JPH0328483B2 - - Google Patents
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- JPH0328483B2 JPH0328483B2 JP6605485A JP6605485A JPH0328483B2 JP H0328483 B2 JPH0328483 B2 JP H0328483B2 JP 6605485 A JP6605485 A JP 6605485A JP 6605485 A JP6605485 A JP 6605485A JP H0328483 B2 JPH0328483 B2 JP H0328483B2
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- blast furnace
- furnace
- ballast
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- Expired
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
この発明は高炉々口部レンガの吹付補修の際、
視界を阻害する炉内からのダスト（白煙）発生を
抑制する方法に関するものである。 （従来の技術） 従来、高炉々口部におけるレンガの補修は、休
風時に第２図に示すように主として大ベル１の横
にあるマンホール２から炉内に手動吹付装置３又
は自動吹付装置４を装入して行なわれている。な
お、５は冷却パイプ、６は装入物を示す。 （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記構成の方法では炉内からの
白煙（ダスト）発生により炉外からの視界が阻害
されるため、十分な吹付け補修が行なえないとい
う問題があつた。 したがつて、この発明の目的は前記従来技術が
持つていた問題点である炉内からの白煙発生を抑
制して、レンガ吹付補修の効率を高める方法を提
供することである。 （問題点を解決するための手段） この発明は、前記目的達成のため、休風時装入
物上にコークス或は焼結鉱を投入して炉口シール
を試みたが白煙抑制効果は無かつた。そこで吹付
装置に付着している白煙（ダスト）を削り取つて
化学分析を行なつた結果、その化学成分は第１表
のとおりであつた。 その結果、白煙の成分はスケールが混入し、
FeOxが高くなつているもののFeOxを除けば
視界を阻害する炉内からのダスト（白煙）発生を
抑制する方法に関するものである。 （従来の技術） 従来、高炉々口部におけるレンガの補修は、休
風時に第２図に示すように主として大ベル１の横
にあるマンホール２から炉内に手動吹付装置３又
は自動吹付装置４を装入して行なわれている。な
お、５は冷却パイプ、６は装入物を示す。 （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記構成の方法では炉内からの
白煙（ダスト）発生により炉外からの視界が阻害
されるため、十分な吹付け補修が行なえないとい
う問題があつた。 したがつて、この発明の目的は前記従来技術が
持つていた問題点である炉内からの白煙発生を抑
制して、レンガ吹付補修の効率を高める方法を提
供することである。 （問題点を解決するための手段） この発明は、前記目的達成のため、休風時装入
物上にコークス或は焼結鉱を投入して炉口シール
を試みたが白煙抑制効果は無かつた。そこで吹付
装置に付着している白煙（ダスト）を削り取つて
化学分析を行なつた結果、その化学成分は第１表
のとおりであつた。 その結果、白煙の成分はスケールが混入し、
FeOxが高くなつているもののFeOxを除けば
【表】
ZnOが高く、白煙の主成分はZnOであることが判
明した。なおSiO2、Al2O3も高い値となつている
が、これは吹付剤の成分であり、炉壁に付着しな
かつたものが飛来したものと考えられる。次に、
高炉内におけるZn分布を検べたところシヤフト
上部にもZnの濃縮帯が存在することがわかつた。
これは炉口レンガ補修のため減尺するが減尺の
後、Zn濃縮帯が装入物６の表面に現出したもの
と考えられる。 以上によりこの白煙の主成分であるZnOの発生
を防止するため、装入物６の表面を高炉バラス
（スラグを破砕したもの）で被覆することで炉内
からの白煙発生を抑制することを見出した。すな
わち、装入物上に粒度５〜20ｍ／ｍの高炉バラス
を500〜1500ｍ／ｍ程度の厚さに被覆するように
したものである。 （作用） このように高炉バラスを使用すると、粒度が５
〜20ｍ／ｍと細粒であり、ガスシール性に優れて
おり、しかも整粒されていることから高炉操業時
にも通気性を阻害しない。また高炉バラスの溶け
