JPH0326421Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326421Y2
JPH0326421Y2 JP19102984U JP19102984U JPH0326421Y2 JP H0326421 Y2 JPH0326421 Y2 JP H0326421Y2 JP 19102984 U JP19102984 U JP 19102984U JP 19102984 U JP19102984 U JP 19102984U JP H0326421 Y2 JPH0326421 Y2 JP H0326421Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid level
remaining
volume
liquid volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19102984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61104328U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19102984U priority Critical patent/JPH0326421Y2/ja
Publication of JPS61104328U publication Critical patent/JPS61104328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326421Y2 publication Critical patent/JPH0326421Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、液量測定システムに係り、特に、姿
勢変動がある物体等に取付けられた液量タンク内
の液量を測定するシステムに用いられて最適な液
量測定システムに関する。
〈従来の技術〉 従来の技術を航空機(以下「機体」と略称す
る)に取付けられた液量(ここでは燃料の量をい
う)残量を測定する液量測定システムを例にとつ
て説明する。尚、前記燃料を測定する液量センサ
は機体に用いられる場合は静電容量式のタンクユ
ニツトが一般に広く用いられるので、以下「T/
U」(タンクユニツトの略称)と表現する。
従来の液量測定システムは、第3図(従来の液
量測定システムの構成を示すブロツク線図)に示
すようなものがあつた。
この第3図の構成は、液量タンクT内の被測定
液Qの液量をT/U1で測定し、このT/U1か
らの信号を入力し液量演算部2で液量残量を演算
し出力するものである。液量演算部2は、T/U
1で測定された測定値を入力し、この測定値に
T/U1の各設定箇所に応じた重み係数を乗算
し、この乗算結果を単純加算して全燃料タンク内
の液量残量を演算する機能を有し、その構成は、
T/U1が接続される入力インターフエイス(以
下「I/F」と略称する)21と、液量残量を演
算する演算機能CPU22と、各設定箇所に応じ
た重み係数を記憶する記憶要素ROM23と、適
宜必要な情報をアクセスするランダムアクセスメ
モリRAM24と、この液量演算結果を外部に出
力する出力I/F25とから成る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、このような従来の液量測定システム
は、単に各T/Uの測定値にその設置場所に対応
した重み係数を乗算した上で加算しているだけな
ので、例えば、物体の姿勢変化等に対して充分の
フオローができない。従つて各設定場所での燃料
残量の値を把握することができず、測定精度も数
%程度と余り良くない。精度を向上するために
T/Uの数を増やすことが考えられるが、この場
合は増やした数だけの重み係数を考慮する必要が
ある上、このようにしても演算構成が各T/Uの
測定値の単純加算なので、1つでもT/Uに故障
が有ると大幅に精度に影響が出る等信頼性の面で
も悪く、実際に使用する上では効果的な解決手段
とはならない、という問題点がある。
本考案はこのような従来の技術の問題点に鑑み
て成されたものであつて、姿勢変動がある物体に
設けられた液量タンク内の被測定液の液量を液量
センサを用いて測定し、被測定液の液量残量を演
算する液量測定システムにおいて、物体の姿勢変
形に左右されることなく正確に液量残量を得る構
成の液量測定システムを提供することを目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するための本考案の液量測定
システムは、液量タンク内に少なくとも3角柱状
で実質的に形成される部屋を複数個形成し、この
形成される3角柱状の部屋の各頂点の位置付近に
夫々液量センサを配置し、この液量センサからの
出力値を基に物体の姿勢変動に影響されない各部
屋個々の液量残量を個別液量残量演算部で演算
し、この個別液量残量演算部の各出力を入力して
液量タンク内の被測定液の全ての液量残量を全液
量残量演算部で演算し出力する構成とした。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。尚、以下に示す図面と第3図おいて重複す
る部分は同一番号を付してその説明は省略する。
第1図は本考案の液量測定システムのブロツク
線図である。
第1図において、M1,…Mm(以下「Mi」と
