴うフィルターエレメン
トへのダスト付着により濾過差圧が上昇したときは、濾
過方向と逆の方向に高圧ガス(圧縮空気〉をパルス状に
流して、ダストを払い落す再生操作を行なう。 この圧
縮空気による逆洗は、運転停止後にすべてのエレメント
に対して行なうオフライン法か、または運転中に一部の
エレメントを対象とするオンライン法によって実施する
。 ところがこのような逆洗浄法では、フィルタエレメント
の表面に付着したダストしか除去できず、完全な再生は
望めない。 このため、長期にわたる使用で次第に除去
されないダストが蓄積し、使用不可能になる。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、セラミックフィルター装置のフィルタ
ーエレメントにダストが付着し濾過差圧が上昇したとき
、ダストを効果的に除去してほとんど初期状態にまで再
生する方法を提供すること、およびその再生方法を実施
できるセラミックフィルター装置を提供することにある
。 フィルターエレメントをフィルター装置からとり出
して再生する専用の再生装置を提供することも、本発明
の目的に含まれる。
ター装置に関し、そのフィルターエレメントを再生する
方法および再生装置をも包含する。 この技術は、放射性廃棄物の焼却処理により発生する排
ガス中のダストを除去するセラミックフィルター装置に
関し、とくに有用である。 [従来の技術] 原子力発電所から発生する低レベルの放射性廃棄物のう
ち可燃性のものは、減容および安定化のために焼却処理
されている。 この焼却炉からの排ガスの処理は、二次
廃棄物の発生量を抑える観点から乾式で行ない、高性能
のセラミックフィルターを使用している。 現在実用し
ているセラミックフィルターの除染係数(DF)は10
”以上の高さで、フィルターエレメントの孔径もそれに
応じた細かさである。 セラミックフィルターの使用に伴うフィルターエレメン
トへのダスト付着により濾過差圧が上昇したときは、濾
過方向と逆の方向に高圧ガス(圧縮空気〉をパルス状に
流して、ダストを払い落す再生操作を行なう。 この圧
縮空気による逆洗は、運転停止後にすべてのエレメント
に対して行なうオフライン法か、または運転中に一部の
エレメントを対象とするオンライン法によって実施する
。 ところがこのような逆洗浄法では、フィルタエレメント
の表面に付着したダストしか除去できず、完全な再生は
望めない。 このため、長期にわたる使用で次第に除去
されないダストが蓄積し、使用不可能になる。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、セラミックフィルター装置のフィルタ
ーエレメントにダストが付着し濾過差圧が上昇したとき
、ダストを効果的に除去してほとんど初期状態にまで再
生する方法を提供すること、およびその再生方法を実施
できるセラミックフィルター装置を提供することにある
。 フィルターエレメントをフィルター装置からとり出
して再生する専用の再生装置を提供することも、本発明
の目的に含まれる。
【課題を解決するための手段1
本発明を、フィルターエレメントの再生方法から先に説
明すると、その方法は、焼却炉からの排ガスをはじめと
する種々のプロセスカス中のダスト除去に使用するセラ
ミックフィルター装置のキャンドル型フィルターエレメ
ントを再生する方法であって、フィルター装置の濾過容
器内に装填したフィルターエレメントに対し、濾過容器
内で、または専用の洗浄容器に移して、濾過方向とは逆
の方向から洗浄水を通してエレメントを洗浄し、ついで
乾燥空気を通させてエレメントを乾燥させることからな
る。 乾燥空気を流通させる方向は任意であるが、実用上は洗
浄水の通水方向と同じ、つまり濾過方向と逆の方向が好
都合であり、効果も高い。 洗浄水の通水は、高圧で断続的に行なうと、洗浄効果が
高いうえに洗浄水が節約できて有利である。 たとえば
、2〜]O分おきに、0.1〜1゜OK!j/CIt−
Gの圧力をかけた水を濾過容器等に送る。 この操作を
2〜10回繰り返してエレメントを洗浄する。 乾燥用空気はなるべく清浄なものを、好ましくは乾燥し
て使用する。 空気の温度は常温でよいが、加熱空気を
使用すると乾燥時間を短縮できる。 上記のフィルターエレメント再生方法を実施できる本発
