JPH03275616A - 固形歯磨の製造方法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は固形歯磨の製造方法に関するものである。

（従来の技術）従来、歯磨は粉、手練、練の三種類に分けられているが
、現在では練歯磨が普及し、粉、単純の歯磨は殆どみら
れなくなった。

（発明が解決しようとする課題）練歯磨はチューブの容器に封入されているために使用す
る時はその都度蓋をとりはづしたり取付けたりしなけれ
ばならないわずられしさがあった。

又、歯磨は歯磨特有の成分からなっているので多少の差
はあっても、味、匂いは決して好まれるものではなく、
特にチューブから押し出される線状の歯磨は好感の持て
るものではなかった。

本発明は従来の歯磨の観念を捨て、意匠的に優れた固形
歯磨にすると共に、全体を糖衣で包む固形歯磨の製造方
法を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明の固形歯磨の製造方
法は、研磨剤、発泡剤、香味剤、薬用成分、保存料に適
量の水分を加えて混合錬成する練歯磨を凝固剤で固めて
任意の形状に成形した後、保護膜で全体を被覆するもの
である。

（作　用）上記のような方法によって製造された固形歯磨を使用す
る場合は、固形歯磨を口に入れ、暫時そのままにしてお
くと、唾液で固形歯磨は線状になる。

線状に成った時点で歯ブラシを使って磨くのであるが、
磨き方は従来と同様である。

尚、保護膜は通常オブラートのように水に溶けるものを
使用するので害は全くない。

又、保護膜の代りに糖衣で被覆すると、固形歯磨を口中
へ入れて暫くの間は甘い味が口中に拡散する。

歯磨が終ったら従来と同様に日中から吐き出すが誤って
呑みこんでも害になるようなことは全くない。

（実施例）以下、本発明の実施態様を説明すると、本発明において
使用する材料は、粉抹状の研磨剤、発泡剤、香味剤、薬
用成分、保存料と、これらの材料を練成するための水と
、練成されたものを固めるための凝固剤を必要とする。

前記使用する材料の中、研磨剤、発泡剤、香味剤、薬用
成分及び保存剤を適量混合し、これら混合したものに水
を加えて練成した後、凝固剤を少量づつ加えながら更に
練成し、適当な固さになった時点で予め用意した型（動
物、果物等の形にするための型）に圧入し、所定時間を
経て固める。

このようにして固めて出来あがったものをオブラート等
の保護膜で被覆する。

又、保護膜の代りに砂糖等の溶液を塗布することによっ
て保護膜とすることもできる。

このように固形歯磨に糖衣を設けると、口に入れた時に
甘いので幼児が抵抗なく使用できる歯磨になる。

更に、保護膜に文字、模様等を施すと、意匠的に優れた
ユニークな歯磨になる。

（発明Ｃ効果）以上の方法によって製造された固形歯磨は、個が一回分
の使用に必要な量なので、旅行等の際は必要個数の固形
歯磨を持参するだけでよい。

又、糖衣固形歯磨は甘味があるので、歯磨の嫌いな幼児
でも好んで使用するようになり、保護膜に、動物の絵や
人気マンガのキャラクタ−等、興味のあるものを表示す
ることによって更に興味を増し、必然的に歯を磨くこと
が習慣づけられ、ひいては歯の健康に役立つ効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１、第２図は本発明の固形歯磨の各種形状および絵模
様の拡大図を示す。