JPH03269108A - 中空繊維束の製造方法 - Google Patents

中空繊維束の製造方法

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JPH03269108A
JPH03269108A JP6514290A JP6514290A JPH03269108A JP H03269108 A JPH03269108 A JP H03269108A JP 6514290 A JP6514290 A JP 6514290A JP 6514290 A JP6514290 A JP 6514290A JP H03269108 A JPH03269108 A JP H03269108A
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hollow fiber
filtration
hollow fibers
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Susumu Kawabata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば浄水器のろ過膜等に用いられる中空
繊維束の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の中空繊維束を浄水器のろ過膜として用い
る場合には、ろ過用の中空繊維の中に撥水性の高い空気
抜き用の中空糸膜が一定の比率で混入されている。この
ろ過用中空繊維と空気抜き用中空繊維は、原材料の種類
、配合比率等が異なるため、ろ過用中空繊維と空気抜き
用中空繊維とを別々に紡糸しており、各繊維が洗浄、乾
燥と別々の束でもって後の工程まで流れていた。そして
、第5図に示すように、ろ過用中空繊維100と空気抜
き用中空繊維101とを束ねてlカートリッジ分の束に
し、ケース102内に挿入してカートリッジを構成する
ようになっていた。
第6図には、従来の中空繊維の紡糸装置の一例を示して
いる。すなわち、原料タンク103からギヤポンプ10
4によって供給された原料がノズル105から押し出さ
れて1本の中空繊維が紡糸される。このノズル105に
は紡糸中に、芯液タンク106より芯液も供給され、中
心の貫通孔が形成される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来技術の場合には、ろ過用と
空気抜き用中空繊維を紡糸するための2種類の紡糸装置
を必要とし、設備が大がかりなものとなるばかりか、紡
糸後の後工程で2種類の中空繊維を束ねる作業が必要と
なり、作業能率が悪かった。また、2種類の中空繊維1
00,101を束ねる際に、ろ過用中空繊維100の束
をある程度はぐしてから空気抜き用中空繊維101の束
を加えていたため、中空繊維表面に損傷を与えてしまう
可能性が高いという問題もあった。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、ろ過用と空気抜
き用の異種の中空繊維束を1つの紡糸工程で同時に生成
することができる中空繊維束の製造方法を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明にあっては、液状の原
料をノズルを通して押出して中空繊維を紡糸し、紡糸さ
れた中空繊維を巻取って中空繊維束を形成する中空繊維
束の製造方法において、前記原料をろ過用中空繊維と空
気抜き用中空繊維の各原料用の2系統とし、前記ノズル
に供給される原料を1系統づつ切換えることにより、巻
取った中空繊維束中にろ過用と空気抜き用中空繊維を一
定の比率でもって生成することを特徴とする。
(作 用) 上記構成の中空繊維束の製造方法によれば、1つの紡糸
工程中に、ろ過用と空気抜き用中空繊維が連続的に紡糸
されて巻取られる。したがって、巻取られた中空繊維中
に、ろ過用と空気抜き用中空繊維が一定比率をもって存
在することになる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第1
図は本発明の中空繊維の製造方法に使用される紡糸装置
が示されている。すなわち、ろ過用および空気抜き用原
料タンク1.2が2つ用意され、ノズル3に供給される
原液のラインLL2が2系統設けである。すなわち、一
方の原液タンク1にはろ過用中空繊維の原料Aが収納さ
れ、他方の原液タンク2には空気抜き用中空繊維の原料
Bが収納されている。各原料A、Bは、その用途に応し
て、それぞれの物理化学的性質、熱特性。
m能を考慮して決定される。この実施例では浄水器用の
中空繊維として用いるものであり、たとえばポリスルホ
ンが用いられる。ろ過用と空気抜き用共にポリスルホン
が用いられ、構造上の差異はない。ただ機能上の違いと
しては、水との接触角が異なりろ過用中空繊維は接触角
が大きく親水性があるが、空気抜き用中空繊維の方は水
との接触角が小さく疎水性である。
そして、各原料タンク1.2からノズル3に至るライン
LL、Lttzは、それぞれフィルタ4,5とギヤポン
プ6.7が設けられており、このギヤポンプ6.7を選
択的に切換えることによって、ノズル3からろ過用中空
繊維11と空気抜き用中空繊維12を選択的に押出すよ
うになっている6フイルタ4,5は各原料A、B中のダ
スト等の不純物を靜去するものである。一方、ノズル3
には、紡糸中に繊維の中心に空洞を形成するための芯液
タンク8が接続されている。
ノズル3は、その先端に原料A、Bが押出される押出し
口31を有し、中心を貫く芯液供給部32と、原料注入
口33とを備えている。
次に、上記紡糸装置を用いて中空繊維束を製造する製造
工程を説明する。
まず、いずれか一方、たとえばろ過用の原I+Aを供給
