JPH0326313Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326313Y2 JPH0326313Y2 JP1985182857U JP18285785U JPH0326313Y2 JP H0326313 Y2 JPH0326313 Y2 JP H0326313Y2 JP 1985182857 U JP1985182857 U JP 1985182857U JP 18285785 U JP18285785 U JP 18285785U JP H0326313 Y2 JPH0326313 Y2 JP H0326313Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- outlet
- lubricating oil
- vertical hole
- crank pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 30
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 12
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 10
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/02—Lubrication
- F04B39/0223—Lubrication characterised by the compressor type
- F04B39/023—Hermetic compressors
- F04B39/0238—Hermetic compressors with oil distribution channels
- F04B39/0246—Hermetic compressors with oil distribution channels in the rotating shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0027—Pulsation and noise damping means
- F04B39/0055—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
- F04B39/0061—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes using muffler volumes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0094—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00 crankshaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は密閉型圧縮機に係り、特に潤滑油を飛
散させて密閉ケース内部を冷却する給油装置を改
良した密閉型圧縮機に関するものである。
散させて密閉ケース内部を冷却する給油装置を改
良した密閉型圧縮機に関するものである。
[考案の技術的背景とその問題点]
一般に、密閉型圧縮機の圧縮部は第5図及び第
6図に示すようになつている。
6図に示すようになつている。
図示するように、密閉ケース1の上部に圧縮部
2が設けられており、この圧縮部2は主に、その
中心部に位置するクランク軸3と、このクランク
軸3に係合するピストン4及びシリンダ5と、シ
リンダ5両側から延出して設けられ、上記クラン
ク軸3を半分程度覆うマフラ6とから構成されて
いる。
2が設けられており、この圧縮部2は主に、その
中心部に位置するクランク軸3と、このクランク
軸3に係合するピストン4及びシリンダ5と、シ
リンダ5両側から延出して設けられ、上記クラン
ク軸3を半分程度覆うマフラ6とから構成されて
いる。
給油装置の一部を形成する上記クランク軸3の
クランクピン部7の構造は第7図及び第8図に示
すようなものが知られている。
クランクピン部7の構造は第7図及び第8図に示
すようなものが知られている。
図示するように、クランク軸3のクランクピン
部7には、その中心付近に位置すると共に上方へ
開口し、潤滑油を飛散させて密閉ケース1内部を
冷却する縦穴8と、この縦穴8とクランクピン部
7外周面とを連通し、この外周面に潤滑油を供給
する横穴9と、クランクピン部7外周面全周に潤
滑油を供給するためにクランクピン部7外周面
を、上記横穴9と連通させた状態で、切り欠いた
斜溝10とが設けられている。そして、上記縦穴
8の上方出口11側開口面積は、図示例のよう
に、その直径がクランクピン部7の直径の半分程
度、或は直径と同程度まで広げて大きく開口して
設けられていた。
