JPH032556A - 電気泳動用媒体 - Google Patents

電気泳動用媒体

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JPH032556A
JPH032556A JP1137757A JP13775789A JPH032556A JP H032556 A JPH032556 A JP H032556A JP 1137757 A JP1137757 A JP 1137757A JP 13775789 A JP13775789 A JP 13775789A JP H032556 A JPH032556 A JP H032556A
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JP
Japan
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gel
electrophoresis
porous film
medium
electrophoresis medium
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JP1137757A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nishine
勤 西根
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気泳動用媒体、特に、生化学や臨床分析等
の電気泳動に属する技術に用いられる電気泳動用媒体に
関する。
〔従来の技術〕
電気泳動用媒体として、たとえばポリアクリルアミドゲ
ルが使用される。このポリアクリルアミドゲルは、アク
リルアミドを重合させることによって得られる。ポリア
クリルアミドゲルは、アクリルアミドが水溶性のモノマ
ーであるため、ガラスや合成樹脂等の不透水性物質から
なるチューブの中あるいは基板の上で直接ゲル化させる
ことにより、円柱状や平板状に形成されている。そして
、チューブ中や基板上に形成されたゲルに試料を注入し
、電気泳動が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
たとえば、チューブ中のゲルで分離した試料を2次元的
に電気泳動させるためには、ゲルをチューブから取り出
す必要がある。これは、分離した試料を不透水性のチュ
ーブから透過させて取出すのは物理的に不可能なためで
ある。
しかし、チューブ中のゲルを取り出したり、また取り出
されたゲルを取り扱うのは非常に困難である。たとえば
、取り出し時にゲルが切断されたり、あるいは伸びたり
曲がったりすることがある。
そのため、2次元的に電気泳動を行う場合、再現性のあ
る結果が得られにくいという問題がある。
また、電気泳動後に、分析結果を視認等するためにゲル
に対して染色を行う場合があるが、この染色時にも、同
様にゲルをチューブから取り出すので、作業性が悪いと
いう問題がある。
本発明の目的は、取扱が容易な電気泳動用媒体を提供す
ることにある。
本発明の電気泳動用媒体は、電気泳動用分離ゲルと、電
気泳動用分離ゲルを覆う絶縁フィルムとを備えている。
しかも、絶縁フィルムは、多孔を有している。
〔作用〕
本発明の電気泳動用媒体は、たとえば、ガラス等の不透
水性物質からなるチューブの内側面に多孔を有する絶縁
フィルムを配置して、その中でゲルを作成することによ
り得ることができる。
この電気泳動用媒体は、たとえば電気泳動を行った後に
、前記ガラスチューブから取り出される。
電気泳動用媒体は、絶縁フィルムで補強されているため
、取り出しが容易であり、また取り出し後の取扱が容易
である。また、絶縁フィルムは多孔を有しており、分離
した試料を外部へ透過させることができる。そのため、
電気泳動用分離ゲルをさらに絶縁フィルムから取り出す
ことなく、分離した試料の検出や2次元的に電気泳動を
行うことができる。
〔実施例〕
第1図に、本発明の一実施例に係る電気泳動用媒体を示
す。
電気泳動用媒体1は、円柱状に形成されたゲル2と、そ
のゲル2の長手方向の表面全体を覆う多孔フィルム3と
を備えている。
ゲル2は、たとえば、ポリアクリルアミドゲルが用いら
れる。その他、ポリメタクリルアミド等の一般的な電気
泳動用のゲルが用いられてもよい。
多孔フィルム3は、絶縁性物質で構成されるフィルムで
あり、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチ
レン等からなる。多孔フィルム3の孔の孔径は、0.1
0〜0.01μm程度が望ましい。孔径が小さすぎる場
合には、試料等が透過しにくくなる。一方、孔径が大き
すぎる場合には、後述するガラスチューブ4と多孔フィ
ルム3との間に、ゲル2が漏れ出すことがある。なお、
