JPH03262499A - ポリヌクレオチド検出方法およびpcr反応装置 - Google Patents

ポリヌクレオチド検出方法およびpcr反応装置

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JPH03262499A
JPH03262499A JP5815390A JP5815390A JPH03262499A JP H03262499 A JPH03262499 A JP H03262499A JP 5815390 A JP5815390 A JP 5815390A JP 5815390 A JP5815390 A JP 5815390A JP H03262499 A JPH03262499 A JP H03262499A
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JP
Japan
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polynucleotide
probe
reaction
test
tested
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JP5815390A
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Shiro Kimura
木村 士郎
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KOSUMITSUKU KK
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KOSUMITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、DNAやRNA等の微量ポリヌクレオチドを
検出するポリヌクレオチド検出方法に関するものである
。より詳しくは、混合物中に僅かに存在する目的ポリヌ
クレオチドを、或いは長鎖ポリヌクレオチド中に存在す
る目的ポリヌクレオチドを、密閉系内で選択的に増幅し
検出する方法に関する。
また本発明は、このポリヌクレオチド検出方法に好適な
PCR反応装置に関する。
(発明の背景) 近年、分子生物学の進歩により遺伝子レベルでの解析が
進み、血球や生体組織中のDNAやRNAなどのポリヌ
クレオチドを調べることによりウィルス感染の有無や、
感染症、AIDS、肝炎等のDNA診断や、遺伝子病等
の診断が行なわれようとしてきている。
例えばA、 I D S感染の場合、AIDSウィルス
に対する抗体が増加しない潜伏期では、従来の抗体検出
による診断では感染の有無を判定できなかったが、感染
リンパ球中のRNA又はゲノム中に潜り込んだDNAを
検出できれば、潜伏期であっても感染の有無を判定でき
る。
しかし、一般にDNAやRNAなとは生体試料中に極く
僅かにしか存在しないため、これらを増幅しないと検出
ができない。
このような微量DNAやRNAを効率的に増幅する方法
として米国特許第4,683,202号に記載されてい
る、いわゆるP CR(PolymeraseChai
n Reaction)が知られている。この方法は、
目的DNAにプライマーを加えてDNAポリメラーゼで
2本鎖DNAを合成し、この2本鎖DNAを解離させ、
得られた1本鎖DNAを鋳型にして再び2本鎖DNAを
合成する、というサイクルを繰返す。1サイクルでDN
A合成の鋳型が2倍になるから、以降サイクルごとに指
数関数的に目的DNAが増幅する。このときのプライマ
ーとして目的DNAの各相補鎖の5゛末端側と結合する
2つのオリゴヌクレオチドを用いるので、両プライマー
間で挟まれる領域のDNAが選択的に増幅されるといつ
ちのである。2本鎖DNAは高温(約90℃)で解離し
室温で再結合するという性質があるので、PCR反応は
温度を高温にしたり低温にしたりすることを繰返すだけ
で連続的に短時間に行なうことができる。
しかし、増幅されたDNAの検出は、反応溶液をゲル電
気泳動にかけたり、遠心などにより反応溶液からDNA
長鎖を得てそのDNA配列を解析することにより行なっ
ていた。このように、目的DNAの増幅が短時間ででき
ても、その後の解析に時間がかかり面倒であるという不
都合があった。またこのような検出方法は、ルーティン
化が要請される臨床診断で望まれるような自動化装置に
適しない。
また上記のPCR反応は、微量DNAを選択的に増幅す
るものであるため、反応操作中に外界から他の検体が混
