JPH03277138A - バッテリ用充放電回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンの電気装置を開閉する各種スイッチ
回路を備えたバッテリ充放電回路、特にバッテリ充電用
発電機を有するエンジンにおける、バッテリ用充放電回
路に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の回路としては、コンビネーションスイッ
チを用いて、バッテリ充電用発電機の出力電圧を切り替
えるようにしたものが知られている。

第２図は従来のエンジンスイッチ回路を示したものであ
る。同図において、符号１は図示されないエンジンに設
けられたマグネトである。符号２はマグネト１に設けら
れたバッテリ充電用コイルであって、マグネトの一部を
なし、バッテリ充電用発電機を形成している。また、符
号３はエンジンの点火装置、符号４はエンジンの点火用
プラグ、符号５はエンジンのフュエルカットソレノイド
、符号６はエンジン起動用のモータＭを有するスタータ
、符号７はスタータ駆動用のリレー、符号８はバッテリ
、符号９はコンビネーションスイッチ、符号１０は各種
負荷、符号１１はバッテリ充電用のダイオードブリッジ
をそれぞれ示す。

また、第３図は、コンビネーションスイッチ９の停止、
運転、始動の各モードにおける接続状態を表す、モード
切り替え図である。

第２図に示されるように、マグネト１にバッテリ充電用
コイル２を有し、エンジン回転時、バッテリ充電用コイ
ル２に発生した交流電圧をダイオードブリッジ１１で全
波整流して、コンビネーションスイッチ９のＣＨＧ端子
に供給する。フュエルカットソレノイド５は、図示され
ないエンジンのギヤブレターに対する燃料の供給をカッ
トするためのものであって、コンビネーションスイッチ
９０ＦＳ端子に接続されている。バッテリ８は、その＋
側端子をコンビネーションスイッチ９のＢＡＴ端子に接
続されている。点火装置３はコンビネーションスイッチ
９のＩＧ端子に接続されている。スタータ駆動用リレー
７は、コンビネーションスイッチ９のＳＴ端子に接続さ
れている。エンジンにおける各種電気的負荷を表す負荷
１０は、コンビネーションスイッチ９のＬＤ端子に接続
されている。コンビネーションスイッチ９のＥ端子は接
地されている。

コンビネーションスイッチ９は、停止モードでは、点火
装置３を接地するとともに、ダイオードブリッジ１１の
出力をフュエルカットソレノイド５の一端に供給する。

また運転モードでは、ダイオードブリッジ１１の出力を
バッテリ８に接続するとともに、負荷１０に接続する。

一方、始動モードでは、バッテリ８の出力を、負荷１０
とスタータ６のリレー７に供給する。

第２図に示されたエンジンスイッチ回路においては、バ
ッテリ充電用コイル２の出力電圧は、運転モードでは、
バッテリ８と負荷１０に接続されて、バッテリ８を充電
するとともに、各種の負荷１０を動作状態にする。そし
てエンジンを停止するときは、コンビネーションスイッ
チ９を停止モードにすることによって、ダイオードブリ
ッジ１１の出力電圧をフュエルカットソレノイド５に供
給する。これによって、フュエルカットソレノイド５が
付勢されて、エンジンに対する燃料の供給が断たれるの
で、エンジンのアフタファイヤが防止されるようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

第２図に示された従来のエンジンスイッチ回路では、停
止モードで、マグネトに設けられたバッテリ充電用コイ
ルの出力電圧を切り替えて、フュエルカットソレノイド
を動作させて、燃料の供給を停止するようにしている。

従って、コンビネーションスイッチにそのための接点を
必要とし、構造が複雑になって、コストが上昇するとい
う不都合が生じている。

また、第２図に示された従来のエンジンスイッチ回路に
おける、コンビネーションスイッチの構造では、運転モ
ードで、ガス欠等によってエンジンが停止すると、ダイ
オードブリッジがらの出力電圧がないのに、バッテリが
負荷に接続されたままとなるため、バッテリあがりを起
こす恐れがあるという問題がある。

本発明は、このような従来技術の課題を解決しようとす
るものであって、エンジンスイッチの構造が簡単で安価
であるとともに、エンジンスイッチが運転モードのまま
で、エンジンが停止した場合にも、バッテリあがりを起
こす恐れがない、バッテリ用充放電回路を提供すること
を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明においては、マグネトに設けられたバッテリ充電
用発電機の出力を整流器を介して整流してバッテリを充
電するバッテリ充放電回路において、整流器の出力とバ
ッテリとの間に、バッテリ充電方向を順方向とするダイ
オードを挿入する。

更に、始動時スタータの駆動用リレーをバッテリに接続
する始動用スイッチ回路部と、整流器の出力を負荷に接
続する運転用スイッチ回路部と、該整流器の出力をフュ
エルカットソレノイドを介して接地する停止用スイッチ
回路部とを装備する、という構成をとっている。これに
よって前述した目的を達成しようとするものである。

〔作　用〕

本発明では、マグネト１に設けられたバッテリ充電用発
電機２の出力を、整流器１１を介して整流してバッテリ
８に充電するエンジンにおいて、各種操作に対応した電
気回路の開閉を行うものである。

エンジンスイッチ１２は、始動用スイッチ２４と、運転
用スイッチ２３と、停止用スイッチ２２とを有し、操作
に応じていずれかが選択的に動作する。

始動用スイッチをオンにしたときは、スタータの駆動用
リレーがバッテリに接続され、スタータが動作してエン
ジンが始動する。

運転用スイッチをオンにしたときは、整流器１１の出力
が負荷１０に接続されて運転状態となる。

停止用スイッチ２２をオンにしたときは、整流器１１の
出力によってフュエルカットソレノイド５が動作するの
で、燃料が遮断されてエンジンが停止し、アフタファイ
ヤが防止される。