部7には、その中心付近に位置すると共に上方へ
開口し、潤滑油を飛散させて密閉ケース1内部を
冷却する縦穴8と、この縦穴8とクランクピン部
7外周面とを連通し、この外周面に潤滑油を供給
する横穴9と、クランクピン部7外周面全周に潤
滑油を供給するためにクランクピン部7外周面
を、上記横穴9と連通させた状態で、切り欠いた
斜溝10とが設けられている。そして、上記縦穴
8の上方出口11側開口面積は、図示例のよう
に、その直径がクランクピン部7の直径の半分程
度、或は直径と同程度まで広げて大きく開口して
設けられていた。
以上のように構成されたクランクピン部7へ潤
滑油が供給されると、その潤滑油は縦穴8から横
穴9を通り、斜溝10によつてクランクピン部7
外周面全周へ供給されてクランクピン部7を潤滑
すると共に、上記縦穴8を通つて出口11から密
閉ケース1内部に飛散し、このケース1内部を冷
却することになる。
滑油が供給されると、その潤滑油は縦穴8から横
穴9を通り、斜溝10によつてクランクピン部7
外周面全周へ供給されてクランクピン部7を潤滑
すると共に、上記縦穴8を通つて出口11から密
閉ケース1内部に飛散し、このケース1内部を冷
却することになる。
ところで、上記縦穴8の出口11の開口面積
は、縦穴8を通つて出口11へ供給される潤滑油
量に比較して充分大きく設定されているため、潤
滑油は、出口11から略水平に飛散することにな
る。
は、縦穴8を通つて出口11へ供給される潤滑油
量に比較して充分大きく設定されているため、潤
滑油は、出口11から略水平に飛散することにな
る。
しかし、上記クランクピン部7の出口11は、
シリンダ5及びこのシリンダ5の両側に設けたマ
フラ6によつて覆われているため、潤滑油は第6
図中破線で示す範囲しか飛散することができな
い。このため、密閉ケース1内部を充分冷却する
ことができないという問題があつた。
シリンダ5及びこのシリンダ5の両側に設けたマ
フラ6によつて覆われているため、潤滑油は第6
図中破線で示す範囲しか飛散することができな
い。このため、密閉ケース1内部を充分冷却する
ことができないという問題があつた。
[考案の目的]
本考案は上記事情を考慮してなされたものであ
り、その目的はシリンダ及びマフラに妨げられる
ことなく密閉ケース内部を効果的に冷却すること
ができる給油装置を備えた密閉型圧縮機を提供す
ることにある。
り、その目的はシリンダ及びマフラに妨げられる
ことなく密閉ケース内部を効果的に冷却すること
ができる給油装置を備えた密閉型圧縮機を提供す
ることにある。
[考案の概要]
上記目的を達成するために、本考案は、密閉ケ
ース内の上部に圧縮要素を配設し、この圧縮要素
を駆動するクランク軸に潤滑油を供給する油通路
を形成し、密閉ケース内部を冷却するために、上
記通路に連通させると共にクランク軸芯より偏心
させ、クランク軸上方へ開口した縦穴を設けた密
閉型圧縮機において、上記縦穴の出口側開口面積
Sを次式を満たすように設定したものである。
ース内の上部に圧縮要素を配設し、この圧縮要素
を駆動するクランク軸に潤滑油を供給する油通路
を形成し、密閉ケース内部を冷却するために、上
記通路に連通させると共にクランク軸芯より偏心
させ、クランク軸上方へ開口した縦穴を設けた密
閉型圧縮機において、上記縦穴の出口側開口面積
Sを次式を満たすように設定したものである。
S<Q/2πrf×A
但し、Lv/Lh>0.27のときA=Lh/Lv、Lv/
Lh≦0.27のときA=1/0.27であり、式中Qは油
温100℃において出口から流出する潤滑油の単位
時間あたりの流出量、rはクランク軸に対する出
口の偏心量、Lhはクランク軸の中心からマフラ
までの距離、Lvはクランクピン部上端部の出口
とマフラ上端部との高さの差、fはクランク軸の
運転周波数である。このように構成することによ
り、上記縦穴の出口から潤滑油を効果的に飛散さ
せ密閉ケース内部を充分に冷却できるようにした
ものである。
Lh≦0.27のときA=1/0.27であり、式中Qは油
温100℃において出口から流出する潤滑油の単位
時間あたりの流出量、rはクランク軸に対する出
口の偏心量、Lhはクランク軸の中心からマフラ
までの距離、Lvはクランクピン部上端部の出口
とマフラ上端部との高さの差、fはクランク軸の
運転周波数である。このように構成することによ
り、上記縦穴の出口から潤滑油を効果的に飛散さ
せ密閉ケース内部を充分に冷却できるようにした
ものである。
[考案の実施例]
以下に本考案の一実施例の添付図面に従つて説
明する。
明する。
密閉型圧縮機内に設けられる圧縮部の全体の構
造は第5図及び第6図に示す従来例と同様に、密
閉ケース1の上部に圧縮部2が設けられており、
この圧縮部2は主に、クランク軸3と、ピストン
4及びシリンダ5と、マフラ6とから構成されて
いる。
造は第5図及び第6図に示す従来例と同様に、密
