JPH03287164A - 水なし平版印刷版用染色液 - Google Patents

水なし平版印刷版用染色液

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JPH03287164A
JPH03287164A JP8777990A JP8777990A JPH03287164A JP H03287164 A JPH03287164 A JP H03287164A JP 8777990 A JP8777990 A JP 8777990A JP 8777990 A JP8777990 A JP 8777990A JP H03287164 A JPH03287164 A JP H03287164A
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printing plate
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dyeing liquid
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JP8777990A
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Katsura Hirai
桂 平井
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水なし平版印刷版用染色液に関するものであ
り、更に詳しくは安定な染色液が得られ、染色ムラがな
く、しかも汚れのない水なし平版印刷版用染色液に関す
る。
[発明の背景] 従来、湿し水不要の感光性平版印刷版(以下、必要に応
じ「版材料」という)としては、支持体上に順に感光層
及びインキ反撥層を塗設したものが知られている。この
版材料を露光・現像することにより湿し水不要の平版印
刷版(以下、必要に応し「印刷版」という)を得ること
ができる。
このよな版材料は、例えば特公昭55−22781号に
記載されている如く、感光層を水系現像液を用いて未露
光部(画像部)を溶解し、それに伴なって上層のシリコ
ーンゴム層が除去されるものと特公昭54−26923
号に記載されている如く、露光部(非画像部)を光接着
によって感光層と強固に接着させ、未露光部(画像部)
のシリコーンゴム層のみを膨潤させる有機溶剤によって
除去させるものとがある。
このようにして得られた平版印刷版は、露光部と未露光
部間の識別が十分でなく、所謂検版性が悪いという問題
がある。この問題を解決するために従来様々の技術が開
発されているが、例えば特開昭64−35547号公報
には、その実施例に水なし感光性平版印刷版を露光・現
像して得られた平版印刷版をベンジルアルコール、水、
ビクトリアピュアブルーBOH、ノニオン界面活性剤か
ら染色液を用いて染色する方法が開示されている。
しかしながら、この染色液で用いられているノニオン界
面活性剤としては、具体的にどのようなものであるか不
明であり、使用するノニオン界面活性剤によっては、染
色ムラや非画像部のシリコーン層や支持体裏面の汚れ、
更には自動現像機のゴムローラ等の汚れがあり好ましく
ない。
また特開昭63−280251号公報には、水なし感光
性平版印刷版の染色液として、ベンジルアルコール、水
、クリスタルバイオレット、特定のノニオン界面活性剤
のほう素化合物の溶液が記載されているが、染色濃度が
十分でない。
そこで、本発明者等は、前記のノニオン界面活性剤の問
題点を改良ずへく鋭意研究を続けた結果、意外にもある
種のノニオン界面活性剤を用いると前記の問題点を解決
することができることを見出し、本発明を完成するに至
った。
[発明の目的コ したがって、本発明の目的は、染色液における析出、成
敗が生じなく、画像部の染色濃度が高く、かつムラが生
しない、しかも非画像部のシリコーン層や支持体裏面の
汚れ、更には自動現像機のゴムローラ等の汚れが付着し
ない染色液を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の前記目的は、基板上にプライマー層、感光層及
びインキ反撥層を順次積層してなる水なし平版印刷版に
おける該プライマー層または感光層を染色する染色液で
あって、該染色液が水、20℃における水に対する溶解
度が10%以下の有機溶剤、染料及びHLB値が13.