明のセラミックフィルター装置は、−例を第1図に示す
ように、ガスの入口(11)および出口(12)を有し
キャンドル型フィルターエレメント〈2〉を装填した濾
過容器(1)に対し、洗浄水を供給する手段たとえば水
タンク(3)および乾燥用空気を供給する手段たとえば
圧縮空気タンク(4)を付加してなり、洗浄水供給手段
および空気供給手段が、洗浄水および空気をフィルター
エレメントの濾過方向とは逆の方向から供給するように
配管してあり、濾過容器〈1)が、洗浄水入口(13)
に加えて、フィルターエレメントを通過した洗浄水と空
気を排出づるためのドレン抜き(14〉および排気管(
15)を備えている。 第1図において、符号(5)は乾燥用空気を加熱する場
合に使用する熱交換器であり、また(6)は、乾燥に使
用した空気に含まれることのあるダストを除去するため
の、口EPAフィルターである。 高温のガスを対象とする場合、濾過容器に耐火材のライ
ニングをすることが多く、この耐火物が水に耐えないも
のであるときは、フィルターエレメントを別に用意した
洗浄容器に移して再生すればよい。 このような場合に使用するフィルターエレメント再生装
置は、濾過容器に代えて、ヤはリドレン抜きおよび排気
管を有し、フィルターエレメントを収容する洗浄容器を
用いたほかは、上記のセラミックフィルター装置と同様
な構成をもつ。 すでに述べたように、セラミックフィルター装置、フィ
ルターエレメント再生装置とも、濾過容器または洗浄容
器に洗浄水に断続的な圧力を加えながら供給できること
が好ましい。 第1図に示した例で説明すれば、バルブ
(1A、1B、4A。 4B>を閉じ、バルブ(3A、3B、3C)を開いて、
圧縮空気タンク(4)からの圧縮空気により水タンク(
3)から洗浄水を押し出したのち、バルブ(3A、3B
>を閉じる。 水タンク(3)に水を注入し、バルブ(
3A、3B>を開ける、という操作を繰り返せば、洗浄
水を高圧で断続的に濾過容器(1)に通水できる。 【作 用】 本発明者らは、放射性廃棄物の焼却処理により発生する
排ガスの乾式処理において、セラミックフィルターの濾
過差圧の上昇の様相がダストの量だけでは決定されない
、という事実に気づき、とくに濾過差圧を上昇させ・や
すいダストは、塩素化合物を多く含むことを見出した。 そしてそのような塩素化合物は、はぼ全量が水溶性で
あることを知った。 焼却排ガス中の塩素化合物は、主
としてポリ塩化ビニルのような塩素含有物質の燃焼によ
り発生する塩素ガスや塩化水素が、廃棄物中に存在する
アルカリ金属やアルカリ土類金属、あるいはZnや3n
と結合して生成したものと考えられる。 これらの塩は
、セラミックフィルター内部の細孔にまで侵入し、そこ
に強く粘着して濾過差圧を上昇させるが、易水溶性であ
るから、水洗浄により容易に除去できる。 フィルターエレメントの水洗は、これを単に水に浸漬す
る方法と通水(逆洗)する方法とが考えられたが、実験
の結果、エレメント内部に浸透したダストをも除去する
には通水法のほうがすぐれていることがわかったので、
これを採用した。 通水は、前記したように断続的に圧力をかけて、すなわ
ちパルス状に行なうことが好ましい。 キャンドル型の
フィルターエレメントは、内部に水を注入することによ
り、濾過方向と逆の方向に水を通すことが可能であるが
、このような通水では、洗浄水はヘッドの差によって主
にエレメントの下部を通過してしまい、上部を通る水が
少くなって、完全な洗浄には大量の水と長い時間が必要
となる。 これに対し、洗浄水を高圧で通水するとヘッドの影響は
小さくなり、エレメント各部にほぼ均一に水を通すこと
ができる。 このような通水により、洗浄水の節約と逆
洗時間の短縮が図れる。
明すると、その方法は、焼却炉からの排ガスをはじめと
する種々のプロセスカス中のダスト除去に使用するセラ
ミックフィルター装置のキャンドル型フィルターエレメ
ントを再生する方法であって、フィルター装置の濾過容
器内に装填したフィルターエレメントに対し、濾過容器
内で、または専用の洗浄容器に移して、濾過方向とは逆
の方向から洗浄水を通してエレメントを洗浄し、ついで
乾燥空気を通させてエレメントを乾燥させることからな
る。 乾燥空気を流通させる方向は任意であるが、実用上は洗
