JPH03250032A - 炭化硼素含有炭素繊維強化炭素複合材料、その製造方法及びこれを用いたホットプレス用材料 - Google Patents

炭化硼素含有炭素繊維強化炭素複合材料、その製造方法及びこれを用いたホットプレス用材料

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JPH03250032A
JPH03250032A JP2049022A JP4902290A JPH03250032A JP H03250032 A JPH03250032 A JP H03250032A JP 2049022 A JP2049022 A JP 2049022A JP 4902290 A JP4902290 A JP 4902290A JP H03250032 A JPH03250032 A JP H03250032A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐酸化性に優れた炭素繊維強化炭素複合材料(
以下c/cコンポジットという)、その製造方法及び用
途に関するものである。
〔従来の技術] −Sに炭素繊維強化炭素複合材料即ちc/cコンポジッ
トは、機械的強度、耐熱衝撃性、耐食性、軽量性等に優
れており、ロケットノズル、ブレーキといった航空宇宙
機器の部材として欠かせない材料となっている。しかし
、c/cコンポジットは炭素材特有の酸化に弱いという
短所も併せ持っているため、これが一般産業機械等汎用
性を阻害する大きな要因となっている。
而してこのc/cコンポジットの製造方法として従来か
らは、 ■ 炭素繊維のクロス等にフェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂を含浸し、プリプレグとし、これを積層し、熱圧成
形した後、非酸化性雰囲気での焼成、必要に応じ樹脂含
浸、焼成処理を繰り返し、c/cコンポジットを製造す
る方法。
■ 炭素繊維のクロス等を簡単に成形した後、1000
〜2000℃の炉中で炭化水素ガスを導入し、炭素を繊
維上に析出させ、c/cコンポジットを製造する方法。
等があるが、これらの方法で製造されたCへコンポジン
トの耐酸化性は充分ではなかった。そこで、この耐酸化
性を改良するために次のような対策が提案された。
(A)  リン酸或いは有機リン化合物をCムコンポジ
ットに含浸或いは塗布する方法(特開昭56−1657
5)。
(B)化学的蒸着法(以下CVD法という)を用いc/
cコンポジットの空隙表面に硼素を固体として付着させ
る方法(特開昭6l−222977)(C)積層成形体
の表層部のみに耐酸化性炭化物を介在させ、その上にS
iCの被膜を形成させる方法(特開昭63−25658
6)。
等があるが、これらの方法はc/cコンポジット全体を
均一に耐酸化性特性を向上させることは難しく、また工
程が複雑になるといった問題がある。
更にその他、 (ロ)繊維状カーボンシートに樹脂を含浸して風乾し、
プリプレグ化した上に硼素化合物を含む第2の熱硬化性
樹脂を含浸し、炭化を行い、これを加熱して、硼素をマ
トリックス中に拡散させる方法(特開昭6O−2008
60)。
があるが、この方法に於いてはクロスに2回樹脂含浸す
るため、工程が複雑となり硼素量の調整が著しく困難と
なる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記問題点を解決し、高温に於ける耐酸化性
の優れたc/cコンポジット並びにその製造方法を提供
すると共にその優れた耐酸化性を有効に利用した用途の
開発を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、c/cコンポジットの従来の特性を損なわず
に更に耐酸化性を賦与した材料及びその製造方法に関す
る。
そしてこの課題は従来のc/cコンポジットに於いて、
炭化硼素をほぼ均一に全面にわたって分散含有させるこ
とにより解決される。
〔発明の作用並びに構成〕
本発明を先ずその製造方法に従って説明し、次いで材料
自体並びにその用途の順に説明する。
本発明に於いては、その製造方法は大別すると三つに分
