JPH03273703A - パラボラアンテナ用一次放射器 - Google Patents

パラボラアンテナ用一次放射器

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JPH03273703A
JPH03273703A JP11221790A JP11221790A JPH03273703A JP H03273703 A JPH03273703 A JP H03273703A JP 11221790 A JP11221790 A JP 11221790A JP 11221790 A JP11221790 A JP 11221790A JP H03273703 A JPH03273703 A JP H03273703A
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JP
Japan
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line
circular waveguide
waveguide
tube axis
primary radiator
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Application number
JP11221790A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Hanabusa
清夫 花房
Junji Sato
佐藤 隼二
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、円偏波或いは直線偏波の電磁波を送信或いは
受信するパラボラアンテナに使用する一次放射器の改良
に関するものである。
(従来の技術) 近年、12GHz帯の電波を用いて行なわれる衛星放送
が盛んになってきたが、設定できるチャンネル数が限ら
れているばかりでなく、上空から電波が発射されるため
に電波の到達範囲が広いため、混信の機会を避ける必要
上、田舟に割り当て可能なチャンネル数も限られる。そ
こで、近隣諸国との混信を避けながら、同一チャンネル
を有効に利用できる様、右旋または左旋の円偏波を衛星
放送では用いている。
従来、かかる円偏波の衛星放送の受信に使用するパラボ
ラアンテナは、パラボラ面で反射した電磁波を一点に集
め、そこに配置した一次放射器を介して電磁波をコンバ
ータに入力することにより、12GHz帯の電波をIG
Hz帯の信号に変換する。−次放射器は、先端部分に具
えた電磁ホーンに連続して、円偏波−直線偏波変換器を
具え、これにより円偏波を直線偏波に変換した後、方形
導波管に導き、更に該方形導波管に設けた導波管−同軸
変換器を介してコンバータ側のマイクロストリップライ
ンに信号を導き、該ストリップラインに取り付けられた
初段のRFアンプに入力する構成が一般的であった。
又、水平及び垂直の両直線偏波を同時に送受信するため
のパラボラアンテナにおいても、−次放射器は偏分波器
、方形導波管等から構成され、方形導波管から導波管−
同軸変換器を介してマイクロストリップラインへ信号を
導いていた(例えば「アンテナ工学」第203頁、遠藤
、佐原、永井著、総合電子出版社)。
(解決しようとする課題) ところで近年、コンバータの総合NFが低下するなど電
子回路それ自体の性能が向」ニした結果、アンテナの機
械的構造部分に対して要求される利得も相対的に低下し
、パラボラアンテナの直径も小さいものが使用可能とな
った。
しかしながら、従来のパラボラアンテナは上述の如く、
−次放射器に電磁波が人力されてからマイクロストリッ
プラインに導かれるま、でに複数段の変換部を必要とし
、この変換部の存在がアンテナ全体を小型化する上でネ
・ツクとなり、一定限度以上の小型化が困難であった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、−
次放射器とコンバータとの間の入出力部分における構成
の簡略化および小型化が図られるとともに、製造コスト
の低減も可能なマイクロ波アンテナ用の一次放射器を提
供することを目的とする。
本発明の他の目的は、右旋及び左旋の両円偏波の送受信
が可能な簡易な構造の一次放射器を提供することである
更に本発明の他の目的は、垂直及び水平の両直線偏波の
送受信が可能な簡易な構造の一次放射器を提供すること
である。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係るパラボラアンテナ用−次放射器は、右旋又
