JPH03265710A - 気体スラスト軸受 - Google Patents

気体スラスト軸受

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Publication number
JPH03265710A
JPH03265710A JP6173090A JP6173090A JPH03265710A JP H03265710 A JPH03265710 A JP H03265710A JP 6173090 A JP6173090 A JP 6173090A JP 6173090 A JP6173090 A JP 6173090A JP H03265710 A JPH03265710 A JP H03265710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
thrust
thrust bearing
spiral grooves
spiral groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP6173090A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Wada
敏之 和田
Shoji Oba
荘司 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6173090A priority Critical patent/JPH03265710A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、気体スラスト軸受に関し、特に動圧を発生す
るスパイラル溝を形成した気体スラスト軸受に関するも
のである。
従来の技術 近年、流体圧を利用したスラスト軸受の二種として軸受
の対向面にスパイラル溝を形成した動圧型の流体スラス
ト軸受が提案され、高性能でかっ高圧流体源を必要とし
ないため、ポリゴンミラースキャナにおける軸受装置等
、民生機器用のスラスト軸受として注目されている。特
に流体として空気等の気体を用いたものは高速回転に適
するとともに、オイル等を用いた場合のように粘性変化
による特性の変化が小さく、かつ保守が容易である等の
特長を備えている。
発明が解決しようとする課題 ところが、気体スラスト軸受においては、特に軽量な荷
重を支持する場合に、スラスト荷重の変化に対して軸受
面間の隙間が大きく変化してしまい、軸受のスラスト剛
・性が低く、振動等に対する軸受性能の安定性が低いと
いう問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡単な構成でスラス
ト剛性を高めることができる気体スラスト軸受を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の気体スラスト軸受は、上記目的を遠戚するため
、回転軸心回りに相対回転可能でかつ軸心方向に互いに
対向する一対の軸受面を設け、この一対の軸受面の少な
くとも一方に、第1のスパイラル溝を形成するとともに
、その内周部に大気に連通された環状溝を介して第1の
スパイラル溝とは逆方向の第2のスパイラル溝を形成し
たことを特徴とする。
作用 本発明の気体スラスト軸受によれば、一対の軸受面を第
1のスパイラル溝にて正圧が発生するように相対回転す
ると、第1のスパイラル溝にて軸受面を互いに離間させ
る力が発生してスラスト荷重が支持されるとともに第2
のスパイラル溝にて軸受面を互いに吸引させる力が発生
する。そして、第2のスパイラル溝は荷重支持用の第1
のスパイラル溝に対して小さい面積に形成されかつ軸受
面の内周部に形成されて回転周速度も小さいために、そ
の軸受特性は軸受面間の隙間の変化に対して発生する吸
引力の変化が小さく、その結果第1と第2のスパイラル
溝により発律する力を台底すると、第1のスパイラル溝
のみの場合に対して軽量なスラスト荷重領域における軸
受剛性が高くなり、軽量な荷重を支持する場合に剛性の
高い気体スラスト軸受が得られる。又、第1と第2のス
パイラル溝の間に大気に連通した環状溝を設けているの
で、各スパイラル溝による作用がそれぞれ確実に得られ
、同−深さのスパイラル溝にて所望の作用が得られる。
実施例 以下、本発明をポリゴンミラースキャナの軸受に適用し
た一実施例を第1図〜第4図を参照しながら説明する。
第3図において、1は円筒容器状の本体ケースで、その
軸心位置に軸体2の下端部が嵌着固定されている。本体
ケース1の内底部に形成された小径孔部3内に軸受材料
から威る薄板円板状のスラスト軸受板4が嵌着固定され
、その上面に第1スラスト軸受面5が形成されている。
この第1スラスト軸受面5には、第1図に示すように、
径方向の中間部に環状溝6が形成され、この環状溝6と
外周との間に第1のスパイラル溝7(梨地にて表示した