浄水の通水方向と同じ、つまり濾過方向と逆の方向が好
都合であり、効果も高い。 洗浄水の通水は、高圧で断続的に行なうと、洗浄効果が
高いうえに洗浄水が節約できて有利である。 たとえば
、2〜]O分おきに、0.1〜1゜OK!j/CIt−
Gの圧力をかけた水を濾過容器等に送る。 この操作を
2〜10回繰り返してエレメントを洗浄する。 乾燥用空気はなるべく清浄なものを、好ましくは乾燥し
て使用する。 空気の温度は常温でよいが、加熱空気を
使用すると乾燥時間を短縮できる。 上記のフィルターエレメント再生方法を実施できる本発
明のセラミックフィルター装置は、−例を第1図に示す
ように、ガスの入口(11)および出口(12)を有し
キャンドル型フィルターエレメント〈2〉を装填した濾
過容器(1)に対し、洗浄水を供給する手段たとえば水
タンク(3)および乾燥用空気を供給する手段たとえば
圧縮空気タンク(4)を付加してなり、洗浄水供給手段
および空気供給手段が、洗浄水および空気をフィルター
エレメントの濾過方向とは逆の方向から供給するように
配管してあり、濾過容器〈1)が、洗浄水入口(13)
に加えて、フィルターエレメントを通過した洗浄水と空
気を排出づるためのドレン抜き(14〉および排気管(
15)を備えている。 第1図において、符号(5)は乾燥用空気を加熱する場
合に使用する熱交換器であり、また(6)は、乾燥に使
用した空気に含まれることのあるダストを除去するため
の、口EPAフィルターである。 高温のガスを対象とする場合、濾過容器に耐火材のライ
ニングをすることが多く、この耐火物が水に耐えないも
のであるときは、フィルターエレメントを別に用意した
洗浄容器に移して再生すればよい。 このような場合に使用するフィルターエレメント再生装
置は、濾過容器に代えて、ヤはリドレン抜きおよび排気
管を有し、フィルターエレメントを収容する洗浄容器を
用いたほかは、上記のセラミックフィルター装置と同様
な構成をもつ。 すでに述べたように、セラミックフィルター装置、フィ
ルターエレメント再生装置とも、濾過容器または洗浄容
器に洗浄水に断続的な圧力を加えながら供給できること
が好ましい。 第1図に示した例で説明すれば、バルブ
(1A、1B、4A。 4B>を閉じ、バルブ(3A、3B、3C)を開いて、
圧縮空気タンク(4)からの圧縮空気により水タンク(
3)から洗浄水を押し出したのち、バルブ(3A、3B
>を閉じる。 水タンク(3)に水を注入し、バルブ(
3A、3B>を開ける、という操作を繰り返せば、洗浄
水を高圧で断続的に濾過容器(1)に通水できる。 【作 用】 本発明者らは、放射性廃棄物の焼却処理により発生する
排ガスの乾式処理において、セラミックフィルターの濾
過差圧の上昇の様相がダストの量だけでは決定されない
、という事実に気づき、とくに濾過差圧を上昇させ・や
すいダストは、塩素化合物を多く含むことを見出した。 そしてそのような塩素化合物は、はぼ全量が水溶性で
あることを知った。 焼却排ガス中の塩素化合物は、主
としてポリ塩化ビニルのような塩素含有物質の燃焼によ
り発生する塩素ガスや塩化水素が、廃棄物中に存在する
アルカリ金属やアルカリ土類金属、あるいはZnや3n
と結合して生成したものと考えられる。 これらの塩は
、セラミックフィルター内部の細孔にまで侵入し、そこ
に強く粘着して濾過差圧を上昇させるが、易水溶性であ
るから、水洗浄により容易に除去できる。 フィルターエレメントの水洗は、これを単に水に浸漬す
る方法と通水(逆洗)する方法とが考えられたが、実験
の結果、エレメント内部に浸透したダストをも除去する
には通水法のほうがすぐれていることがわかったので、
これを採用した。 通水は、前記したように断続的に圧力をかけて、すなわ
ちパルス状に行なうことが好ましい。 キャンドル型の
フィルターエレメントは、内部に水を注入することによ
り、濾過方向と逆の方向に水を通すことが可能であるが
、このような通水では、洗浄水はヘッドの差によって主
にエレメントの下部を通過してしまい、上部を通る水が
少くなって、完全な洗浄には大量の水と長い時間が必要
となる。 これに対し、洗浄水を高圧で通水するとヘッドの影響は
小さくなり、エレメント各部にほぼ均一に水を通すこと
ができる。 このような通水により、洗浄水の節約と逆