閉ケース1の上部に圧縮部2が設けられており、
この圧縮部2は主に、クランク軸3と、ピストン
4及びシリンダ5と、マフラ6とから構成されて
いる。
上記シリンダ5の頂部には第3図に示すよう
に、吸込室(図示せず)と吐出室(図示せず)と
を有する弁カバー12が、固定用ボルト13によ
つてシリンダ5頂部を覆うように設けられてい
る。そして、これらシリンダ5及び弁カバー12
の間には、シリンダ5側から順次、吐出通路を形
成する吐出通路孔14を有すると共に吸込弁15
を形成する吸込弁板16と、吸込通路を形成する
吸込通路孔17を有すると共に吐出弁18を形成
する肉厚の吐出弁板19と、この吐出弁板19と
上記弁カバー12とをシールする弁パツキン20と
が設けられている。上記弁パツキン20は第2図
に示すように、弁カバー12の吸込室及び吐出室
をそれぞれシールするために吸込室側21及び吐
出室側22の二つの部分から構成される。そし
て、この弁パツキン20外郭の吸込室側21の横
幅Lsを吐出室側22の横幅Ldよりも小さく設け
ている。これは、弁パツキン20の吸込室側21
を構成する縦フレーム部23及びボルト用穴部2
4等の各部分の幅を狭くすると共に外周距離も短
くすることで、弁パツキン20の接触積を、吐出
室側22よりも吸込室側21を小さくし、高圧に
なる吐出室側22のシール性を向上させるためで
ある。
に、吸込室(図示せず)と吐出室(図示せず)と
を有する弁カバー12が、固定用ボルト13によ
つてシリンダ5頂部を覆うように設けられてい
る。そして、これらシリンダ5及び弁カバー12
の間には、シリンダ5側から順次、吐出通路を形
成する吐出通路孔14を有すると共に吸込弁15
を形成する吸込弁板16と、吸込通路を形成する
吸込通路孔17を有すると共に吐出弁18を形成
する肉厚の吐出弁板19と、この吐出弁板19と
上記弁カバー12とをシールする弁パツキン20と
が設けられている。上記弁パツキン20は第2図
に示すように、弁カバー12の吸込室及び吐出室
をそれぞれシールするために吸込室側21及び吐
出室側22の二つの部分から構成される。そし
て、この弁パツキン20外郭の吸込室側21の横
幅Lsを吐出室側22の横幅Ldよりも小さく設け
ている。これは、弁パツキン20の吸込室側21
を構成する縦フレーム部23及びボルト用穴部2
4等の各部分の幅を狭くすると共に外周距離も短
くすることで、弁パツキン20の接触積を、吐出
室側22よりも吸込室側21を小さくし、高圧に
なる吐出室側22のシール性を向上させるためで
ある。
上記クランク軸3の上部には本考案に係るクラ
ンクピン部が設けられている。このクランクピン
部は第1図に示すように、その中心付近に位置す
ると共に上方に開放し、潤滑油を飛散させて密閉
ケース1内部を冷却するために油通路30に連通
した縦穴25と、この縦穴25とクランクピン部
26外周面とを連通し、この外周面に潤滑油を供
給す横穴27と、クランクピン部26外周面全周
に潤滑油を供給するためにクランクピン部26外
周面を、上記横穴27と連通させた状態で、切り
欠いた斜溝28とから構成されている。
ンクピン部が設けられている。このクランクピン
部は第1図に示すように、その中心付近に位置す
ると共に上方に開放し、潤滑油を飛散させて密閉
ケース1内部を冷却するために油通路30に連通
した縦穴25と、この縦穴25とクランクピン部
26外周面とを連通し、この外周面に潤滑油を供
給す横穴27と、クランクピン部26外周面全周
に潤滑油を供給するためにクランクピン部26外
周面を、上記横穴27と連通させた状態で、切り
欠いた斜溝28とから構成されている。
特に本考案の特長とするところは上記縦穴25
の出口29の開口面積Sを次式を満たす大きさに
したことにある。
の出口29の開口面積Sを次式を満たす大きさに
したことにある。
S<Q/2πrf×A
(Lv/Lh>0.27のときA=Lh/Lv
Lv/Lh≦0.27のときA=1/0.27) …(1)
Q:油温100℃において出口29から流出する潤
滑油の単位時間あたりの流出量(〓/s) r:クランク軸3に対する出口29の偏心量
(mm) Lh:クランク軸3の中心からマフラ6までの距
離(mm) Lv:クランクピン部26上端部の出口29とマ
フラ6上端部との高さの差(mm) f:クランク軸3の運転周波数(Hz) この式は以下の理由による。
滑油の単位時間あたりの流出量(〓/s) r:クランク軸3に対する出口29の偏心量
(mm) Lh:クランク軸3の中心からマフラ6までの距
離(mm) Lv:クランクピン部26上端部の出口29とマ
フラ6上端部との高さの差(mm) f:クランク軸3の運転周波数(Hz) この式は以下の理由による。
縦穴25の出口29から流出する潤滑油の鉛直
方向の速度をVv、水平方向の速度をVhとする
と、Vvは口29において、単位面積内を単位時
