JPH03266190A - 画像表示方法及び画像変換方法 - Google Patents

画像表示方法及び画像変換方法

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JPH03266190A
JPH03266190A JP2066697A JP6669790A JPH03266190A JP H03266190 A JPH03266190 A JP H03266190A JP 2066697 A JP2066697 A JP 2066697A JP 6669790 A JP6669790 A JP 6669790A JP H03266190 A JPH03266190 A JP H03266190A
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window
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value
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Application number
JP2066697A
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English (en)
Inventor
Akinami Ohashi
大橋 昭南
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US07/552,520 priority patent/US5305204A/en
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Priority to EP90113780A priority patent/EP0409206B1/en
Publication of JPH03266190A publication Critical patent/JPH03266190A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタル化された画像データの画素値を用
いてウィンドウに関するパラメータを設定し画像を表示
させるための画像表示方法及び画像変換方法に関する。
(従来の技術) 従来より例えば医用画像を表示する場合゛、画像メモリ
にディジタルで記録された画像データを読み出し、この
各画像データを階調変換して表示する装−1例えばモニ
タに表示するようにしていた。この場合、画像を見易く
表示するために、術者が表示された画像を見ながら表示
画像ごとにスイッチを操作して、階調変換に関するパラ
メータとしてのウィンドウレベル(以下WLという。)
ウィンドウクイズ(以下WWという。)(以下WL、W
Wを併せてウィンドウという。)の値を調整し、表示画
像を見易く表示させていた。
また自動的にウィンドウを設定する方法としては、撮影
条件、例えばMHI(マグネティック・レゾナンス壷イ
メージング)装置における撮影条件ごとに、予め前記ウ
ィンドウをプリセットしておき、これを読み出して前記
撮影条件に合わせてウィンドウをセットする方法もある
さらには、前記ウィンドウを自動的に設定して階−変換
する技術に関して、例えば画像表示袋−(特開昭63−
84526)が既に知られている。
この画像表示装置は、画像表示メモリへ記録する画像デ
ータから抽出した画素値に対するヒストグラムを第11
図(a)に示すように作成し、このヒストグラムの最大
値Hwaxに対して定められたスレッシュホールドレベ
ルThにより前記ヒストグラム上の最小値W1及び最大
値whを求め、これにより第11図(b)に示すように
画像表示のウィンドウWとレベルを定めて階調変換テー
ブルデータを作成するようにしたものである。
しかしながら、上記従来の画像表示装置のウィンドウの
自動設定にあっては、次のような問題がある。すなわち
公知技術では、単にヒストグラムのスレッシュホールド
レベルThのみでウィンドウ・レベルLおよびウィンド
ウ・ワイズWを設定しているため、人間が設定したウィ
ンドウと一致しない場合が多々あった。このため観察に
適したウィンドウが設定できない場合には、操作者はこ
のウィンドウを観察に適合したウィンドウにいちいち再
設定しなければならず、操作者の負担になっていた。
さらには、前記ウィンドウを自動的に設定して階調変換
する技術に関して、例えば既に同一出願人が出願した特
願平1−186819がある。この発明は見易い表示画
像を1個に定めているが、見易い表示画像とはその観察
目的により必ずしも1個とは限らない。例えば、画像全
体を見る場合と腫瘍などの特定のものを見る場合では、
見易い表示画像が異なってくる。画像全体を見る場合は
画像全体が見易いことが必要であり、腫瘍などを見る場
合は全体は見えなくとも、その部分のダイナミックレン
ジが広く表示されることが望ましい。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明の目的は、画像を表示する際のウィンドウ
の設定操作を簡単化して、操作者の負担を軽減でき、し
かも装置の特性、観察目的に合った画像を容易に観察し
得る画像表示方法を提供することにある。
さらに、X線−CT(コンピュータ・トモグラフィー)
装置にあっては、あらかじめ基準物質を撮影し、計算機
により前記基準物質が予め決められた画素値になるよう
に計算を行なっている。しかしながら、゛前記MRI装
置にあっては、撮影する被写体により信号強度が大きく
変化してしまうため、基準物質を決定することが困難で
あった。
このため、従来ではMHIの画素値を基準化できなかっ
たことから、MRI画像を表示する場合には、画像に合
わせてウィンドウをいちいち設定しなければならず操作
者の作業負担になっていた。
そこで本発明の他の目的は、MHI画像の画素値が略同
−範囲になるように画素値を変換することにより、画像
を表示する際のウィンドウの設定操作を簡単化して、操
作者の負担を軽減できる画像変換方法を提供することに
ある。
[発明の構成] (課題を解決する為の手段) 本発明は上記の課題を解決し目的を達成する為に次のよ