多孔フィルム3として望ましいものは、ポリエステルフ
ィルムILE−1015(商品名、旭化成■製)である
電気泳動用媒体1は、第2図に示すように、円筒状のガ
ラスチューブ4の内部で形成される。電気泳動用媒体l
を形成するには、ガラスチューブ4内面に多孔フィルム
3を配置する。そして アクリルアミド水溶液を充填し
、ゲル化させる。なお、ガラスチューブ4以外に、絶縁
性を有する不透水性の物質、たとえばアクリル樹脂や塩
化ビニル樹脂等の合成樹脂製のチューブが用いられても
よい。
次に、前記電気泳動用媒体1を用いた電気泳動について
説明する。ここでは、蛋白質の分析を行う場合について
説明する。
電気泳動を行うには、上述したように、電気泳動用媒体
1をガラスチューブ4内で作成した状態で、ゲル2に試
料を注入する。そして、ゲル2の両端部に電解液を接触
させて電圧を印加し、たとえば等電点電気泳動を実行す
る。これにより、蛋白質は個々の等電点に応じて分離す
る。なお、電気泳動時には、発熱するため、ガラスチュ
ーブ4は冷却媒体中に置かれる。
等電点電気泳動が終了すれば、電気泳動用媒体1をガラ
スチューブ4から引き抜く。この際、電気泳動用媒体1
は、第1図に示すように、ゲル2が多孔フィルム3によ
り覆われた状態で引き抜かれる。そのため、ゲル2は、
切断等することなく容易に取り出される。ガラスチュー
ブ4から取り出された電気泳動用媒体1については、分
離した試料の検出、あるいは2次元電気泳動が行われる
試料の検出を行う場合には、ゲル2を多孔フィルム3か
ら取り出すことなく、直接検出することができる。また
、染色による検出を行う場合には、電気泳動用媒体1を
CBBR250中に浸漬することにより検出することが
できる。これは、染色試薬が多孔フィルム3の多孔から
ゲル2へ浸透するためである。
また、2次元電気泳動を行う場合には、電気泳動用媒体
1を、第3図に示すように、2次元電気泳動用のゲル5
上に載せる。ゲル5は、矩形状の=5 薄手のゲルであり、ゲル2と同様のゲル、たとえばポリ
アクリルアミドゲルにより形成されている。
電気泳動用媒体1は、ゲル5の長手方向の一方の端縁近
傍に短手方向と平行に配置される。この際、電気泳動用
媒体1は、取扱が容易であるため、曲がりやねじれを起
こすことなくゲル5上に配置される。2次元電気泳動は
、ゲル5の長手方向、すなわち電気泳動用媒体1の長手
方向と直交する方向に電圧を印加することにより行われ
る。この際、電気泳動用媒体1内の試料は、多孔フィル
ム3の多孔を透過し、ゲル5上を泳動する。これにより
、先に等電点電気泳動により分離した蛋白質は、さらに
、たとえば分子量に応じて分離する。なお、2次元電気
泳動では、上述のように、電気泳動用媒体1が曲がりや
ねじれを起こすことなくゲル5上に配置されているため
、再現性の優れた結果を得ることができる。
〔他の実施例〕
(a)前記実施例では、電気泳動用媒体を円柱状に形成
したが、電気泳動用媒体1は角柱状でもよい。
この場合、ガラスチューブ4には、角柱状のものを用い
ることとなる。
(b)第4図に、電気泳動用媒体を製造するための他の
装置を示す。この装置は、電気泳動用媒体の製造及び電
気泳動の双方を行うことができる装置である。
製造装置は、主に、上端部が開口した樹脂製の容器15
からなる。容器15の底部近傍及び上端近傍には、容器
15内部を底面とほぼ平行に仕切る仕切り部材16.1
7が設けられている。これにより、容器15は、底室1
5A、中室15B、上室15Cに区画されている。それ
ぞれの仕切り部材16.17の中央部には、中心部に開
口16B、17Bを備えたゴム栓16A、17Aが設け
られている。
前記製造装置には、多孔フィルムからなる円筒状のチュ
ーブ13が、その下端部と上部とがそれぞれ開口16B
、17Bにより支持されて装着される。また、中室15
B内にパラフィンオイル18が充填される。そして、チ
ューブ13の下端の開口部をゴム栓19により封止し、
上端の開口部からアクリルアミド水溶液を充填し、ゲル
化させる。これにより、電気泳動用媒体11が作成され
る。
こうして得られた電気泳動用媒体11は、容器15に装
着したままで電気泳動を行うことができる。この場合に
は、第5図に示すように、チューブ13の下端のゴム栓
19を取り外し、底室15A及び上室15Cを電解液2
0で満たす。そして、チューブ13の上端と下端とに電
圧を印加することにより、電気泳動を行うことができる
。なお、この場合、パラフィンオイル18は、電気泳動
時に生じる熱を吸収する役割を果たす。電気泳動が終了
した後、電気泳動用媒体11は、容器15から取り出さ
れる。そして、軽く洗浄された後、検出や2次元電気泳
動が行われる。
(C)電気泳動用媒体は、平板状に形成されてもよい。
次に、これについて説明する。
第6図に、平板状の電気泳動用媒体の縦方向部分断面図
を示す。この電気泳動用媒体21では、平板状のゲル2