けることができる。即ち、 (i)  プリプレグを先ず製造し、これから製造する
方法。
(11)  炭素繊維と熱硬化性樹脂との成形体から製
造する方法。
(iii )  炭素質フェルトに熱硬化性樹脂を含浸
してこれから製造する方法 先ず(i)の方法について説明する。即ち、炭素繊維製
の織布または編布に熱硬化性樹脂を含浸してプリプレグ
を得、このプリプレグを積層し、熱圧成形し、非酸化性
雰囲気下で焼成して炭素繊維強化炭素複合材料を製造す
る方法に於いて、(イ)含浸すべき熱硬化性樹脂中に炭
化硼素を含有せしめて、 または (ロ)プリプレグを製造する際に熱硬化性樹脂を含浸せ
しめた後に炭化硼素を均一に撒布し、且つ、 (八)プリプレグを熱圧成形した後、100O℃以下の
非酸化性雰囲気下で焼成し、次いで5 Torr以下の
減圧下で2000℃までの高温処理、を施す方法である
この際の繊維としてはPAN系、レーヨン系、ピッチ系
いずれかの炭素質または黒鉛質の繊維を用い、これを用
いた織布(平織り、綾織り等)または編物(手編、三次
元織)を用いる。マトリックスを形成する樹脂としては
、たとえばフェノール系、フラン系、エポキシ系等の熱
硬化性樹脂あるいはコールタール、ピッチ等が用いられ
る。
そして炭化硼素を均一に分散混合させる方法としては上
記(イ)または(0)の方法であり、更に詳しくは(イ
)の方法では織布等に樹脂を含浸乃至塗布する際、樹脂
はアルコール、アセトン、アントラセン油等の適当な溶
媒に溶解して適当な粘度に調整したものを使用するか、
またはそのまま樹脂を含浸する際に、その溶剤中または
樹脂中に炭化硼素を均一に分散させておくものであり、
また(tI)の方法では織布等に樹脂を含浸または塗布
した上に炭化硼素粉末を均一に散布するものである。
次いで常法に従い風乾、熱処理し、プリプレグ化する。
このプリプレグを必要枚数積層し、オートクレーブ、油
圧プレス等を用い真空バッグ成形、金型成形といった熱
圧成形を行い、炭化硼素が全体に均一に分散させた積層
成形体を得る。この成形体を不活性ガス中またはコーク
ス粉末中の非酸化性雰囲気で1000℃まで焼成する。
またこの時点でかさ密度が低い時には熱硬化性樹脂等を
再度含浸して非酸化性雰囲気での焼成を繰り返すことが
好ましい。
次いで最終的に5 Torr以下の減圧下で2000℃
までの高温処理を施し、硼素をc/cコンポジット内に
拡散させる。
このようにして得られるc/cコンポジットは炭化硼素
がc/cコンポジット全体に分散含有されており、耐酸
化性に優れたc/cコンポジットとなっている。
また混合時に炭化硼素量を調整することにより、硼素量
の調整が容易にできる利点がある。
特に本発明に於いては均一に分散された炭化硼素が熱処
理により、c/cコンポジット内部に充分に均一に拡散
し、これが再び炭化硼素となって固溶するため、炭化硼
素の均一分散性が著しく優れると共にその耐酸化性が著
しく向上する。
次いで(ii )の方法について説明する。
炭素質または黒鉛質短繊維(チョップ、ミルドファイバ
ー等)をフィラーとし、それに炭化硼素と熱硬化性樹脂
、必要に応じ溶媒との均一混合物を加え、混合撹拌する
。その後、風乾、熱処理を行い、必要により粉砕を行う
。かくして調製された原料粉体を金型中に詰め油圧プレ
ス等にて熱圧成形を行う。ここで炭化硼素が均一に分散
含有された分散型成形体が得られる。この成形体を次い
で(1)と同様に処理する。
また炭素質または黒鉛質繊維(連続繊維)に、炭化硼素
を均一分散させた熱硬化性樹脂を含浸しながら張力を加
えながらマンドレルに巻き取り、熱硬化させる。その後
(i)と同様に処理を行う。
上記(1j)の方法について説明すると、基材として炭
素質フェルトを使用し、これに熱硬化性樹脂またはピッ
チタール等に必要に応じその溶媒と共に炭化硼素を混合
均一分散させた混合物を含浸し、非酸化性雰囲気で10
00℃程度まで昇温し焼成する。
または熱硬化性樹脂またはピッチを含浸させた後前記(
i)や(ii)で述べた炭化硼素粉末を散布させる方法
を行った後上記焼成を行っても良い。
また本発明に於いては更に次のような処理を行うことも
できる。即ち得られた炭化硼素含有フェルト成形体を1
000〜2000℃の炉中で炭化水素ガスを導入し、熱
