JPH03264192A - Al材料ろう付け用フラックス組成物 - Google Patents
Al材料ろう付け用フラックス組成物Info
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- JPH03264192A JPH03264192A JP6234390A JP6234390A JPH03264192A JP H03264192 A JPH03264192 A JP H03264192A JP 6234390 A JP6234390 A JP 6234390A JP 6234390 A JP6234390 A JP 6234390A JP H03264192 A JPH03264192 A JP H03264192A
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、アルミニウム(AIり若しくはその合金から
なるAl材料のろう付けに用いられるフラックス組成物
に係り、特にその溶融開始温度が低く、ツレにより、4
50 ”C程度の低温にても、ろう付けを可能とするフ
ラックス組成物に関するものである。
なるAl材料のろう付けに用いられるフラックス組成物
に係り、特にその溶融開始温度が低く、ツレにより、4
50 ”C程度の低温にても、ろう付けを可能とするフ
ラックス組成物に関するものである。
(背景技術)
Aj2材料のろう付けにおいては、材料の表面に形成さ
れている酸化皮膜がろうの濡れ及び流動を妨害すること
となるところから、がかる酸化皮膜を除去するために、
従来から、NaCj!−KC1!−L i C1系のア
ルカリ金属の塩化物を主成分とする塩化物系のフラック
スが用いられている。しかしながら、この塩化物系のフ
ラックスを用いた場合においては、ろう付け後に残留し
たフラックスがAl材料に対して強い腐食性を有するた
めに、ろう付けを行なった後、フラックス残渣を除去し
なければならず、面倒なものであった。
れている酸化皮膜がろうの濡れ及び流動を妨害すること
となるところから、がかる酸化皮膜を除去するために、
従来から、NaCj!−KC1!−L i C1系のア
ルカリ金属の塩化物を主成分とする塩化物系のフラック
スが用いられている。しかしながら、この塩化物系のフ
ラックスを用いた場合においては、ろう付け後に残留し
たフラックスがAl材料に対して強い腐食性を有するた
めに、ろう付けを行なった後、フラックス残渣を除去し
なければならず、面倒なものであった。
このため、非腐食性のフッ化物フラックスを用いた。!
材料のろう付け手法が種々検討され、例えば、特公昭5
8−27037号公報ニハ、KAI!Fa トKs A
n! F&の混合物からなるフラックス組成物が提案さ
れているが、そのようなフランクスにあっては、その溶
融点が560°C程度とかなり高いところから、必然的
にろう付け温度が高くなり、それによって、ろう付けし
得るAl材料(母材)に制限を受ける等の問題を内在し
ていたのである。即ち、材質上では、特に/l材料(母
材)の溶融点から制限を受け、また寸法の点からも、特
に薄肉化が出来ない等の制限を受けることとなっていた
のである。加えて、ろう付け温度が高くなることによっ
て、ろう付け設備が高価なものとなったり、ろう付け時
のエネルギー消費が大きい等の欠点も内在するものであ
った。
材料のろう付け手法が種々検討され、例えば、特公昭5
8−27037号公報ニハ、KAI!Fa トKs A
n! F&の混合物からなるフラックス組成物が提案さ
れているが、そのようなフランクスにあっては、その溶
融点が560°C程度とかなり高いところから、必然的
にろう付け温度が高くなり、それによって、ろう付けし
得るAl材料(母材)に制限を受ける等の問題を内在し
ていたのである。即ち、材質上では、特に/l材料(母
材)の溶融点から制限を受け、また寸法の点からも、特
に薄肉化が出来ない等の制限を受けることとなっていた
のである。加えて、ろう付け温度が高くなることによっ
て、ろう付け設備が高価なものとなったり、ろう付け時
のエネルギー消費が大きい等の欠点も内在するものであ
った。
(解決課題)
かかる状況下において、本発明の解決課題とするところ
は、溶融開始温度を低下せしめて、450℃程度の低温
度下でのAl材料のろう付けをも可能とする、新規なフ