うな手段を講じた。本発明は、ディジタル化された画像
データを用いてウィンドウに関するパラメータを設定し
画像を表示させるための画像表示方法において、前記画
像データに基づき画素値に対するヒストグラムを作成す
る手順と、特定の観察目的に対して候補値として前記パ
ラメータを複数種類設定しこれらのパラメータに対して
それぞれ画像の見易さを表現する評価値を求めこれらの
評価値を比較し最も大きい評価値をもつ前記パラメータ
を、前記特定の観察目的のための目的パラメータとして
設定しこの目的パラメータで画像を表示する手順と、複
数の観察目的に対してそれぞれ目的パラメータを設定し
これらの目的パラメータを選択して画像を変更表示する
手順とからなるものである。
また評価値を、ニューラルネットワークにより求める手
順を含むことを特徴とするものである。
また目的パラメータを求める手順は、候補値として前記
パラメータを設定し、設定された前記パラメータに対し
て前記評価値を求める手順と、このパラメータを各々大
きく変化させこれらに対する評価値を求める手順と、こ
れらの評価値に基づき前記候補値のパラメータを変更設
定する手順と、前記パラメータの変化量を順次小さくす
ることにより最も大きい評価値をもつ前記パラメータを
求める手順を含むことを特徴とするものである。
さらにまたパラメータ及び目的パラメータは、ウィンド
ウレベルまたはウィンドウ幅のうち少なくともいずれか
一方であることを特徴とする。
さらにまた前記複数の目的パラメータの中の少なくとも
1つの目的パラメータを用いて変換関数を決定し、この
変換関数により前記ディジタル画像の画素値を変換して
もう1枚のディジタル画像を作成する手順とからなるこ
とを特徴とするものである。
(作用) このような手段を講じたことにより、次のような作用を
呈する。パラメータを特定の観察目的のための目的パラ
メータとして設定しこの目的パラメータで画像を表示し
、複数の観察目的に対してそれぞれ目的パラメータを設
定しこれらの目的パラノー4夕を選択して画像を変更表
示するので、ウィンドウは画像全体を見る場合と、特定
部位を見る場合とで異なることから、例えば最初に全体
を見る場合のウィンドウを設定し、次に観察者が特定の
観察目的を選択することにより、観察目的に応じたウィ
ンドウとなる。これにより観察者は観察目的に適合した
画像を得ることができ、観察者の負担を軽減できる。
また候補値としてパラメータを設定し、設定されたパラ
メータに対して評価値を求め、このパラメータを各々大
きく変化させこれらに対する評価値を求め、これらの評
価値に基づき前記候補値のパラメータを変更設定し、前
記パラメータの変化量を順次小さくすることにより最も
大きい評価値をもつ前記パラメータが自動的に求められ
るので、人間が感する見易い表示画像を得ることができ
る。
さらに変換関数を用いることにより、観察目的に合わせ
てMRI値を基準化できるので、はぼ−定のウィンドウ
でMHI画像を観察することができる。これにより観察
者はウィンドウの設定がほとんど不要となるので、観察
者の負担を軽減できる。
(実施例) 既に同一出願人が出願した特願平1− 186819の発明(これを第1の発明とする)ではウ
ィンドウの適切さを評価しているが、1枚の画像でも観
察したい対象(部位、腫瘍)、目的などによりウィンド
ウは異なる。
そこで本発明は、観察目的ごとに適切なウィンドウを求
め、観察者の選択により観察目的に合致したウィンドウ
で画像を表示するものである。以下、本発明の具体的な
実施例について説明する。
第1図は本発明に係る画像表示方法の全体の手順を示す
フロー図、第18図は観察目的に合致したウィンドウを
求める方法の手順を示すフロー図、第19図は画像表示
方法の手順を示すフロー図、第4図は前記画像表示方法
を適用した画像表示装置を示す概略ブロック図、第5図
は典型的なMHI画像のヒストグラムを示す図、第9図
は前記MHI画像のピークの定義を示す図である。
第4図において、画像表示装置は、ディジタル化された
画像データを記録する画像メモリ1.制御手段としての
計算機2.ウィンドウレベルおよびウィンドウワイズを
マニュアル入力操作するためのW L /WWスイッチ
31画像メモリ1からの画像データを入力して設定され
たウィンドウで階調を持った画像として表示する表示装
置4、二二−ラルネットワーク5、選択スイッチ10か
ら構成されている。このときの前記画像データの画素値
から階調への変換は、前記WL、WWにより決定される
ものとなっている。この変換方法は、例えばMRI装置
で既に用いられている。
前記計算機2は、前記画像メモリ1から読み出される画
像データに基づき、観察目的に合ったWL、WWを表示
装置4に自動的に設定するものとなっている。なおW 
L /WWスイッチ3をマニュアル操作することにより
、WL、WWを最適に設定することもできる。
次に前記第1図、第18図、第19図、第4図、及び第
5図を参照して前記計算機2により観察目的に合ったW
L、WWを自動設定する画像表示方法を具体的に説明す
る。ここでは、表示画像をMHI画像とする。
1)計算機2は画像記憶装置(図示していない)から指
定された画像を読み出し、これを画像メモリ1に記憶す
る。
2)計算機2は、画像メモリ1の画像についてヒストグ
ラムを作成する(第1図中手順100)。
作成された前記ヒストグラムの典型的な例を第5図に示
す。
3)次に計算機2は手順200において、背景を除去す
るために、このヒストグラムを解析し“A2を求める。
“A″の意味、および求め方は後に詳細に説明する。
4)ここで最も観察したいと推定されるMRI値をMV
Pと名付ける。次に手順300において、前記ヒストグ
ラムを解析し、観察目的ごとのMVPを求める。このM
VPを重用塵の順序に並べたものをMVPnとする。ま
た、このとき求ま゛ったMVPの数、すなわち観察目的
数をmとする。
MVPの定義、および求め方は後に詳細に説明する。
5)次に手順400において、複数の観察目的ごとにそ
の目的に適したウィンドウを求め、ウィンドウ記憶装置
(図示していない)に記憶する。
この手順については後に第18図を参照して詳細に説明
する。