入すると、誤って他の検体中のDNAを増幅することに
なる。従って、このような混入がない反応系が望ましい
さらにまた、このようなPCR反応を効率よく行なうこ
とができる反応装置が望まれている。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたちのであり、微
量ポリヌクレオチドを容易かつ短時間に誤ることなく検
出でき、しかも自動化に適したポリヌクレオチドの検出
方法を提供することを第1の目的とする。
また本発明は、このポリヌクレオチド検出方法の実施に
適したPCR反応装置を提供することを第2の目的とす
る。
(発明の構成) このような本発明の第1の目的は、以下のステップより
なることを特徴とするポリヌクレオチド検出方法: (a)以下のものを含む反応混合物を密閉容器に入れる
ステップ: ■被検ポリヌクレオチド、 ■被検ポリヌクレオチドのそれぞれ異なる部位に結合可
能な2つのプライマー ■dNTP、 ■耐熱性DNAポリメラーゼ、及び ■沈降性担体と被検ポリヌクレオチドプローブとの結合
物、 (bl昇温による二重鎖ポリヌクレオチドの解離、降温
によるポリヌクレオチドとプライマーとの再結合及びポ
リヌクレオチド合成の各ステップを繰返すことにより被
検ポリヌクレオチドを増幅させるステップ、 (C)密閉容器内に沈降した前記沈降性担体と被検ポリ
ヌクレオチドプローブとの結合物に結合した被検ポリヌ
クレオチドDNAを検出するステップ、 により達成される。
また本発明の第2の目的は、耐熱性DNAポリメラーゼ
存在下、目的ポリペプチド、プライマー及びdNTPを
含む反応液中で、目的ポリヌクレオチドを複製するPC
R反応装置において、(a)2本鎖ポリヌクレオチドの
解離させる第1の恒温槽と、 (b)一本鎖ポリヌクレオチドにプライマーを結合させ
る第2の恒温槽と、 (c)前記第1.2の恒温槽と同一円周上に配設され、
ポリヌクレオチド第2鎖の複製を行なわせる第3の恒温
槽と、 (d) これら3つの恒温槽の中心に設けられた支持塔
と、 tel支持塔上部に揺動可能に枢支され、かつその先端
部に前記反応液を入れた密閉容器を装着可能とした取付
部を有するアーム部材と、(f+前記アーム部材先端を
前記第1.2.3の各恒温槽の位置に順次位置させる回
動手段と、(g)前記第1.2.3の各恒温槽に前記ア
ーム先端部を水没させる揺動手段とを、 備えることを特徴とするPCR反応装置により達成され
る。
すなわち本発明は、PCRて増幅したポリヌクレオチド
を予め沈降性担体に結合させておいたプローブに結合さ
せて、反応容器内に沈降した担体上のポリヌクレオチド
を検出する。これにより反応系を密閉系とすることがで
き、この密閉系内でポリヌクレオチドの増幅と、増幅し
たポリヌクレオチドの検出とを併せて行なうようにした
ちのである。
増幅ポリヌクレオチドを検出するためには、その構成d
NTPあるいはプライマーに予め放射性同位元素或いは
蛍光色素、酵素等の標識物質で標識しておき、沈降性担
体にこれらの標識が存在するかどうかを判定すればよい
。ポリヌクレオチドが増幅されていれば、密閉容器下部
に沈降した担体から検出される標識量は、遊離の浮遊標
識量よりも多く局在する。従って、標識物質が容器上部
の上清から容器下部の沈降担体まで一様に分布する場合
には、陰性、即ち、被検ポリヌクレオチドが検体中に存
在しなかったものと判定できる。標織物質が容器上部の
上清よりも容器下部の沈降担体に多く分布する場合には
、陽性、即ち、被検ポリヌクレオチドが検体中に存在す
るものと判定できる。標識物質の分布測定に1次元スキ
ャナーを用いることにより、本発明の方法は容易に自動
化することができる。
また第2の発明は、PCR反応溶液を入れた密閉容器を
、2本鎖ポリヌクレオチドの解離、プライマー再結合、
ポリヌクレオチド第2鎖の複製を順次行なわせるように
、各温度の恒温槽に浸漬するようにして、効率的にかつ
自動的にPCRを行なうようにしたものである。
ポリヌクレオチド 本発明の検出方法により検出できるポリヌクレオチドは
、DNAのみならずRNAも含まれる。
密閉容器に入れるポリヌクレオチドは細菌や酵母などの
微生物由来のもの、動物や植物などの高等生物由来のも
のでもよい。血球、リンパ球、生体組織などから常法に
より抽出したDNA、RNAを使用できる。また天然の
DNAやRNAに限られず、クローン化したDNAやR
NAて6よい。
これらは2本鎖のものに限られず1本鎖DNAでもよい
。またDNA−RNA複合体でもよい。いずれにしても
、被検ポリヌクレオチドはそれに結合する2つのプライ