いう。但し、i=1〜mとする)は、液量タンク
T内にこの例では3個のT/U1を用いて構成し
た実質的に形成された3角柱状から成る複数個の
部屋である。この複数個の部屋の夫々は以下のよ
うに形成される。即ち、M1は〔(T/U)1
(T/U)2,(T/U)3〕(以下(T/U)Aとい
う)、M2は〔(T/U)2,(T/U)3,(T/U)4

(以下(T/U)Bという)から成り、以下同様に
形成され、Mmは〔(T/U)o-2,(T/U)o-1
(T/U)n〕(以下(T/U)Nという)から成
る。3は液量演算部である。この液量演算部3
は、個別液量残量演算部31と全液量残量演算部
32から構成される。個別液量残量演算部31
は、3角柱状の部屋Miの各頂点の位置付近に配
置されたT/U1の出力である測定値CTiを基に
機体の姿勢変動に影響されない各部屋Mi個々の
液量残量値VMjを演算する(各液量残量演算部3
1は夫々31A,…31Nとする。又、jは11〜
Nとする)。全液量残量演算部32は、個別液量
残量演算部31の液量残量値VMjを入力して液量
タンクT内の被測定液Qの全液量残量VMTを演算
する。
以下、このように構成された液量測定システム
を第2図のフローシートを用いて説明する。
ここで、個別液量残量演算部31Aを例にとり、
個別液量残量演算部31Aにおける液量残量値
VM11を得る演算機能について述べる。
(T/U)Aの測定信号CT1,CT2,CT3を入力し、
夫々の液面高さH1,H2,H3を次式に基づいて演
算する。
Hi={(CTi−CDi)/K1}+K2i ……(1) 但し、CDi,K1,K2iは各部屋毎に定められた定
数である。(1)式によつて得られた演算値H1
H2,H3から最適と思われる値(例えばH1)の
T/Uを選択する。この時の選択方法は、例えば
全てが等しい値の場合は任意に選択してもよい
が、異なる値の場合は正しい液面高さの値を出力
していると思われるものを選択できるように条件
づけすればよい。選択されたT/Uの液面高さ
H1から液面傾斜補正前の部屋M1の液量残量値
VMj(ここではj=1)を演算する。即ち、液量
残量値VMjは、 VMj=aHi+b ……(2) (但し、a,bは液面高さHiの値の区間に対
応して定まる定数である)で表わすことができ
る。ここで、液面高さHiの範囲を所定の区間に
分け、定数a,bを変えて折線近似すれば、求め
る液量残量値VMjを得ることができる。
この液量残量値VMjの演算と同時に夫々の液面
高さH1,H2,H3の値から機体のピツチ、ロール
方向の液面傾斜角θ,を次式に基づいて演算す
る。
θ=tan-1・ {(H3−H1)(x3−x2)− (H3−H2)(x3−x1)}/ {(y3−y1)(x3−x2)− (y3−y2)(x3−x1)} =tan-1・ {(H3−H2)(y3−y1)− (H3−H1)(y3−y2)}/ {(y3−y1)(x3−x2)− (y3−y2)(x3−x1)} ……(3) 但し、x1〜x3,y1〜y3はT/Uのx座標、y座
標である。この液面傾斜角演算値θ,と液量残
量値VMjから液面傾斜補正後の演算液量残量VMjk
(ここではj=1,k=1)を得る。即ち、液面
傾斜角に対する液量残量の近似演算式は、 VMjk=VMj+K1θ+K2+K3θ ……(4) となる。但し、K1〜K3は液面高さHi及び液面傾
斜角演算値θ,の値の区間に対応して定まる定
数であり、折線近似式で求めたものである。(2),
(4)式は非線形な関数を区間に分けて多項式で近似
したものである(尚、液面傾斜による誤差は液面
高とピツチ、ロール角の関数となるがこれは複雑
な関数となるので一般に(4)式のような多項式で近
似する演算式が用いられる)。
このようにして個別液量残量部31AのVM11
得られる。同様にして他の個別液量残量部31B
〜31Nの液面傾斜補正後の演算液量残量VM22
VMNNを得る。
全液量残量演算部32ではこれ等の液面傾斜補
正後の個別液量残量VMjkを各々入力して加算演算
し、全液量残量VMTを出力する。
尚、液量演算部3はアナログ演算回路で構成し
てもよいし、マイクロコンピユータ等を用いてソ
フトウエアで構成してもよいことはいうまでもな
い。
又、上述した説明は、T/Uを3個設置した場
合で説明したが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、例えば4個T/Uを設置するようにし
ても本考案を実現することは可能である。
更に又、本考案の液量測定システムは、上述の
機体に用いられることに限定されることなく、同
様の機能、構成を有するものであれば広く利用で
きることはいうまでもない。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に本考案を説明した
ように、液量タンク内に、各頂点付近に夫々液量
センサを配置した、少なくとも3角柱状で実質的
に形成される部屋を複数個設け、物体の姿勢変動
に影響されない各部屋個々の液量残量を演算した
上で全液量残量を測定する本考案の液量測定シス
テムによれば、最低3個のT/Uを用いた三角柱
状の構成は、どような形状の液量タンクにも設置
することができる。即ち、液量演算部を例えばソ
フトウエアで構成すれば、ソフトウエアの一部の
データを修正するだけで他のシステムに簡単に流
用できる、等幅広い利用が可能である。又、液面
傾斜補正演算を行うようにしたので、測定精度の