0〜19.0で、かつ下記の(1)または(2)に示す
ノニオン界面活性剤の少なくとも一つを含むことを特徴
とする水なし平版印刷版用染色液によって遠戚された。
(1) R−0+ C)12G)10)n(CH2CH
20)m−HCH3 (2) (℃は1〜10の整数を表す、、)のいづれかを表す。
またn、mは0〜300の整数であり、同時にOではな
い。] 以下に、本発明の構成について、更に具体的に説明する
本発明では、水なし平版印刷版の染色液中に前記の(1
)または(2)で表されるノニオン界面活性剤を含有さ
せることにより前述の如き良好な染色液が得られる。
前記(1)または(2)で表されるノニオン界面活性剤
において、R,Rr 、R2、R3によって表されるア
ルキル基としては、例えばCH3、C13CH2、C1
h (CL) 2、CH3(C1b) 3、CH3(C
H2) 4、[式中、R,R,、R2、R3はそれぞれ
水素原CIL+ (CI+2) 7、CI(3(CH2
)II、CH3(CH2) 9、CH3(CH2)+、
+、Cth (CH2) + 3、C1−13(C1h
) +s、CH3(CH2)+7、(:)13 (CH
2) +9、子、アルキル基、アリール基、アラルキル
基、アC)Is (CH2) 21、C1(3(II:
I2) 23等の炭素数1〜25の直鎖または分枝のア
ルキル基が好ましい。
アリール基としては、例えば、フェニル基、等の単環ま
たは2環のアリール基およびこれらに直鎖または分校の
アルキル基で置換基を有するものが含まれる。
またアルケニル基またはアルキニル基としては、例えば
C)+2−CH(CH2) 7−1CH3C)I2CH
−CH(CH2) 7−5CH3(CI2) 5CH−
CH−1CH3(CH2) 7Cfl−CH−1C旧(
CH2) 5Cll (O)I) C1hCIhCH−
OH(082) 7−1CH3(C)+2)IQCH−
CH(C1(2)4−1CI(3(CI(2) 5cl
(−fJl (C)12) a−1CH3(CH2) 
4C1(−C)ICLCt(−C)I (CL) 7−
1CH,ICH2CH−CHCH2GH−CHCH2C
H−CH(CH2) 7−1CH3(Cth) 3(1
:H−CH) 3 (C)+217−1CH3(CH2
)a(CH−CH) 3(CH2) 4Go(CI2)
2−1CH3(II:I2) 7C三G (CL) ?
−1CH3(CH2) *CH−OH(CH2) 7−
1等の炭素数9〜24のものが挙げられる。
またアラルキル基としては、 等の、アルキル基にアリル基が付加した構造を有するも
のが挙げられる。
また前記(1)または(2)において、n、mの値は1
〜100が好ましく、特に好ましくは1〜50である。
更にn・mは1:10〜10:1が好ましい。
本発明に用いられる(1)または(2)で表されるノニ
オン界面活性剤の好ましい具体例は、以下に示されるが
、これらに限定されるものではない。
例えばポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンベヘニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンオクチルフェニルエーテル、オキシエチレンオ
キシプロピレンブロックボリマージスチレン化フェノー
ルポリエチレンオキシド付加物、トリベンジルフェノー
ルポリエチレンオキシド付加物、オクチルフェノールポ
リオキシエヂレンポリオキシブロビレン付加物等。
これらのノニオン界面活性剤の具体的商品例としては、
日光ケミカルズ(株)製のニラコール、花王(株)製の
エマルケン等が挙げられる。
これらのノニオン界面活性剤の添加量は、0.2重量%
〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%であ
る。
前記のノニオン界面活性剤は、1つ又はそれ以上を混合
して用いることができ、また他の界面活性剤と併用して
用いることもてきる。
前記の例示されたノニオン界面活性剤は、HLB値が1
3.0〜19.0の範囲にあり、これにより非画像部の
シリコーン層や支持体の裏面、更には自動現像機のゴム
ローラ等の汚れが抑えられる。
また染料または有機溶剤の溶解性を向上させるため他の
界面活性剤、有機溶剤を添加することもできる。
本発明に用いられる染料としては、ジフェニルメタン系
、トリフェニルメタン系、アクリジン系、チアジン系、
アジン系、オキサジン系、フェナジン系、キサンチン系
、アントラキノン系、イミノナフトキノン系、アゾメチ
ン系等の色素があり、具体的には次のようなものがある
ブリリアントグリーン、エオシン、エチルバイオレット
、エリスロシンB、メチルグリーン、クリスタルバイオ
レット、ペイシックツクシン、フェノールフタレイン、
1.3−ジフェニルトリアジン、アリザリンレットS、
チモールフタレイン、メチルバイオレット2B、キナル
ジンレット、ローズベンガル、メタニルイエロー、チモ
ールスルホフタレイン、キシレノールブルー、メチルオ
レンジ、オレンジIv、ジフェニルチオカルバゾン、2
.7−シクロロフルオロセイン、パラメチルレット、コ
ンゴーレッド、ベンゾブルーリン4B、 α−ナフチル
レッド、ナインブルー2B、ナイルブルーA1フエナセ
