JPH03259741A - 離隔渦流探傷装置 - Google Patents

離隔渦流探傷装置

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JPH03259741A
JPH03259741A JP5959990A JP5959990A JPH03259741A JP H03259741 A JPH03259741 A JP H03259741A JP 5959990 A JP5959990 A JP 5959990A JP 5959990 A JP5959990 A JP 5959990A JP H03259741 A JPH03259741 A JP H03259741A
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JP
Japan
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signal
detection
phase difference
coil
amplitude
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JP5959990A
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English (en)
Inventor
Katsumi Morihara
森原 勝美
Takao Yamagishi
隆男 山岸
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば管なとの腐食減肉を検査するためた
めなどに用いられる離隔渦流探傷装置に関する。
従来の技術 離隔渦流探傷法は、リモートフィールド渦流探傷法とも
呼ばれ、たとえば金属製管内に励磁コイルと検出コイル
とをその管軸方向に間隔をあけて配置し、この励磁コイ
ルと検出コイルとの間隔は、励磁コイルからの直接の磁
束が検出コイルに及ばないように、たとえば管径の2〜
3倍の距離を隔てて配置し、励磁コイルからの磁束が管
を貫通して外部空間を通り、再び管を貫通して検出コイ
ルによって検出され、この磁束グ)電磁波は、管を通過
するときの速度の方が外部空間である空中を通過すると
きの速度に比べて大幅に小さく、したがってその伝播時
間、すなわち励磁コイルの励磁信号と検出コイルの検出
信号との位相差が、管の厚さに依存し、このことから、
位相差に対応した管の腐食減肉を検出する。
発明が解決しようとする課題 このような離隔渦流探傷法を行う装置では、たとえば被
検出物体である管か鋼管てあ−)で、そグ)平均透磁率
が異なるときには、その透磁率に依存して位相差が変化
し、そのため腐食減肉状態を定量評価することができな
いという問題がある。
本発明の目的は、被検出物体の透磁率の差異にかかわら
す、渦流探傷を行うことがてきるようにした離隔渦流探
傷装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、励磁コイルからの磁束が被検出物体を貫通し
て外部空間を通り、再び被検出物体を貫通して検出コイ
ルによって検出される離隔渦流探傷装置において、 励磁コイルの励磁信号と、検出コイルの検出信号との位
相差を表す位相差信号を発生する位相差検出手段と、 検出コイルの検出信号の振幅を表ず振幅信号を発生する
振幅検出手段と、 位相差検出手段からの位相差信号と、振幅検出手段から
の振幅信号とを加算する加算手段とを含むことを特徴と
する離隔渦流探傷装置である。
作  用 本発明に従えば、位相差検出手段によって検出される励
磁コイルの励磁信号と検出コイルの検出信号との位相差
は、被検出物体、たとえば鋼管などの透磁率μが大きく
なるにつれて、単調増加する。
振幅検出手段によ−)で検出される検出コイルの検出信
号の振幅は、被検出物体の透磁率μが大きくなるに−)
れて、単調減少する。
加算手段ては、予め励磁電圧などを選択して振幅信号を
適度の大きさに調整の上、この位相差信号と振幅信号と
を加算し、これによって被検出物体の透磁率μの変化に
かかわらず、その被検出物体の肉厚のみに依存したレヘ
ルを有する信号を導出する。したがって被検出物体の透
磁率に差異があっても、腐食減肉などの傷を検出するこ
とができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の全体の電気回路図である
。離隔渦流探傷法を行うために、励磁コイルEと検出コ
イルRとが設けられる。
第2図は、第1図に示される実施例の原理を説明するた
めの断面図である。地中に埋設されている鋼管などの管
10の腐食減肉状態を検査するために、本発明に従う離
隔渦流探傷装置が用いられる。励磁コイルEと検出コイ
ルRとは、それらの管軸く第2図の左右方向〉の距離を
一定に保ち、矢符]1の方向に移動することによって、
管10の腐食減肉を検査することができる。励磁コイル
Eと検出コイルRとの軸方向に沿う間隔は、励磁コイル
Eかへの直接の磁束が検出コイルRによって検出されな