すべくギヤポンプ6を作動して原料Aをノズル3に供給
する。供給された原料Aはノズル3の押出し口31から
押出されて紡糸され、紡糸されたろ過用中空繊維11が
巻取ローラ9に巻取られる。所定量紡糸した後にギヤポ
ンプ6を停止して他方のギヤポンプ7を作動し、空気抜
き用の原料Bをノズル3に供給する。この時、ろ過用の
原料Aに連続するように空気抜き用原料Bを供給する。
すると、ノズル3の押出し口31からろ過用中空繊維1
1の端に空気抜き用中空繊維12がつながったままで紡
糸され、巻取ローラ9に巻取られる。
このろ過用原料Aと空気抜き用原料Bの切換えを、1力
−トリンジ分の束のうちで切換えることにより、巻取ら
れた1力−トリツジ分の束10の中にろ過用中空繊w1
11の束と空気抜き用中空繊l112の東の両方が入る
ことになる。そして、巻取ローラ9の回転速度が一定で
あることから、2つのタンク1.2の流路切換えを一定
時間にできるので、1力−トリンジ分の中空繊維束10
の中には一定の比率でろ過用中空繊維11の束と空気抜
き用中空繊維12の束とが存在することになる。
また、切換えを間欠的に行なうことによって、繊維がろ
過用と空気抜き用に連続的に入れ換わるようになる。
現在は、第3図に示すように1力−トリツジ分の本数を
巻取った後で巻取ローラ9を軸方向に移動するようにな
っていて、1力−トリツジ分がたとえば1000巻き等
の所定巻数に設定されている。そして、1力−トリツジ
分巻取る間に、一定時間で波路を切換えることによって
、1力−トリツジ分の中に、必要本数分のろ過用中空繊
維11と空気抜き用中空112とが存在するようになる
。たとえば、ISき目から900−9き目までをろ過用
とし、900〜1000jP:き目を空気抜き用として
おけばよい。
ここで、巻取ローラ9は一定時間(1力−トリツジ巻取
時間)毎に移動しているため、その時間をろ過用と空気
抜き用とで配分し、それぞれ間欠的に原料A、Bを流す
ことによって、1力−トリツジ分の束の中に、両方の中
空繊維11.12が存在するように構成している。
一方、このようにろ過用と空気抜き用の中空繊It11
.12が1本につながった状態で紡糸されるためには、
両原料A、Bが互いに接着可能であることが必要であり
、接着可能な材料同士が選択される。極端に異なる材料
同士の場合には、原料の接触部位で凝集が起こり得るの
で紡糸そのものが不可能になるからである。
尚、紡糸はいわゆる溶融紡糸法、乾湿式紡糸法。
湿式紡糸法等種々の紡糸方法が採用可能であり、要する
に液状の原料をノズルから押し出して凝固させて紡糸す
るものについて本発明を過用できる。
このようにして紡糸巻取られた1力−トリツジ分の本数
の中空繊維の束を、第4図(a)に示すように1箇所で
カットして、巻き数分の本数の中空繊維の束lOとする
。そして、このようにカットされ束ねた中空繊維束10
を1力−トリンジ分10A、IOA、・・・づつ分断し
て使用に供される。
もっとも、分断しないで使用することもできることはも
ちろんである。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用を有するもので、1つの
紡糸工程中に、原液の系統を切替えることにより、ろ過
用中空繊維と空気抜き用中空繊維が連続的に紡糸され、
巻取られた繊維の束中に、ろ過用中空繊維束と空気抜き
用中空繊維束が一定の比率でもって束ねることができ設
備を簡素化できると共に、従来のように紡糸後工程で2
種類の中空繊維を束ねる手間を省くことができ、製造工
程を極めて単純化することができる。
さらに、従来のように2種類の中空繊維束を束ねる工程
が不要となるので、中空繊維表面が損傷するおそれも無
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中空繊維束の製造方法に用いられる紡
糸設備の概略構成図、第2図は第1図のノズルの概略縦
断面図、第3図は第1図の中空繊維の巻取り状態を示す
概略側面図、第4図(a)および[有])は中空繊維束
のカット工程を示す概略正面図、第5図は従来の中空繊
維束を束ねる状態を説明するための概略図、第6図は従
来の紡糸装置の概略構成図である。 符  号  の  説  明 l・・・原料タンク(ろ過用) 2・・・原料タンク(空気抜き用) 3・・・ノズル      4,5・・・フィルタ67
・・・ギヤポンプ  8・・・芯液タンク9・・−巻取
ローラ    10・・・中空繊維束11・・・ろ過用
中空繊維 12・・・空気抜き用中空繊維 第3図 第 図 第4図 第5図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液状の原料をノズルを通して押出して中空繊維を紡糸し
    、紡糸された中空繊維を巻取って中空繊維束を形成する
    中空繊維束の製造方法において、前記原料をろ過用中空
    繊維と空気抜き用中空繊維の各原料用の2系統とし、前
    記ノズルに供給される原料を1系統づつ切換えることに
    より、巻取った中空繊維中にろ過用と空気抜き用中空繊
    維を一定の比率でもって生成することを特徴とする中空
    繊維束の製造方法。
JP6514290A 1990-03-15 1990-03-15 中空繊維束の製造方法 Expired - Fee Related JP2915053B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111850705A (zh) * 2020-07-27 2020-10-30 杭州查凤科技有限公司 一种智能制造的人造纤维机械设备

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