ラックス組成物を提供することにある。
は、溶融開始温度を低下せしめて、450℃程度の低温
度下でのAl材料のろう付けをも可能とする、新規なフ
ラックス組成物を提供することにある。
(解決手段)
そして、かかる課題解決のために、本発明者らは、Al
材料に対する腐食性が低く且つ比較的低温度にて溶融を
開始するフラックス組成物として種々提案されている組
成物の中で、特開昭61−162295号公報等に明ら
かにされているAlF、−CsF系の組成物について更
に検討を進めた結果、その系に第三成分として一定量の
LiFを添加することにより、Aj!F、−CsF系の
組成物の溶融温度を更に低下せしめることが出来ること
を見い出し、またそれら成分を溶融系の組成物として調
製する場合には、フラックスとしての効果が高いことを
見い出したのであり、そしてこれらの知見に基づいて、
本発明を完成するに至ったのである。
材料に対する腐食性が低く且つ比較的低温度にて溶融を
開始するフラックス組成物として種々提案されている組
成物の中で、特開昭61−162295号公報等に明ら
かにされているAlF、−CsF系の組成物について更
に検討を進めた結果、その系に第三成分として一定量の
LiFを添加することにより、Aj!F、−CsF系の
組成物の溶融温度を更に低下せしめることが出来ること
を見い出し、またそれら成分を溶融系の組成物として調
製する場合には、フラックスとしての効果が高いことを
見い出したのであり、そしてこれらの知見に基づいて、
本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明に係るAI2材料ろう付け用のフラッ
クス組成物にあっては、L I F、 AI F3及び
CsFからなる粉末混合物の溶融・凝固物を主成分とす
る組成物にして、かかる三成分の組成が、(L i F
molχ、 A I F s molχ、 Cs Fs
+olりを示す三角座標において、(2,0,98)と
(2゜98.0)を結ぶ直線A、(0,22,78)と
(78゜22.0)を結ぶ直線B、(30,0,70)
と(3o。
クス組成物にあっては、L I F、 AI F3及び
CsFからなる粉末混合物の溶融・凝固物を主成分とす
る組成物にして、かかる三成分の組成が、(L i F
molχ、 A I F s molχ、 Cs Fs
+olりを示す三角座標において、(2,0,98)と
(2゜98.0)を結ぶ直線A、(0,22,78)と
(78゜22.0)を結ぶ直線B、(30,0,70)
と(3o。
70.0)を結ぶ直線C1及び(60,40,O)と(
0,70,30)を結ぶ直線りからなる4本の直線にて
囲まれる範囲内となるように、調製されるものである。
0,70,30)を結ぶ直線りからなる4本の直線にて
囲まれる範囲内となるように、調製されるものである。
(具体的構成)
ところで、本発明に従うフラックス組成物において、主
成分とされるLiF、AlFz及びCsFからなる粉末
混合物の溶融・凝固物は、それら三成分が上記の如き特
定の組成において調製されることにより、溶融開始温度
が435°C〜460℃の間で制御され得るものである
。
成分とされるLiF、AlFz及びCsFからなる粉末
混合物の溶融・凝固物は、それら三成分が上記の如き特
定の組成において調製されることにより、溶融開始温度
が435°C〜460℃の間で制御され得るものである
。
つまり、かかる溶融・凝固物は、従来のKAlF4とに
、/IF、の混合物からなる組成物に比較すれば勿論の
こと、A I F s Cs Fの二元系の組成物に
比しても、−層低い温度で溶融させ得るものであり、以
てかかる溶融・凝固物を主成分とする、本発明に従うフ
ラックス組成物は、ろう付け温度を450℃程度の低温
とすることが可能となり、これにより、ろう付け母材(
Al材料)の溶融点による制限がなくなり、全てのAl
材料のろう付けが可能となるのである。
、/IF、の混合物からなる組成物に比較すれば勿論の
こと、A I F s Cs Fの二元系の組成物に
比しても、−層低い温度で溶融させ得るものであり、以
てかかる溶融・凝固物を主成分とする、本発明に従うフ
ラックス組成物は、ろう付け温度を450℃程度の低温
とすることが可能となり、これにより、ろう付け母材(
Al材料)の溶融点による制限がなくなり、全てのAl