は左旋の一方の円偏波の送受信を可能とするべく、第1
図(a)および(b)に示す如く、一端が開口し他端が
閉じた円形導波管(12)と、該円形導波管(12)の
管内に先端が押入されたストリップ線路(13)とを具
えている。ストリップ線路(13)は、その長さが線路
内波長λgの4分の1ずつ異なる少なくとも2つの線路
(23) (24)に分岐している。
更に、円形導波管(12)の管軸(25)に垂直な面(
26)内で且つ管軸(25)を中心として互いに90°
ずれた位置に、前記ストリップ線路(13)における分
岐した2つの線路(23) (24)の先端部分(23
a) (24a)を配設している。
又、右旋及び左旋の両円偏波の送受信が可能な一次放射
器においては、第8図及び第10図(a)(b)に示す
如く、ストリップ線路(31)は、円形導波管(12)
の管軸(25)に垂直な面(26)内で且つ管軸(25
)を中心として互いに90’ずれた位置にて夫々の先端
部(32a) (33a)が円形導波管(12)内へ挿
入された第1及び第2の線路部(32) (33)と、
これらの線路部(32)(33)の基端部を互いに連結
する第3線路部(34)と、第1、第2及び第3線路部
(32)(33)(34)の全長の中間点Oから線路内
波長λgの8分のlずつ両側へ離れた2点A、Bへ夫々
接続された2本の人出力線路(35)(36)とを具え
てし)る。
更に又、水平及び垂直の両直線偏波の送受信が可能な一
次放射器においては、第11図に示す如く、ストリップ
線路(6)は、前記同様に円形導波管の管軸に垂直な面
内で且つ管軸を中心として互いに90’ずれた位置にて
、夫々の先端部(61a)(62a)が円形導波管内へ
挿入された第1及び第2の線路(61)(62)を具え
ている。
(作 用) 通常の円偏波にあっては、電磁波の進行方向に垂直な面
内における電界ベクトルEは、その大きさを一定に維持
した状態で、角速度ω=2πf(fは電磁波の周波数)
により右または左方向に回転している。
ここで、右旋の円偏波が第1図(a)に示す円形導波管
(12)内に人力されるとともに、ある時刻toにおけ
る電界ベクトルEの方向を、第1図(b)の実線で示す
上向きと仮定する。この時点では、図の上から下向きに
延びる線路(23a)部分に電磁波が励振され、分岐線
路(23)を通って信号が進む。
次に、時刻t=T/4 (ただし、Tは電磁波の周期)
の時点では、電界ベクトルEは点線で示す右向きとなり
、今度は図の右から左に伸びる分岐線路(24)の先端
(24a)で励振される。
右旋或いは左旋の何れか一方の円偏波の送受信が可能な
前記−次放射器においては、上側の分岐線路(23)は
右側の分岐線路(24)よりλg/4だけ長く設定され
ており、この長い線路を通る間に、位相がπ/2だけ遅
れる。従って、両方の分岐線路(23) (24)が結
合される点(27)では双・方の線路を通った信号の位
相が同相となり、円形導波管(12)に入力された円偏
波の電磁波の電力が、次段のコンバータ側へ効率よく伝
達されるのである。
右旋及び左旋の両方の円偏波の送受信が可能な一次放射
器においては、第1及び第2線路部(32)(33)の
先端部(32a) (33b)は夫々垂直、水平のスタ
ブとなり、これらのスタブ(32a) (33b)から
の出力にはπ/2の位相差が生じる。又、入出力線路(
35)(36)の接続点A、8間にはλ/4の距離の差
があり、これによってπ/2の位相差が異なる。従って
、第10図(a)(b)に示す場合、左旋偏波人力時に
は、出力点Bでの2つの信号は逆相となって出力は零と
なり、一方出力点Aでは、2つの信号の位相が一致して
、円形導波管(12)に入力された円偏波の電磁波の電
力が、入出力線路(35)を経て次段のコンバータ側へ
効率よく伝達される。又、右旋偏波人力時には、出力点
Aでの2つの信号は逆相となって出力は零となり、一方
出力点Bでは、2つの信号の位相が一致して、円形導波
管(12)に人力された円偏波の電磁波の電力が、人出
力線路(36)を経て次段のコンバータ側へ効率よく伝
達される。
又、水平及び垂直の両直線偏波の送受信が可能な一次放
射器においては、第11図に示す如く、 8 第工及び第2の線路(61) (62)の先端部(61
a)(62a)が夫々垂直及び水平偏波用のスタブとな
る。円形導波管(12)へ入力された垂直偏波の電磁波
の電力は、第1線路(61)を経て次段の垂直偏波用コ
ンバータ側へ効率良く伝達される。このとき、第2線路
(62)に出力は現れない。一方、円形導波管(12)
へ人力された水平偏波の電磁波の電力は、第2線路(6