分解炭素(以下PyCという)をフェルト成形体の炭素
繊維上に析出させ高密度なc/cコンポジットを製作す
ることができる。この際の手段としてはたとえば特開平
1−264964号を例示できるが、これに限定される
ものではない。
たとえば原料ガスにはC1,やCJI等の炭化水素ガス
もしくは炭化水素化合物を使用するが、この原料ガスに
硼素化合物たとえばBCIs等硼素含硼素含有ガスして
供給することにより、炭化硼素を生成させることもでき
る。
本発明に於いてPyCを浸透せしめる方法自体は例えば
[炭素材料入門J (炭素材料学会、昭和47年11月
発行)等の文献に記されている通り別の分野では良くし
られたことであり、その−船釣実施態様を示すと、炭素
発生材料例えば炭素数1〜8特に炭素数3の炭化水素ガ
スもしくは炭化水素化合物を熱分解させ、基材上にpy
cを析出浸透させるものである。これに対して濃度調節
用として炭化水素濃度(通常希釈ガスとしてHtガスま
たはA「ガス等を用いる)は3〜30%好ましくは5〜
15%とし、全圧を100 Torr好ましくは50T
orr以下の条件で操作することが好ましい。
このような操作を行った場合炭化水素が基材表面で脱水
素、熱分解、重合などによって巨大炭素化合物を形成し
、これが基材上に沈積、析出し、更に脱水素反応が進み
、緻密なpyc膜が形成され、あるいは浸透して含浸さ
れるのである。但し02、HJの共存は悪影響があるの
で避ける方が好ましい。
析出の温度範囲は一般に800〜2500”6位までの
広い範囲であるが、できるだけ多く含浸するためには1
300″C以下の比較的低温域でpycを析出させるこ
とか好ましい。
含浸方法としては従来の等温性、温度勾配法、圧力勾配
法等があり、更に最近の方法としては時間の短縮化及び
緻密化を目的としたパルス法が使用できる。
硼素含有ガスと炭化水素ガスを原料ガスとして炭化硼素
を炭素質フェルト成形体の炭素繊維表面に析出させる場
合、基材となる炭素質フェルト成形体は前記した炭化硼
素含有の樹脂を含浸したものでも、あるいは未含浸のも
のでもどちらでも良い。また硼素含有ガスと希釈ガスだ
けで炭素繊維表面に固体硼素を析出させ、その後炭化水
素ガスと希釈ガスを導入し、pycを析出させても良い
こうして得られるフェルトC/Cコンポジットの密度が
所定の密度たとえば1.4〜2.0 g/ccになるま
で行う。
このようにして得られた炭化硼素含有フェルト成形体は
また必要に応じて更に高密度化しても良く、フェノール
樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂また
はピッチタールを含浸し、非酸化性雰囲気で焼成するこ
とにより高密度化が行われる。この含浸、焼成処理を数
回繰り返し所定の密度(1,4〜2.0 g/cc)の
フェルトc/cコンポジットを得る。
こうして得られた炭化硼素含有フェル) c/cコンポ
ジットを5 Torr以下の減圧下で2000℃まで熱
処理をして、これに含まれる硼素をc/cコンポジット
中に拡散させる。
本発明のc/cコンポジットは上記で説明した通り炭化
硼素が全体に、且つ均一に分散して含有されている特徴
を有する。
本発明の機構については、炭化硼素を含有した状態で高
温処理されるため、含有された炭化硼素はそのままの状
態か、あるいは炭素中に含まれた微量の酸素や水分と炭
化硼素が反応して、酸化硼素に一旦変化し、ガス化、拡
散して他の部位で他の炭素分子と再結合し、原子線の微
細な分散状態で均一に炭化硼素が再形成されるとも推考
されるが、本発明はこのような機構論に拘束されるもの
ではない。
そして本発明のc/cコンポジットは従来のこの種c/
cコンポジットの優れた各特性を具有したままで、更に
優れた耐酸化性が賦与され、特に耐酸化性が強く要望さ
れる用途に極めて有効なものとなっている。
特に耐酸化性が強く要望されるホットプレス用炭素材料
として極めて好適であり、就中ホットプレス用ダイ、中
子、パンチ材として好適である。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 PAN系高強度炭素繊維(3000フイラメント、繊維
径7μm、引張強度300kg/arm”)の手織りク