マーとプローブを作成できる程度に、核酸配列が解った
ものが対象となる。
検出対象としてのポリヌクレオチドは純化されたもので
もよいし、他のポリヌクレオチドの混合物に混在するも
のでもよい。また長いポリヌクレオチド(例えばゲノム
)中の一部が検出対象であってもよい。
プライマー プライマーは、ポリヌクレオチドに結合し、これに相補
的な第2鎖の合成開始点を与えるものである。目的ポリ
ヌクレオチドの両端領域に対応する2つのオリゴヌクレ
オチドをそれぞれプライマーとして用いる。相補鎖の合
成は鋳型となるポリヌクレオチドの5°末端側から3゛
末端方向に進行するから、一方のプライマーは目的ポリ
ヌクレオチドの5°末端付近の領域に結合するオリゴヌ
クレオチドを用いる。他方のプライマーは相補鎖の5°
末端側付近の領域に結合するオリゴヌクレオチド、即ち
目的ポリヌクレオチドの3°末端付近領域に相当するオ
リゴヌクレオチドである。
プライマーは、化学合成により作られたものを用いる。
その長さは、通常15〜25ヌクレオチドのものが好ま
しい。
反応系に添加するプライマーの量は、被検ポリヌクレオ
チドに対し大過剰となる量にする。通常モル比で100
0倍以上とするのが好ましい。
dNTP dNTPはDNA合成の材料となる4つのデオキシリボ
ヌクレオシド3リン酸の総称であり具体的には、dAT
P、dCTP、dGTP及びTTPの4つの混合物であ
る。その量は互いに等量とするのが好ましい。各ヌクレ
オチドの量は、目的ポリヌクレオチドの量、長さ、プラ
イマーの量などの反応条件により異なるが、少くともプ
ライマーより大過剰にする。
dNTP、4つのヌクレオチドのうち少くとち1種類、
或いはプライマーの少くとも一方には予め標識物質で標
識しておくことが望ましい。標識物質は、反応終了後、
沈降性担体に結合したポリヌクレオチドが密閉反応容器
外部から検出可能なものであればよく、例えば、放射性
同位元素や蛍光物質などが挙げられる。
耐熱性DNAポリメラーゼ 本発明では、二重鎖ポリヌクレオチドの一重鎖ポリヌク
レオチドへの解離を熱変性により行なう。従って用いる
DNAポリメラーゼは熱変性時の温度(通常65−90
℃位)で失活しない程度の耐熱性が要求される。このよ
うなりNAポポリラーゼとしては、例えば、Therm
us aquaticusYTI株由来のTaqDNA
ポリメラーゼがある。
またこのポリメラーゼ遺伝子を改変したものをクローニ
ングした大腸菌より精製した組換TaqDNAポリメラ
ーゼでもよい。その他の耐熱性DNAポリメラーゼには
、Biokhimiya、 45.644−651(1
980)に記載されたものがある。
火罠笠里共 水不溶性で反応溶液よりも高比重の高分子担体を用いる
。反応容器を静置した場合、又は軽く遠心した場合に沈
降する程度の比重を有すればよい。また反応溶液中の試
薬と反応せず、PCR時の高温(約90’C)でち安定
な化合物であって、後記するプローブと結合可能な官能
基を有することが必要となる。このような沈降性担体と
しては、セファロース(商品名)などのアガロースビー
ズや、セファデックス(商品名)などのデキストランビ
ーズが使用できる。
ポリヌクレオチドプローブ プローブは、被検ポリヌクレオチドの一部の領域と結合
可能なオリゴヌクレオチドであり、通常15〜25ヌク
レオチド程度の長さでよい。プローブの結合部位は、前
述の2つのブライマ一対応領域とは異なる部位が好まし
く、これら2つのブライマ一対応領域に挾まれた領域に
適当な箇所から選ばれる。
このプローブは化学合成により作られたちのを用いる。
プローブと担体の結合は、公知技術により行なうことが
でき、例えばアガロースビーズを担体に用いる場合には
、アガロースをBrCNで活性化して、プローブを結合
させる。
乙り皇ヱ1立 密閉反応容器は、反応後の1次元スキャンが容易なよう
に小径の円筒状のちが好ましい。本反応は非常に微量の
反応溶液で行なうことができるから、アクリル製又はポ
リカーボネート製のキャピラリーやマイクロピペットの
チップなどを反応容器として用いることができる。
この反応容器に、適当量の被検ポリヌクレオチド、過剰
量の2つのプライマー、標識dNTP、耐熱性DNAポ
リメラーゼ、沈降性担体に結合したプローブ、緩衝液そ
の他適当な添加剤を含む反応溶液を入れ、密封する。
初めに反応容器を1〜4分間、90〜95°Cに加温し
て、反応溶液中の二本鎖を一本鎖に解離させる。その後
室温に冷却して、一本鎖ポリヌクレオチドにプライマー
を結合させる。プライマー結合に続いて、プライマーの
