JPH03249705A - 通信用線材の布設方法および装置 - Google Patents
通信用線材の布設方法および装置Info
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- JPH03249705A JPH03249705A JP2048513A JP4851390A JPH03249705A JP H03249705 A JPH03249705 A JP H03249705A JP 2048513 A JP2048513 A JP 2048513A JP 4851390 A JP4851390 A JP 4851390A JP H03249705 A JPH03249705 A JP H03249705A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、光ファイバなど通信用線材の布設方法、特に
、予め布設された管路に圧力流体により通信用線材を圧
送布設する布設方法、および、それに用いられる装置に
関するものである。
、予め布設された管路に圧力流体により通信用線材を圧
送布設する布設方法、および、それに用いられる装置に
関するものである。
(従来の技術)
従来、予め布設された管路に、光フアイバユニットなど
の通信用線材を布設する方法として、特開昭59−10
4607号公報に記載されているように、圧力流体を利
用して圧送布設する方法がある。
の通信用線材を布設する方法として、特開昭59−10
4607号公報に記載されているように、圧力流体を利
用して圧送布設する方法がある。
第3図は、その概略を示すものである。図中、31は圧
送装置、32は管路、33は通信用線材、34は圧力流
体供給口、35は駆動装置、36は通信用線材の入口側
のシール部である。通信用線材33は、駆動装置35に
より管路32に向けて送られる。管路32は、圧送装置
31に気密に接続され、圧力流体供給口34からは圧力
流体が供給される。圧力流体としては、圧縮空気を用い
る送される。このような従来の圧送方法においては、光
フアイバユニットの入口側にシール部36を設け、圧力
流体の逆行を防ぎ、圧力流体を光フアイバユニットの進
行方向に向かってのみ流すようにする必要がある。
送装置、32は管路、33は通信用線材、34は圧力流
体供給口、35は駆動装置、36は通信用線材の入口側
のシール部である。通信用線材33は、駆動装置35に
より管路32に向けて送られる。管路32は、圧送装置
31に気密に接続され、圧力流体供給口34からは圧力
流体が供給される。圧力流体としては、圧縮空気を用い
る送される。このような従来の圧送方法においては、光
フアイバユニットの入口側にシール部36を設け、圧力
流体の逆行を防ぎ、圧力流体を光フアイバユニットの進
行方向に向かってのみ流すようにする必要がある。
この技術を改良した方法として、第4図に示すような密
閉容器中に束取りした通信用線材を保管し、容器全体に
圧力を付加する方法が、ヨーロッパ特許0323028
号公報に開示されている。
閉容器中に束取りした通信用線材を保管し、容器全体に
圧力を付加する方法が、ヨーロッパ特許0323028
号公報に開示されている。
第4図中、40は通信用線材、41は密閉容器、42は
圧力供給管、43は管路、44はベンチュリー管である
。通信用線材40は、圧力供給管42から密閉容器41
に供給される圧力流体によりベンチュリー管44を介し
て管路43に圧送される。この方法は、逆流する圧力流
体が全くないため、効率よく圧力流体を活用できること
と、外部から通信用線材の挿入が行なわれないため、挿
入部での曲がりや側圧などの外力が働くことがなく、通
信用線材に外傷を与えないという利点がある。
圧力供給管、43は管路、44はベンチュリー管である
。通信用線材40は、圧力供給管42から密閉容器41
に供給される圧力流体によりベンチュリー管44を介し
て管路43に圧送される。この方法は、逆流する圧力流
体が全くないため、効率よく圧力流体を活用できること
と、外部から通信用線材の挿入が行なわれないため、挿
入部での曲がりや側圧などの外力が働くことがなく、通
信用線材に外傷を与えないという利点がある。
しかしながら、この方法は、束状にした通f訂用線材を
用いる方法であるため、輸送時の線材の重なりなどの事
故が予想される。
用いる方法であるため、輸送時の線材の重なりなどの事
故が予想される。
古河電工時報第85号第56頁に記載されたものは第5
図に示すように、ボビン巻きした通信用線材を用いるも