材料のろう付けが可能となるのである。
これに対して、フラックス組成物を構成するLiF、A
j!Fz及びCsFの割合が上記の範囲外となると、そ
の溶融温度が高くなり、本発明の目的を充分に達威し得
なくなるのである。
j!Fz及びCsFの割合が上記の範囲外となると、そ
の溶融温度が高くなり、本発明の目的を充分に達威し得
なくなるのである。
なお、本発明におけるL iF、AlF:+ 、及びC
sFの組成範囲を、実際に、三角座標に表わしたものを
、第1図として示すが、そこにおいて、本発明範囲は直
線A、B、C,Dにて囲まれる斜線領域となるのである
。
sFの組成範囲を、実際に、三角座標に表わしたものを
、第1図として示すが、そこにおいて、本発明範囲は直
線A、B、C,Dにて囲まれる斜線領域となるのである
。
ところで、本発明においては、LiF、Al!F3及び
CsFの三成分は、一体的に溶融・凝固せしめられた化
合物として与えられるところから、ろう付け加熱時に、
均一に一体的に溶融が進行するため、三成分系のフラッ
クスとしての作用が良好に発揮される利点があり、また
、粉末混合物と異なり、成分の何れかが残存するという
ようなことがないところから、吸湿性を有するCsFが
単独で残留することが回避され、素材の腐食を防止する
上で、−層有利である。
CsFの三成分は、一体的に溶融・凝固せしめられた化
合物として与えられるところから、ろう付け加熱時に、
均一に一体的に溶融が進行するため、三成分系のフラッ
クスとしての作用が良好に発揮される利点があり、また
、粉末混合物と異なり、成分の何れかが残存するという
ようなことがないところから、吸湿性を有するCsFが
単独で残留することが回避され、素材の腐食を防止する
上で、−層有利である。
なお、本発明に従うフラックス組成物は、LiF、Al
F、及びCsFからのみ構成せしめてもよいが、必要に
応じて他の成分を添加せしめることも可能である。例え
ば、それら三成分に加えて、よく知られているように、
犠牲陽極の機能を発揮せしめるため、ZnやZnF、等
を添加しても何等差支えなく、それによって、Al材料
(母材)やろう付け部位の孔食を効果的に防止すること
が出来るものである。具体的には、それらZn粉末やZ
nFz粉末は、200メツシユ以下の粒度において好ま
しく用いられ、特に本発明においては、前記LiF、A
ll!F、、CsFからなる粉末混合物の溶融に際して
、所定割合で混合せしめて、同時に溶融・凝固せしめて
一体的な化合物とすることが好ましい。また、その使用
量は、LiF、AI!、F、及びCsFの粉末混合物に
対して、例えばZn粉末の場合は、重量比で4/6〜9
/1の割合が好ましく、ZnF、粉末の場合は、モル比
で85/15〜94/6の割合で使用するのが好ましい
。
F、及びCsFからのみ構成せしめてもよいが、必要に
応じて他の成分を添加せしめることも可能である。例え
ば、それら三成分に加えて、よく知られているように、
犠牲陽極の機能を発揮せしめるため、ZnやZnF、等
を添加しても何等差支えなく、それによって、Al材料
(母材)やろう付け部位の孔食を効果的に防止すること
が出来るものである。具体的には、それらZn粉末やZ
nFz粉末は、200メツシユ以下の粒度において好ま
しく用いられ、特に本発明においては、前記LiF、A
ll!F、、CsFからなる粉末混合物の溶融に際して
、所定割合で混合せしめて、同時に溶融・凝固せしめて
一体的な化合物とすることが好ましい。また、その使用
量は、LiF、AI!、F、及びCsFの粉末混合物に
対して、例えばZn粉末の場合は、重量比で4/6〜9
/1の割合が好ましく、ZnF、粉末の場合は、モル比
で85/15〜94/6の割合で使用するのが好ましい
。
そして、本発明に従うフラックス組成物は、上記の如き
溶融・凝固物が再び粉砕せしめられて粉末とされるので
あり、かかるフラックス組成物の使用に際しては、それ
は従来と同様に水等により希釈されて、ペースト状とさ
れ、ろう付けされるべきAl若しくはその合金からなる
Al材料に対して適用されることとなる。そして、その
後、従来と同様にして加熱ろう付けが行なわれるのであ
るが、その際、本発明に従うフラックス&11戒物は、
その溶融温度が435〜460℃と低いものであるとこ
ろから、ろう付け温度を450″C程度の低温にまで下
げることが出来、それによって、ろう付けされるべきA