落ち温度は1400℃前後で、焼結鉱のそれと大差無
く、炉内の溶け落ち性状を変化させない。さらに
高炉に与える熱負荷は、鉱石類よりも小さく大量
使用ができ等により白煙の発生がなくなる。なお
高炉バラスの粒度構成は第３図のとおりである。 （実施例） 以下本発明の一実施例を図面により詳細に説明
する。第１図は本発明方法の一実施例を示す構成
断面図で、第２図と同じ部品には同一の参照符号
を付した。 先ず、通常操業（高圧）時、高炉バラスをあら
かじめ鉱石槽に入横しておき、休風直前の低風量
（BV3000〜500）、低圧時に切出し、なるべく一
度に装入する。装入時のアーマー（図示せず）
は、このバラスを炉中心部まで至らしめるよう、
中心側へ押出した方が効果がある。バラス７の層
厚はあまり薄いと効果が出ない。逆に厚すぎると
装入するのが大変であり、加えて補修後、高炉内
の通気性を著しく悪化させる。したがつて実験結
果から考え500〜1500ｍ／ｍ以内で約１ｍが最も
よい。すなわち、バラスの層厚が500ｍ／ｍ以下
では白煙が発生し、また1500ｍ／ｍ以上では１口
量が多くなり、生産性が下がる。 次に、バラスの粒度サイズは５〜20ｍ／ｍが最
適で、ガスシール性に優れ、しかも整粒されてい
ることから高炉操業時の通気性を阻害しない。そ
の上バラスは熱割れ性があるため、装入後長時間
になればなる程シール性は良くなる。また、高炉
バラスの溶け落ち温度は1400℃前後で、焼結鉱の
それと大差無く、炉内の溶け落ち性状を変化させ
ることもない。さらに高炉に与える熱負荷は鉱石
類よりも小さく大量使用ができる等の利点があ
る。なお、バラスは元来高炉生成物であり、成分
は高炉スラグと同一で、その組成（重量％）は
SiO229〜36％、CaO35〜45％、Al2O38〜16％、
FeO0〜１％である。 また、バラス使用後、白煙の発生により吹付け
が行なえなかつた例はなく、その成功率は100％
である。 （発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
高炉々口部レンガの吹付補修の際、装入物をバラ
スで被覆するので、炉内からの白煙発生を抑制で
きレンガ吹付補修の効率を高める効果がある。そ
の上、高炉操業時の通気性を阻害せず、また炉内
の溶け落ち性状の変化もなく、さらに高炉に与え
る熱負荷は鉱石類よりも小さく大量使用ができる
等の効果もある。
明した。なおSiO2、Al2O3も高い値となつている
が、これは吹付剤の成分であり、炉壁に付着しな
かつたものが飛来したものと考えられる。次に、
高炉内におけるZn分布を検べたところシヤフト
上部にもZnの濃縮帯が存在することがわかつた。
これは炉口レンガ補修のため減尺するが減尺の
後、Zn濃縮帯が装入物６の表面に現出したもの
と考えられる。 以上によりこの白煙の主成分であるZnOの発生
を防止するため、装入物６の表面を高炉バラス
（スラグを破砕したもの）で被覆することで炉内
からの白煙発生を抑制することを見出した。すな
わち、装入物上に粒度５〜20ｍ／ｍの高炉バラス
を500〜1500ｍ／ｍ程度の厚さに被覆するように
したものである。 （作用） このように高炉バラスを使用すると、粒度が５
〜20ｍ／ｍと細粒であり、ガスシール性に優れて
おり、しかも整粒されていることから高炉操業時
にも通気性を阻害しない。また高炉バラスの溶け
落ち温度は1400℃前後で、焼結鉱のそれと大差無
く、炉内の溶け落ち性状を変化させない。さらに
高炉に与える熱負荷は、鉱石類よりも小さく大量
使用ができ等により白煙の発生がなくなる。なお
高炉バラスの粒度構成は第３図のとおりである。 （実施例） 以下本発明の一実施例を図面により詳細に説明
する。第１図は本発明方法の一実施例を示す構成
断面図で、第２図と同じ部品には同一の参照符号
を付した。 先ず、通常操業（高圧）時、高炉バラスをあら
かじめ鉱石槽に入横しておき、休風直前の低風量
（BV3000〜500）、低圧時に切出し、なるべく一
度に装入する。装入時のアーマー（図示せず）
は、このバラスを炉中心部まで至らしめるよう、
中心側へ押出した方が効果がある。バラス７の層
厚はあまり薄いと効果が出ない。逆に厚すぎると
装入するのが大変であり、加えて補修後、高炉内
の通気性を著しく悪化させる。したがつて実験結
果から考え500〜1500ｍ／ｍ以内で約１ｍが最も
よい。すなわち、バラスの層厚が500ｍ／ｍ以下
では白煙が発生し、また1500ｍ／ｍ以上では１口
量が多くなり、生産性が下がる。 次に、バラスの粒度サイズは５〜20ｍ／ｍが最
適で、ガスシール性に優れ、しかも整粒されてい
ることから高炉操業時の通気性を阻害しない。そ
の上バラスは熱割れ性があるため、装入後長時間