いように、−船釣には、たとえば管径の2〜3倍の距離
を隔てて配置される。励磁コイルEからの磁束]2は、
管10を貫通して空中である外部空間]3を通り、再び
被検出物体である管10を貫通して検出コイルRに到達
する。この磁束1−2である電磁波の速度は、管10内
の方が外部空間に比べて大幅に小さいので、その伝播時
間、ずなわち励磁コイルEの励磁信号と検出コイルRの
検出信号との位相差は、管]0の厚みに対応する。励磁
信号と検出信号とはラインP+Qをそれぞれ介して、導
がれる。
励磁コイルEによって正弦波状の磁界が仮想無限導体で
ある管10を浸透するときの基本的な表皮効果の式は第
1式の通りである。
B = Boexp(−di)・s i n(2πf 
t−d5正)・・・(1) ここて、dは管10の厚み方向の深さ、Bは深さtにお
ける磁束密度、BL、は表面の磁束密度、fは周波数、
μは管10の透磁率、σは導電率、tは時間である。
この第1式から、位相差信号と振幅信号との位相の遅れ
すなわち位相差へ〇は、第2式で示される。
ΔθヱaJi薪玉             ・・(2
)すなわち位相差Δθは、管10の透磁率μに間して単
調増加である。
検出コイルRの検出信号の振幅である電圧■は、第3式
で示される。
V cc e xp (−d5 )         
 −(3)すなわち検出信号の振幅■は、透磁率μに関
して単調減少である。本発明ては、このような第2式お
よび第3式の現象を利用する。
再び第1図を参照して、発振回路15は、たとえば20
〜80Hz、好ましくは、30〜40 H7で発振し、
その出力は増幅回路16によって増幅され、励磁信号と
してラインpを介して励磁コイルEに与えられる。
検出コイルRからの検出信号はライン(Iを経て、ロー
パスフィルタ17に与えられ、このローパスフィルタ1
7によって発振回路15の発振周波数を越える周波数成
分を遮断する。ローパスフィルタ17の出力は、増幅回
路18において増幅され、バンドパスフィルタ1つに与
えられる。バンドパスフィルタ1つは、発振回路15の
発振周波数の成分たけを通過さぜる。バンドパスフィル
タ1つの出力は波形整形回路20に与えられて、方形波
に整形される。位相比較回路21には、励磁コイルEに
与えられる増幅回路16からの励磁信号と波形整形回路
20から導出される信号とは与えられて、励磁信号と検
出信号との位相差を表す信号かライン22から導出され
、バイパスフィルタ23に与えられる。バイパスフィル
タ23は、ライン22を介する位相差信号に含まれる直
流成分を遮断する。波形整形回路20からの信号はまた
、もう1つのバイパスフィルタ24に与えられて、検出
信号に含まれている直流成分が遮断される。
バイパスフィルタ23.24の出力は加算回路25にお
いて加算され、その加算された信号のレベルが表示手段
26において目視表示される。
第3図は、位相比較回路21からライン22に導出され
る位相差信号の波形を示す。第3図(])に示されるよ
うに、管10の透磁率μが小さいときには、傷8(前述
の第2図参照)の深さに対応するレベル■]が得られる
管10の透磁率μが大きいときには、傷8に対応して第
3図〈2)に示されるように位相差信号のレベル■3は
大きい。このとき直流レベルは参照符■4で示される。
こうして位相差信号のレベルV]、、VBは、透磁率μ
の単調増加である。
第4図は、透磁率μと位相差△θとの関係を示ずグラフ
である。前述のように位相差Δθは透磁率ノ1の単調増
加であり、ライン!1て示される管2の傷8が深い減肉
時には、位相差△θが大きくなり、ラインp2の特性が
得られる。
第5図は、検出コイルRによってラインqを介して得ら
れる検出信号のレベルを示す。管10の透磁率μが小さ
いときには、傷8に対応した検出信号レベル■5は大き
く、このとき直流レベルは参照符■6て示されている。
透磁率μが大きいとき、検出信号のレベル■7は小さく
、このときの直流レベルは参照符■8で示されている。
第6図は、管]0の透磁率Itと検出コイルRから得ら
れる検出信号のレベル、ずなわち振幅との関係を示すグ
ラフである。透磁率μが増大するにつれて検出信号レベ
ルは単調減少する。傷8が大きい減肉時にはライン14
て示されるように、その検出信号レベルが増大する。
こうして位相差信号のレベルと検出信号のレベルである
振幅とは、減肉時においていずれも増大する。なお前述
の位相差信号に含まれている直流成分V6.V8はバイ
パスフィルタ23によって除去される。また検出信号に
含まれている直流成分V2.V4は、波形整形回路20
において波形整形された後、バイパスフィルタ24にお
いて除去される。
第7図を参照して、加算回路25から出力される信号の
レベルは、透磁率μに依存して、第7図に示される。傷
8が小さいときには、位相差信号の第4図に示されるラ
インr1と検出信号の振幅のライン13との和である特
性ラインク5が得られる。傷8が生しているときには、
その傷の深さに応して、位相差信号の第4図におけるラ
イン12と検出信号の振幅である第6図のライン14と
の和である特性ラインp6が得られる。このことから、