部分)が形成され、環状溝3 6から内周部に向かって第2のスパイラル溝8が形成さ
れている。この第2のスパイラル溝8は第1のスパイラ
ル溝7に対して捩れ方向が逆になるように形成されてい
る。又、これら第1と第2のスパイラル溝7.8はエツ
チングやショツトブラスト加工、若しくは無電解メツキ
等にて形成され、同−深さの溝に形成されている。環状
溝6は、スラスト軸受板4を貫通する連通穴9、本体ケ
ース1の内底面に形成された環状溝10aと貫通穴10
bから成る連通路10を介して大気に連通されている。
尚、スラスト軸受板4の内周部には第2のスパイラル溝
8を形成していない部分が設けられている。
軸体2のスラスト軸受板4から上方に突出した部分の上
部と下部の外周面には互いにねじれ方向が逆のヘリカル
溝11a、llbが形成されている。この軸体2の外周
に軸受材料から威る軸受スリーブ12が数μm〜10μ
mの間隙13をあけて回転自在に嵌合され、軸体2と軸
受スリーブエ2にて気体ラジアル軸受14が構成されて
いる。
4− 軸受スリーブ12の外周面の下部にはポリゴン旦う−1
5が嵌合固定されている。このポリゴンミラー15の下
部には、小径孔部3内に嵌入してスラスト軸受板4と対
向するスラスト軸受部16が設けられ、その下面にて第
1スラスト軸受面5に対向する第2スラスト軸受面17
が形成され、これら第1、第2スラスト軸受面5.17
にて気体スラスト軸受18が構成されている。また、第
2スラスト軸受面17に対して軸受スリーブ12の下端
部が5〜10μm程度下方に突出され、この軸受スリー
ブ10の突出部にて第1スラスト軸受面5の内周部に当
接する突部19が構成されている。
軸受スリーブ12の外周面の上部にはポリゴンミラー1
5を回転駆動するモータ20のロータ21が嵌合固定さ
れている。このロータ21は、軸受スリーブ12に嵌合
された断面形状コ字状の磁気回路形成部材22と、その
下側フランジ22a上に固着された磁石23にて構成さ
れている。磁石23と磁気回路形成部材22の上側フラ
ンジ22bの間の空間にステータコイル24が挿入配置
されている。このステータコイル24はコイル基板25
に設けられ、このコイル基板25が本体ケース1の上端
にポリゴンミラー15の上部を覆うように設けられた蓋
体26に取付けられている。
又、本体ケース1の外周壁には、ポリゴンミラー15の
外周の反射面に対してレーザ光を入出射させる窓27が
形成されている。
以上の構成において、モータ20のステータコイル24
に通電すると、ロータ21が回転駆動され、軸受スリー
ブ12を介してポリゴンミラー15が、例えば1〜2万
rpmの高速で回転する。
その際、軸体2の外周のヘリカル溝11a、11bのボ
ンピング作用によって間隙13内のエア圧力が高められ
、軸受スリーブ12が軸体2に対して非接触で回転自在
に支持される。
又、ポリゴンごラー15の回転に伴ってその下部のスラ
スト軸受部】6が回転し、第1のスラスト軸受面5に対
して第2のスラスト軸受面17が第1図の矢印方向に回
転し、第1のスパイラル溝7のポンピング作用にてその
外周部のエアが軸心に向かって圧送され、一方策2のス
パイラル溝8のボンング作用にて内周部のエアが大気に
連通した環状溝6に向かって吸引され、その結果第1と
第2のスラスト軸受面5.17間に第2図に示すような
圧力分布が発生し、第1のスパイラル溝7にて発生した
正圧にて第2スラスト軸受面17がスラスト荷重に抗し
て10〜15μm程度浮上し、突部19と第1スラスト
軸受面5の内周部の間の当接部も離間して、第1、第2
スラスト軸受面5.17間でも非接触で回転自在に支持
される。 又、この気体スラスト軸受18において、第
1のスパイラル溝7による軸受特性は第4図に仮想線で
示すようになり、第2のスパイラル溝8による軸受特性
は同破線で示すようになる。即ち、第2のスパイラル溝
8は、荷重支持用の第1のスパイラル溝7に対して小さ
い面積に形成されかつ内周部に形成されて回転周速度も
小さいため、第1と第2のスラスト軸受面5.17間の
隙間δの変化に対して発生する負のスラスト荷重の変化
の小さい軸7 受持性を示す。その結果、第1と第2のスパイラル溝7
.8により発生する力を合成すると、第4図に実線で示
すように比較的軽量なスラスト荷重領域において剛性の
高い軸受特性が得られる。即ち、所定のスラスト荷重W
において、第1のスパイラル溝7のみの場合の軸受特性
の勾配βに対して、第1と第2のスパイラル溝7.8を
設けた場合の軸受特性の勾配αが大きく、隙間δの変化
に対してスラスト荷重の変化が大きくなるため、それだ
け軸受の剛性が高くなっている。こうして、剛性の高い
気体スラスト軸受が得られるため、スラスト方向の振動
等に対して安定性の高い軸受が得られる。
さらに、第2のスパイラル溝8により発生する負のスラ
スト荷重が大きくなるように設計することによってスラ