6)次に手順500において、記憶された目的ウィンド
ウの中から、観察者が観察目的に合ったウィンドウを選
択し、これにより画像を表示する。
7)また自動設定されたウィンドウに対して、観察者が
必要に応じ、第4図のWLSWWスイッチ3を操作して
ウィンドウを微調整することもてきる。
したがって、画像を表示する場合には、観察目的に合っ
た表示ウィンドウが簡単に設定できるので、観察者の負
担を軽減できる。
次に前記手順200における“Aoの意味、および求め
方を第5図を参照して詳細に説明する。
前記第5図は手順100において作成されたMRI画像
のヒストグラムの典型的な例である。
人体のMHI画像の内、体外に相当する部分は、−船釣
にMRI値(画素値)が低くほぼ一定値である。これに
より体外に相当する部分は、第5図に示す斜線部分のよ
うな背景Hとなる。この背景Hは観察を必要としない部
分である。
そこで前記計算機2により前記背景Hと体内部との境界
のMRI値を以下のごとく求める。このMRI値をAと
する。第5図に示すようにMRI値Aを求めるには、ま
ず最低のMRI値以上、かつ一定量下のMRI値の範囲
内であって、ヒストグラムのピーク値Hwaxを求める
。このピーク値HwaxからMRI値の大きい方に数個
のヒストグラム上の点H1,H2・・・を求め、その点
H1H2・・・を通る直線Lnを最小二乗法により求め
る。
この直線LnとヒストグラムのOを表すX軸との交点に
おけるMRI値を求め、これをAとする。
A以下のMRI値の部分を背景Hとする。
次に前記手順300におけるMVPの定義、およびこの
求め方を第5図、第9図、第10図を参照して詳細に説
明する。
MVPは、最も見たい部分と推定されるMRI値であり
、MVPnは第n番目の観察目的に対して最も見たい部
分と推定されるMRI値である。
観察目的は、例えば画像全体を見る場合と特定の対象(
部位、腫瘍)とを見る場合などがある。画像全体を見る
場合は、その画像の中で背景を除き最も多くの頻度を有
するMRI値が見易いように表示すれば、全体が見易い
画像になると考えて良い。
したがって、第5図に示すようなヒストグラムを有する
画像では、例えば“へ〇以上のMRI値の中で最も頻度
の高いMRI値をMVPと定めている。
また、特定の対象(部位、腫瘍)の場合もそれぞれ部分
的なヒストグラムのピークに相当すると考えて良い。
したがって、第5図の場合は、MVPI、MVP2、M
VP3がそれぞれ観察目的ごとに最も見たい部分と推定
されるMRI値である。また、この場合、観察目的数m
−3となる。
したがって、MVPnは、“A”以上のMRI値でヒス
トグラムのピークを探すことにより求める。ここでピー
ク(Peak)は、第9図に示すように1点の値が両側
の数点の値より高い値であると定義している。
前記ピークはMVPI〜MVP3の3点であるが、これ
を重用度に応じて順序づけする。ピークの重用度は、 1)ピーク間の距離 2)ピークの高さ 3)ピークの広がり などを考慮して評価する。ここでは重用度がMVPI、
MVP2.MVP3(7)順とする。またこのとき観察
目的(MVPの種類)も同時に記憶しておく。
次に手順400における観察目的に適したウィンドウを
求める手順について第18図を参照して詳細に説明する
1)n−1とおく (手順410)。
2)次に手順420において、第1(第n)番目の観察
目的に適したウィンドウを求める。このウィンドウの求
め方については後に第2図を参照して詳細に説明する。
求めたウィンドウWDI(WDn)をウィンドウ記憶装
置(図示していない)に記憶する。
3)手順430において、n−n+1を行い、n−2(
3,4・・m)にする。
4)手順440において、nと観察目的数mを比較する
。96mの場合、すなわち観察目的が残っている場合は
手順420〜440を繰り返す。
n>mの場合、すなわち全ての観察目的のウィンドウを
求めた場合はこの手順を終了する。
次に前記手順500における観察目的に合ったウィンド
ウ選択し、画像を表示する手順について、第4図及び第
19図を参照して詳細に説明する。
第19図は前述の記憶された目的ウィンドウを選択しそ
れぞれ観察目的ごとのウィンドウにより画像を表示する
手順81〜F1を示すフロー図である。
1)n−1を設定する(手順Bl)。
2)計算機はウィンドウ記憶装置(図示せず)より、目
的ウィンドウWDI(WDn)を読み出し表示装置4に
転送する。表示装置4はそのウィンドウで画像を表示す
る(手順CI)。
3)次に選択スイッチ10が押されると(手順D1)、
押されるごとに目的ウィンドウnがインクリメントされ
る(手順El)。
4)そしてインクリメントされた目的ウィンドウnが予
め記憶されている目的数よりも小さいときには(手順F
1)、計算機2は次の目的ウィンドウn(例えば目的ウ
ィンドウ2.3・・・)を読み出し、この目的ウィンド
ウnを表示装置4に転送することにより、この目的ウィ
ンドウで画像を表示する(手順CI)。
したがって、観察目的に応じて観察者は簡単な操作によ
り、観察目的に適合したウィンドウで画像を表示できる
。なお選択スイッチ10による選択回数が、予め記憶さ
れている目的ウィンドウ数を越えた場合は、ウィンドウ
1に戻り、サイクリックに表示する(手順F1〜手順B
l)。
次に前記手順420における観察目的に適したウィンド
ウの求め方について第2図の実施例を示すフロー図を参
照して詳細に説明する。
1)まず手順すにおいて、候補値として設定されたウィ
ンドウWL及びWWで画像を表示した場合の画像の見易
さを表現する評価値としての画像塵を求める。
2)次に手順Cにおいて、このWL及びWWを各々大き
く変化させて、その時の画像の見易さを評価し、その中
で最も高い画像塵を持つWL。
WWに設定する。
3)次に手順dにおいて、前記WL及びWWの変化量を
順次小さくすることにより最も大きい画像塵をもつWL
及びWWを求める。
なおウィンドウに関するパラメータは、WLまたはWW
のうち少4くともいずれか一方であっても良い。
この方法の具体的な手順を第3図および第8図を参照し
て説明する。第8図(a)はWW、WLを変化させる場
合を示す概略図、第8図(b)はWW、WLに対する画
像塵Qを示す概略図、第3図は具体的な手順の実施例を
