JPH0328198Y2 - - Google Patents

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JPH0328198Y2
JPH0328198Y2 JP6784384U JP6784384U JPH0328198Y2 JP H0328198 Y2 JPH0328198 Y2 JP H0328198Y2 JP 6784384 U JP6784384 U JP 6784384U JP 6784384 U JP6784384 U JP 6784384U JP H0328198 Y2 JPH0328198 Y2 JP H0328198Y2
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JP
Japan
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vibration isolating
spring
vibration
bell crank
horizontal
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JP6784384U
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JPS60180843U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の技術分野 本考案は、振動を発生する機器から、この機器
を取り付けている基礎へ伝わる振動を小さくした
り、逆に、基礎から機器へ伝達される振動を小さ
くするために使用される防振装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来のこの種の防振装置として、コイルばねを
機器と基礎との間に配置しているものにおいて
は、下架台の上にコイルばねを、荷重が垂直方向
に作用をするように並べ、その上に、機器を設置
するための上架台を乗せた構成を有しているもの
が、一般的に知られている。
すなわち、添付図面の第3図に、従来のこの方
式の1例を示してあるが、この方式においては、
図に示すように、床面21の上に下架台22を置
き、この上に下ばね受け23、コイルばね24、
上部ばね受け25及び上架台26を順順に上方に
積み上げる構成となつている。
しかしながら、このような方式によると、下架
台22、コイルばね24及び上架台26などを下
部から順順に上部に重ねて行く方式であるため、
防振装置全体としての高さが高くなり、従つて、
その上架台26の上に載る機器は、それだけ重心
位置が高くなることとなる。それ故、外力により
機器に加えられるモーメントは、その分だけ大き
くなり、ロツキングモーシヨンを発生しやすくな
り、また、高い位置にある機器の操作や、保守上
にも、種種不便や、不都合な点があつた。
考案の解決しようとする問題点 本考案は、全体の高さを低くし、それに伴つて
全体の重心位置も低くすることができ、従来方式
のものにおける欠点を補うことができる防振装置
を得ることを、その目的とするものである。
問題を解決するための手段 床面などの上に設置されるようにされた水平な
下架台と、被防振対象物がその上にに載置される
上架台とから成り立つており、水平な下架台の上
方にその長手軸に対して横方向に防振ばねを配置
し、その1端部を水平な下架台に固着されたばね
受けによつて支持すると共に他端部を下架台の上
面に垂直に固着された支持台に1端部をピンによ
つて枢着されたベルクランクの一方の垂直な脚部
材によつて支持し、ベルクランクの他方の水平な
脚部材によつて上架台を支持するようにしたこと
を特徴とするものである。
実施例 以下、本考案をその1実施例を示す添付図面の
第1及び2図に基づいて説明する。
第1及び2図において、1は、床面又は基礎上
面を示すものであり、この床面など1の上に本考
案による防振装置20が据え付けられるものであ
るが、この防振装置20は、床面など1の上に設
置される下架台2と、その上方にそれから上方及
び横方向に間隔を置かれると共にそれと平行に配
置された上架台3とから成り立つており、これら
の下架台2と、上架台3との間に防振ばね機構4
が装着されて構成されるものである。なお、図示
された実施例においては、下架台2及び上架台3
は、それぞれ、横断面が長方形状の水平な中空箱
部材から成るものとして示されているが、この防
振ばね機構4は、下架台2の上方に、その長手方
向に対して横方向に水平に設置された防振コイル
ばね5を有しているが、この防振コイルばね5
は、その1端部を下架台2に、その長手方向に対
して直角に固着された板状のばね受け台6にボル
ト7によつて下架台2の上面に対して垂直に固着
されているU型横断面を有するように折り曲げ成
型された板状のばね受け8によつて支持されてい
る。一方、防振コイルばね5の他端部は、ベルク
ランク9の垂直な脚部材91によつて支持されて
いるが、このベルクランク9は、ばね受け8から
間隔を置かれてこれに対向するようにばね受け台
6にボルト10によつて下架台2の上面に対して
垂直に固定されている1対の間隔を置かれた板状
の支持台11に、その上端部近くにおいてピン1
2を介して回転自在に支持されている。この場
合、ばね受け8に面しているベルクランク9の垂
直な脚部材91の垂直辺と、支持台11の垂直辺
との間には、すきまaが存在し、防振コイルばね
5の自由な運動が、支持台11により妨げられな
いようにするものとする。更に、ベルクランク9
の水平な脚部材92の自由端部の上面は、防振ゴ
ム13を介して上架台3を受けるように構成され
ている。なお、この防振ゴム13は、重力と反対
向きの力(すなわち、地震などにより防振装置が
跳ね上がるような上向きの力)が作用した場合、
ベルクランク9の垂直な脚部材91と、支持台1
1との間のすきまaが無くなり、支持台11と防
振コイルばね5とが衝突することを防止するため
のストツパとしての役目をもするものである。更
に、この場合、防振ゴム13に引つ張り力が作用
しないように、上架台と、ベルクランク9の水平
な脚部材92との間を、すきまを持つたUボルト
(図示していない)などによつて緩く相互に連結
しておき、これによつて、下向きには、防振ゴム
13のばね作用を行えるようにしておくことが必
要である。
なお、上記の第1及び2図に示した実施例にお
いては、防振コイルばね5は、圧縮作用を行うよ
うに構成されているが、ベルクランク9のピン1
2を、第2図に示すその中心の垂直下方のベルク
ランク9の屈曲部付近に移動し、この箇所におい
て支持台11にピンを介して旋回自在に支持さ
せ、防振コイルばね5を、その1端部において、
第2図に示すピン12の位置の付近においてベル