のである。第5図中、50は通信用線材、51はボビン
、52は挿通装置本体、53は駆動装置、54は管路、
55は圧力流体供給口、56は減圧弁、57は先球であ
る。通信用線材を巻いたボビン51は、挿通装置本体内
に納められ、駆動装置53により回転駆動される。この
挿通装置本体52には、圧力流体供給口55より減圧弁
56を介して、圧力流体が供給され、管路に送られ、通
信用線材50が管路54中を圧送されて通信用線材の布
設ができる。
図に示すように、ボビン巻きした通信用線材を用いるも
のである。第5図中、50は通信用線材、51はボビン
、52は挿通装置本体、53は駆動装置、54は管路、
55は圧力流体供給口、56は減圧弁、57は先球であ
る。通信用線材を巻いたボビン51は、挿通装置本体内
に納められ、駆動装置53により回転駆動される。この
挿通装置本体52には、圧力流体供給口55より減圧弁
56を介して、圧力流体が供給され、管路に送られ、通
信用線材50が管路54中を圧送されて通信用線材の布
設ができる。
第5図で説明した挿通装置は、ボビンの速度を制御しな
がらボビンを駆動する駆動装置53を有しているが、そ
の制御方法は明確ではない。一方、通信用線材は、布設
が進行するにつれて、登りや曲がりなど管路の形態が変
化して、移動速度が変化するのが普通である。さらに、
ボビン巻きした通信用線材は、曲がり癖がつくことが多
く、繰り出し速度の制御が不適切な場合には、挿通装置
内に通信用線材が停溜し、第6図(A)に示すように、
ボビン61から密閉容器62の出口63までの間におい
て、通信用線材60に余長部が生じ、不要な曲げや、側
圧を受けたり、あるいは、第6図(B)に示すように、
この余長部がボビン61に巻かれた通信用線材60の巻
きを崩してしまうという不具合があった。
がらボビンを駆動する駆動装置53を有しているが、そ
の制御方法は明確ではない。一方、通信用線材は、布設
が進行するにつれて、登りや曲がりなど管路の形態が変
化して、移動速度が変化するのが普通である。さらに、
ボビン巻きした通信用線材は、曲がり癖がつくことが多
く、繰り出し速度の制御が不適切な場合には、挿通装置
内に通信用線材が停溜し、第6図(A)に示すように、
ボビン61から密閉容器62の出口63までの間におい
て、通信用線材60に余長部が生じ、不要な曲げや、側
圧を受けたり、あるいは、第6図(B)に示すように、
この余長部がボビン61に巻かれた通信用線材60の巻
きを崩してしまうという不具合があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、密閉
容器から繰り出される通信用線材に適切な制御を行なう
ことによって、通信用線材、特に、光フアイバユニット
を管路中に円滑に圧送できる布設方法、および、それに
用いられる装置を提供することを目的とするものである
。
容器から繰り出される通信用線材に適切な制御を行なう
ことによって、通信用線材、特に、光フアイバユニット
を管路中に円滑に圧送できる布設方法、および、それに
用いられる装置を提供することを目的とするものである
。
(課題を解決するための手段)
本発明は、第1発明においては、予め布設した管路に、
密閉された容器中に保管された通信用線材を圧力流体に
より挿通布設する通信用線材の布設方法において、容器
中の通信用線材のたるみ岱が一定となるように通信用線
材の供給速度と、布設速度の一方もしくは双方を制御す
ることを特徴とするものであり、第2発明においては、
予め布設した管路に、通信用線材を圧力流体により挿通
信用線材布設する装置であって、通信用線材を保管しそ
の内部が管路と接続されており、管路の他端よりも高圧
に保たれる密閉容器と、前記密閉容器内に設置される通
信用線材を巻いたボビンを保持する手段と、該ボビンを
回転し通信用線材を繰り出す手段と、この繰り出された
通信用線材のたるみ量を検出する手段を有することを特
徴とするものである。
密閉された容器中に保管された通信用線材を圧力流体に
より挿通布設する通信用線材の布設方法において、容器
中の通信用線材のたるみ岱が一定となるように通信用線
材の供給速度と、布設速度の一方もしくは双方を制御す
ることを特徴とするものであり、第2発明においては、
予め布設した管路に、通信用線材を圧力流体により挿通
信用線材布設する装置であって、通信用線材を保管しそ
の内部が管路と接続されており、管路の他端よりも高圧
に保たれる密閉容器と、前記密閉容器内に設置される通
信用線材を巻いたボビンを保持する手段と、該ボビンを
回転し通信用線材を繰り出す手段と、この繰り出された