示すフロー図である。
1)手順4210において、前記計算機2によりウィン
ドウの初期値WLoSWWoを求める。
初期値は、例えば第5図に示すようにMVPを明るさの
中心として、WLo−MVP、背景H以外は全て見える
ようにするために、WWo−2(MVP−A)のように
設定する。
2)手順4220において、W L c = W L 
W W c = W W 、に設定する。ここでW L
 c 。
W W cは候補のウィンドウである。
3)手順4230において、Δww−wwo /2とし
、ウィンドウの変化量に初期値を設定する。
4)手順4240において、WL c 、 WW cに
おける画像塵Qcを計算する(前記手順すに対応)。こ
の画像塵の求め方については後に詳細に説明する。
5)次に手順4250において、 a)WLc+ΔWW、WWcにおける画像塵Q d l
を前記4)と同様な方法で計算する。
b)WLc+ΔWW、WWc+ΔWWにおける画像塵Q
d2を計算する。
c)WLc、WWc+ΔWWにおける画像塵Qdsを計
算する。
d)WLc−ΔWW、WWc十ΔWWにおける画像塵Q
d4を計算する。
e)WLc−ΔWW、WWcにおける画像塵Q d 5
を計算する。
f)WLc−ΔWW、WWc−ΔWWにおける画像塵Q
d6を計算する。
g)WLc、WWc−ΔWWにおける画像塵Q d 7
を計算する。
h)WLc+ΔWW、WWc−ΔWWにおける画像塵Q
 d sを計算する。
6)次に手順4260において、画像塵Q a r〜Q
dsの中で、最大の画像塵をQdを求め、その画像塵Q
dにおけるWL、WWをWL d。
WWdとする。
7)次に第8図(b)に示すように、手順4270にお
いて、画像塵Qc<Qdならば、Qcからこれより高い
画像塵Qdに移動する。すなわち、手順4280におい
て、W L c −W L d 。
WW c −WW dとし、手順4240へ戻る(手順
Cに対応)。
8)Qc≧Qdならば、手順4290において、ΔWW
−αXΔWWとする(手順dに対応)。ここでαく1な
る定数である。
9)手順4295において、ΔWW≧rならば、手順4
240へ戻る。ここで「は終了を決める定数である。Δ
WW<rならば、WLc、WWcが最終的に求めるWL
、WWとなる。
したがって、候補として設定されたWL、WWに対する
画像塵と、WL、WWを各々大きく変化させたときにお
ける各画像塵とによりWL、WWが変更設定され、さら
にWL、WWの変化量を順次小さくすると、最大の画像
塵が自動的に求められるので、最適なウィンドウが容易
に設定できる。
これにより観察者の操作負担を軽減でき、しかも人間が
感する見易い表示画像を得ることができる。
次に手順4240〜4250において用いられている画
像塵を求める方式について詳細に説明する。画像塵はあ
る設定されたウィンドウで画像を表示した場合に、その
ウィンドウにより表示された画像が、どの程度見易いか
を指数化し、これを評価値として表示したものである。
この画像塵は2種類の方式により求められる。
まず方式1について説明する。この方式は、既に同一出
願人が出願した特願平1−186819に詳細に記載さ
れている。
この画像塵は次のようにして求められる。画像塵をQと
し、画像塵を決定する項目の数をに個とすると、 QはQ−ΣWnXVn  −−−−(101)により計
算される。ここでWnは項目nの重み係数であり、Fn
は項目nの評価値である。重み係数Wnはその項目が画
像塵に関連する割合により経験的に決定したものであり
、例えばWl−5゜W2−4.W3−3.W4−2.W
5−2のような数値である。
(101)式の項目ごとの評価値Vnは、項目ごとに異
なる評価関数Fnにより求められる。
Wn、Fnを最初から最適に設定することが困難な場合
もあるが、その場合にはウィンドウの設定結果を見なが
ら最適になるようにWn、Fnを調整する。
ここでは例えば項目の1つであるMVPに関する評価値
を求めるための評価関数F1について説明する。ここで
MVPとは最も見たい部分と推定されるMRI値である
。Vt −F+  (MVP) である。
第6図に示すようにMRx値はWL、WWに応じて、連
続した明るさとして表示される。ただしWL−WW/2
以下のMRI値は全て最も暗く、WL+WW/2以上の
MRI値は、全て最も明るく表示される。この明るさを
便宜上第6図の縦軸に示す数値、すなわち0.5〜16
.5の連続値として表現している。
前記MVPは、最も見たい部分と推定されるMRI値で
あり、前述のように求められる。このMVPが見易い明
るさになるようにWL、WWを設定することが望ましい
。見易い明るさとは経験的に真ん中の明るさより少し明
るいと考えられる。
従って、ここではMVPが“10”の明るさになるとき
、最も(MVPに関する。)評価値が高くなるように、
“10′から離れるに従って評価値が低くなるようにF
lを設定する。F、は厳密に定義されるものではなく、
ファジィ理論におけるメンバーシップ関数のように、人
間の感覚により定義(設定)する。例えばF、は第7図
に示すような非線形関数に設定する。
同様にF2〜F、の関数を設定することができるが、例
えば第2の項目は“八”の明るさに関するものであり、
“A″以下MRI値は背景と考えられるから、暗いほう
が望ましい。従って、a A IIの明るさが0.5で
あるときには、評価値が高くなり、明るくなるに従い、
評価値が下がる関数を設定する。
以下同様に、「明るさのバランス」に関する項目など、
これ以外の項目に関する関数を設定する。
なお、この方式1において、画像度を求めるための評価
項目と重み係数、評価関数は観察目的(MVPの種類)
に応じて異なったものを用いる。
例えば、MVPが第18図に示すように、MVPl、M
VP2、MVP3であるとする。コノ場合、MVPIは
観察目的が画像全体である場合であり、MVP2、およ
びMVP3は観察目的が特定の対象(腫瘍など)である
場合である。目的1に対する画像度の評価項目と重み係
数は例えば1)MVPの明かるさ一一一一5 2)”A”の明かるさ一一一一4 3)明るさ12の面積−一一一3 4)明るさLの面積−−−−−2 5)明るさのバランスーーーー2 と設定する。目的2に対する画像度の評価項目と重み係