間あたりに通過する潤滑油の量であり、Vhは出
口29の偏心量rに角速度をかけ合わせたもので
あり、次式のようになつている。
方向の速度をVv、水平方向の速度をVhとする
と、Vvは口29において、単位面積内を単位時
間あたりに通過する潤滑油の量であり、Vhは出
口29の偏心量rに角速度をかけ合わせたもので
あり、次式のようになつている。
Vv=Q/S(mm/s) …(2)
Vh=2πrf(mm/s) …(3)
縦穴25の出口29から飛散する潤滑油がマフ
ラ6を飛び越すためには、横穴27からクランク
ピン部26外周面への潤滑油の供給量等を考慮し
て、出口29から飛散する潤滑油の速度の方向
(Vv/Vh)が、この出口29からマフラ6の上
端部を仰ぐ仰角(Lv/Lh)よりも大きくなるよ
うに設定しなければならない。このため次式のよ
うになる。
ラ6を飛び越すためには、横穴27からクランク
ピン部26外周面への潤滑油の供給量等を考慮し
て、出口29から飛散する潤滑油の速度の方向
(Vv/Vh)が、この出口29からマフラ6の上
端部を仰ぐ仰角(Lv/Lh)よりも大きくなるよ
うに設定しなければならない。このため次式のよ
うになる。
Vv/Vh>Lv/Lh …(4)
そして、(2)(3)(4)式より(1)式が得られる。
尚、潤滑油の上方への飛散角度は冷却効率を考
慮して最低でも15゜を越える角度になつている。
つまり、 Vv/Vh>Lv/Lh=tan15゜=0.27 このため、(1)式の限定条件のように、縦穴25
の出口29からマフラ6の上端部を仰ぐ仰角αが
15゜を越える場合、つまりα=Lv/Lh>tan15゜=
0.27のときは、上記(4)式を満たす式となり、 A=Lh/Lv 仰角αが15゜以下の場合、つまりLv/Lh≦
0.27のときは、潤滑油の飛散速度の方向(Vv/
Vh)が15゜より上方になるため(4)式はVv/Vh>
tan15゜=0.27であり、 A=1/0.27 となるように設定してある。
慮して最低でも15゜を越える角度になつている。
つまり、 Vv/Vh>Lv/Lh=tan15゜=0.27 このため、(1)式の限定条件のように、縦穴25
の出口29からマフラ6の上端部を仰ぐ仰角αが
15゜を越える場合、つまりα=Lv/Lh>tan15゜=
0.27のときは、上記(4)式を満たす式となり、 A=Lh/Lv 仰角αが15゜以下の場合、つまりLv/Lh≦
0.27のときは、潤滑油の飛散速度の方向(Vv/
Vh)が15゜より上方になるため(4)式はVv/Vh>
tan15゜=0.27であり、 A=1/0.27 となるように設定してある。
以上のような構成とすることによつて、高温の
潤滑油は出口29から密閉ケース1内部全域に飛
散される。
潤滑油は出口29から密閉ケース1内部全域に飛
散される。
したがつて潤滑油の温度がケース1に伝わり、
更に空気中へと伝わつて密閉ケース1内部を有効
に冷却することができる。
更に空気中へと伝わつて密閉ケース1内部を有効
に冷却することができる。
尚、縦穴25の出口29の開口面積Sの設定に
際して、出口29からの潤滑油の流出量Qを油温
100℃におけるものとしたのは、第4図に示すよ
うに、流出量Qは油温上昇とともに増加するが、
高温になるほど変化が小さく、100℃程度で変化
が急激に小さくなるためである。
際して、出口29からの潤滑油の流出量Qを油温
100℃におけるものとしたのは、第4図に示すよ
うに、流出量Qは油温上昇とともに増加するが、
高温になるほど変化が小さく、100℃程度で変化
が急激に小さくなるためである。
また、低温においては、上記の冷却効果を期待
する必要がない。
する必要がない。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば次のごとき優れた
効果を発揮する。
効果を発揮する。
クランクピン部に設けた縦穴の出口側開口面積
Sを S<Q/2πrf×A (Lv/Lh>0.27のときA=Lh/Lv Lv/Lh≦0.27のときA=1/0.27) に設定すると共に、出口からの潤滑油の流出量Q
を、潤滑油の高温域(100℃)における値に設定
したので、圧縮機内部が高温になつた時に潤滑油
が密閉ケース内部に有効に飛散し圧縮機内部を冷
却して、この圧縮機の過熱を押えることができ
る。
Sを S<Q/2πrf×A (Lv/Lh>0.27のときA=Lh/Lv Lv/Lh≦0.27のときA=1/0.27) に設定すると共に、出口からの潤滑油の流出量Q
を、潤滑油の高温域(100℃)における値に設定
したので、圧縮機内部が高温になつた時に潤滑油
が密閉ケース内部に有効に飛散し圧縮機内部を冷
却して、この圧縮機の過熱を押えることができ
る。
これにより圧縮機の信頼性を向上させることが
できる。
できる。
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2