l材料の溶融点による制限がなくなり、全てのAl材料
のろう付けが可能となるのである。
溶融・凝固物が再び粉砕せしめられて粉末とされるので
あり、かかるフラックス組成物の使用に際しては、それ
は従来と同様に水等により希釈されて、ペースト状とさ
れ、ろう付けされるべきAl若しくはその合金からなる
Al材料に対して適用されることとなる。そして、その
後、従来と同様にして加熱ろう付けが行なわれるのであ
るが、その際、本発明に従うフラックス&11戒物は、
その溶融温度が435〜460℃と低いものであるとこ
ろから、ろう付け温度を450″C程度の低温にまで下
げることが出来、それによって、ろう付けされるべきA
l材料の溶融点による制限がなくなり、全てのAl材料
のろう付けが可能となるのである。
また、そのような低温ろう付け操作が可能となることに
よって、高強度/1合金からなるAj2材料のろう付け
が出来ることとなり、構成素材の薄肉化、軽量化を有効
に図り得ることとなったのであり、更にはろう付け温度
が低いところから、ろう付け加熱による/l材料(母材
)の強度低下も少ない等の特徴を発揮し得るのである。
よって、高強度/1合金からなるAj2材料のろう付け
が出来ることとなり、構成素材の薄肉化、軽量化を有効
に図り得ることとなったのであり、更にはろう付け温度
が低いところから、ろう付け加熱による/l材料(母材
)の強度低下も少ない等の特徴を発揮し得るのである。
(実施例)
以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよ
うな実施例の記載によって、何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよ
うな実施例の記載によって、何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが、理解されるべき
である。
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが、理解されるべき
である。
先ず、下記第1表に示される種々の組成にて、LiF、
AlFs及びCsFの各粉末を混合し、溶融・凝固せし
めて得られた組成物を、粉砕して粉末とし、各種フラッ
クス組成物を調製した。
AlFs及びCsFの各粉末を混合し、溶融・凝固せし
めて得られた組成物を、粉砕して粉末とし、各種フラッ
クス組成物を調製した。
次いで、それぞれのフラックス組成物を用いて、JIS
−A−3003合金からなるAl板(厚さ:1am)よ
り作製した、巾:30mX長さ:50−の板上に、同様
のAl板から切り出した長さ:30mX高さ:20nm
の板材を、逆T字型継手構造に組み付けて、ろう付けを
行なった。なお、それぞれのフラックスは、水:フラッ
クス=9:1(重量比)の割合で希釈され、その希釈物
がそれぞれのAl板のろう付け部に塗布された。また、
接合部には、ろう材として、Zn−Alはんだの1g1
IIltx151I!l×7III11のものが配置さ
れ、そして、加熱温度:500’Cにて、ろう付けが行
なわれた。
−A−3003合金からなるAl板(厚さ:1am)よ
り作製した、巾:30mX長さ:50−の板上に、同様
のAl板から切り出した長さ:30mX高さ:20nm
の板材を、逆T字型継手構造に組み付けて、ろう付けを
行なった。なお、それぞれのフラックスは、水:フラッ
クス=9:1(重量比)の割合で希釈され、その希釈物
がそれぞれのAl板のろう付け部に塗布された。また、
接合部には、ろう材として、Zn−Alはんだの1g1
IIltx151I!l×7III11のものが配置さ
れ、そして、加熱温度:500’Cにて、ろう付けが行
なわれた。
下記第1表にフラックス成分の割合とろう付け結果を示
すが、本発明に従う配合組成を有するフラックスを用い
た場合にあっては、500℃の低温度でも良好なろう付
け継手を得ることが出来たが、比較例として示される本
発明範囲外の割合のフラックスを用いた場合にあっては
、フラックスが溶融せず、ろうの流動性が得られず、そ
のため第 1 表 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従うフランク
ス組成物を使用すれば、その低い溶融温度(435〜4