本発明においては、整流器１１の出力とバッテリ８の間
に逆流防止用のダイオード１３が挿入されているので、
運転用スイッチ２３をオンにした状態でエンジンが停止
しても、バッテリ８から負荷１０に電流が流れることは
な（、従ってバッテリあがりを防止することができる。

〔実施例］ 第１図に本発明の一実施例を示す。ここで前述した従来
例と同一の構成部材については同一の符号を用いること
とする。

マグネト１に設けられたバッテリ充電用発電機２の出力
を、整流器１１を介して整流してパッチＩＪ　８を充電
するようになっている。

該整流器１１の出力とバッテリ８の間には、ダイオード
１３が図示の如く装備されている。

さらに、始動時にスタータ６の駆動用リレー７をバッテ
リ８に接続する始動用スイッチ２４を備えている。また
、整流器１１の出力を負荷１０に接続する運転用スイッ
チ２３と、該整流器１１の出力をフュエルカットソレノ
イド５を介して接地する停止用スイッチ２２とを有して
いる。これら始動用スイッチ２４と、運転用スイッチ２
３と、停止用スイッチ２２とは、そのいずれかが選択的
に動作可能となっている。符号１２は、これら三つのス
イッチを含めたエンジンスイッチを示す。

さらに、この第１図において、符号１３．１４゜１５は
ダイオードである。またエンジン点火装置３において、
符号２１はイグニションコイルである。

エンジンスイッチ１２は、前述した如く停止用。

運転用、始動用の３個のスイッチ２２．２３．２４を有
し、それぞれ停止モード、運転モード、始動モードでオ
ンにされるが、始動用スイッチ２４のみは、操作時、手
を放すとオフになるはね返り機構を有している。

第１図に示されるように、バッテリ充電用コイル２をマ
グネト１に有し、エンジン回転時、バッテリ充電用コイ
ル２の出力電圧をダイオードブリッジ１１で全波整流し
て、運転用スイッチ２２の一方の端子に接続するととも
に、ダイオード１３を介してバッテリ８とスタータ用リ
レー７の接点の一方の端子に供給し、またフュエルカッ
トソレノイド５の一端に接続する。ダイオードブリッジ
１１の出力電圧の帰路は接地されている。

フュエルカットソレノイド５の他端は、ダイオード１４
を介して、停止用スイッチ２１の一方の端子に接続され
る。またエンジン点火装置３におけるイグニションコイ
ル２４の一次側の一端は、ダイオード１５を介して停止
用スイッチ２１の一方の端子に接続されている。負荷１
０は運転用スイッチ２２の他方の端子と接地間に接続さ
れている。

エンジンスイッチ１２は、停止モードでは、停止用スイ
ッチ２１によって、ダイオード１５を介してエンジン点
火装置３を接地するとともに、ダイオード１４を介して
ツユエルカ・ノドソレノイド５の他端を接地する。また
運転モードでは、運転用スイッチ２２によって、負荷１
０にダイオードブリッジ１１の出力を供給する。一方、
始動モードでは、始動用スイッチ２３によって、ダイオ
ードブリッジ１１の出力をダイオード１３を経てスター
タ用リレー７に供給する。

第１図に示されたエンジンスイッチ回路においては、運
転モードの回路状態が示されている。この状態では、バ
ッテリ充電用コイル２の出力交流電圧は、ダイオードブ
リッジ１１によって全波整流されて、ダイオード１３を
経てバッテリ８を充電するとともに、運転用スイッチ２
２を経て各種の負荷１０に供給される。

エンジンを停止するときは、エンジンスイッチ１２を停
止モードにすることによって、負荷１０が遮断されると
ともに、停止用スイッチ２１を介して、エンジン点火装
置３がダイオード１５を経て接地されるので、エンジン
が停止する。また、ダイオードブリッジ１１で整流され
たバッテリ充電用コイル２の出力電圧によって、ダイオ
ード１４を介してフュエルカットソレノイド５が付勢さ
れて、エンジンに対する燃料の供給が断たれて、アフタ
ファイヤが防止される。

第１図に示されたエンジンスイッチ回路では、エンジン
スイッチ１２が運転モードのままで、ガス欠等によって
エンジンが停止しても、バッテリ８の電圧はダイオード
１３によって阻止されて負荷１０に印加されないので、
バッテリあがりを生じることはない。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、エンジンスイッチの構
造が簡単であって安価に実現できるとともに、運転用ス
イッチに直列に逆流防止用ダイオードを有するので、運
転モードのままエンジンが停止しても、バッテリあがり
が有効に防止されるという従来にない優れたバッテリ用
充放電回路を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は従来
のエンジンスイッチ回路を示す回路図、第３図はコンビ
ネーシ目ンスイッチのモード切り替えを示す説明図であ
る。 １−マグネト、２−バッテリ充電用発電機、５フユエル
カツトソレノイド、６−スタータ、７リレー、８・−バ
ッテリ、１〇−負荷、１１−・整流器、１２・−エンジ
ンスイッチ、１３−・−ダイオード、２２・−停止用ス
イッチ、２３−運転用スイッチ、２４−始動用スイッチ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、マグネトに設けられたバッテリ充電用発電機の
   出力を整流器を介して整流してバッテリを充電するバッ
   テリ充放電回路において、 前記整流器の出力とバッテリの間に、バッテリ充電方向
   を順方向とするダイオードを挿入し、始動時スタータの
   駆動用リレーをバッテリに接続する始動用スイッチ回路
   部と、前記整流器の出力を負荷に接続する運転用スイッ
   チ回路部と、該整流器の出力をフュエルカットソレノイ
   ドを介して接地する停止用スイッチ回路部とを装備した
   ことを特徴とするバッテリ用充放電回路。