ロスに炭化硼素(直径7μm以下)5〜20重量%を均
一分散させたフェノール樹脂溶液(レゾール型フェノー
ル樹脂をメタノールで2〜3倍に希釈した溶液)を含浸
塗布し、24時間風乾を行いプリプレグシートを得た。
このプリプレグシートを乾燥器中で熱処理しく100℃
Xo、5時間)、その後金型に詰め、油圧ブレスで14
0℃150kg/c−の条件で1時間保持して2枚の積
層体たる2D底成形を得た。
得られた成形体をコークス粉体中に詰め非酸化性雰囲気
で工000℃まで昇温速度10℃/時間で処理し、その
後真空炉を用い5 Torrの減圧下で、2000゛C
まで100℃/時間の速度で高温処理を行った。
クラックのない2Dc/cコンポジツトが得られた。
こうして得られた2Dc/cコンポジツトを酸化雰囲気
で加熱処理し、酸化消耗試験を行った0条件は1200
℃1時間とした。この時比較のために等方性高密度黒鉛
(rrG−11J、東洋炭素■製)も同一炉にて処理を
行った。
実施例2 2000℃以上で熱処理されたレーヨン系黒鉛質フェル
ト(200mX 200awX10+ma、 ”1度0
.08)にレゾールタイプのフェノール樹脂40重量%
(内割り)と炭化硼素(平均粒子径4μm)5重量%(
外割り)を混合分散させたものを含浸し、次いで二〇含
浸物を熱圧成形し炭化硼素含有フェルト成形体を製造し
た。
フェルト成形体は非酸化性雰囲気下で1000℃まで昇
温し、予備焼成品とした。この予備焼成品を真空加熱炉
内で温度1100″C1全圧2TorrでCHI(、ガ
ス31 /ll1in、 BCl3ガス0.51 /l
l1in、 Hzガス221 /lll1nの混合ガス
を供給し、硼素化合物含有pycをフェルト成形体内部
に浸透させた。
フェルトc/cコンポジットの密度は処理時間(100
〜350時間)を変えることにより調整した。
上記pyc含浸処理完了後、真空加熱炉内に詰め5 T
orr下、2000℃で熱処理してc/cコンポジット
とした。
実施例3 PAN系高強度炭素短繊維(繊維長300μm、繊維径
7μm)に炭化硼素(平均粒子径4μm)を3〜6重量
%(外割り)均一分散させたフェノール樹脂溶液(レゾ
ール型フェノール樹脂をメタノールで2〜3倍に希釈し
た溶液)を70重量%(内割り)加え、ミキサー中で混
合したものを24時間風乾し、原料とした。
この原料を乾燥器中で熱処理(80℃×15時間)し粉
体調整を行った。その後それを金型に詰め、成形圧70
kg/rrfで140℃XIHrの成形を行い、分散型
成形体を得た。
この成形体をコークス粉末中の非酸化性雰囲気中で10
00℃まで焼成した。その後真空炉を用い、5 Tor
r下2000℃の高温処理を行い、硼素を拡散させクラ
ック他外観に以上を認めない分散型c/cを得た。
こうして得られた分散型c/cの酸化消耗試験(12Q
Q’c X 1時間)も行った。
比較例1 上記実施例2に於いて炭化硼素を含まず、その他は同様
にして作製した。これについても酸化消耗試験を行った
比較例2 炭化硼素を含まない等方性高密度黒鉛rlG11Jも酸
化消耗試験を行った。酸化消耗試験を行った結果を第1
表に示す。
条件は1200℃の空気中の電気炉で加熱し、酸化によ
る試料片の重量減少率を測定したものである。
実施例4 PAN系高強度炭素繊維(12,000フイラメント、
繊維径7μm、引張強度300kg/ex”)の連続糸
を炭化硼素(平均粒子径4μm)に均一分散(樹脂量に
対して5重量%)させたフェノール樹脂溶液(レゾール
型フェノール樹脂をメタノールで2〜3倍に希釈した溶
液)中に連続的に供給浸漬しながら、外径100M、巾
100閾のマンドレルにフィラメントワインディング法
により、平行巻きで巻き取り、外径150 ynの成形
体を得た。
得られた成形体を140℃で1時間硬化させた後実施例
1と同様、コークス粉体中に詰め非酸化性雰囲気で10
00℃まで昇温速度IO℃/時間で昇温しで炭素化を行
った。この複合材を緻密化するためにタールピッチ中で
の含浸と前記条件での炭素化を3回繰り返した後、真空
炉を用い5 Torrの減圧下で2000℃まで100
℃/時間の速度で高温処理を行った。こうしてかさ密度
1.6 g/cdの円筒状複合材が得られた。
