JPH0325771Y2 - - Google Patents

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JPH0325771Y2
JPH0325771Y2 JP7214988U JP7214988U JPH0325771Y2 JP H0325771 Y2 JPH0325771 Y2 JP H0325771Y2 JP 7214988 U JP7214988 U JP 7214988U JP 7214988 U JP7214988 U JP 7214988U JP H0325771 Y2 JPH0325771 Y2 JP H0325771Y2
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trachea
pharynx
tube
branch tube
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は喉頭摘出者に適用する音声発生器に関
するものである。
〔従来の技術〕
喉頭癌などによる喉頭摘出者の音声再獲得手段
は以下のごとく、器具を用いる方法その他種々の
試みがなされている。
器具を用いる方法 (イ) 実開昭62−192718号 咽頭部分と気管とを連通する音声発生本管内に
笛を配置し、該音声発生本管の咽頭側開口端に開
閉弁を、気管側開口端近旁に体外に通じる開口部
を設け、開口部は、音声発生時において該開口部
を閉塞し前記開閉弁を開扉する制御器を設ける。
(ロ) 電気人工喉頭 音の出るバイブレータを顎の下に当てて、これ
を音源として発声させる。
その他の方法 (ハ) 食道発生法 食道入口部の軟部組織を振動させて発声させ
る。
(ニ) T−Eシヤント法 気道と食道との間に交通路を設け、呼気を食道
内に導いて、食道入口部の軟部組織を振動させて
発声させる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来技術のごとく、音声再獲得の歴史は
100年にわたり、食道発生法は発声のための手術
や特殊な装置を使用する必要や消化管から気道へ
の唾液などの流入の危険性もなく、また発生時に
両手が自由に使えることなどから最も有利と考え
られているが、gulping techniquを会得した者の
みが発声可能であり、このため長期間の練習を必
要とする。
これに対しT−Eシヤント法は呼気をエネルギ
ーとして用いるため食道発声法にくらべgulping
techniquを会得する必要がないといつた長所はあ
るが、同時に消化管からの唾液や食物の気道内へ
の流入といつた宿命的な問題を伴う。
近時これらとは別に器具を用いる音声再獲得手
段が試みられているが(イ)は発生時において開扉し
た咽頭側開口端の開閉弁近旁、すなわち食道入口
部に貯留した唾液が音声発生本管に流入するおそ
れがあり、しかも食物の嚥下時及び常態である呼
吸時は開閉弁を閉鎖し、開口部を開放して、鼻口
腔を通らずに呼吸するものであり(ロ)は発声時に器
具を顎に下に押当てるという煩雑さがある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記従来技術の欠点に鑑み、発声時に
音声発生本管への唾液の流入を阻止するのみなら
ず、鼻口腔呼吸すなわち本来の呼吸気経路を回復
することにより、五感の一つである臭覚をも再獲
得することを目的とするもので、該目的を充足す
るために、咽頭と気管を連通する管体の咽頭側
に、咽頭部に延るフレキシブル細管を連設し、気
管側は気管に通じる気管枝管と体外に位置する操
作枝管に分岐してなり、管体は、略中央部に笛を
挿設し、フレキシブル細管は先端開口端に開閉弁
を設け、咽頭と気管の境界位置となるフレキシブ
ル細管の基部及び気管枝管の開口端部外周にバル
ーンを周設し、気管枝管は体外に通じる喀痰の摘
出路を設け、操作枝管は端部を閉塞して前記開閉
弁を開閉操作する操作器を配設し、操作器はレリ
ーズを介して開閉弁の自由端に連絡したものであ
る。
〔作用〕
管体1を気管から咽頭内に挿入して咽頭側であ
るフレキシブル細管3の先端を咽頭部Cに臨ま
せ、気管側である気管枝管4を気管Bに挿通し、
操作枝管5を体外の顎下に露出させ、フレキシブ
ル細管3の基部及び気管枝管の開口部4′に周設
したバルーン7,8に水を注入して膨張させ、咽
頭と気管Bの境界口周壁D及び気管B周壁に密着