数は例えば 1)MVPの明かるさ一一一−6 2)“B”の明るさ−−−−−4 3)明るさLの面積−−−−−2 4)明るさのバランスーーー−1 と設定する。ここで、“B”は、第10図に示すように
そのピークの左側に隣接したピークとの間にあって、ヒ
ストグラムが最も低い点と、そのピークを結ぶ直線がX
軸と交差する点の画素値である。評価関数も観察目的に
応じて異なる関数を用いる。
次に前記画像度を求めるための方式2について詳細に説
明する。前記方式1は、画像度をファジィ類似の方式に
より求めている。しかしながら、ファジィ類似の方式の
場合には、評価関数1重み係数を決定することが難しい
。また装置ごとに。
病院ごとの特性に合わせることも難しい。
方式2は前記画像度をニューラルネットワークにより求
め、装置ごとに、病院ごとにの特性に合った画像表示方
法を提供するものである。以下、具体的な実施例を説明
する。
第4図において、計算機2は前記画像度を求める場合に
は、画像度の求めるための評価項目をニューラルネット
ワーク5に□転送する。ニューラルネットワーク5は画
像度を求め、その画像度を計算機2に転送する。その結
果、計算機2は画像度を得ることができる。この場合、
方式1と同様に評価項目と値ネットワーク(重み係数)
、は観察目的(MVPの種類)に応じて異なったものを
用いる。
以下、画像度をニューラルネットワーク5により求める
方法について詳細に説明する。
第12図は前記ニューラルネットワーク5の構成を示す
図である。ニューラルネットワーク5は、例えば入力層
30.中間層32.出力層34の3層で構成されている
。入力層30は、入力層30a〜30eの5素子からな
り、入力層30a〜30eに例えば、 1)MVPの明るさ 2)“A”の明るさ 3)明るさ12の面積 4)明るさLの面積 5)明るさのバランス の評価項目(特徴)を入力する。本実施例では特徴を5
個としたが、これは本実施例に限定されるものではない
。特徴の個数が増減した場合は、それに応じて入力層3
0の素子数を増減させれば良い。これらの特徴の具体的
な求め方については後に説明する。
前記中間層32は例えば50素子からなり、前記入力層
30a〜30eともネットワークを構成している。
出力層34は1素子で構成され、前記出力層34から画
像度0〜1を出力する。なお前記方式1においては、画
像度を任意の値で表現していたが、ニューラルネットワ
ーク5を用いているので、画像度を0〜1で表示する。
ただしどちらで表現しても特に問題はない。
前記ニューラルネットワーク5の各素子は、前記実施例
に限定されないが、本実施例では以下に示すシグモイド
関数f  (x)を用いている。
f  (x)=1/ fl+exp (−x+b)1こ
こで、bはバイアスであって、バイアス素子(出力が1
)のウェイトであり、学習により決定される。
ニューラルネットワーク5は予め学習しておく必要があ
る。この学習については後に詳細に説明する。ここでは
、ニューラルネットワーク5は学習が終了しているもの
とする。
第6図に示すようにMRI値はWL、WWに応じて、連
続した明るさとして表示される。ただしWL−WW/2
以下のMRI値は全て最も暗く、WL+WW/2以上の
MRI値は、全て最も明るく表示される。この明るさを
便宜上第6図の縦軸に示す数値、すなわち0.5〜16
.5の連続値として表現している。ここで画素値X、明
るさYとし、直線部分だけに限定すると、 Y−8,5+16x (X−WL)/WW・・・(1)
X−WL+WWx (Y−8,5)/16・・・(2)
となる。
第13図は前記ニューラルネットワーク5により前記画
像度を求める手順を示すフロー図である。
以下この手順を説明する。まず最初に 1)手順a1では、設定されたウィンドウでのMVPの
明るさを求める。この明るさをM V P Gとすると
、(1)式(7) X l:1m M V Pを、Yに
MVPGを代入して、 MVPG −8,5+16X  (MVP−WL)/WW・・・ 
(3) となる。(3)式を用いてMVPGを求め、それに正規
化係数1/16.5を乗算し、0〜1の値に正規化する
2)手順b1では、手順a1と同様に設定されたウィン
ドウでの“A1の明るさを求める。これをAGとすると AC−8,5+16x (A−WL)/WW・・・(4
)となる。(4)式を用いてACを求め、それに正規化
係数1/16.5を乗算し、0〜1の値に正規化する。
3)手順C1ては、前記同様に設定されたウィンドウで
の明るさ12に相当するヒストグラムの面積を求める。
明るさ12は明るさ11.5〜12.5と考えて、(2
)式に Y−11,5〜12.5を代入すると・、X工2 − (3WW/16+WL) 〜(WW/4 +WL)
・・・ (5) となる。
したがって、明るさ12に相当するヒストグラムの面積
は(5)式の範囲のヒストグラムの面積を求めればよい
。同様に正規化係数1/100を乗する。ただし、正規
化後、1を越えるものは1にする。
4)手順d1では、同様に設定されたウィンドウでの明
るさLに相当するヒストグラムの面積を求める。求めら
れた明るさLは、第13図においても最も明るい明るさ
であるから、 Y−16,5に相当する。したがって、(2)式i:Y
−16,5を代入して X 1b、 s −W W / 2 + W L   
     ・・・(6)となる。したがって、X、、、
、以上のヒストグラムの面積を求めれば、明るさLに相
当するヒストグラムの面積が求まる。同様に、正規化係
数1/30を乗する。ただし、正規化後、1を越えるも
のは1にする。
5)手順e1では、同様に設定されたつ・イントウでの
明るさのバランスを求める。明るさのバランスは以下に
より定義する。
(明るさ4〜8の面積)/(明るさ9〜13の面積) それぞれの明るさの面積は、前記手順c1と同様の方法
により求めることができる。同様に正規化係数1/6を
乗する。ただし正規化後、1を越えるものは1にする。
6)手順f1では、前記手順81〜手順e1で求めたそ
れぞれの値をニューラルネットワーク5に転送する。
7)手順g1では、ニューラルネットワーク5よりニュ
ーラルネットワーク5が計算した画像度を得る。