向上が計れた。更に、T/Uを少なくとも3個で
構成している構造なので、従来技術に比較して故
障等に対しても強くなり、高信頼性を得ることが
出来ると共に、全体としてのT/Uの数は、従来
技術で得られる精度と対応させた場合少なくてよ
い。等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の液量測定システムのブロツク
線図、第2図はフローシート、第3図は従来の液
量測定システムの構成を示すブロツク線図であ
る。 1……液量センサ(T/U)、2,3……液量
演算部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 姿勢変動がある物体に設けられた液量タンク内
    の被測定液の液量を液量センサを用いて測定し、
    前記被測定液の液量残量を演算する液量測定シス
    テムにおいて、 A:前記液量タンク内に実質的に少なくとも3角
    柱状から成る部屋を複数個形成し、この実質的
    に形成された3角柱状の部屋の各頂点付近に
    夫々配置されて成る複数の液量センサと、 B:前記液量センサの出力値を基に、各部屋個々
    についての前記物体の姿勢変動に影響されない
    液量残量を演算する個別液量残量演算部と、 C:前記個別液量残量演算部の各出力を入力して
    前記液量タンク内の被測定液の全ての液量残量
    を演算する全液量残量演算部と、 を具備することを特徴とする液量測定システム。
JP19102984U 1984-12-17 1984-12-17 Expired JPH0326421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19102984U JPH0326421Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19102984U JPH0326421Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61104328U JPS61104328U (ja) 1986-07-02
JPH0326421Y2 true JPH0326421Y2 (ja) 1991-06-07

Family

ID=30748470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19102984U Expired JPH0326421Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326421Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61104328U (ja) 1986-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109060279B (zh) 一种倾角传感器测量桥梁挠度的误差分析方法
US6305218B1 (en) Method of and apparatus for using an alternate pressure to measure mach number at high probe angles of attack
JPH01162124A (ja) 力又はモーメントの計測装置のための較正方法及びこの方向に関する装置
CN110400339A (zh) 深度图处理方法和装置
CN111832108A (zh) 基于倾角监测数据的结构位移响应估计方法和装置
JPH0326421Y2 (ja)
EP0916079B1 (en) Method and apparatus for increasing update rates in measurement instruments
JP3115307B2 (ja) 座標入力装置及び座標検出方法
CN117073823A (zh) 一种超声波水表声速测量方法及系统
CN107101693A (zh) 非稳态液面多传感器加权系数动态分配方法
KR20010037958A (ko) 음파를 이용한 온도측정시 센서위치의 최적 결정방법
US5253190A (en) Weighted temperature measurement using multiple sensors
CN115435812A (zh) 测量设备性能检测方法、装置、计算机设备和存储介质
CN114485863A (zh) 超声波水表的流量误差校正方法、系统、计算机及介质
CN113888379B (zh) 一种学生学业增值评价方法、装置和电子设备
CN114145721B (zh) 一种确定动脉压力的方法、装置及可读存储介质
JPH0210258A (ja) 湿度測定装置
JPS628078A (ja) 測高レ−ダ−の高度誤差補正装置
JP2557885B2 (ja) 差圧式原子炉水位測定装置
JPS5833529Y2 (ja) 測定値補正方式
CN118230003A (zh) 一种温湿度确定方法、装置、电子设备及存储介质
JP4426784B2 (ja) 方位測定装置
JPH02183108A (ja) 傾斜計
JPH0431344B2 (ja)
US6240435B1 (en) Method and device of determination of an input signal which changes in time