JPH0328093Y2 - - Google Patents

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JPH0328093Y2
JPH0328093Y2 JP1984058893U JP5889384U JPH0328093Y2 JP H0328093 Y2 JPH0328093 Y2 JP H0328093Y2 JP 1984058893 U JP1984058893 U JP 1984058893U JP 5889384 U JP5889384 U JP 5889384U JP H0328093 Y2 JPH0328093 Y2 JP H0328093Y2
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wall surface
panel
bent
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hanging wall
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JP1984058893U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内装用のパネル、就中パネルの張込
み壁面空間の効果的な活用を目的としたパネル構
造の開示に係わるものである。
而して、従前に於けるこの種のパネル壁面の利
用、殊に壁面空間の立体的な活用に於いては、概
ねパネル施工後に於いて適宜のアンカー部材等を
用意して、棚材、戸棚材、フツク材等の取付けを
なすようにしたものである。
しかし乍ら、かゝる手法に於いては棚材等の取
付け施工に多くの職人手間が要請されると共に、
パネル化粧面の損傷をもたらし、特に棚材等の取
付け位置の変更が難しく又取付け位置の変更に伴
つてパネル壁面に於ける化粧特性が著しく損じら
れたものである。
かゝるパネル壁面に於ける不都合に鑑み、近時
張込まれるパネル材自体に該パネル壁面空間を効
果的に活用する部材の取付けベースを予め設ける
ようにしたパネル材の提供が見受けられたもので
ある。かゝる部材の取付けベースは、パネルの特
性、就中パネル材の成形特性並びに張込み特性等
より、パネル本体又はパネルの張込み間に第17
図に於いて示されるような上下に鍔a,a′を有す
る内奥を膨室状として溝bを設けることによつて
一般的に提供されたものである。
しかし乍ら、かゝる鍔a,a′を有する溝bに於
いては、鍔a,a′によつて溝b内に必然的な明暗
の差をもたらし、溝bが好むと好まざるとに拘ら
ず、明瞭に印象づけられたものであり、これが化
粧壁面の趣きを往々にして損じたものである。
又、かゝる溝bに於いては鍔a′が存することよ
り塵芥等が溝bの底面cに溜り易く、しかも、こ
れを取り除くことを困難としたものであり、長期
間に亘る使用に於いて特に非衛生的なものとさ
れ、家ダニその他の微生物類の繁殖床となる危惧
の存したものである。
又、かゝる従前のパネル溝に於いては、鍔a,
a′が上下に設けられていることより棚材等の取付
け部材の係入が難しく、往々にして係入取付け部
材のガタつきを生じたものである。
本考案に係わる内装用パネルは、かゝる従前例
に於ける不都合に鑑み、特に鍔a,a′の存しない
係合用の段部の提供をなすことを目的とし、構成
される凹段部に対する光線を段部の内奥、特に底
部に充分に届くようになすと共に上部の傾斜した
顎部に於いても光線が段階的に明暗をなすように
配慮し、溝としてのイメージを極力回避するよう
にしたものである。又、鍔a′に相当する部分を除
くことにより凹段部内への塵芥の付着を防止し、
容易な掃除を特に約束するようにしたものであ
る。更に、鍔a′に相当する部分を除き、傾斜する
顎部分による取付け部材の支承をなすようにした
ことをもつて、棚材等の取付け部材の装脱を特に
容易になすと共に傾斜面による支承をもつて係入
取付け部材に於けるガタつきを効果的に防止する
ようにしたものである。
本考案に係わる内装用パネルは、かゝる諸特性
の効果的な実現を期すべく、特にその構成の要旨
をパネル材の上部を背面方向に折り曲げ水平段部
1とし、且つこの水平段部1端を起立した垂壁面
2とし、その起立端を該壁面2の背面に密着する
ごとくl寸法相当分折返し、該折返壁面3端を水
平方向にl′寸法相当分折曲げ、且つ該折曲げ端を
起立した垂壁面4として、該壁面3,4間に係合
凹溝5を構成し、次いでパネル材の下部を背面上
方に折曲げ傾斜顎面6とし、該傾斜顎面6の上端
より下方に向けて前記l寸法以内の折曲げ垂壁面
7とし、且つ該壁面7の下端を水平方向に前記
l′寸法以内に於いて折曲げた後これを起立した垂
壁面8とし、該壁面7,8間に係合凸状9を構成
した点に置き、これに伴う以下の実施例、並びに
これ等の実施例に附随する相当の設計変更を予定
したものである。
以下、本考案に係わる内装用パネルの典型的な
一実施例を添付の図面について説明するに、先ず
使用されるパネル材Pは一般に内装用として使用
されている各種の化粧鋼鈑の全てが対象とされた
ものであり、表面化粧に於いては、例えば植毛表