次に前述したニューラルネットワーク5の学習について
説明する。前述した如くニューラルネットワークは予め
学習しておく必要がある。学習方式は実施例に限定され
ることはないが、本実施例ではパックプロパゲーション
法を用いる。ニューラルネットワーク5に一定数の学習
データを繰り返し提示し、パックプロパゲーション法に
より学習を行ない、エラーが一定値以下になると、終了
する。本実施例では、以下に示す学習データを用いて学
習するが、この学習データの作成方法は実施例に限定さ
れることはない。
学習データは実際の複数枚の画像と、それを表示するた
めに専門家が設定したウィンドウを基に作成する。
1)まず画像を1枚選択し、この画像に対して、専門家
(観察者)が設定したウィンドウをWLG。
WWGとし、このWLG、WWGに対して以下の25個
の学習データを決定するための学習ウィンドウWLS、
WWSをサンプリングする。
WLS−WLG−WWG/2 WLG−WWG/4 WLG WLG+WWG/4 WLG+WWG/2 WWS−WWG−WWG/2 WWG−WWG/4 WWG WWG+WWG/4 WWG+WWG/2 そして 2)これらのWLS、WWSに対して前記第13図に示
す手順a1〜e1によりMVP、  “A”などの5つ
の特徴量を25組求め、学習データの入力データを作成
する。
3)またこれらのWLS、WWSに対する教師データを
第14図に示すように定め、前記2)の入力データと組
み合わせて25組の学習データを作成する。
4)以下、適当な枚数の画像について、それぞれ25組
の学習データを作成する。
5)そして作成された全ての学習データを、エラーが一
定値以下になるまで、繰り返し学習する。
以上の学習により予め学習を行っておく。
したがって、ニューラルネットワーク5は学習が可能な
ので、前記第1の発明に用いている関数。
重み係数を決定する煩わしさがなくなる。また装置ごと
に、あるいは病院ごとの特性に合った画像を容易に観察
することができる。
次に第3の発明について詳細に説明する。第15図は前
記MHI装置における画像作成の手順を示す概略図であ
る。MHI画像データは収集され(ステップA)、この
収集されたデータは補正され(ステップB)、さらにこ
の補正された画像データは例えば2次元フーリエ変換法
により再構成される(ステップC)。さらには再構成さ
れた画像データの画素値はコントラストスケールにより
MRI値に変換されてMHI画像になる(ステップD)
。すなわち前記コントラストスケールは一般には、 Y■pX十q・・・(301) と表せる。ここで、YはMRI値であり、Xは再構成画
像の画素値である。またp、qは定数である。本実施例
は、前記コントラストスケールの定数p、qを、再構成
画像に応じて決定する方法を提供するものである。
次に第17図に示す手順100〜手順800について説
明する(手順100〜手順800を第3の発明とする)
。手順100〜手順500は第2発明と同一である。
1)手順600においては、手順100〜手順500に
おいて求めたウィンドウを、観察者が表示画像を観察し
ながら必要に応じて、第4図のWL、WWスイッチ3を
用いて微調整する。
2)第16図はコントラストスケールの定数p。
qを求める方法を示す図である。手順700においては
、前記手順600で得られたWW、WLI:基づき、ウ
ィンドウの上限(WL十WW/2)を一定範囲のMRI
値Uに変換し、かつウィンドウの下限(WL−WW/2
)をMRI値しに変換するようにコントラストスケール
(画素値変換関数)の定数p、qを決定する。
すなわちこれらの値を前記(301)式に代入し、p、
qを求めると、 p −(U−L) /WW q=  (U+L)/2−WLx  (U−L)/WW
となる。
3)手順800では、手順700で得られたコントラス
トスケール(変換関数)の定数p、qを用いて、再構成
画像の画素値を前記(301)式により変換し、MHI
画像を得ることができる。
ここで前記MHI画像の有効な部分(観測したい部分)
の画素値のほとんどは、前記ウィンドウの上限(WL十
WW/2)とウィンドウの下限(WL−WW/2)内に
含まれていると考えられる。
したがって、前記ウィンドウの上下限をある一定範囲の
MRI値(U、L)になるように画素値を変換すれば、
観測したい部分の画素値のダイナミックレンジがU、L
である画像が得られ、MRI値が観測したい画素値に基
準化される。
MRI値は絶対的な意味を持っていないので、このよう
な基準で基準化しても良い。なお、MHI画像のダイナ
ミックレンジを狭くしないように、U−Lは出来るだけ
広く設定した方が良い。
これにより一定のウィンドウ、すなわちウィンドウの上
下限をU、L言い換えればWL−(U十L)/2.WW
−U−Lに設定すれば、基準化したMRI値の画像を観
察できる。つまりMHI画像の不要な部分を除いた有効
な部分の画素値を一定のダイナミックレンジにすれば、
ウィンドウを合わせる必要がない。
したがって、画像を表示する場合には、表示ウィンドウ
の設定の操作が簡単になり、操作者の負担を軽減できる
なお、観察目的が、例えば全体と腫瘍などのように複数
ある場合は、前記手順500〜手順800を繰り返すこ
とにより観察目的ごとの画像を作成しても良、い。
最後に本発明の変形例について説明する。
(1)まず前記実施例はウィンドウレベルおよびウィン
ドウ幅の両方を変化させる方式であるが、ウィンドウレ
ベル、およびウィンドウ幅のいずれか一方を一定値に固
定し、他方を変化させるようにしても良い。
(2)さらに実施例は1枚数の画像ごとにヒストグラム
を作成し、1枚数の画像ごとに表示ウィンドウを探索し
ているが、同一グループに属する全部の画像、例えば1
回のボリュームスキャンで撮影した複数枚のスライスか
らヒストグラムを求め、それに関してウィンドウを決定
し、複数枚数の画像を同一の表示ウィンドウで観察、あ
るいは画像変換するようにしても良い。この場合には1
グループの画像がすべて同一のウィンドウになる。また
、ニューラルネットワークの教師データの作成にも、複
数枚数の画像のヒストグラムを使用してもよい。
(3)さらに実施例では、表示ウィンドウは線形(リニ
アー)であるか、表示ウィンドウは非線形(ノンリニア