延伸即ち第二鎖の複製を行なわせる。耐熱性DNAポリ
メラーゼとしてTaqDNAポリメラーゼを用いる場合
には、94℃、1分で二重鎖の解離、37℃、2分でプ
ライマーの再結合、72°C13分で第2鎖の複製を行
なう。このサイクルを20〜30回繰返すことにより、
被検ポリヌクレオチドを検出可能なまてに増幅すること
ができる。最終的に反応液を室温に戻すと、増幅したポ
リヌクレオチドは担体上のプローブに結合した状態にあ
り、反応容器を静置或いは必要に応じて軽い遠心を行な
えば、反応容器下部に沈降して局在することになる。
この後、その上部の反応液中の標識量と、容器下部の担
体上の標識量の分布を外部から測定する。
上記PCR反応による被検ポリヌクレオチドの増幅は、
次のようなPCR反応装置を用いることにより効率よく
行なうことができる。
第1図はそのPCR反応装置の平面図、第2図はそのI
I −II線方向から見た側面説明図である。
これらの図に示すように、第1の恒温槽10、第2の恒
温槽12、第3の恒温槽14は、支持塔16を取り囲む
ように同一円周上に配設されている。支持培土6の下部
には回動手段としてのモータ18が取付けられ、支持塔
16は回動自在となっている。また支持塔16の上部に
は、シーソー状のアーム部材20が揺動自在に枢支され
ている。アーム20の先端には、PCR反応溶液を収容
する密閉容器22を装着する取付部24が設けられ、ア
ーム20の揺動により、アーム20の先端である取付部
24は恒温槽10.12、または14に水没する。なお
26はアーム20を揺動するための揺動手段であり、モ
ータにより構成される。この揺動手段は、支持塔16の
下部に設けたエアシリンダなどで動作されるブツシュロ
ッドで構成してもよい。また支持塔16の回転に伴ない
、アーム20を揺動させるクランク機構によるものでも
よい。
第1恒温槽10は、2本鎖ポリヌクレオチドを解離させ
るための槽であり、例えば94°Cに設定される。第2
恒温槽12は、第1恒温槽により1本鎖に解離したポリ
ヌクレオチドにプライマーを再結合させるための槽であ
り、例えば37℃に設定される。第3恒温槽は、第2恒
温槽でプライマーが結合したポリヌクレオチドからポリ
ヌクレオチド第2鎖の複製を行なわせるための槽であり
、例えば72℃に設定される。いずれの恒温槽も、サー
モスタットにより一定温度に維持され、またマグネテイ
ックスターラ或いは水流ポンプなどにより撹拌され、P
CR反応溶液を入れた密閉容器への熱制御効率を高めて
いる。
この反応装置では、キャピラリーなどの反応容器22を
多数束ねて取付部24に取付け、まず第1恒温槽10に
浸漬する。この恒温槽10で2重鎖ポリヌクレオチドを
解離させたのち、アーム先端部24を上方に引揚げ、次
の第2恒温槽12に移し浸漬する。このアーム先端部を
引揚げる際に反応容器22は転倒されるから、内部の反
応溶液は良く撹拌されることになる。第2恒温槽でプラ
イマー再結合をさせたら、同様にして、第3恒温槽へ反
応容器を移し浸漬する。この第3恒温槽で、ポリヌクレ
オチド第2鎖の複製が行なわれる。以上を1サイクルと
し、再び第1.2.3恒温槽に反応容器を順次浸漬して
次のポリヌクレオチド複製サイクルを行なう。
サイクル数は不図示の制御装置によりカウントされ、予
め設定された必要回数、例えば30回行なった後に、運
転が停止される。
以上の操作により、目的(被検)ポリヌクレオチドを効
率よく、自動的に増幅することができる。
(実験例) T細胞抗原レセプター遺伝子を被検ポリヌクレオチドと
して以下の実験を行なった。
!扶班ユ マウスAKR系由来のT細胞リンホーマより、RNAを
グアニジン法(Proc、Natl、Acad、Sci
USA、 84.5883 (1987))により抽出
した。抽出RNAをオリゴdTセルロースで分画し、ポ
リARNAを濃縮した。
得られたポリARNAを鋳型にして、以下の反応条件に
よりcDNAを得た。
(反応条件) ボ’)ARNA          20ugプライマ
ー#2       50LLg(5°CTTGTCC
TCCTCTGAAAGCCC)dATP      
    500uMdCTP          50
(IuMdGTP          500LLMT
TP          500uM逆転写酵素(ER
L社製)1万 u/mlTris−MCI(pH8,3
150mMKC275mM Mg C123mM ジチオスレイトール    l0mM 反応溶液全量       1ooLL!242℃、2
時間 反応終了後、フェノール/クロロホルム抽出して、アル