させて施行するもので、常態において操作器13
によりレリーズ14を介して開閉弁6を開扉状態
とし、呼気により笛2を振動させ、振動した空気
を咽頭及び口腔導いて発声させ、呼吸は通常人と
同様鼻口腔よりフレキシブル細管3、管体1、気
管枝管4を経て気管Bに導入し、食物等の嚥下時
のみ前記操作器13により開閉弁6を閉鎖するも
のであり、気管Bより気管枝管4に貯留した喀痰
は吸引細管10若しくは通路孔15により、必要
に応じて随時摘出するものである。
〔効果〕
先端に開閉弁6を設けたフレキシブル細管3を
咽頭部Cまで延ばし、しかもバルーン7,8によ
り咽頭と気管を分離させることにより、食物の嚥
下時(開閉弁6の閉鎖時)のみならず、発声時
(開閉弁6の開扉時)においても、消火管等から
食道E入口部に貯留した唾液の管体1への流入を
阻止し、管体1を伝つて気管Bに漏出する唾液の
流入も防止するもので、更に呼吸気が鼻口腔を経
て導入されるために呼吸による臭気の感得すなわ
ち五感の一つである臭覚が再獲得でき、通常人と
何ら変るところがないものである。
〔実施例〕(1) 第1図、第2図 図中符号Aは音声発生器で咽頭と気管を連通す
る管体1の略中央部に笛2を挿設し、咽頭側にフ
レキシブル細管3を連設すると共に気管側を、気
管Bに挿通する気管枝管4と体外の顎下部に位置
する操作枝管5に分岐してなり、フレキシブル細
管3は咽頭部Cに至る先端開口端3′に開閉弁6
を設け基部の管体1境界位置すなわち咽頭と気管
Bの境界位置の外周に該境界口周壁Dに密接する
バルーン7を周設する。
気管枝管4は気管Bに連通する端部開口部4′
の外周に気管B周壁に密接するバルーン8と体外
に延びる喀痰摘出路である吸引細管10を配設
し、操作枝管5は端部を蓋体11で閉塞し、蓋体
11にコード12を止着してコード12の末端に
シヤープペンシルなどに応用される公知のノツク
式進退機構からなる操作器13を設け、操作器1
3にコード12及び管体1内を経て開閉弁6の自
由端に結着したレリーズ14を配設したものであ
る。
操作器13はコード12を介することなく操作
枝管5に直接配設しても可能である。
〔実施例〕(2) 第3図 該実施例は前記実施例(1)に示すフレキシブル細
管3と管体1を一体に成形したもので、操作枝管
5の端部を閉塞し、気管枝管4から操作枝管5に
至る喀痰の摘出用通路孔15を設けたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る音声発生器の実施例を示すも
ので、第1図は縦断側面図、第2図は本器具を施
行した状態を示す縦断側面図、第3図は他の実施
例を示す縦断側面図である。 1……管体、2……笛、3……フレキシブル細
管、4……気管枝管、5……操作枝管、6……開
閉弁、7,8……バルーン、10,15……摘出
路、13……操作器、A……音声発生器、B……
気管、C……咽頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 咽頭と気管を連通する管体の咽頭側に、咽頭部
    に延るフレキシブル細管を連設し、気管側は気管
    に通じる気管枝管と体外に位置する操作枝管に分
    岐してなり、管体は略中央部に笛を挿設し、フレ
    キシブル細管は先端開口端に開閉弁を設け、咽頭
    と気管の境界位置となるフレキシブル細管の基部
    及び気管枝管の開口端部外周にバルーンを周設
    し、気管枝管は体外に通じる喀痰の摘出路を設
    け、操作枝管は端部を閉塞して前記開閉弁を開閉
    操作する操作器を配設し、操作器はレリーズを介
    して開閉弁の自由端に連絡してなる音声発生器。
JP7214988U 1988-05-31 1988-05-31 Expired JPH0325771Y2 (ja)

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JP7214988U JPH0325771Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

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JPH01176417U JPH01176417U (ja) 1989-12-15
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