洗時間の短縮が図れる。
第1図に示す構成のセラミックフィルター装置を用意し
た。 これに使用したキャンドル型フィルターエレメン
トの濾過差圧は、初期において約100ag100aで
あった。 ポリ塩化ビニルを含む可燃性の廃棄物を焼却処理し、焼
却炉からの排ガス中のダストを、上記セラミックフィル
ター装置で除去した。 このとき、バルブ(IA、1B
>は開いていて、他のバルブは閉じている。 濾過処理を40時間行なった後に、バルブ(IA、1B
>を閉じバルブ(4B)を開くとともに、バルブ(4A
)を瞬間的に数回間いて、圧縮空気タンク(4)中の高
圧空気を濾過容器(1)にパルス状に送り、フィルター
エレメント(2〉に付着したダストを払い落とす、とい
う従来の再生方法を実施した。 上記の濾過処理と再生処理とを繰り返し、エレメントの
濾過差圧が使用限界(600mI口、O〉に達したとこ
ろで、下記のように本発明の再生方法を実施した。 バルブ(1A、1B、4A、4B>を閉状態に、バルブ
(3C〉を開状態にした。 水タンク(3)に15)I
の水を入れ、バルブ(3A〉を開いてタンク内の圧力を
1.OK!J/Cij・Gにした。 バルブ(3A〉を
閉じ、バルブ(3B)を開いて水タンク(3)中の水を
濾過容器(1)の上部空間に放出した。 放出された水
はフィルターエレメント(2)を満たし、約2秒間は加
圧状態でこれを通過したが、その後は自然落下した。
約1分間ですべての水がエレメントを通過した。 洗浄
廃水は、ドレン抜き(14〉から容器の外に抜き、別の
廃水タンク(図示してない〉に受けた。 バルブ(3B〉を閉じ、水を2分ごとに放出して、上記
の操作をさらに3回繰り返すことによって、エレメント
を逆洗した。 水による逆洗後、バルブ(1A、18.3A。 38.3C)を閉状態にし、バルブ(4A、4B>を開
状態にして、圧力10Kg/CIi・G以下の常温の圧
縮空気を、1本のエレメントにつき流量が3TrL3/
Hrとなるように、24時間通気してエレメントを乾燥
した。 濾過差圧の経時変化を第2図に示す。 第2図かられか
るとおり、40時間あきに実施した従来の再生方法では
、濾過差圧を完全に回復させることはできず、次第に差
圧が上昇する。 濾過差圧が装置の運転限界である60
07111020を超えたところ(617j*口20〉
で本発明の再生方法を実施した結果、差圧が初期の状態
に近い値118mH2Oまで回復した。 [発明の効果] 本発明の再生方法によれば、セラミックフィルター装置
のフィルターエレメントをほぼ初期の状態にまで再生で
きるので、エレメントの交換頻度を従来よりはるかに低
くできる。 これは、フィルター装置のランニングコス
トを低減させるばかりでなく、二次廃棄物の量を減少さ
せる。 従って本発明の再生方法は、放射性廃棄物の焼却処理に
より生じる排ガスの、乾式処理に適用したとき有用であ
る。 とくに、ポリ塩化ビニルなどの塩素含有物を焼却
した排ガスを処理する場合、効果的である。
た。 これに使用したキャンドル型フィルターエレメン
トの濾過差圧は、初期において約100ag100aで
あった。 ポリ塩化ビニルを含む可燃性の廃棄物を焼却処理し、焼
却炉からの排ガス中のダストを、上記セラミックフィル
ター装置で除去した。 このとき、バルブ(IA、1B
>は開いていて、他のバルブは閉じている。 濾過処理を40時間行なった後に、バルブ(IA、1B
>を閉じバルブ(4B)を開くとともに、バルブ(4A
)を瞬間的に数回間いて、圧縮空気タンク(4)中の高
圧空気を濾過容器(1)にパルス状に送り、フィルター
エレメント(2〉に付着したダストを払い落とす、とい
う従来の再生方法を実施した。 上記の濾過処理と再生処理とを繰り返し、エレメントの
濾過差圧が使用限界(600mI口、O〉に達したとこ
ろで、下記のように本発明の再生方法を実施した。 バルブ(1A、1B、4A、4B>を閉状態に、バルブ
(3C〉を開状態にした。 水タンク(3)に15)I
の水を入れ、バルブ(3A〉を開いてタンク内の圧力を
1.OK!J/Cij・Gにした。 バルブ(3A〉を
閉じ、バルブ(3B)を開いて水タンク(3)中の水を
濾過容器(1)の上部空間に放出した。 放出された水
はフィルターエレメント(2)を満たし、約2秒間は加
圧状態でこれを通過したが、その後は自然落下した。
