JPH03279780A - 高周波誘導電気炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉄鋼などの各種金属の溶解炉や保温炉などに利
用される高周波誘導電気炉に関する。

従来の技術 従来から、高周波誘導電気炉は溶解炉などにおいて広く
利用されている。この高周波誘導電気炉はるつぼの周囲
に銅線からなるコイルを配置して構成され、るつぼに原
料金属を投入してコイルに高周波電流を流すことによっ
て金属に誘導電流を発生させ、その抵抗熱で金属を溶解
している。

発明か解決しようとする課題 ところが、上記従来の高周波誘導電気炉ではコイルが常
電導の銅線にて構成されているなめ、コイル部分で熱損
失を発生して変換効率が良くなく、エネルギー効率が低
いという問題点がある。また抵抗が大きいために大電流
を流して高速で溶解することができず、高速で溶解する
ためには大型の設備を必要とするという問題点がある。

そこで本発明は、このような問題点を解決し、変換効率
か高く、省エネルギを図ることができるとともに、高速
溶解か可能な高周波誘導電気炉を提供することを目的と
する。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、るつぼの周囲に超電
導材料からなる中空のコイルを配置し、このコイルに高
周波交番電流を印加する手段とコイルの中空部内に冷却
媒体を供給する手段とを設けたものである。

作用 このような構成によれば、超電導材料からなるコイルを
冷却媒体にて中空内から効果的に超電導転位温度まで冷
却することによってその抵抗が小さくなり、このコイル
に高周波交番電流を流すことにより、コイル内部での熱
損失を生じることなしに電流が流され、変換効率か高く
なって省エネルギ化を図ることが可能になる。また大容
量の電流を流すことができるため、磁束密度を高めて高
速で溶解することが可能となる。

実施例 第１図および第２図において、１はるつぼで、焼結体に
て構成されている。２はその出湯口である。このるつぼ
１の外周には、超電導材料からなるコイル３が配置され
ている。コイル３は、第２図に示すように中空体で構成
され、図示しない冷却媒体供給手段からその中空部内に
液体窒素や液体ヘリウムなどの冷却媒体４を供給できる
ように構成されている。この冷却媒体としては、コイル
３を構成している超電導材料の超電導転位温度以下の温
度の媒体が適宜選択して用いられる。そして、このコイ
ル３の両端に高周波交番電源５が接続されている。コイ
ル３の外周は外殻体６にて覆われている。

このような構成において、るつぼ１内に溶解すべき原料
金属を投入し、コイル３の中空部内に冷却媒体４を供給
してこのコイル３を超電導転位温度以下の温度に冷却し
て超電導状態とする。そして、この状態でコイル３に高
周波交番な源５から高周波電流を流す。すると、るつぼ
１の中の金属に誘導電流が流れ、その抵抗熱にて金属が
加熱されて溶融する。その際に、コイル３が超電導状態
となっていてその抵抗が０になっているので、高周波電
流が流れてもコイル３内部での熱損がなく、変換効率が
高く、省エネルギ化を図ることかできる。また、同一の
容量の高周波交番電源５を用いても、コイル３の抵抗が
小さいために大容量の電流が流れ、高速で溶解すること
ができる。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、超電導材料からなる
コイルに高周波交番電流を流すことにより、コイル内部
での熱損失を生じずに電流を流づことかてき、変換効率
を高めることができて省エネルギを図ることができ、さ
らに同一容量の電源を用いても、大容量の電流を流すこ
とができるために高速で溶解することができる等の効果
を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の−・実施例における高周波誘導電気炉
の断面図、第２図は第１図におけるコイルの断面図であ
る。 １・・・るつぼ、３・・・コイル、４・・・冷却媒体、
５・・・高周波交番電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、るつぼの周囲に超電導材料からなる中空のコイルを
   配置し、このコイルに高周波交番電流を印加する手段と
   コイルの中空部内に冷却媒体を供給する手段とを設けた
   ことを特徴とする高周波誘導電気炉。