JPH0325144Y2 - - Google Patents

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JPH0325144Y2
JPH0325144Y2 JP1986007738U JP773886U JPH0325144Y2 JP H0325144 Y2 JPH0325144 Y2 JP H0325144Y2 JP 1986007738 U JP1986007738 U JP 1986007738U JP 773886 U JP773886 U JP 773886U JP H0325144 Y2 JPH0325144 Y2 JP H0325144Y2
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electromagnet
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detector
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は車両用燃料計に関し、特にそのセン
ダユニツト(液面検出部)の改良に関する。
《従来の技術》 一般の車両用燃料計は、燃料タンクの液面の高
さに応じた電気出力を発生するセンダユニツト
(液面検出部)と、これの出力に応じて指針を動
かすレシーバユニツト(指示部)とに分かれてい
る。
センダユニツトは、燃料タンクの液面の高さに
応じて回動するフロートアーム(先端にフロート
が付いている)と、このフロートアームに連動す
る検出子の位置に応じた電気出力を発生する位置
センサ(一般には可変抵抗器)とからなる。
車両の燃料タンク内の液面は、自動車の急加減
速、急旋回などの走行状態によつて大きく揺れ動
くので、フロートは大きく上下に振動し、抵抗値
(センサ出力)も変化する。
このような場合に、レシーバユニツトの感度
(速示性)が良いと指針が触れて、正規の指示が
どこにあるのか解らなくなるので、レシーバユニ
ツトには適度な遅延特性をもたせるのが普通であ
る。しかし、あまりレシーバユニツトの遅延特性
を大きくすると、指針の動きが鈍くなりすぎ、正
規の指示点に達するまでに時間がかかりすぎると
いう問題が生じるので、注意を要する。
そこでセンダユニツト側にも、急加減速や急旋
回などによる液面の傾動にフロートが追随しない
ような工夫がなされている。例えば実開昭55−
147623号や実開昭56−23416号にそのような従来
技術が開示されている。これらの従来技術は、車
両に作用する加速度を受けて揺動する錘を設け、
この錘の動きでフロートアームの回動を規制する
構造となつている。
《考案が解決しようとする問題点》 錘の動きで機械的にフロートアームの回動を規
制する構成では、どの程度の加速度が作用したと
きにフロートアームの回動をどの程度規制する
か、といつた動作特性を希望通りに実現するのは
非常に難しい。また機構部分の動作不良や故障が
生じやすく、フロートアームの回動が規制された
ままになるなど、信頼性の低いものであつた。
もう1つの大きな問題は、作用していた加速度
があるレベル以下になると直ぐに上記錘が復帰
し、フロートアームの回動規制が直ぐに解除され
ることである。燃料タンク内の液面変動は加速度
が小さくなると直ぐになくなるわけではなく、あ
る程度の時間をかけて徐々に小さくなつていく。
従来の構成では、この変動減衰期間にまで延長し
てフロートアームの回動を規制することができな
い。
この考案は上述した問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、電気的な制御によつてフロート
アームに連動する検出子の回動規制を任意の特性
で行なえ、加速度による燃料タンクの液面変動の
悪影響を確実に除けるようにした信頼性の高い車
両用燃料計を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、液面の所定量以上の変動
を検出する検出手段と、この検出手段の出力信号
により作動制御される電磁石と、この電磁石の消
磁を所定時間遅延させる遅延手段と、上記電磁石
作動時に上記フロートアームに連動する検出子の
回動を規制するとともに、上記電磁石の非作動時
に上記検出子の回動規制を解除する回動制御機構
とを設けた。
《作用》 液面が所定量以上大きく変動すると、上記検出
手段の出力信号によつて上記電磁石が作動し、上
記回動制御機構によつて上記検出子の回動が規制
される。また、電磁石の消磁を所定時間遅延させ
る遅延手段が設けられているので、加速度の変動
減衰期間による悪影響も排除される。
《実施例〉 第1図はこの考案の第1実施例の構成を示して
いる。燃料計センダユニツトのベースフレーム1
0には回動軸12が水平に取付けられている。回
動軸12はフロートアーム14の基端部をL字形
に曲げたものである。フロートアーム14の先端
にはフロート16が取付けられており、燃料タン
クの液面の高さに応じてフロート16が上下動
し、フロートアーム14は回動軸12を中心とし
て矢印のように回動する。図示省略しているが、
ベースフレーム10には、フロートアーム14に
連動して摺動子が動く可変抵抗器が取付けられて
いる。
第1図の実施例においては、フロートアーム1
4の回動を規制する回動制御機構として、鉄片1
8と電磁石20が設けられている。鉄片18は円
弧状をなし、その円弧の中心が回動軸14と一致
する状態でフロートアーム14に溶接によつて固
着されている。電磁石20はベースフレーム10
に固着され、その吸着面が鉄片18と極く僅かな
ギヤツプをおいて対向している。
上記の構成において、フロートアーム14がど
の角度位置にあつても、電磁石20が励磁される
と、その磁気力で鉄片18が電磁石20に吸着さ
れる。この吸着力でもつてフロートアーム14の
回動が規制される。電磁石20を消磁すれば、上