通信用線材のたるみ量を検出する手段を有することを特
徴とするものである。
通信用線材のたるみ量を検出する手段として、通信用線
材の通過する軌道の変化を非接触で検出することのでき
る光学的な位置検出手段を用いることができる。
材の通過する軌道の変化を非接触で検出することのでき
る光学的な位置検出手段を用いることができる。
通信用線材のたるみ量を検出する手段として、繰り出さ
れた通信用線材の進行方向と垂直な方向に負荷を加え、
この負荷部分の変位量を検出する手段を用いることがで
きる。
れた通信用線材の進行方向と垂直な方向に負荷を加え、
この負荷部分の変位量を検出する手段を用いることがで
きる。
(作 用)
本発明は、繰り出し速度を制御する方法として、布設装
置内の通信用線材のたるみを検出して、それにより駆動
装置を制御するものである。
置内の通信用線材のたるみを検出して、それにより駆動
装置を制御するものである。
後述するように、ボビンからほどかれた通信用線材が管
路へ供給される前に、その変位を光学的に非接触で検出
する手段や、通信用線材の通過位置に一定の負荷をかけ
ダンサ−を設けて、線材に接触させ、このダンサ−の変
位を検出し、その変位によりたるみ量を検出する手段な
どを用いることができる。
路へ供給される前に、その変位を光学的に非接触で検出
する手段や、通信用線材の通過位置に一定の負荷をかけ
ダンサ−を設けて、線材に接触させ、このダンサ−の変
位を検出し、その変位によりたるみ量を検出する手段な
どを用いることができる。
これらの検出手段からの検出信号により、容器中の通信
用線材のたるみ量が一定となるように通信用線材の供給
速度と、布設速度の一方もしくは双方を制御することに
より布設装置内の通信用線材の余長を適正範囲に制限す
ることができ、布設装置内の通信用線材の停溜による曲
がりや、巻き崩れを未然に防止できるものである。
用線材のたるみ量が一定となるように通信用線材の供給
速度と、布設速度の一方もしくは双方を制御することに
より布設装置内の通信用線材の余長を適正範囲に制限す
ることができ、布設装置内の通信用線材の停溜による曲
がりや、巻き崩れを未然に防止できるものである。
(実施例)
第1図(A)は、光フアイバユニットの布設に本発明を
適用した一実施例を説明するための布設装置の概略構成
図である。図中、1は密閉容器、2は管路、3は圧力流
体供給口、4は減圧弁、5はボビン、6はボビンの回転
軸、7は光フアイバユニット、8は光学的位置検出装置
である。上述したように、ボビン5に巻かれた光フアイ
バユニット7を密閉容器1に収納する。密閉容器1には
、管路2が接続されるとともに、圧力流体供給口3から
減圧弁4を通して圧力流体、例えば、圧縮空気が供給さ
れる。この圧力流体の流れによって、管路2に光フアイ
バユニット7を圧送させることができる。
適用した一実施例を説明するための布設装置の概略構成
図である。図中、1は密閉容器、2は管路、3は圧力流
体供給口、4は減圧弁、5はボビン、6はボビンの回転
軸、7は光フアイバユニット、8は光学的位置検出装置
である。上述したように、ボビン5に巻かれた光フアイ
バユニット7を密閉容器1に収納する。密閉容器1には
、管路2が接続されるとともに、圧力流体供給口3から
減圧弁4を通して圧力流体、例えば、圧縮空気が供給さ
れる。この圧力流体の流れによって、管路2に光フアイ
バユニット7を圧送させることができる。
第1図(B)は、第1図(A)における光学的位置検出
装置8の詳細を説明するための概略図である。9は平行
光線投射器、10は光電変換素子アレイであり、両者は
対向して配置され、その中間に光フアイバユニット7が
通過するように配置される。そうすると、投射された平
行光線の一部が光フアイバユニット7により遮蔽され、
光フアイバユニット7の位置に対応した、光電変換素子
アレイの一部の圧力が変化し、その位置を無接触で検出
できる。光フアイバユニット7の位置は、その弛みに対
応する。ボビンの回転軸6の回転速度を大きくすると、
弛みは増大し、回転速度を小さくすると、弛みは減少す
る。また、管路中の光フアイバユニット7が移動する布
設速度を大きくすると、弛みは減少し、布設速度を小さ
くすると、弛みは増大する。したがって、光フアイバユ
ニットの供給速度と、布設速度の一方もしくは双方を制
御することにより、光フアイバユニットの弛みを所定値
に制御することができる。
装置8の詳細を説明するための概略図である。9は平行
光線投射器、10は光電変換素子アレイであり、両者は
対向して配置され、その中間に光フアイバユニット7が