図はパツキンを示す平面図、第3図はシリンダ頂
部の弁カバーの分解斜視図、第4図は縦穴の出口
から流出する潤滑油の流出量と油温との関係を示
す図、第5図は密閉型圧縮機の圧縮部を示す側断
面図、第6図は第5図の平面図、第7図及び第8
図は従来例を示す側断面図である。 図中、3はクランク軸、25は縦穴、26はク
ランクピン部、29は出口である。
図はパツキンを示す平面図、第3図はシリンダ頂
部の弁カバーの分解斜視図、第4図は縦穴の出口
から流出する潤滑油の流出量と油温との関係を示
す図、第5図は密閉型圧縮機の圧縮部を示す側断
面図、第6図は第5図の平面図、第7図及び第8
図は従来例を示す側断面図である。 図中、3はクランク軸、25は縦穴、26はク
ランクピン部、29は出口である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 密閉ケース内の上部に圧縮要素を配設し、該圧
縮要素を駆動するクランク軸に、潤滑油を供給す
る油通路を形成し、密閉ケース内部を冷却するた
めに、上記通路に連通させると共にクランク軸芯
より偏心させクランク軸上方へ開口した縦穴を設
けた密閉型圧縮機において、上記縦穴の出口側開
口面積Sを下記の式を満すように設定したことを
特徴とする密閉型圧縮機。 S<Q/2πrf×A 但し、Lv/Lh>0.27のときA=Lh/Lv、Lv/
Lh≦0.27のときA=1/0.27である。尚、式中Q
は油温100℃において出口から流出する潤滑油の
単位時間あたりの流出量、rはクランク軸に対す
る出口の偏心量、Lhはクランク軸の中心からマ
フラまでの距離、Lvはクランクピン部上端部の
出口とマフラ上端部との高さの差、fはクランク
軸の運転周波数である。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985182857U JPH0326313Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | |
KR2019860018614U KR930001198Y1 (ko) | 1985-11-29 | 1986-11-26 | 밀폐형 압축기 |
SU864028563A SU1450758A3 (ru) | 1985-11-29 | 1986-11-29 | Компрессор закрытого типа |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985182857U JPH0326313Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6290987U JPS6290987U (ja) | 1987-06-10 |
JPH0326313Y2 true JPH0326313Y2 (ja) | 1991-06-06 |
Family
ID=16125666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985182857U Expired JPH0326313Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326313Y2 (ja) |
KR (1) | KR930001198Y1 (ja) |
SU (1) | SU1450758A3 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000054178A (ko) * | 2000-05-25 | 2000-09-05 | 최수택 | 축열재를 내장한 수축열식 보일러 |
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1985
- 1985-11-29 JP JP1985182857U patent/JPH0326313Y2/ja not_active Expired
-
1986
- 1986-11-26 KR KR2019860018614U patent/KR930001198Y1/ko not_active IP Right Cessation
- 1986-11-29 SU SU864028563A patent/SU1450758A3/ru active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6290987U (ja) | 1987-06-10 |
KR870008544U (ko) | 1987-06-12 |
KR930001198Y1 (ko) | 1993-03-18 |
SU1450758A3 (ru) | 1989-01-07 |
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