JPH03274825A - 無線通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ〉　産業上の利用分野 本発明は無線通信装置に関する。

（口〉　従来の技術 従来、無線基地局と移動局との間で双方向無線通信を行
なう自動車電話の如き移動体通信における移動局は、例
えば昭和６０年２月１０日付けで社団法人電子通信学会
より発行された「自動車電話」の第２７５頁〜第３０６
頁に開示された如き構成を有している。

此種従来の移動局について第２図を参照して説明する。

第２図において、（１）はアンテナ、（２）はアンテナ
（１）に接続されたアンテナ共用器で、受信信号を通過
させる受信フィルタ、送信信号を通過させる送信フィル
タ及び分波回路を含んでいる。（３）はアンテナ共用５
（２）から導出された受信信号が供給され、受信用局部
発振信号を出力する受信用ＰＬＬ回路（４）からの局部
発振信号と前記受信信号とに基づき所定の中間周波信号
を得、これを検波する受信回路、（５）は受信用ＰＬＬ
回路（４）を構成するプログラマブル分周器に分周比デ
ータを供給する制御回路、（６）はマイクロホン（図示
せず）にて収音された音声信号等の変調信号が印加され
る変調信号入力端子、（７）は制御回路（５）からの分
周比データに基づき送信搬送波信号を出力すると共に、
前記変調信号入力端子（６）から印加される変調信号に
基づき前記送信搬送波信号を変調する、ＰＬＬ回路を含
む送信搬送波発振及び変調回路、（８）は送信搬送発振
及び変調回路（７）の出力を所定送信レベルまで増幅す
る送信用増幅回路、（９）は送信用増幅回路（８）の出
力が供給されるアイソレータで、その出力をアンテナ共
用器（２）の送信信号入力端子に供給するようになされ
ている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来の技術では、送受信を１本のアンテナにて行な
うようにしているため、送信信号が受信回路に回り込み
、妨害を発生する慣れがある。

斯る妨害の発生を防止するには、受信フィルタ及び送信
フィルタを構成する帝城フィルタの段数多くし、受信フ
ィルタ及び送信フィルタの通過帯域外の減衰度を大きく
する必要があるが、斯様に帯域フィルタの段数を多くす
ると、アンテナ共用器の形状が大となり、通信装置の小
型化に支障を来すものであった。また、挿入損失の増大
により送信ロスが大きくなるため、送信用増幅回路の出
力が大きくなり、この点からも小型化に支障を来すもの
であった。

に）課題を解決するための手段 上記の点に鑑み、本発明は装置内に内蔵され、第１の周
波数特性を有する第１アンテナと、この第１アンテナに
接続され、受信信号を通過させる通過帯域幅を有する第
１フィルタと、この第１フィルタの出力端に接続された
受信回路と、装置内に内蔵され、第２の周波数特性を有
する第２アンテナと、この第２アンテナに接続され、送
信信号を通過させる通過帯域幅を有する第２フィルタと
、このＩＩ２フィルタの入力端に接続された送信回路と
、前記受信回路及び送信回路の動作を制御する制御回路
とを具備したことを特徴とする。

（ホ）作用 本発明に依れば、第１アンテナから第１フィルタを介し
て受信回路に受信信号を供給すると共に、送信回路から
第２フィルタを介して第２アンテナに送信信号を供給し
、無線通信装置の小型化を計る。

（へ）実施例 第１図は本発明の一実施例を示す図である。第１図にお
いて、（１０）は装置内に内蔵され、マイクロストリッ
プ線路アンテナ若しくは逆Ｆ形アンテナ等の周波数特性
を有する第１アンテナ、（１１）は第１アンテナ（１０
）に接続され、受信信号を通過させる通過帯域幅を有す
る第１フィルタ、（１２）は第１フィルタ（１１）を通
過した受信信号が供給され、受信用局部発振信号を出力
する受信用ＰＬＬ回路（１３）からの局部発振信号と前
記受信信号とに基づき所定の中間周波信号を得、これを
検波する受信回路、（１４）は受信用ＰＬＬ回路（１３
）を構成するプログラマブル分周器及び後述する送信搬
送波発振及び変調回路（１６）を構成するプログラマブ
ル分周器に分局比データを供給する制御回路、（１５）
はマイクロホン（図示せず）にて収音された音声信号等
の変調信号が印加される変調信号入力端子、（１６）は
制御回路（１４）からの分周比６データに基づき送信搬
送波信号を出力すると共に、前記変調信号入力端子（１
５）から印加される変調信号に基づき前記送信搬送波信
号を変調する送信搬送波発振及び変調回路で、ＰＬＬ回
路にて構成されている。（１７）は送信搬送波発振及び
変調回路（１６）の出力を所定送信レベルまで増幅する
送信用増幅回路、（１８）はアイソレータで、送信搬送
波発振及び変調回路（１６）、送信用増幅回路（１７）
と共に送信回路（１９）を構成している。（２０）は送
信回路（１９）の出力側に接続され、送信信号を通過さ
せる通過帯域幅を有するＩＩ２フィルタ、（２１）は第
２フィルタ（２０）の出力側に接続されたマイクロスト
リップ線路アンテナ若しくは逆Ｆ形アンテナ等の周波数
特性を有する第２アンテナで、装置に内蔵されている。