面を有する特異なパネル材の折つけ使用をも含ん
だものである。
かゝるパネル材Pの上部に、先ず背面方向に向
けた水平の段部1を設け、この水平の段部1の内
奥より立上らせて垂壁面2を構成し、次いで垂壁
面2の起立端を、この壁面2の背面に密着するよ
うに折返した後、この折返壁面3をl寸法相当位
置に於いて水平方向に折曲げ、溝底壁面10とし
た後、再度l′寸法相当位置に於いて起立して垂壁
面4とし、壁面3,4,10をもつて深さl、幅
l′の溝5を構成したものである。
次いで、パネルPの下部に於いて、該下部端を
背面上方に折曲げ傾斜顎面6を構成した後、これ
を下方に、基本的には前記l寸法よりも短い範囲
内に於いて折曲げて垂壁面7とし、更に垂壁面下
端よりパネルの背面方向に向けて水平の幅寸l′寸
法よりも狭い凸条壁面11を構成した後、これを
起立して垂壁面8とし、この壁面7,8,11を
もつて前記溝5に係入される凸条9を構成したも
のである。
尚、具体的なパネルの構成に於いては、張込み
時に於ける外観をすつきりした平端面とすべく、
前記傾斜顎面6の奥行き寸法l″と水平段部1の折
曲げ端と壁面3との間の奥行き寸法l″とを同一の
ものとし、順次接合されるパネル面12が同一の
垂壁面として構成されるように考慮されたもので
ある。
又、パネル下部に設けられる凸条9と、上部に
設けられる溝5とは相互に密嵌状とされることを
理想とし、パネル材相互の接合をビス等を使用せ
ず、この凸条9の溝5に対する嵌着をもつて代替
し得るようにしたものである。
尚又、パネル材Pの下部に於ける顎面6の下端
と、凸条9に於ける壁面11のレベルを同一位置
とすることによつて、パネル材の張込み、特に最
下段に位置するパネルの納まりを良好としたもの
である。
かくして構成されるパネル材Pを、前順位のパ
ネル材P′に於ける壁面2,3の折曲げ突出端に、
顎面6と壁面7とが構成する凹部13を落し込む
ようにして係合し、理想的には、凸条9を溝5内
に密嵌するごとく納め、該パネルPに於ける壁面
4に於いて立方14等に該パネルPを釘、木螺子
等をもつて適宜止着15したものである。
かくして順次パネル材P,P′…Pを張込むこと
によつて上部に楔状の係合凹部16aを有する取
付け段部16が各張込みパネル材間に構成された
ものである。
尚、第11図〜第13図に於いて示され実施例
は張込みパネル材の側端の納まりを示したもので
あつて、17は壁を、18は見切材を示し、パネ
ル材の側端面に飾り鍔19aを有するプラスチツ
クエツヂ19の添装を示したものである。特に第
9図に於いては端部見切を、第12図に於いては
他材による入隅を、第13図に於いては同材によ
る入隅を示したものである。
次いで第18図並びに第19図に於いて示され
るように張込まれるパネル材Pに於ける張込み立
上りに際し、その下端の納まりを良好とする意
図、あるいはコーキング材等の充填処理をなす意
図等より、前記垂壁面7と、凸条壁面11に密着
し、且つ取付け方立14面に密着するように順次
く字状に折曲げられる取付け鈑27を用意し、該
取付け鈑27を方立14に止着した後、該鈑27
と方立14との間に構成されて受溝27aにパネ
ルPの下端を係入してパネルを順次張り上げ、あ
るいは又パネルPの下端に於ける傾斜顎面6を、
その上端の壁面4と同一線上に位置するまで延設
し、これに垂壁面7を延設して、残余の凸条壁面
11、垂壁面8を割愛するようにして、この垂壁
面7にシンクタンク28の取付け上縁端28a等
を被装止着して、コーキング材29等の充填によ
るシーリング処理を施す等相当の張込みの為の具
体的な考慮がなされたものである。
かゝる構成よりなる係合凹部16a並びに段部
16に対し第4図〜第10図に於いて示される各
種の棚あるいは容器、フツクその他の適宜の部品
の係合、懸支がなされたものであつて、第4図に
於いては段部16より起立して凹部16aに致
り、その凹部16aより外方に水平状に突設され
た棚あるいはフツク部材20を、又第5図に於い
ては逆に凹部16aに係入される傾斜した当接面
を有し、これが下方の段部16に於いて外方に水
平状に突設された棚あるいはフツク部材21と、
又、第6図に於いては同様なボツクス部材22
が、更に第7図に於いては、これ等の組み合され
た棚受け部材23が、又第8図に於いては縦長の
ボツクス部材24が夫々段部16と凹部16aを
もつて懸支されたものである。
更に、第9図に於いては、段部16と凹部16
aの構成する凹窪部内に納まる形状の係合部25
aと、この係合部25aの下部より側方に延びる
棚部25bよりなる棚部材25をプラスチツク材
等をもつて一体的に成形し、この棚部材25の係
脱を、又、第10図に於いては同様に段部16と
凹部16aとが構成する凹窪部内に納まる形状の
係合部26aと、この係合部26aの下方に延設
されてパネル面に当接するようにされた支承部2
6bと、この支承部26bの上方に位置し係合部
26a前部方に設けられる段部26cとよりなる
棚取付け部材に対し、棚板26dを棚受け具26
eをもつて取付けるようにした棚部材26の係合
状態が示されたものである。
かゝる部材20〜26は、基本的に傾斜し、且