2)を経て次段の水平偏波用コンバータ側へ効率良く伝
達されることになる。このとき、第1線路(61)に出
力は現れない。
(発明の効果) 本発明に係るパラボラアンテナ用−次放射器においては
、上記の如くストリップ線路の先端部を円形導波管内へ
挿入した極めて簡易な構造により、変換時の電力ロスを
可及的に抑えた状態で円偏波或いは直線偏波をTEM波
に直接変換することが可能である。従って、円偏波−直
線偏波変換器、方形導波管、導波管−同軸変換器等が不
要となって、装置全体の小型化および部品点数の減少が
図られる。
 9 0 又上述のストリップ線路の各種形状により、右旋、左旋
の一方又は両方の円偏波、更には垂直及び水平の両直線
偏波の送受信が可能である。
(実施例) 以下、本発明を12GHz帯の電磁波を受信する衛星放
送用のパラボラアンテナに実施した例について説明する
。尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、
特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮
する様に解すべきではない。
塞上失見男 本実施例は、右旋の円偏波送受信用のパラボラアンテナ
に実施した例である。
パラボラアンテナ(1)は、第2図にその全体の概略構
成を示す如く、回転放物面形状の反射鏡(2)の焦点位
置に一次放射器(3)の先端側を位置させ、更に一次放
射器(3)の基端側にコンバータ(4)を具えている。
かかる構成により、衛星から送られてくる円偏波の電磁
波(5)を反射鏡(2)で反射して焦点位置に集めて一
次放射器(3)の先端側に人力する。これによって、−
次放射器(3)では、先端側から入力された円偏波の電
磁波(5)を直線偏波に変換することなく、コンバータ
(4)側のマイクロストリップ線路の伝送モードである
TEM波に直接的に変換して伝達する。
本発明の特徴である一次放射器(3)は、第3図および
第4図にその具体的構成を示す如く、電磁ホーン(11
)と、該電磁ホーン(11)の基端側に連続して接続さ
れた円形導波管(12)と、該導波管(12)の管内に
向けて先端部分が延びるマイクロストリップ線路(13
)とから構成される。
電磁ホーン(11)は先端(14)側がテーパ状に開い
ており、反射鏡(2)で集められた電磁波(5)を均一
に受信可能とするとともに、自由空間と円形導波管(1
2)の特性インピーダンスの整合をとる様にしている。
円形導波管(12)は、その先端(15)側を電磁ホー
ン(11)の基端に連続して接続する一方、基端(16
)側を短絡しており、電磁ホーン(11)を介して人力
した円偏波の電磁波(5)を管内に導入し、基端(16
)側の短絡面で全反射して、管内に定在波を立てる様に
している。
マイクロストリップ線路(13)は、コンバータ回路(
4)の入力側に連続して一体に構成されるものであって
、誘電体基板(20)の裏面側の略全面を覆って接地導
体(21)を設けるとともに、表面側の配線位置に対応
してストリップ導体(22)を設けている。
コンバータ回路(4)から延びるマイクロストリップ線
路(13)は、その先端位置で2つの線路(23)(2
4)に分岐するとともに、分岐した線路(23)(24
)の先端部分に各々、所定長さで直線状の第■スタブ(
23a)および第2スタブ(24a)を設け、両スタブ
(23a) (24a)の先端を円形導波管(12)の
管内に挿入している。スタブ(23a) (24a)の
挿入位置は、第1図(b)の如く、円形導波管(12)
の管軸(25)に対して垂直な面(26)上であって、
更に2つスタブ(23a)(24a)が管軸(25)を
中心として906開いた状態、例えば第2スタブ(24
a)を円形導波管(12)の右側から水平に挿入するの
に対し、第1スタブ(23a)を導波管(12)の上側
から鉛直方向に挿入する様にしている。
本実施例では、円形導波管(12)を前記した定在波の
山の位置で管軸(25)に対して垂直に2つの部分(1
2a) (12b)に切断し、該切断面でマイクロスト
リップ線路(13)の誘電体基板(20)を前後方向か
ら挟むとともに、導波管(12)の内部に含まれる基板
部分裏面の接地導体(21)をエツチング等の方法で除
去することにより、第1および第2スタブ(23a)(
24a)の形成と導波管(12)内での位置固定を可能
としている。なお導波管の長さは、電力の伝達効率を比
較的高く維持でき、且つ特性の劣化をもたらさない範囲
で適宜実験により設定されるものであるが、スタブ挿入
位置から短絡面(16)までの距離をλg/4程度(λ