記の吸着力は働かなくなり、フロートアーム14
の回動規制は解除される。
第4図に電磁石20の駆動制御系すなわち前記
検出手段の一例を示している。第4図において、
加速度センサ22は車両の進行方向の加速度(加
減速度)を検出する。これの出力は絶対値回路2
4で絶対値化され、コンパレータ26で基準値と
比較される。車両の加速度あるいは減速度が基準
値を超えると、コンパレータ26の出力が“1”
となる。
舵角センサ28はステアリングによる舵角を検
出する。これの出力も絶対値回路30で絶対値化
され、コンパレータ32で基準値と比較される。
急旋回に際して車両の舵角が基準値を超えると、
コンパレータ32の出力が“1”になる。
上記のように車両の急加減速や急旋回時にコン
パレータ26または32の出力が“1”になり、
これがオアゲート34を介してタイマ回路36の
トリガ入力となる。タイマ回路36はオフデイレ
イ回路で、入力信号が“1”になると直ぐに出力
信号が“1”になり、入力信号が“0”になつて
から適宜に設定した一定時間だけ遅れて出力信号
が“0”に戻る。タイマ回路36の出力信号が
“1”である期間は、ドライバ38を介して電磁
石20に励磁電流が供給される。
つまり、予め設定したレベル以上の急加減速あ
るいは急旋回の状態が検出されると、電磁石20
が励磁され、フロートアーム14の回動が規制さ
れる。そして急加減速あるいは急旋回の状態が基
準レベル以下になつてもフロートアーム14の回
動規制が直ぐには解除されず、タイマ回路36に
設定した一定時間だけ回動規制が続き、その後に
フロートアーム14が自由状態になる。このよう
に電気的な制御によつて回動制御機構の動作特性
を任意に設定できる。
第2図はこの考案の第2実施例を示している。
これはフロートアーム14に連動する可変抵抗器
側に回動制御機構を設けたものである。可変抵抗
器は、ベースフレーム10側に固定された巻線抵
抗器40と、回動軸12に基端を固着され、先端
側がフロートアーム14に連動して巻線抵抗器4
0上を摺動する摺動子アーム42(これが前記検
出子である)とからなる。回動制御機構の電磁石
20は巻線抵抗器40の筒内に配設されており、
摺動子アーム42が第1実施例における鉄片18
と同じ作用を果たす。つまり巻線抵抗器40の内
部の電磁石20を励磁すると、磁性体からなる摺
動子アーム42に電磁石20の磁気力が作用し、
摺動子アーム42が巻線抵抗器40に強く当接
し、その結果フロートアーム14の回動を規制す
る制動力が生じる。電磁石20を消磁すれば回動
規制は解除される。
第3図はこの考案の第3実施例を示している。
この実施例では、回動軸12にブレーキドラム4
4を固着し、ベースフレーム10側にはブレーキ
シユー46をピン48で回動自在に取付けてい
る。電磁石20はベースフレーム10に固着さ
れ、その吸着面がブレーキシユー46の先端面に
対向している。ブレーキシユー46の少なくとも
先端部は磁性体からなり、電磁石20が励磁され
るとこれに吸着される。この吸着状態でブレーキ
シユー46がブレーキドラム44の外周に圧接
し、フロートアーム14の回動を規制する。電磁
石20が消磁されるとブレーキシユー46は弱い
バネ50で反対方向に付勢され、フロートアーム
14の回動規制を解除する。このような構造によ
れば、電磁石20の磁気力が比較的弱くても、回
動規制力を大きくできる。
なお、上記実施例においては、摺動子アーム4
2の回動を規制するためにフロートアーム14の
回動を規制するようにしたが、本考案はこれに限
定されず、摺動子アーム42とフロートアーム1
4の連結を断つて摺動子アーム42の回動を規制
するようにしてもよい。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る車
両用燃料計にあつては、フロートアームの回動規
制の動作条件、動作特性を電気的な制御回路の調
整によつて自由にかつ適切に設定でき、自動車の
急加減速や急旋回などによる液面変動の悪影響を
適切に除くことがきるほか、誤動作や故障の少な
い高信頼性の機構を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはこの考案の第1実施例の正面図
と側面図、第2図は第2実施例の斜視図、第3図
は第3実施例の部分正面図、第4図は各実施例に
おける電磁石の駆動制御回路系の一例を示すブロ
ツク図である。 10……ベースフレーム、12……回動軸、1
4……フロートアーム、16……フロート、18
……鉄片、20……電磁石、40……巻線抵抗
器、42……摺動子アーム、44……ブレーキド
ラム、46……ブレーキシユー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンクの液面の高さに応じて回動するフロ
    ートアームと、このフロートアームに駆動されて
    変位する検出子と、この検出子の変位に応じた出
    力を発生する位置センサとを備えた車両用燃料計
    において、液面の所定量以上の変動を検出する検
    出手段と、この検出手段の出力信号により作動制
    御される電磁石と、この電磁石の消磁を所定時間
    遅延させる遅延手段と、上記電磁石の作動時に上
    記検出子の回動を規制するとともに、上記電磁石
    の非作動時に上記検出子の回動規制を解除する回
    動制御機構とを設けたことを特徴とする車両用燃
    料計。
JP1986007738U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0325144Y2 (ja)

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JPS62121516U JPS62121516U (ja) 1987-08-01
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