加算回路25から導出される信号のレベルは管]0の透
磁率μに(衣存せず、しかも傷8の深さに依存したレベ
ルを有することが理解される。
表示手段26は、この加算回路25の出力のレベルを表
し、これによって傷8の有無およびその傷8の深さを表
示する。
なお、ライン13. I! 4はそれぞれラインp11
2を加算してライン95.16がほぼ平準な値になるよ
う、予め励磁電圧の選択などによりその大きさを調整し
ておく。
本件発明者の実験結果を示す。バイパスフィルタ23を
介する位相差信号は、管1−0の透磁率μが大きいとき
第8図(1)の波形が得られ、その透磁率μが小さとき
第8図(2)グ)波形が得られる。これによって同一の
傷8に対応する波形のl/ベルは、透磁率μに依存する
ことが理解される。
波形整形回路20およびバイパスフィルタ24を介する
検出信号は、管10の透磁率が大きいとき第9図(1)
で示されるように、その振幅が小さく、また透磁率μが
小さいときには第9図(2)で示されるようにその傷8
に対応する振幅が大きい。加算回路25では、透磁率が
大きいとき第8図(1〉および第9図(1)で示される
波形が加算されて第10図(1)の波形が得られ、透磁
率が小さいとき第8図(2)および第9図(2)の波形
が加算されて第10図(2)の波形か得られる。このよ
うにして、管10の透磁率に依存することなく、傷8の
深さに依存したレベルを有する信号が加算回路25から
得られることがわがる。
本発明は、管の渦流探傷を行うたけてなく、その他の被
検出物体の渦流探傷を行うために、広範囲に実施するこ
とができる。
発明の効果 以北り)ように本発明によれば、位相差検出手段からの
位相差信号は、被検出物体の透磁率μに関して単調増加
であり、また振幅検出手段からの検出コイルの検出信号
の振幅は、透磁率μに関して単調減少であり、これらの
位相差信号と振幅信号とを加算することによって、透磁
率μのばらつきにかかわらず、被検出物体の厚みだけに
依存しなレベルを有する信号を、加算手段から得ること
ができる。このようにして、被検出物体グ)透磁率μに
依存することなく、たとえば腐食減肉などの検出を行う
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体のブロック図1 第2図は離隔渦流探傷装置の原理を説明するための断面
図、第3図は位相差信号のレベルを示す図、第11図は
管]0の透磁率と位相差△θとの関係を示すグラフ、第
5図は検出信号のレベルである振幅を示す波形図、第6
図は管10の透磁率μに対応する検出信号の振幅を示す
図、第7図は加算回路25のレベルを透磁率μに対応し
て示す図、第8図は本件発明者の実験による位相差信号
の波形図、第9図は本件発明者の実験による検出信号の
波形図、第10図は本件発明者の実験による加算回路2
5の出力信号の波形図である。 10・管、15・・・発振回路、21−・・−位相比較
回路、25・・加算回路、26・・・表示手段、E・・
・励磁コイル、R・・・検出コイル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 励磁コイルからの磁束が被検出物体を貫通して外部空間
    を通り、再び被検出物体を貫通して検出コイルによつて
    検出される離隔渦流探傷装置において、 励磁コイルの励磁信号と、検出コイルの検出信号との位
    相差を表す位相差信号を発生する位相差検出手段と、 検出コイルの検出信号の振幅を表す振幅信号を発生する
    振幅検出手段と、 位相差検出手段からの位相差信号と、振幅検出手段から
    の振幅信号とを加算する加算手段とを含むことを特徴と
    する離隔渦流探傷装置。
JP5959990A 1990-03-09 1990-03-09 離隔渦流探傷装置 Pending JPH03259741A (ja)

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JP5959990A JPH03259741A (ja) 1990-03-09 1990-03-09 離隔渦流探傷装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5636810A (en) * 1992-08-06 1997-06-10 Beloit Technologies, Inc. Apparatus for applying adhesive to a web roll being wound in a winding machine
JP2006116596A (ja) * 2004-05-28 2006-05-11 Mitsuboshi Belting Ltd 耐熱性プレス用緩衝材
JP2016088697A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 株式会社日立ビルシステム 移動手摺り劣化診断装置

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