約1分間ですべての水がエレメントを通過した。 洗浄
廃水は、ドレン抜き(14〉から容器の外に抜き、別の
廃水タンク(図示してない〉に受けた。 バルブ(3B〉を閉じ、水を2分ごとに放出して、上記
の操作をさらに3回繰り返すことによって、エレメント
を逆洗した。 水による逆洗後、バルブ(1A、18.3A。 38.3C)を閉状態にし、バルブ(4A、4B>を開
状態にして、圧力10Kg/CIi・G以下の常温の圧
縮空気を、1本のエレメントにつき流量が3TrL3/
Hrとなるように、24時間通気してエレメントを乾燥
した。 濾過差圧の経時変化を第2図に示す。 第2図かられか
るとおり、40時間あきに実施した従来の再生方法では
、濾過差圧を完全に回復させることはできず、次第に差
圧が上昇する。 濾過差圧が装置の運転限界である60
07111020を超えたところ(617j*口20〉
で本発明の再生方法を実施した結果、差圧が初期の状態
に近い値118mH2Oまで回復した。 [発明の効果] 本発明の再生方法によれば、セラミックフィルター装置
のフィルターエレメントをほぼ初期の状態にまで再生で
きるので、エレメントの交換頻度を従来よりはるかに低
くできる。 これは、フィルター装置のランニングコス
トを低減させるばかりでなく、二次廃棄物の量を減少さ
せる。 従って本発明の再生方法は、放射性廃棄物の焼却処理に
より生じる排ガスの、乾式処理に適用したとき有用であ
る。 とくに、ポリ塩化ビニルなどの塩素含有物を焼却
した排ガスを処理する場合、効果的である。
第1図は、本発明のセラミックフィルター装置の一例を
説明するkめのフローチャートである。 第2図は、本発明の実施例にあける、濾過差圧の経時変
化を示すグラフである。 1・・・濾過容器 1]・・・ガス入口 12 ・・・ガス出口14
−・・ドレン抜き 15・・・排気管2・・・フィ
ルターエレメント 3・・・洗浄水供給手段 4・・・空気供給手段
説明するkめのフローチャートである。 第2図は、本発明の実施例にあける、濾過差圧の経時変
化を示すグラフである。 1・・・濾過容器 1]・・・ガス入口 12 ・・・ガス出口14
−・・ドレン抜き 15・・・排気管2・・・フィ
ルターエレメント 3・・・洗浄水供給手段 4・・・空気供給手段
Claims (6)
- (1)ガス中のダストの除去に使用するセラミックフィ
ルター装置であつて、ガスの入口および出口を有しキャ
ンドル型フィルターエレメントを装填した濾過容器に対
し、洗浄水を供給する手段および乾燥用の空気を供給す
る手段を付加してなり、洗浄水供給手段および空気供給
手段が、洗浄水および空気をフィルターエレメントの濾
過方向とは逆の方向から供給するように配管してあり、
濾過容器が、フィルターエレメントを通過した洗浄水と
空気を排出するためのドレン抜きおよび排気管を備えて
いるセラミックフィルター装置。 - (2)洗浄水供給手段が、洗浄水に断続的な圧力を加え
ながら供給することのできるものである請求項1のセラ
ミックフィルター装置。 - (3)ガス中のダストの除去に使用するセラミックフィ
ルター装置のキャンドル型フィルターエレメントを再生
する方法であって、フィルター装置の濾過容器内に装填
したフィルターエレメントに対し、濾過容器内で、また
は専用の洗浄容器内に移して、濾過方向とは逆の方向か
ら洗浄水を通してエレメントを洗浄し、ついで乾燥用空
気を流通させてエレメントを乾燥させることからなるフ
ィルターエレメントの再生方法。 - (4)洗浄水の通水を、水に断続的な圧力を加えて実施
する請求項3の再生方法。 - (5)放射性廃棄物の焼却処理により生じた排ガス中の
ダストを除去するセラミックフィルター装置を対象とす
る請求項3または4の再生方法。 - (6)ガス中のダストの除去に使用するセラミックフィ
ルター装置のキャンドル型フィルターエレメントを再生
する装置であつて、再生すべきフィルターエレメントを
収容する洗浄容器、洗浄容器に洗浄水を断続的な圧力を
加えながら供給する手段、および洗浄容器に乾燥用空気
を供給する手段からなり、洗浄水供給手段および空気供
給手段が、洗浄水および空気をフィルターエレメントに
関しガスの流通方向とは逆の方向から供給するように配
管してあり、洗浄容器が、フィルターエレメントを通過