ー)であっても良い。
(4)さらに前記実施例は観察目的と推定されるMRI
値を捜し、それに対する画像度の最も高いウィンドウを
探索している。しかし、計算を簡単にするために、例え
ば以下に示すウィンドウの組み合わせにより画像度を求
め、これを画像度の高い順に並べておき、選択スイッチ
10が押されるごとに、画像度の高い順のウィンドウで
表示するようにしてもよい。この場合は比較的近いウィ
ンドウを見つけることができたら、操作者がスイッチ3
を操作してウィンドウを微調整する必要がある。
WL  :  LL−DD/4、 LL−DD/8、 
LL。
LL+DD/8、LL+DD/4 WW:DDx3/4、 DDX7/8、 DD。
DDX9/8、 DDX5/4 ここで、LLSDDは定数である。
(5)さらに前記実施例では1枚の画像ごとにウィンド
ウを計算しているが、同一の条件で連続して撮影した画
像であれば、同一の表示つ・イントウで観察する方が良
い。このため1枚目で観察者が選択したウィンドウ(微
調整を行なった場合は微調整後のウィンドウ)とその画
像度を求めて記憶する。次に2枚目の画像の表示が指定
された場合、1枚目のウィンドウにおける2枚目の画像
の画像度を求め、それを前記記憶した1枚目の画像度と
比較し、その差が一定以下ならウィンドウを変更しない
で、1枚目のウィンドウにより2枚目の画像を表示する
。その差が一定以上の場合には、本発明方法により求め
たウィンドウで表示するようにしても良い。
(6)さらに前記実施例では1枚の画像ごとにウィンド
ウを計算しているが、同一の条件で連続して撮影した画
像であれば、同一の表示ウィンドウで観察する方が良い
。このため同一グループの代表的な画像(例えば中心位
置の画像)でウィンドウを求め、同一グループの全部の
画像に対して同一のウィンドウで画像を表示しても良い
(7)さらに、前記実施例では観察目的をヒストグラム
のピークにより推定しているが、以下の情報、方法を用
いて観察部分の画素値を推定するようにしてもよい。
(1)簡単な画像認識を行ない比較的画素値の纏まって
いる部分を見つける。
(2)撮影条件、 (3)断面(アクシャル面、コロナル面、サジタル面)
、 (4)撮影目的、これは病院オーダーリングシステムか
ら得ることもできる。
また、これらの情報、ヒストグラムの特徴(全体の面積
、ピークの位置、形、高さなど)により、画像度を求め
る項目、評価関数、ウェイト、ニューラルネットワーク
のウェイトなどは異なるものを使用するようにしても良
い。
(8)さらに前記実施例では、あらかじめすべての目的
ウィンドウを求めておき、選択スイッチが押された場合
に、既に求めた目的ウィンドウで画像を表示したが、選
択スイッチが押されるごとに目的ウィンドウを求めるよ
うにしても良い。
次にニューラルネットワークにより画像度を求める方式
における変形例について説明する。
(1)まず前記実施例では、出力素子が1個であり、「
明るさ」、「コントラスト」の両方を統合した画像度を
表しているが、出力素子を「明るさ」、「コントラスト
」に対応して2個とし、これを「明るすぎる〜適当〜暗
すぎる」 (0〜1)。
コントラストが「強すぎる〜適当〜弱すぎる」(0〜1
)のように表しても良い。この場合、画像度は両者の重
み付けの合計として求める。また「明るさ」の教師デー
タは、第14図においてWWS−WWG−、rコントラ
スト」の教師データはWL S −WL Gとおけばよ
い。
(2)さらに実施例は、学習と実行を同一の二二−ラル
ネットワークで行なっているが、学習はワークステーシ
ョンなどの他のニューラルネットワークで行い、実行は
別の簡単なニューラルネットワークで行っても良い。ま
た学習したニューラルネットワークの重み係数のうち、
値の大きいものだけを取り出し、にニューラルネットワ
ークを使用せずに)計算機のソフトウェアだけで計算し
ても良い。
(3)さらに実施例では、すべての画像について、同一
の重み係数を使用しているが、画像のタイプにより異な
る重み係数を使用しても良い。この場合は、計算機から
ニューラルネットワークに、画像タイプに応じて異なる
重み係数を転送するようにする。また学習も画像タイプ
ごとに別々の学習データを用いて行なう。
(4)さらに実施例では、学習データ用の画像の選択に
ついては説明していないが、例えば装置ごとに、10枚
数程度の画像(画像タイプごとに別々に)を学習画像と
して記憶する。この画像によりニューラルネットワーク
を学習させる。このようにすれば、装置に応じたニュー
ラルネットワーク(重み係数)が形成される。さらに新
しい学習画像を追加するか、あるいは古い画像、を新し
い画像に更新して、再度全体の学習画像を用いて学習す
るようにすれば、装置の変化にも対応可能である。
(5)さらに前記(3)、(4)では、装置ごとに画像
タイプごとに別々の重み係数を設けるようにしているが
、これを装置ごと、観察者(医師)ごと1画像タイプご
とに別々の重み係数を設けるようにしても良い。
(6)実施例では、特徴量を線形で正規化した値を入力
としたが、正規化は例えば正弦関数や対数変換などで正
規化しても良い。
(7)実施例では、特徴の個数とニューラルネ・ソトワ
ークの入力層の素子数を同一にしたが、1つの特徴に複
数の入力素子を割り当てて、特徴量を線形で正規化した
値と、正弦関数や対数変換などで正規化した値を入力と
しても良い。
このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
[発明の効果] 本発明によれば、ウィンドウを複数の観察目的のための
目的ウィンドウとして設定しこの目的ウィンドウで画像
を表示し、これらの目的ウィンドウを選択して画像を変
更表示するので、ウィンドウは画像全体を見る場合と、
特定部位を見る場合とで異なることから、例えば最初に
全体を見る場合のウィンドウを設定し、次に観察者が特
定の観察目的を選択することにより、観察目的に応じた
ウィンドウとなる。これにより観察者は簡単な操作によ
り、観察目的に適合した表示画像を観察することができ
るので観察者の負担を軽減できる。
さらに人間が感する見易い表示画像を得ることができる
さらに観察目的に合わせてMRI値を基準化できるので