gは線路内波長)とする一方、円形導波管(12)の入
口(15)からスタブ挿入位置までの距離をλg程度、
あるいはそれ以下に設定することが、小型化の上からも
望ましい。
更に、円偏波の回転方向の上流側に位置するスタブ、例
えば受信すべき電磁波(5)の回転方向が右旋回である
場合、第1スタブ(23a)側における分岐線路(23
)の線路長を、第1図(b)に示す様に第2スタブ(2
4a)側の分岐線路(24)の線路長よりλg/4だけ
長く設定することにより、第1スタブ(23a)を介し
て人力された信号の位相をπ/2だけ遅らせ、2つの分
岐線路(23) (24)が結合する地点(27)にお
ける信号の位相を一致させる。
なお、スタブの挿入量は、受信した円偏波の軸比が最良
となる様に実験により設定されるものであるが、両スタ
ブ(23a) (24a)を接近させ過ぎると相互結合
により特性が悪化し、逆に挿入量が少ないと、受信した
電磁波電力の一部しかスタブに伝わらない。
また、スタブの数を3以上に増加させても、上記した場
合と略同様にして実施可能である。しかし、相互結合が
起こりやすくなるとともに、調整パラメータが増加する
第5図は他の応用例であって、ここでは円形導波管(1
2)を分割することなく、壁面にスタブの挿入孔(30
)を2つ設け、該押入孔(30)にスタブ(23a)(
24a)の先端部分を挿入する様にしている。なお本応
用例でも、導波管(12)内に挿入されるスタブ部分の
裏面導体は除去されている。
匙主尖施男 本実施例は、右旋及び左旋の両回転偏波の送受信が可能
なパラボラアンテナの一次放射器に応用したものである
一次放射器(3)は第6図及び第7図に示す如く、電磁
ホーン(11)と、該電磁ホーン(11)の基端側に連
続して接続された円形導波管(12)と、該導波管(1
2)の管内に向けて先端部分が延びるストリップ線路(
31)とから構成される。
円形導波管(12)にはスタブ挿入用切欠(30)(3
0)を具えている。
ストリップ線路(31)は、コンバータ回路(4)の入
力端に接続して一体に構成されるものであって、誘電体
基板(20)の裏面側の略全面を覆って接地導体(21
)を設けるとともに、表側には、第1乃至第3線路部(
31)(32)(33)からなるストリップ導体を設け
ている。該ストリップ導体の出力点A、B点には夫々入
出力線路(35) (36)が接続され、これらの線路
は夫々、同一基板上に設けられた左旋偏波用RFコンバ
ータ回路及び右旋偏波用RFコンバータ回路(何れも図
示省略)へ接続されている。
第1及び第2線路部(32) (33)の先端部分に各
々、所定長さで直線状の第1スタブ(32a)及び第2
スタブ(33a)を設け、両スタブ(32a) (33
a)の先端を円形導波管(12)の管内に挿入している
。スタブ(32a) (33a)の挿入位置は、第8図
の如く、円形導波管(12)の管軸(25)に対して垂
直な面(26)上であって、更に2つのスタブ(32a
) (33a)が管軸(25)を中心として90’開い
た状態、例えば第2スタブ(33a)を円形導波管(1
2)の右側から水平に挿入するのに対し、第1スタブ(
32a)を導波管(12)の上側から鉛直方向に挿入す
る様にしている。
前記第1及び第2の線路部(32) (33)の基端部
は第3線路部(34)によって互いに連結され、第1、
第2及び第3線路部(32) (33)’(34)の全
長の中間点Oから線路内波長λgの8分の1ずつ両側へ
離れた位置に前記出力点A、Bを具えている。
円形導波管(12)は、前記定在波の山の位置で管軸(
25)に対して垂直に2つの部分(12a) (12b
)に分離して形威し、これらの部分(12a) (12
b)を誘導体基板(20)に開設した挿入孔(37)へ
両側から挿入する。
導波管(12)の内部に配置される2つのスタブ(32
a) (33a)の裏面の接地導体は予めエツチング等
の方法で除去する。
なお導波管の長さ、スタブの挿入量については上記第1
実施例と同様に、適宜実験により最適値に設定される。
第9図に他の応用例を示す。ここでは、円形導波管(1
2)を分割することなく、壁面にスタブの挿入孔(30
)を2つ設け、該挿入孔(30)に前記スタブ(32a
) (33a)の先端部分を挿入する様にしている。
又、導波管(12)内に挿入されるスタブ部分の裏面導
体は除去されている。
第10図(a )(b )によって受信原理を説明する
第10図(a)が左旋円偏波を受信する場合、第10図
(b)が右旋円偏波を受信する場合を示している。
7 8 マイクロ波の周期をT(T=17f)とする。