この複合材を大気ホットプレスのシリンダーとし、スリ
ーブパンチには等方性高密度黒鉛を用い、これらを組み
合わせてホットプレス型とした。
このホットプレス型を用いてAIzOtの粉末の加圧試
験(1400℃X 200kg/c+M)を行い、シリ
ンダーの耐用回数を調査したところ、炭化硼素を含有し
ていないc/cシリンダーの1.5倍である45回の使
用に耐えた。
またこの複合材についても酸化消耗試験を行った。その
結果を第1表に示す。
第1表 但し、試料片寸法 32mm X 20mm X IO
mn+この第1表からも明らかな通り、実施例のもの(
炭化硼素を含有したc/cコンポジット)は従来の c/cコンポジッ トまたは黒鉛材料に比し、 酸化 消耗が低いことを示している。
(以 上)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維強化炭素複合材料であって、該材料中の
    炭素質マトリックス中に炭化硼素が、ほぼ全面に、ほぼ
    均一に含有されてなることを特徴とする炭素繊維強化炭
    素複合材料。
  2. (2)炭素繊維強化炭素複合材料中に炭化硼素を含有せ
    しめ、これを気化、再凝縮等の反応、または拡散等の手
    段により、全面に、均一に分散含有させることを特徴と
    する請求項(1)に記載の炭素繊維強化炭素複合材料の
    製造方法。
  3. (3)炭素繊維製の織布、編布または不織布に熱硬化性
    樹脂を含浸してプリプレグを得、このプリプレグを積層
    し、熱圧成形し、非酸化性雰囲気下で焼成して炭素繊維
    強化炭素複合材料を製造する方法に於いて、 (イ)含浸すべき熱硬化性樹脂中に炭化硼素を含有せし
    めて、 または (ロ)プリプレグを製造する際に熱硬化性樹脂を含浸せ
    しめた後に炭化硼素を均一に撒布し、且つ、 (ハ)プリプレグを熱圧成形した後、1000℃以下の
    非酸化性雰囲気下で焼成し、次いで5Torr以下の減
    圧下で2000℃までの高温処理を施すことを特徴とす
    る請求項(2)に記載の製造方法。
  4. (4)炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸しながら且つ適当
    な張力を加えながらマンドレルに巻き取り、熱硬化させ
    た後、非酸化性雰囲気下で熱処理して炭素繊維強化炭素
    複合材料を製造する方法に於いて、 (イ)含浸すべき熱硬化性樹脂中に炭化硼素を含有せし
    めて、 且つ、 (ロ)1000℃の非酸化性雰囲気下で焼成し、次いで
    5Torr以下の減圧下で2000℃まで高温処理を施
    すことを特徴とする請求項(2)に記載の製造方法。
  5. (5)炭素製短繊維を熱硬化性樹脂、必要に応じその溶
    媒と共に混合して得た原料粉末を、熱圧成形し、非酸化
    性雰囲気下で熱処理して炭素繊維強化炭素複合材料を製
    造する方法に於いて、 (イ)上記原料粉末調製時に、更に炭化硼素を添加して
    混合し、 且つ、 (ロ)1000℃の非酸化性雰囲気下で焼成し、次いで
    5Torr以下の減圧下で2000℃までの高温処理、 を施すことを特徴とする請求項(2)に記載の製造方法
  6. (6)炭素質フェルト、に熱硬化性樹脂を必要に応じそ
    の溶媒に溶解して含浸し、非酸化性雰囲気下で熱処理し
    て炭素繊維強化炭素複合材料を製造する方法に於いて、 (イ)上記熱硬化性樹脂に、更に炭化硼素を添加し、 且つ、 (ロ)1000℃の非酸化性雰囲気下で焼成し、次いで
    5Torr以下の減圧下で2000℃までの高温処理、 を施すことを特徴とする請求項(2)に記載の製造方法
  7. (7)請求項(1)に記載の炭素繊維強化炭素複合材料
    をホットプレス用材料として使用することを特徴とする
    ホットプレス用材料。
  8. (8)上記ホットプレス用材料がホットプレス用、ダイ
    、中子、パンチの少なくとも1種である請求項(7)に
    記載の材料。
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