、はぼ一定のウィンドウでMHI画像を観察することが
できる。これにより観察者はウィンドウの設定がほとん
ど不要になるので、観察者の負担を軽減し得る画像表示
方法及び画像変換方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像表示方法の全体の手順を示す
フロー図、第2図は観察目的に適したウィンドウを求め
る方法を示すフロー図、第3図は前記ウィンドウの求め
方の具体的な手順の実施例を示すフロー図、第4図は前
記画像表示方法を適用した画像表示装置を示す概略ブロ
ック図、第5図は典型的なMRI画像のヒストグラムを
示す図、第6図はMRI値をWL、WWに応じて連続し
た明るさとして表示した図、第7図は評価関数を示す図
、第8図はWW、WLを変化させWW。 WLに対する画像度Qを示す概略図、第9図は前記MR
I画像のピークの定義を示す図、第10図はMVPの求
め方を説明するための図、第11図は従来のウィンドウ
の設定方法の一例を示す図、第12図はニューラルネッ
トワークの構成を示す図、第13図は前記ニューラルネ
ットワークで画像度を求める手順を示すフロー図、第1
4図はWLS、WWSに対する教師データを示す図、第
15図は前記MRI装置における画像作成の手順を示す
概略図、第16図はコントラストスケールの定数p、q
を求める方法を示す図、第17図は画像変換方法の手順
を示すフロー図、第18図は観察目的に合致したウィン
ドウを求める方法の手順を示すフロー図、第19図は画
像表示方法の手順を示すフロー図である。 1・・・画像メモリ、2・・・計算機、3・・・WL、
WWスイッチ、4・・・表示装置、5・・・ニューラル
ネットワーク、10・・・選択スイッチ、30・・・人
力層、32・・・中間層、34・・・出力層、Q・・・
画像度、WL・・・ウィンドウレベル、WW・・・ウィ
ンドウレベル、H・・・背景、MVP・・・最も重要と
推定されるMRI 値、 F・・・評価関数。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディジタル化された画像データを用いてウィンド
    ウに関するパラメータを設定し画像を表示させるための
    画像表示方法において、前記画像データに基づき画素値
    に対するヒストグラムを作成する手順と、特定の観察目
    的に対して候補値として前記パラメータを複数種類設定
    しこれらのパラメータに対してそれぞれ画像の見易さを
    表現する評価値を求めこれらの評価値を比較し最も大き
    い評価値をもつ前記パラメータを、前記特定の観察目的
    のための目的パラメータとして設定しこの目的パラメー
    タで画像を表示する手順と、複数の観察目的に対してそ
    れぞれ目的パラメータを設定しこれらの目的パラメータ
    を選択して画像を変更表示する手順とからなることを特
    徴とする画像表示方法。
  2. (2)前記評価値をニューラルネットワークにより求め
    る手順を含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示
    方法。
  3. (3)前記目的パラメータを求める手順は、候補値とし
    て前記パラメータを設定し、設定された前記パラメータ
    に対して前記評価値を求める手順と、このパラメータを
    各々大きく変化させこれらに対する評価値を求める手順
    と、これらの評価値に基づき前記候補値のパラメータを
    変更設定する手順と、前記パラメータの変化量を順次小
    さくすることにより最も大きい評価値をもつ前記パラメ
    ータを求める手順を含むことを特徴とする請求項1及び
    請求項2記載の画像表示方法。
  4. (4)前記パラメータは、ウィンドウレベルまたはウィ
    ンドウ幅のうち少なくともいずれか一方であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像表示方法。
  5. (5)ディジタル化された画像データの各画素値を変換
    関数により変換し、もう1枚のディジタル画像を作成す
    る画像変換方法において、前記元の画像データの画素値
    に対するヒストグラムを作成する手順と、特定の観察目
    的に対して前記変換関数を決定するためのパラメータを
    候補値として複数種類設定し、これらのパラメータに対
    してそれぞれ画像の見易さを表現する評価値を求めこれ
    らの評価値を比較し最も大きい評価値をもつ前記パラメ
    ータを前記特定の観察目的のための目的パラメータとし
    て設定し、この目的パラメータで画像を表示する手順と
    、複数の観察目的に対してそれぞれ目的パラメータを設
    定しこれらの目的パラメータを選択して画像を変更表示
    する手順と、前記複数の目的パラメータの中の少なくと
    も1つのパラメータを用いて変換関数を決定し、この変
    換関数により前記ディジタル画像の画素値を変換しても
    う1枚のディジタル画像を作成する手順とからなる画像
    変換方法。
  6. (6)前記評価値をニューラルネットワークにより求め
    る手順含むことを特徴とする請求項5記載の画像変換方
    法。
  7. (7)前記パラメータを求める手順は、最初に候補値と
    して前記パラメータを設定し、設定されたパラメータに
    対して前記評価値を求める手順と、このパラメータを各
    々大きく変化させこれらに対する評価値を求める手順と
    、これらの評価値に基づき前記候補値のパラメータを変
    更設定する手順と、前記パラメータの変化量を順次小さ
    くすることにより最も大きい評価値をもつ前記パラメー
    タを求める手順とを含むことを特徴とする請求項5及び
    請求項6記載の画像変換方法。
  8. (8)前記パラメータは、ウィンドウレベルまたはウィ
    ンドウ幅のうち少なくともいずれか一方であることを特
    徴とする請求項5乃至請求項7記載の画像変換方法。
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