スト荷重Oの線と交差するような軸受特性を得ることも
できる。この場合、例えば回転軸心が水平になってスラ
スト荷重が0になるような状態になっても安定した軸受
性能を有する気体スラスト軸受を得ることができる。
そして、このような回転状態で窓27からポリゴンくラ
ー15の反射面に図示しないレーザ光が入射すると、こ
れを反射してレーザ光の走査が行われる。
一方、停止状態において、第1、第2スラスト軸受面5
.17間で結露が生した場合でも、突部19と第1スラ
スト軸受面5の内周部が接触しているだけで、これら軸
受面5.17の大部分は接触していないため結露による
吸着現象のために起動が不可能になるということはなく
、円滑に起動することができる。特に、突部19を内周
部に設けたことにより、接触抵抗によるトルクが小さく
なり、−層起動が円滑に行われる。
発明の効果 本発明の気体スラスト軸受によれば、第1のスパイラル
溝にて軸受面を互いに離間させる力が発生してスラスト
荷重が支持されるとともに第2のスパイラル溝にて軸受
面を互いに吸引させる力が発生し、これら第1と第2の
スパイラル溝により発生する力が合成されることによっ
て、第1のスパイジル溝のみの場合に対して軽量なスラ
スト荷重領域における軸受剛性が高くなり、振動等に対
して安定性の高い気体スラスト軸受を得ることができ、
さらに必要に応じてスラスト荷重がOの状態でも安定性
のある気体スラスト軸受を得ることもでき、又第1と第
2のスパイラル溝の間に大気に連通した環状溝を設けて
いるので、各スパイラル溝による作用がそれぞれ確実に
得られ、同−深さのスパイラル溝にて所望の作用が得ら
れるため、安価に所望の軸受剛性を有する気体スラスト
軸受を得ることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明をポリゴンごラースキャナのス
ラスト軸受部に適用した一実施例を示し、第1図は気体
スラスト軸受の一方の軸受面の平面図、第2図は同一対
の軸受面間の圧力分布図、第3図はポリゴンミラースキ
ャナの縦断正面図、第4図は気体スラスト軸受の特性図
である。 5    第1スラスト軸受面 6−−−−−−−−・−環状溝 1 8    − 17・−−−−−−−−−−・ 1  B−−−−− 第1のスパイラル溝 第2のスパイラル溝 第2スラスト軸受面 気体スラスト軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転軸心回りに相対回転可能でかつ軸心方向に互いに対
    向する一対の軸受面を設け、この一対の軸受面の少なく
    とも一方に、第1のスパイラル溝を形成するとともに、
    その内周部に大気に連通された環状溝を介して第1のス
    パイラル溝とは逆方向の第2のスパイラル溝を形成した
    ことを特徴とする気体スラスト軸受。
JP6173090A 1990-03-12 1990-03-12 気体スラスト軸受 Pending JPH03265710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173090A JPH03265710A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 気体スラスト軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173090A JPH03265710A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 気体スラスト軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03265710A true JPH03265710A (ja) 1991-11-26

Family

ID=13179619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6173090A Pending JPH03265710A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 気体スラスト軸受

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JP (1) JPH03265710A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100351534C (zh) * 2003-11-20 2007-11-28 松下电器产业株式会社 轴向动压轴承、主轴电机及信息记录再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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