クランク9に連結すると共に他端部において、ば
ね受け台8に連結することにより、防振コイルば
ね5を引つ張りばねとして使用することによつ
て、固有振動数の一層低い防振装置を構成するこ
とができる。また、この場合には、本考案装置
は、単に、機器から発生する振動を防止するため
の防振装置として作用をするだけではなく、床面
など1から機器に伝わる振動を遮断するための除
振装置としても用いることができる。
また、図示された実施例においては、ベルクラ
ンク9の回転部分であるピン12に若干の摩擦が
存在するが、この摩擦力だけでは振動減衰力が不
足する場合には、従来の防振装置におけるのと同
様に、オイルダンパや、摩擦減衰器などを別に取
り付け、減衰力を付与することもできることは無
論のところである。
作 用 本考案の1実施例は、上記のような構成を有し
ているが、次に、その作用を説明する。
まず、所要箇所において床面など1の上に数組
設置された防振装置20の各上架台3の上に防振
対象機器を搭載した後、全体の装置20の上架台
3のレベル出しを行うが、その方法としては、
種々の方法が考えられる。
すなわち、その一つは、ばね受け台6を下架台
2の長手方向(第2図においては、画面に対して
垂直方向)に長くしておき、ボルト7,10によ
つてばね受け8ないしは支持台11を係止するた
めのボルト穴を長手方向に長く形成しておき、こ
れにより、ばね受け8ないしは支持台11を長手
方向に移動自在に固定可能とすることによつて全
体のつりあい合いを採る方法である。
他の方法は、上架台3を持ち上げ、ベルクラン
ク9の水平な脚部材92と、防振ゴム13との間、
又は、防振ゴム13と、上架台3との間にライナ
を適宜に挿入する方法である。
以上のような方法により機器全体のレベル調整
を正確に行うことができるが、これに加え、地震
時などの耐震ストツパも兼ね備えた防振装置を構
成することも可能である。なお、第1及び2図に
示した防振ゴム13は、必ずしも必要ではない。
なぜならば、その場合には、ベルクランク9の水
平な脚部材92の上面と、上架台3との接触部が、
第2図において、画面に対して垂直方向の線接触
となるようにすることにより、上架台3にモーメ
ントが加わることを防止することが可能であるか
らである。
しかしながら、防振ゴム13は、上記のモーメ
ントにより、上架台3にねじりが加わることを防
止する他、固体音の伝達されることを防止するこ
とにも役立ち、また、垂直方向以外の外力が作用
した場合に、その水平方向の防振にも役立つこと
が可能であるので、一般的には、その設置が望ま
しい。
効 果 本考案は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、装置全体の高さを極めて低くすること
ができるだけではなく、特に、防振コイルばねを
引つ張りばねとして作用をするように構成するこ
とによつて、非常に低い固有振動数とすることが
できる。また、レベル調整は、従来品とほぼ同様
にして行うことができるが、耐震ストツパを容易
に組み込むことができるので、耐震性能を有して
いる防振装置を構成することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例を示す一部切断平
面図、第2図は、同正面図、第3図は、従来方式
の防振装置の1例を示す正面図である。 1……床面など、2……下架台、3……上架
台、5……防振ばね、6……ばね受け台、9……
ベルクランク、11……支持台、12……ピン、
13……防振ゴム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 床面など1の上に設置されるようにされた水
    平な下架台2と、被防振対象物がその上に載置
    される上架台3とから成り立つており、水平な
    下架台2の上方にその長手軸に対して横方向に
    防振ばね5を載置し、その1端部を水平な下架
    台2に固着されたばね受け8によつて支持する
    と共に他端部を下架台2の上面に垂直に固着さ
    れた支持台11に1端部をピン12によつて枢
    着されたベルクランク9の一方の垂直な脚部材
    1によつて支持し、ベルクランク9の他方の
    水平な脚部材92によつて上架台3を支持する
    ようにした防振装置。 2 下架台2及び上架台3が、それぞれ、長方形
    状の横断面を有している水平な中空箱状である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の防振装
    置。 3 ばね受け8及び支持台11が、それぞれ、箱
    状ないしは対状の板部材から成り立つており、
    それぞれが、下架台2の上面に、その長手軸に
    対して横方向に固着されている板状のばね受け
    台6の上面に、それに対して垂直に且つ間隔を
    置いて相互に平行となるように各下端部におい
    て固着されている実用新案登録請求の範囲第1
    又は2項記載の防振装置。 4 上架台3とベルクランク9の水平な脚部材9
    との間に防振ゴム13が配置されている実用
    新案登録請求の範囲第1,2又は3項記載の防
    振装置。 5 防振ばね5がコイルばねである実用新案登録
    請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の防振
    装置。 6 ベルクランク9が、防振ばね5を圧縮ばねと
    して作用をするように配置されている実用新案
    登録請求の範囲第5項記載の防振装置。 7 ベルクランク9が、防振ばね5を引つ張りば
    ねとして作用をするように配置されている実用
    新案登録請求の範囲第5項記載の防振装置。
JP6784384U 1984-05-11 1984-05-11 防振装置 Granted JPS60180843U (ja)

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JP6784384U JPS60180843U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 防振装置

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JP6784384U JPS60180843U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS60180843U JPS60180843U (ja) 1985-11-30
JPH0328198Y2 true JPH0328198Y2 (ja) 1991-06-18

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