コール沈澱後、水(20μC)に溶解してcDNA溶液
とした。
罠狡立ユ 得られたcDNAを用いて、以下の反応溶液によりP 
CR(Polymerase Chain React
ion)を行なった。
cDNA         上記反応量の半分プライマ
ー# 1      500 ng(5°ATGAGC
TGCAGGCTTCTCCTC)プライマー# 2 
     500 ngf5 ’ CTTGTCCTC
CTCTGAAAGCCC)dATP        
  200LLMdCTP          200
LLMdGTP          200LLMTT
P          200μMTaqDNAポリメ
ラーゼ   2.5 u(バーキンエルマーシータス社
製) Tris−HClfpH8,3)      10 m
MKC1250mM Mg C1g         1.5 mMゼラチン
         0.01  %(W/V)反応溶液
全量       100μ℃反応容器として、容量2
00μ℃(l、2φ×140mm)ガラス製キャピラリ
ーをシリコナイズ処理したものを用いた。反応溶液を入
れ、溶封・密閉したキャピラリーを1分半、沸騰水中に
漬けた。この後、37℃の水浴に2分間、72°Cの温
浴に3分間、94℃の温浴に1分間、インキュベートし
た。このサイクルを30回繰返した後、内容物を取り出
し、1%アガロース電気泳動で解析した。
泳動パターンより、ポリヌクレオチドが増幅されている
ことを確認した。これにより、キャビラノーのような細
径の容器でtPcRを行なうことが出来ることが確認で
きた。
丈見△ユ 担体としてセファロースCL−2E (ファルマシア社
製)を用いた。これに下記の一本領合成オノゴヌクレオ
チドを結合させた。
プローブA (CAGACGGCGCACAGTCATTCTI X
 2(PCR産物の一方の鎖と相補的) プローブB (CAGACGGCGACAAGTCATTCT) X
 2申*ホ (プローブAとは*中本の箇所が異なる、PCR産物と
非相補的) 担体とプローブA、Bの結合は、CNBrを用いるAr
ndt−Jovin et al、、 Eur、J、B
iochem、 54,411−418 (1975)
に記載の方法により行なった。
X見出1 実験例3で得た担体・プローブ結合物2ouI2を加え
、dcTPとしてcr−”P−dCTP (約100.
000 cpm )を用いた他は、実施例2と同じ条件
でPCRを行なった。
反応終了後、90℃、3分間で、−重鎖にした後、徐々
に37℃まで温度を下げ、担体ビーズの沈澱を確認した
。この後、キャピラリーからビーズと溶液を別々に取り
出し、放射能を測定した。
プローブAを用いた場合には、溶液部の放射能は40、
000cpmであり、ビーズ部の放射能は45.000
cpmであった。一方、プローブBを用いた場合には、
溶液部、ビーズ部の放射能はそれぞれ85.000cp
m 、 5.000cpmであった。このように、PC
R産物と非相補的なプローブBを用いた場合には、担体
上に目的ポリヌクレオチドは検出できないが、PCR産
物の一方の鎖と相補的なプローブAを用いることにより
目的ポリヌクレオチドのPCR産物を検出できることが
確認できた。
罠秩班亙 実験例3のプローブAを結合したセファロースを用いて
、実験例1で得たcDNAについてPCRを行なった。
cDNA           loμffプライマー
#1       1uM (5°ATGAGCTGCAGGCTTC丁CCTC)
プライマー#2       1 LLM(5°CTT
GTCCTCCTCTGAAAGCCC)dA、TP 
         200μMdGTP       
   200LLMT T P          2
00μMa−32P−dCTP (100,DOcpm
)  200 uMTaqDNAポリメラーゼ   2
.5u(パーキンエルマーシークス社製) セファロース・プローブA結合物 20μg/m1 Tris−HCI(pH8,3)      50 m
MKCff            50mMMgC1
□         1.5mMゼラチン      
   0.Ol  %(W/V)反応溶液全量    
   100μ℃上記組成からなる反応液をアクリル製
キャピラリー(φ1.4 mmX 110 mm )に
入れ密閉した後、実験例2と同じ温度条件とサイクルで
PCRを行なわせた。
反応終了後、セファロースビーズをキャピラリー内で沈
澱させ、AMB I S社のベータ・スキャニング・シ
ステムによりラジオクロマトスキャンを行なった。その