次に、動作について説明する。

無線基地局から送信された電波は、第１アンテナ（ｌＯ
）にて受信された後、第１フィルタ（１１）により受信
周波数帯域の制限を受け、受信回路（１２）に入力され
る。受信回路（１２）では、受信用ＰＬＬ回路（１３）
から供給される、制御チャンネル若しくは通話チャンネ
ルに対応した受信用局部発振信号と前記第１フィルタ（
１１〉を通過した受信信号とに基づき、前記受信信号を
所定の中間周波信号に周波数変換し、更にこれを検波し
て送信信号を復調する。斯る復調出力が制御チャンネル
における制御データの場合には、制御回路（１４）に供
給され、−方通話チヤンネルにおける音声信号の場合に
は、音声処理回路に供給される。

一方、移動局から送信する場合には、制御回路（１４）
からの分周比データに基づき送信搬送波発振及び変調回
路（１６）を制御チャンネル若しくは通話チャンネルの
送信搬送波を発振し得る状態に設定し、斯る送信搬送波
発振及び変調回路（１６）に変調信号入力端子（１５）
から印加された変調信号（例えば、マイクロホンからの
音声信号若しくは制御データ等のデジタル信号を処理し
た信号）を供給することにより送信搬送波信号の変調を
行ない、次いで送信用増幅回路（１７）にて所定送信レ
ベルまで増幅した後、アイソレータ（１８）及び第２フ
ィルタ（２０〉を介して第２アンテナ（２１）より送信
する。

このとき、第２アンテナ（２１）より出力された信号が
ｆｓ１アンテナ（１０〉にて受信されるのを防止するた
め、第１アンテナ（１０〉の周波数特性を移動体通信シ
ステムにおける受信周波数帯域に、また第２アンテナ（
２１）の周波数特性を前記システムの送信周波数帯域に
夫々合致させておくものとする。

（ト）発明の効果 本発明によれば、第１の周波数特性を有する第１アンテ
ナにて受信された信号を、受信信号を通過させる通過帯
域幅を有する第１フィルタを介して受信回路に供給する
と共に、送信回路の信号を、送信信号を通過させる通過
帯域幅を有する第２フィルタを介して第２の周波数特性
を有する第２アンテナに供給するようにしたので、フィ
ルタの構成（例えば、帯域フィルタの段数）が簡素にな
ると共に、挿入損失による送信ロスが小さくなり、送信
用増幅回路の出力を小さくすることが出来るので、無線
装置の小型化に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、第２図は従来例を
示す図である。 （１０）・・・第１アンテナ、（１１）・・・第１フィ
ルタ、（１２）・・・受信回路、（１４）・・・制御回
路、（１６）・・・送信搬送波発振及び変調回路、（１
７）・・・送信用増幅回路、（１９）・・・送信回路、
（２０）・・・第２フィルタ、（２１）・・・第２アン
テナ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）装置内に内蔵され、第１の周波数特性を有する第
   １アンテナと、この第１アンテナに接続され、受信信号
   を通過させる通過帯域幅を有する第１フィルタと、この
   第１フィルタの出力端に接続された受信回路と、装置内
   に内蔵され、第２の周波数特性を有する第２アンテナと
   、この第２アンテナに接続され、送信信号を通過させる
   通過帯域幅を有する第２フィルタと、この第２フィルタ
   の入力端に接続された送信回路と、前記受信回路及び送
   信回路の動作を制御する制御回路とを具備したことを特
   徴とする無線通信装置。