になればなる程シール性は良くなる。また、高炉
バラスの溶け落ち温度は1400℃前後で、焼結鉱の
それと大差無く、炉内の溶け落ち性状を変化させ
ることもない。さらに高炉に与える熱負荷は鉱石
類よりも小さく大量使用ができる等の利点があ
る。なお、バラスは元来高炉生成物であり、成分
は高炉スラグと同一で、その組成（重量％）は
SiO229〜36％、CaO35〜45％、Al2O38〜16％、
FeO0〜１％である。 また、バラス使用後、白煙の発生により吹付け
が行なえなかつた例はなく、その成功率は100％
である。 （発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
高炉々口部レンガの吹付補修の際、装入物をバラ
スで被覆するので、炉内からの白煙発生を抑制で
きレンガ吹付補修の効率を高める効果がある。そ
の上、高炉操業時の通気性を阻害せず、また炉内
の溶け落ち性状の変化もなく、さらに高炉に与え
る熱負荷は鉱石類よりも小さく大量使用ができる
等の効果もある。
第１図は本発明方法の一実施例を示す構成断面
図、第２図は従来方法による構成断面図、第３図
は高炉バラスの粒度構成を示す図である。 １……大ベル、２……マンホール、３……手動
吹付装置、４……自動吹付装置、５……冷却パイ
プ、６……装入物、７……バラス。
図、第２図は従来方法による構成断面図、第３図
は高炉バラスの粒度構成を示す図である。 １……大ベル、２……マンホール、３……手動
吹付装置、４……自動吹付装置、５……冷却パイ
プ、６……装入物、７……バラス。
Claims (1)
- １ 高炉々口部レンガの吹付補修の際、装入物上
に粒度５〜20ｍ／ｍの高炉バラスを500〜1500
ｍ／ｍ程度の厚さに被覆し、炉内からのダスト発
生を抑制せしめることを特徴とする高炉々口部の
補修時におけるダストシール法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6605485A JPS61227111A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 高炉炉口部の補修時におけるダストシ−ル法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6605485A JPS61227111A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 高炉炉口部の補修時におけるダストシ−ル法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61227111A JPS61227111A (ja) | 1986-10-09 |
| JPH0328483B2 true JPH0328483B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=13304774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6605485A Granted JPS61227111A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 高炉炉口部の補修時におけるダストシ−ル法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61227111A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100433345B1 (ko) * | 2000-12-16 | 2004-05-27 | 주식회사 포스코 | 리바운드 로스 제거 방법 |
| KR100903640B1 (ko) * | 2007-11-02 | 2009-06-18 | 주식회사 포스코 | 고로의 리바운드로스층 제거방법 및 리바운드로스층 제거용실링재 |
| JP5012596B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2012-08-29 | 住友金属工業株式会社 | 高炉の減尺操業方法 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6605485A patent/JPS61227111A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61227111A (ja) | 1986-10-09 |
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