タリン、メチルバイオレットマラカイトグリーン、パラ
ツクシン、オイルブルー#603 (オリエント化学工
業社製)、1 2 オイルピンク#312(オリエント化学工業社製)、オ
イルレッド5B(オリエント化学工業社製)、オイルブ
ルーレット#308(オリエント化学工業社製)、オイ
ルレッドOG(オリエント化学工業社製)、オイルレッ
ドRR(オリエント化学工業社製)、オイルグリーン#
502(オリエント化学工業社製)、スピロアシッドB
EHスペシャル(保土ケ谷化学工業社製)、ビクトリア
ピュアーブルーBOH(保土ケ谷化学工業社製)、パテ
ントピュアーブルー(住友三国化学工業社製)、スーダ
ンブルーII(BASF社製)、m−クレゾールパープ
ル、クレゾールレッド、ローダミンB、ローダミン6G
、ファーストアシッドバイオレットR、スルホローダミ
ンB、オークよン、4−p−ジエチルアくノフェニルイ
ミノナフトキノン、2−カルボキシアニリノ−4−p−
ジエチルアミノフェニルイくノナフトキノン、2−カル
ボステアリルア主ノー4−p−ジヒドロオキシエチルー
アミノーフエニルイよノナフトキノン、p−メトキシベ
ンゾイル−p −ジエチルアミノ−〇 メチルフェニル
イよノアセトアニリド、シアノ−p−ジエチルアミノフ
ェニルイくノアセトアニリド、1−フェニル−3−メチ
ル−4−p−ジエチルアミノフェニルイくノー5〜ピラ
ゾロン、1−β−ナフチル−4−p−ジェヂルアミノフ
ェニルイミノ−5−ピラゾロン、塩基性染料の対アニオ
ンがスルホン酸基を有する染料等。
これらのうち、トリフェニルメタン系、キサンチン系、
オキサジン系、チアジン系、モノアゾ系、キノンイ≧F
系の染料が好ましく、特に好ましくはトリフェニルメタ
ン系の染料である。
本発明に用いる染料の添加量は、染料液に対して0.1
重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜3重量%
である。
これらの染料は、1つ又は2つ以上を混合して用いるこ
とができる。
20℃における水に対する溶解度が10重量%以下の有
機溶剤としては、例えば、ジイソブチルケトン、アセト
フェノン、イソホロン、コハク酸ジエチル、安息香酸メ
チル、蓚酸ジエチル、フタル酸ジメチル、酢酸イソブチ
ル、安息香酸ベンジル、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エ
チレングリコールベンジルエーテル、ジエチレングリコ
ールジ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ
アセテート、n−アミルアルコール、ベンジルアルコー
ル、シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、N−ベン
ジルエタノールアミン、アニシルアルコール、ジメチル
ベンジルカルピトール、2−N−エチルアニリノエタノ
ール、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、N
−フェニルエタノ−ルアくン等が挙げられる。
これらの中でもエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、エチレングリコールベンジルエーテル、ベンジルア
ルコール、シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、N
−ベンジルエタノールアミン、アニシルアルコール、ジ
メチルベンジルカルピトール、2−N−エチルアニリノ
エタノール、プロピレングリコールモノフェニルエーテ
ル、N−フェニルエタノールアミンが特に有効である。
本発明に用いられる有機溶剤の使用量は、1重量%〜1
0重量%、好ましくは2重量%〜6重量%が好ましい。
本発明に用いられる有機溶剤1つまたは2つ以上を混合
して用いることができる。
また本発明では、支持体に感光層を被覆する前に、感光
層と支持体との十分な接着性を得るために、支持体にプ
ライマー層を設ける。
該プライマー層には例えポリエステル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂
、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重合
体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアクリロニトリルブタジェン、ポリ酢酸
ビニル等が挙げられる。
また上記プライマー層を構成するアンカー剤としては、
例えばシランカップリング剤、有機チタネート等も有効
である。
本発明の平版印刷版用染色液に用いられるため5 6 のインキ反撥層としては、弗素樹脂またはシリコーンゴ
ム等が用いられる。
本発明の染色液によって染色される感光層は、ポジ型感
光性組成物またはネガ型感光性組成物のいづれをも含有
することができるが、このポジ型感光性組成物としては
、オルトキノンジアジド基を含む高分子化合物が主とし
て用いられるが、ここでオルトキノンジアジド基を含む
高分子化合物とは、オルトキノンジアジド基を含む化合
物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物の場合又はオル