つ面としての顎面6をもつて支承されたことによ
りして部材20〜26の組付けに於いてガタつく
ことが無く、又荷重が効果的に分散されて、顎部
6あるいは部材20〜26係当面の毀損が有効に
防止されたものである。又、同時に部材20〜2
6は段部16の壁面1,2に於いても面的に支承
され、荷重の効果的な分散をなすことによりパネ
ルの一部分に対する極端な荷重発生を有効に防止
したものである。
又、第7図並びに第8図に於けるように部材2
3,24を面12に於いて支承するようになすこ
とによつて、かゝる懸支機能は更に効果的とされ
たものである。
又、従前例に於けるように段部16は鍔a′に相
当するものが一切無く、これが各取付け部材の容
易な装脱と、凹部16aに対する的確にフイツト
した取付け部材の係入を可能とし、取付け部材の
係合面に於ける一切のガタつきを確実に無くした
ものである。
更に、張込まれたパネル面に於いては段部16
の下段の凹みが段として認識され、これが溝とし
ての認識を極力無くし、一般的な凹段部としての
認識を受けたことによりして、パネル壁面の全体
的な調和感をもたらしたものである。又、段部1
6の上部に向けた凹部16aを顎面6が傾斜状と
されていることより、漸次暗くなる傾向を有し、
この点に於いても溝的なイメージを効果的に脱し
たものである。
又、当然のこと乍ら、段部16とすることによ
つて、塵芥等の付着、沈澱の危惧は確実に一掃さ
れ、衛生的なパネル壁面の提供が約束されたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパネルの断面図、第2図
は同斜視図、第3図はパネルの連接を示す断面
図、第4図〜第10図は各使用例を示す断面図、
第11図〜第13図は端部処理を示す断面図、第
14図〜第16図は実際の使用例を示す斜視図、
第17図は従前取付け溝を示す断面図第18図並
びに第19図はパネルPの他の取付け実施列を示
す要部断面図である。 尚、図中、1……水平段部、2……垂壁面、3
……折返壁面、4……垂壁面、5……溝、6……
顎面、7,8……垂壁面、9……凸条、10……
溝底壁面、11……凸条壁面、12……パネル
面、13……凹部、14……方立、15……止
着、16……取付段部、17……壁、18……見
切材、19……エツヂ、20〜26……部材、2
7……取付け鈑、28……シンクタンク、29…
…コーキング材を示したものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル材の上部を背面方向に折り曲げ水平段部
    1とし、且つこの水平段部1端を起立した垂壁面
    2とし、その起立端を該壁面2の背面に密着する
    ごとくl寸法相当分折返し、該折返壁面3端を水
    平方向にl′寸法相当分折曲げ、且つ該折曲げ端を
    起立した垂壁面4として、該壁面3,4間に係合
    凹溝5を構成し、次いでパネル材の下部を背面上
    方に折曲げ傾斜顎面6とし、該傾斜顎面6の上端
    より下方に向けて前記l寸法以内の折曲げ垂壁面
    7とし、且つ該壁面7の下端を水平方向に前記
    l′寸法以内に於いて折曲げた後これを起立した垂
    壁面8とし、該壁面7,8間に係合凸状9を構成
    したことを特徴とする内装用パネル。
JP5889384U 1984-04-21 1984-04-21 内装用パネル Granted JPS60170435U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5889384U JPS60170435U (ja) 1984-04-21 1984-04-21 内装用パネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP5889384U JPS60170435U (ja) 1984-04-21 1984-04-21 内装用パネル

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Publication Number Publication Date
JPS60170435U JPS60170435U (ja) 1985-11-12
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JP5889384U Granted JPS60170435U (ja) 1984-04-21 1984-04-21 内装用パネル

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JP2021008710A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 ケイミュー株式会社 壁構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5244422U (ja) * 1975-09-26 1977-03-29

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