60℃)に基づいて、450°C程度の低温にまで、ろ
う付け温度を下げることが出来、それによって、AIl
材料の溶融点による制限がなくなり、すべてのAl材料
のろう付けが可能となって、高強度A1合金のろう付け
も出来、それにより構成素材の薄肉化や軽量化が図り得
るのである。またろう付け温度が低いところから、ろう
付け加熱による/l材料の強度低下も少ない等の効果も
奏し得るのである。
すが、本発明に従う配合組成を有するフラックスを用い
た場合にあっては、500℃の低温度でも良好なろう付
け継手を得ることが出来たが、比較例として示される本
発明範囲外の割合のフラックスを用いた場合にあっては
、フラックスが溶融せず、ろうの流動性が得られず、そ
のため第 1 表 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従うフランク
ス組成物を使用すれば、その低い溶融温度(435〜4
60℃)に基づいて、450°C程度の低温にまで、ろ
う付け温度を下げることが出来、それによって、AIl
材料の溶融点による制限がなくなり、すべてのAl材料
のろう付けが可能となって、高強度A1合金のろう付け
も出来、それにより構成素材の薄肉化や軽量化が図り得
るのである。またろう付け温度が低いところから、ろう
付け加熱による/l材料の強度低下も少ない等の効果も
奏し得るのである。
さらに、本発明に従うフランクス組酸物の使用により、
ろう付け温度が低下せしめられるため、ろう付け加熱炉
等の諸設備が安価となる他、ろう付け加熱時のエネルギ
ー消費量も少なくすることが出来、それによって、ろう
付けコストの低減に寄与し得ることとなったのである。
ろう付け温度が低下せしめられるため、ろう付け加熱炉
等の諸設備が安価となる他、ろう付け加熱時のエネルギ
ー消費量も少なくすることが出来、それによって、ろう
付けコストの低減に寄与し得ることとなったのである。
第1図は、本発明に従うフランクス組成物において採用
されるL i F、 All F:l及びCsFの組成
範囲を示す三角座標である。
されるL i F、 All F:l及びCsFの組成
範囲を示す三角座標である。
Claims (1)
- LiF、AlF_3及びCsFからなる粉末混合物の溶
融・凝固物を主成分とする組成物にして、かかる三成分
の組成が、(LiFmol%、AlF_3mol%、C
sFmol%)を示す三角座標において、(2、0、9
8)と(2、98、0)を結ぶ直線A、(0、22、7
8)と(78、22、0)を結ぶ直線B、(30、0、
70)と(30、70、0)を結ぶ直線C、及び(60
、40、0)と(0、70、30)を結ぶ直線Dからな
る4本の直線にて囲まれる範囲内となるように、調製さ
れてなるAl材料ろう付け用フラックス組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6234390A JPH03264192A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6234390A JPH03264192A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03264192A true JPH03264192A (ja) | 1991-11-25 |
JPH055600B2 JPH055600B2 (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13197381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6234390A Granted JPH03264192A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03264192A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013008729A1 (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-17 | 第一稀元素化学工業株式会社 | アルミニウム系材料のろう付用フラックス |
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