トキノンジアジド基を含む化合物とアルカリ可溶性樹脂
との混合物である場合のいづれか又は両方からなる意味
に用いられる。
本発明に用いられるネガ型感光性物質は、種々のものが
あるが、例えば下記のものが挙げられる。
(1)ジアゾ樹脂を含む感光性組成物 (1 (2)重合体の主鎖又は側鎖に−G−に)I−C−基を
有する高分子化合物を含む感光性組成物 (3)付加重合性不飽和化合物からなる光重合性組成物 (4)アジド基を含む感光性組成物 [実施例コ 以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れらに限定されるものではない。
実施例1 [アルミニウム板aの製造] 厚さ0.2mmのアルくニウム板を3%水酸化ナトリウ
ム水溶液に浸漬して脱脂し、水洗した後、塩酸濃度1%
及びホウ酸濃度1%の水溶液中において、温度25℃で
3A/dm2の条件で5分間電解エツチングを行い、水
洗後、40%硫酸水溶液中において温度30℃で1.5
A/dm2の条件で2分間陽極酸化を行い、水洗し、1
%メタケイ酸ナトリウム水溶液に温度85℃で37秒間
浸漬し、更に温度90℃の水(pH8,5)に25秒間
浸漬し、水洗、乾燥してアルミニウム板aを得た。
次に、以下に示すプライマー組成物を塗布し、85℃で
3分間乾燥した後、3KW超高圧水銀灯を用いて100
0  mJ 7cm2の全面露光を行った。更に100
℃で4分間乾燥して厚さ0.8μmのプライマー層を形
成した。
[プライマー層組成物コ (1)ジアゾ樹脂−18重量部 (2)2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メタクリ
ル酸メチルのモル比が34/66の共重合樹脂−192
重量部 (3)メチルセロソルブ    900重量部上述のプ
ライマー層上に下記の組成の感光性組成物1を塗布し、
100℃で2分間乾燥して厚さ0.5μmの感光層を形
成した。
[感光性組成物] (1)ジアゾ樹脂−140重量部 (2)2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−(4
−ヒドロキシフェニル)メタアクリルアミド、アクリル
酸のモル比が50747/3の共重合体       
       50重量部(3)ビクトリアピュアブル
ーBOH (保土ケ谷化学(株)製染料)1重量部(4)メチルセ
ロソルブ    900重量部ジアゾ樹脂−1の合成 なお、ジアゾ樹脂−1は以下のようにして合成した。
p−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩14.5g(50ミ
リモル)を氷冷下で40.9 gの濃硫酸に溶解した。
この反応液に1.35(45ミリモル)のバラホルムア
ルデヒドをゆっくり反応温度が10℃を超えないように
添加した。
この反応混合物を氷冷下、500m1のエタノールに滴
下し、生じた沈殿を濾過した。エタノールで洗浄後、こ
の沈殿物を100m1の純粋に溶解し、この液に6.8
gの塩化亜鉛を溶解した冷tlA*水溶液を加えた。生
じた沈殿を濾過した後、エタノールで洗浄し、これを1
50m1純水に溶解した。この液に8gのへキサフルオ
ロリン酸アンモニウムを溶解した冷濃厚水溶液を加えた
。生じた沈殿を濾取し、水洗した後、乾燥してジアゾ樹
脂1を得た。
9 0 ついで、上記の感光層上に下記のシリコーンゴム組成物
を乾燥重量で2.0g/m2になるように塗布し、90
℃で10分間乾燥し、湿し水不要の平版印刷版材料を得
た。
[シリコーンゴム層組成物] 両末端に水酸基を有するジメチルポリシロキサン(分子
量52,000)     100重量部トリアセトキ
シメチルシラン   10重量部ジブチル錫ラウレート
      0.8重量部アイソパーG(エッソ化学製
)  900重量部上記版材料の上面にポジフィルムを
真空密着させた後、光源としてメタルハライドランプを
用いて露光した。
次に第1図に示す現像液5及び染色液6を有する処理装
置を用いて現像及び染色を行った。現像部のブラシロー
ル1.2の外径はそれぞれ80mm、100mm、また
ブラシ毛の径はそれぞれ太さ2.0mm 、 1.5m
m 、毛足の長さはいづれも15mmとした。またブラ
シ毛にはナイロン6・12を使用した。ブラシロール1
.2の回転周速は、いづれも120 m/minとなる
ように回転数を調整して処理した。このとき現像時間は
60秒、染色時間は60秒とした。
現像液5は、コニカ社製ポジps版用現像液5DR−1
を水で6倍に稀釈したものを27℃に温調して使用した
染色液6には、以下の組成物を用いた。
染色液組成 りリスタルバイオレット     1重量部ベンジルア
ルコール      4.5重量部ノニオン界面活性剤
(ポリオキシエチレンラウリルエーテル HL B :
 17.0)  2重量部水            
  100重量部以上の処理装置を用いて20版処理す
ることにより画像部のシリコーンゴム層及び感光層が除
去され露出したプライマー層が染色されたものが得られ
た。いづれも染色液には沈殿や凝縮物が見られず、また
非画像部のシリコーンゴム層や印刷版裏面に汚れは発生
しなかった。画像部の染色性も良好であり、ベタ部での