結果、ビーズ沈澱部に高い放射能が検出できた。すなわ
ち、被検cDNAひいては実験例1で得たm RN A
は、プローブAに結合するT細胞抗原レセプター遺伝子
であることが確認できた。
(発明の効果) 以上のように第1の発明は、PCHの反応系に沈降性担
体・被検ポリヌクレオチドプローブを共存させた。この
ため、PCHにより増幅された被検ポリヌクレオチドが
容器内の沈澱部に局在するかどうかにより、検体中に被
検ポリヌクレオチドが存在したかどうかが面倒な操作な
しで判定できる。従って、微量ポリヌクレオチドの検出
が容易かつ短時間に行なえる。また反応系をPCHのと
きから検出まで全て密閉系で行なうことができるから、
他の検体の混入による検出の誤りがない。
また−度反応溶液を溶液に入れて、反応後、増幅ポリヌ
クレオチドを反応容器の外部から検出するものであるか
ら、自動化装置に適用するのが容易である。
また第2の発明によれば、PCR反応を効率よく、自動
的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるPCR反応装置の一実施例の平面
図、第2図はそのII −II線方向から見た側面説明
図である。 lO・・・第1恒温槽、12・・・第2恒温槽、14・
・・第3恒温槽、20・・・アーム、22・・・PCR
反応容器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下のステップよりなることを特徴とするポリヌ
    クレオチド検出方法。 (a)以下のものを含む反応混合物を密閉容器に入れる
    ステップ: [1]被検ポリヌクレオチド、 [2]被検ポリヌクレオチドのそれぞれ異なる部位に結
    合可能な2つのプライマー、 [3]dNTP、 [4]耐熱性DNAポリメラーゼ、及び [5]沈降性担体と被検ポリヌクレオチドプローブとの
    結合物、 (b)昇温による二重鎖ポリヌクレオチドの解離、降温
    によるポリヌクレオチドとプライマーとの再結合及びポ
    リヌクレオチド合成の各ステップを繰返すことにより被
    検ポリヌクレオチドを増増幅させるステップ、 (c)密閉容器内に沈降した前記沈降性担体と被検ポリ
    ヌクレオチドプローブとの結合物に結合した被検ポリヌ
    クレオチドDNAを検出するステップ。
  2. (2)前記dNTPが放射性同位元素で標識されている
    ことを特徴とする請求項1記載のポリヌクレオチド検出
    方法。
  3. (3)沈降性担体・結合物の放射能と、遊離のdNTP
    の放射能との間の分布を測定することにより、被検ポリ
    ヌクレオチドの存在を確認することを特徴とする請求項
    2記載のポリヌクレオチド検出方法。
  4. (4)前記プライマーの少くとも一方が放射性同位元素
    で標識されていることを特徴とする請求項1記載のポリ
    ヌクレオチド検出方法。
  5. (5)沈降性担体・結合物の放射能と、遊離のプライマ
    ーの放射能との間の分布を測定することにより、被検ポ
    リヌクレオチドの存在を確認することを特徴とする請求
    項4記載のポリヌクレオチド検出方法。
  6. (6)前記密閉容器がキャピラリーであることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載のポリヌクレオチド
    検出方法。
  7. (7)耐熱性DNAポリメラーゼ存在下、目的ポリペプ
    チド、プライマー及びdNTPを含む反応液中で、目的
    ポリヌクレオチドを複製するPCR反応装置において、 (a)2本鎖ポリヌクレオチドの解離させる第1の恒温
    槽と、 (b)一本鎖ポリヌクレオチドにプライマーを結合させ
    る第2の恒温槽と、 (c)前記第1、2の恒温槽と同一円周上に配設され、
    ポリヌクレオチド第2鎖の複製を行なわせる第3の恒温
    槽と、 (d)これら3つの恒温槽の中心に設けられた支持塔と
    、 (e)支持塔上部に揺動可能に枢支され、かつその先端
    部に前記反応液を入れた密閉容器を装着可能とした取付
    部を有するアーム部材と、 (f)前記アーム部材先端を前記第1、2、3の各恒温
    槽の位置に順次位置させる回動手段と、(g)前記第1
    、2、3の各恒温槽に前記アーム先端部を水没させる揺
    動手段とを、 備えることを特徴とするPCR反応装置。
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