第10図(a)において時刻1=0のとき、電界ベクト
ルEは右向きであるとする。この時、図の右から左に伸
びているスタブ(33a)にマイクロ波が励振される。
次に時刻t=T/4のとき電界ベクトルEは上向きとな
り、上から下に伸びるスタブ(32a)にマイクロ波が
励振される。
横向きのスタブ(33a)から左旋出力端Aまでの線路
長は下向きのスタブ(32a)から左旋出力端Aまでよ
りもλg/4だけ長い。又、下向きのスタブ(32a)
の励振位相は横向きのスタブ(33a)の励振位相から
π/2だけ遅れている。従って、横向きのスタブ(33
a)からのマイクロ波電力はλg/4長い線路を通る間
に位相がπ/2だけ遅れ、出力端Aでは両者が同相とな
る。この結果、横向きのスタブ(33a)に励振された
マイクロ波電力と下向きのスタブ(32a)に励振され
たマイクロ波電力とが出力端へにて加え合わせられ、左
旋出力が得られるのである。
一方、横向きのスタブ(33a)から右旋出力端Bまで
の線路長は下向きのスタブ(32a)から右旋出力端B
までの線路長よりもλg/4だけ短い。又、下向きのス
タブ(32a)に励振されたマイクロ波電力は位相が一
π/2だけ遅れているが、λg/4長い線路を通る間に
位相がさらにπ/2遅れる。この結果、出力端Bでは、
横向きのスタブ(33a)に励振されたマイクロ波電力
と下向きのスタブ(32a)に励振されたマイクロ波電
力とが逆相となり、右旋出力は現れない。
即ち、左旋円偏波が入射した場合には左旋出力端Aにの
み出力が得られる。
第10図(b)に示す様に右旋円偏波が入射したときに
は、第10図(a)とは逆の関係となって、右旋出力端
Bにのみ出力が得られ、左旋出力は現れない。
従って、左旋及び右旋出力端A、Hに夫々初段RFアン
プを接続すれば、両目偏波を分離して受信することがで
きる。
本実施例においても、スタブの数を3以」二に増加させ
ることが可能であるが、相互結合が起こりやすくなると
ともに、調整パラメータが増加する。
尚、本実施例では、導波管(12)が貫通すべき挿入孔
(37)を基板に開設しているが、挿入孔(37)を設
けることなく、この部分の接地導体を除去しただけでも
良い。
塞主失見舅 本実施例は、水平及び垂直の両直線偏波の送受信が可能
な一次放射器に関するものである。
第1王図に示す如く、ストリップ線路(6)は、先端部
が円形導波管(12)内へ挿入された第1及び第2線路
(61)(62)を具えている。
第1及び第2線路(61)(62)の先端部分に各々、
所定長さで直線状の第1スタブ(61a)及び第2スタ
ブ(62a)を設け、両スタブ(61a) (62a)
の先端を円形導波管(12)の管内に挿入している。ス
タブ(61a) (62a)の挿入位置は、第1及び第
2実施例と同様、円形導波管(12)の管軸に対して垂
直な面上であって、更に2つのスタブ(61a) (6
2a)が管軸を中心として90°開いた状態、例えば第
2スタブ(62a)を円形導波管(12)の右側から水
平に挿入するのに対し、第1スタブ(61a)を導波管
(12)の」二側から鉛直方向に挿入する様にしている
円形導波管(12)へ垂直偏波の電磁波が人力された場
合、該電磁波は第1スタブ(61a)にて励振され、第
1線路(61)を経て垂直偏波用RF開回路42)へ効
率良く伝達される。このとき、第2線路(62)に出力
は現れない。
一方、円形導波管(12)へ水平偏波の電磁波が入力さ
れた場合、該電磁波は第2スタブ(62a)にて励振さ
れ、第2線路(62)を経て水平偏波用RF開回路41
)へ効率良く伝達されることになる。このとき、第1線
路(61)に出力は現れない。
従って、垂直及び水平の両直線偏波を分離して送受信す
ることが出来るのである。
上記の各実施例は本発明を説明するためのものであって
、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減
縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は
上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範
囲内で種々の変形が可1 22 能であることは勿論である。
例えば上述のマイクロストリップ線路を用いた例に限ら
ず、サスペンデッドラインやトリプレートなど、各種ス
トリップ線路でも同様に実施できることは勿論である。
又、円形導波管内に挿入されたスタブは、誘電体基板に