濃度ムラは認められなかった。非画像部との濃度差は、
0.65であった。
実施例2 実施例1で現像液を水に変更した以外は、全く同様の処
理を行った。画像部のシリコーンゴム層が除去され、露
出した感光層部分が染色された。
非画像部との濃度差は1.02であった。他の結果も実
施例1と同様に良好であった。
実施例3 プライマー層を以下のような方法で作製した以外は、実
施例1と同様にして印刷版材料を作製した。
通常の方法で脱脂したスチーズアルく板上に下記組成の
プライマー層を硬化後の膜厚が4.0μmになるように
塗布し乾燥した後、高圧水銀ランプ(出力80W/cm
)露光して硬化させた。
この硬化時間は乾燥時間も含めて60秒であり、従来の
加熱乾燥(通常5分)に比べ、短縮された。
[プライマー層組成物] リポキシ5P−1509(昭和高分子社製、ビスフェノ
ールA系エポキシアクリレート)100重量部 トリメチロールプロパントリエトキシ トリアクリレート        80重量部2.4−
ジエチルチオキサントン  4重量部p−ジメチルアミ
ノ安息香酸エチルエステル4重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル600重量部 上記プライマー層上に、下記の感光性組成物を乾燥重量
で0.2μmになるように塗布し120℃で35秒間乾
燥して感光層を形成した。
更に、実施例1と全く同様の方法で露光、処理を行った
。結果も実施例1と同様に良好であった。染色による濃
度差は062であった。
実施例4 東し社製ポジ型水なし平版TAPを露光後、東し社製現
像液HP−7Nを用いてパッドで版面上をこすると、画
像部シリコーン層が除去され現像が終了した。この印刷
版を実施例1で用いたもの3 4 と同じ染色液を用いて、第1図の処理装置の染色部に途
中から挿入して染色時間、20秒で処理した。得られた
結果は、実施例1と同様に良好で、染色による濃度差は
0.78であった。
実施例5〜20 本発明の試料No、5〜20と比較No、1〜11を第
1表のように染色液組成を変更した以外は、実施例1と
全く同様にして印刷版材料を作製した後、露光後、第1
表に示した染色液組成を用いて処理した。得られた結果
を第1表に示す。
第1表から明らかなように、比較例では染色濃度が低く
、沈殿が発生している。また印刷版の裏面や非画像部の
シリコーン層に汚れが付着していることがわかった。こ
れに対して本発明の試料では、このようなことがなく良
好に染色された印刷版が得られた。
[発明の効果コ 本発明は、染色液にノニオン界面活性剤を添加すること
により染色液における析出物や沈殿物の発生を抑制する
ことができ、また染色した印刷版の画像部の染色濃度を
高くすることができ、かつ染色ムラが生じない。更には
非画像部のシリコーン層や支持体裏面の汚れ、自動現像
機のゴムローラ等の部品の汚れのない染色液が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いられる現像部及び染色部を有す
る処理装置を示す断面図である。 1.2・・ブラシロール 3・・ローラ   4・・現像液シャワー5・・現像槽
中の現像液 6・・染色液   7・・ポンプ 8・・染色液シャワー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基板上にプライマー層、感光層及びインキ反撥層を順次
    積層してなる水なし平版印刷版における該プライマー層
    または感光層を染色する染色液であって、該染色液が水
    、20℃における水に対する溶解度が10%以下の有機
    溶剤、染料及びHLB値が13.0〜19.0で、かつ
    下記の(1)または(2)に示すノニオン界面活性剤の
    少なくとも一つを含むことを特徴とする水なし平版印刷
    版用染色液。 (1)▲数式、化学式、表等があります▼ (2)▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R_1、R_2、R_3はそれぞれ水素原
    子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニ
    ル基または▲数式、化学式、表等があります▼ (lは1〜10の整数を表す。)のいづれかを表す。ま
    たn、mは0〜300の整数であり、同時に0ではない
    。]
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01159644A (ja) * 1987-12-16 1989-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 水なしps版用現像液
JPH01257847A (ja) * 1988-04-07 1989-10-13 Fuji Photo Film Co Ltd 水なしps版用現像液
JPH03129350A (ja) * 1989-10-16 1991-06-03 Fuji Photo Film Co Ltd 水なし平版印刷版用染色液

Patent Citations (3)

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