した洗浄水と空気を排出するためのドレン抜きおよび排
気管を備えているフィルターエレメント再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089882A JPH03288508A (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089882A JPH03288508A (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03288508A true JPH03288508A (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=13983136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2089882A Pending JPH03288508A (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03288508A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001083293A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | プリーツ式フィルタの洗浄方法 |
ES2200724A1 (es) * | 2003-10-29 | 2004-03-01 | Elcogas S A | Metodo para la limpieza quimica de velas ceramicas. |
JP2010521281A (ja) * | 2007-03-15 | 2010-06-24 | ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ | 金属繊維の濾過要素を含む濾過アセンブリー |
JP2013066832A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Ryuki Engineering:Kk | 集塵装置及び集塵装置の洗浄方法 |
WO2022129466A1 (en) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | Simatek A/S | Drying of filter elements in a filter system |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP2089882A patent/JPH03288508A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001083293A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | プリーツ式フィルタの洗浄方法 |
ES2200724A1 (es) * | 2003-10-29 | 2004-03-01 | Elcogas S A | Metodo para la limpieza quimica de velas ceramicas. |
JP2010521281A (ja) * | 2007-03-15 | 2010-06-24 | ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ | 金属繊維の濾過要素を含む濾過アセンブリー |
JP2013066832A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Ryuki Engineering:Kk | 集塵装置及び集塵装置の洗浄方法 |
WO2022129466A1 (en) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | Simatek A/S | Drying of filter elements in a filter system |
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