より補強されているが、必ずしもその必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) (b)乃至第5図は本発明の第1実施例
を示し、第1図(a)は−次放射器の基本的構成を示す
概略図、第1図(b)は動作状態を示す説明図、第2図
はアンテナ全体の構成を示す概略図、第3図は一次放射
器の組立状態を説明する分解斜視図、第4図は一次放射
器の中央縦断面図、第5図は他の応用例を示す斜視図、
第6図乃至第10図は本発明の第2実施例を示し、第6
図は一次放射器の組立状態を説明する分解斜視図、第7
図は一次放射器の中央縦断面図、第8図は管軸を示す斜
視図、第9図は他の応用例を示す斜視図、第10図は本
実施例の動作状態を示す説明図、第11図は本発明の第
3実施例を示す斜視図である。 (1)・・・パラボラアンテナ (3)・・・−次放射器 (12)・・・円形導波管 (23a)・・・第1スタブ (2)・・・反射鏡 (4)・・・コンバータ回路 (13)・・・ストリップ線路 (24a)・・・第2スタブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端が開口し他端が閉じた円形導波管(12)と
    、該円形導波管(12)の管内に先端部が挿入されたス
    トリップ線路(13)とを具え、ストリップ線路(13
    )は、その長さが線路内波長λgの4分の1ずつ異なる
    少なくとも2つの線路(23)(24)に分岐すると共
    に、円形導波管(12)の管軸(25)に垂直な面(2
    6)内で且つ管軸(25)を中心として互いに90゜ず
    れた位置にて、分岐した線路(23)(24)の先端部
    (23a)(24b)を円形導波管(12)内へ挿入し
    、右旋或いは左旋の円偏波の送信或いは受信を可能とし
    たことを特徴とするパラボラアンテナ用一次放射器。
  2. (2)一端が開口し他端が閉じた円形導波管(12)と
    、該円形導波管の管軸(25)内に先端部が挿入された
    ストリップ線路(31)とを具え、該ストリップ線路(
    31)は、前記管軸(25)に垂直な面(26)内で且
    つ管軸(25)を中心として互いに90゜ずれた位置に
    て先端部(32a)(33a)が円形導波管(12)内
    へ挿入された第1及び第2の線路部(32)(33)と
    、これらの線路部(32)(33)の基端部を互いに連
    結する第3線路部(34)と、第1、第2及び第3線路
    部(32)(33)(34)の全長の中間点Oから線路
    内波長λgの8分の1ずつ両側へ離れた2点A、Bへ夫
    々接続された2本の入出力線路(35)(36)とを具
    え、右旋及び左旋の両円偏波の送信或いは受信を可能と
    したことを特徴とするパラボラアンテナ用一次放射器。
  3. (3)一端が開口し他端が閉じた円形導波管(12)と
    、該円形導波管(12)の管内に先端部が挿入されたス
    トリップ線路(6)とを具え、該ストリップ線路(6)
    は、円形導波管(12)の管軸(25)に垂直な面(2
    6)内で且つ管軸(25)を中心として互いに90゜ず
    れた位置にて夫々の先端部(61a)(62a)が円形
    導波管(12)内へ挿入された第1及び第2の線路部(
    61)(62)を具え、水平及び垂直の両直線偏波の送
    信或いは受信を可能としたことを特徴とするパラボラア
    ンテナ用一次放射器。
JP11221790A 1989-08-18 1990-04-26 パラボラアンテナ用一次放射器 Pending JPH03273703A (ja)

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JP9689189 1989-08-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435507A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Mitsubishi Electric Corp 円偏波アンテナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0435507A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Mitsubishi Electric Corp 円偏波アンテナ装置

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