2の底面及び側面部分が多孔フィルム23により覆われ
ている。
このような電気泳動用媒体21を製造するためには、た
とえば、第7図に示すような装置を用いる。この装置は
、主に、平面形状が矩形状のガラス板24と、ガラス板
24の両側縁部に配置された1対の角柱状のスペーサ2
5.25と、ガラス板24とほぼ同一形状を有する蓋体
(図示せず)とから構成されている。
この装置により電気泳動用媒体21を製造するためには
、まず、ガラス板24の表面と1対のスペーサ25.2
5の対面する側面とを覆う多孔フィルムを配置する。そ
して、多孔フィルムの中央部にアクリルアミド水溶液を
滴下し、スペーサ25.25上に蓋体を載せる。これに
より、アクリルアミド水溶液が多孔フィルム上を四方に
広がってガラス板24の表面前面を覆うこととなる。こ
の状態でゲル化すれば、第6図に示すような電気泳動用
媒体21が得られる。
なお、この実施例では、多孔フィルムとして、両側縁部
にあらかしめ1対のスペーサが設けられたものを用いて
もよい。この場合には、多孔フィルムが平板状のゲルの
底面のみを覆った電気泳動用媒体が製造される。
(d)多孔フィルムは、前記第7図の実施例のように、
ゲルの少なくとも一主面を泳動方向にわたって覆ってい
ればよく、必ずしも全周側面を覆う必要はない。
〔発明の効果〕
本発明では、電気泳動用分離ゲルを、多孔を有する絶縁
フィルムにより覆っている。そのため、取扱の容易な電
気泳動用媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電気泳動用媒体を示す
縦断面図、第2図は電気泳動用媒体をガラスチューブ内
に形成した状態を示す縦断面図、第3図は2次元電気泳
動状態を示す平面図、第4図は他の実施例に係る電気泳
動用媒体の製造装置の縦断面図、第5図はその装置を用
いて電気泳動を行っている状態を示す縦断面図、第6図
はさらに他の実施例に係る電気泳動用媒体を示す縦断面
部分図、第7図はその電気泳動用媒体の製造装置を示す
斜視図である。 1.11.21・・・電気泳動用媒体、2,22・・・
ゲル、3,13.23・・・多孔フィルム。 特許出願人  株式会社島津製作所 代理人   弁理士 小 野 由己男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気泳動用分離ゲルと、 前記電気泳動用分離ゲルを覆う絶縁フィルムとを備え、 前記絶縁フィルムは多孔を有している、 電気泳動用媒体。
JP1137757A 1989-05-30 1989-05-30 電気泳動用媒体 Pending JPH032556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1137757A JPH032556A (ja) 1989-05-30 1989-05-30 電気泳動用媒体

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JP1137757A JPH032556A (ja) 1989-05-30 1989-05-30 電気泳動用媒体

Publications (1)

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JPH032556A true JPH032556A (ja) 1991-01-08

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ID=15206126

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JP1137757A Pending JPH032556A (ja) 1989-05-30 1989-05-30 電気泳動用媒体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6833060B2 (en) * 2000-05-05 2004-12-21 University Of Louisville Research Foundation, Inc. Electrophoresis gel support
JP2009014582A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Gunma Prefecture 棒状中空編織品または棒状中空編織品様成型加工品を用いた等電点電気泳動用ゲル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157495A (ja) * 1974-11-15 1976-05-19 Fuji Photo Film Co Ltd

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