通過するように配置される。そうすると、投射された平
行光線の一部が光フアイバユニット7により遮蔽され、
光フアイバユニット7の位置に対応した、光電変換素子
アレイの一部の圧力が変化し、その位置を無接触で検出
できる。光フアイバユニット7の位置は、その弛みに対
応する。ボビンの回転軸6の回転速度を大きくすると、
弛みは増大し、回転速度を小さくすると、弛みは減少す
る。また、管路中の光フアイバユニット7が移動する布
設速度を大きくすると、弛みは減少し、布設速度を小さ
くすると、弛みは増大する。したがって、光フアイバユ
ニットの供給速度と、布設速度の一方もしくは双方を制
御することにより、光フアイバユニットの弛みを所定値
に制御することができる。
第2図は、他の実施例を説明するための布設装置の概略
構成図である。第1図と同様な部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。この実施例においては、ダンサ−1
1を用いた点を特徴とするものである。ダンサ−11は
、光フアイバユニット7に接触するダンサ−ローラー1
2と負荷調整用分銅13を有し、支持軸には、角度検出
器14を有する。ボビンの引出し端近傍にガイドローラ
ー15を設けるのがよい。
構成図である。第1図と同様な部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。この実施例においては、ダンサ−1
1を用いた点を特徴とするものである。ダンサ−11は
、光フアイバユニット7に接触するダンサ−ローラー1
2と負荷調整用分銅13を有し、支持軸には、角度検出
器14を有する。ボビンの引出し端近傍にガイドローラ
ー15を設けるのがよい。
通信用線材の弛みを検出する手段は、上述した実施例に
限らず、一般の変位検出手段、あるいは、位置検出手段
を適用することができる。
限らず、一般の変位検出手段、あるいは、位置検出手段
を適用することができる。
上述した、光学的検圧器を用いた場合は、非接触で測定
できるため剛性の低いユニットや外力により傷つきやす
い通信用線材に用いると有用である。一方、ダンサ−ロ
ーラを用い、負荷を加えて変位を測定する手段を用いる
と、巻き癖の強い通信用線材についても適正な制御を行
なうことができる利点がある。
できるため剛性の低いユニットや外力により傷つきやす
い通信用線材に用いると有用である。一方、ダンサ−ロ
ーラを用い、負荷を加えて変位を測定する手段を用いる
と、巻き癖の強い通信用線材についても適正な制御を行
なうことができる利点がある。
実験結果について説明する。
重量2g/m、外径2mmの光フアイバ7心を集合して
最外層に発泡ポリエチレンを施した通信用線材600m
を、胴径280mmφのボビンに巻き、これを第7図に
示したような、4mの垂直立ち上がり部と、直径400
mmに巻かれた50mの曲がり部とを有する総長600
mの管路に挿通した。圧力流体としては、圧縮空気を用
い、コンプレッサ73によって、圧力を3kg/cm”
に固定し、除湿器72で水分を除いたのち、布設装置7
1に供給した。74は管路の一部に設けた透明窓であり
、内部の状況を観察するために設けたものである。
最外層に発泡ポリエチレンを施した通信用線材600m
を、胴径280mmφのボビンに巻き、これを第7図に
示したような、4mの垂直立ち上がり部と、直径400
mmに巻かれた50mの曲がり部とを有する総長600
mの管路に挿通した。圧力流体としては、圧縮空気を用
い、コンプレッサ73によって、圧力を3kg/cm”
に固定し、除湿器72で水分を除いたのち、布設装置7
1に供給した。74は管路の一部に設けた透明窓であり
、内部の状況を観察するために設けたものである。
比較例の■として、従来の第5図に示した布設装置を用
い、圧送を行なった。圧送の状態は布設装置の近くの管
路に透明なバイブを用い、透明窓から観察した。布設装
置の通信用線材の最大供給速度は25m/分であった。
い、圧送を行なった。圧送の状態は布設装置の近くの管
路に透明なバイブを用い、透明窓から観察した。布設装
置の通信用線材の最大供給速度は25m/分であった。
この条件で布設を開始した。通信用線材の布設長50m
までは圧送速度は最大の25m/分で、透明窓内の通信
用線材の蛇行などは認められなかったが、立ち上がり管
路に入って間もなく通信用線材の挿通が停止した。
までは圧送速度は最大の25m/分で、透明窓内の通信
用線材の蛇行などは認められなかったが、立ち上がり管
路に入って間もなく通信用線材の挿通が停止した。
この際、透明窓中で通信用線材の蛇行が認められたのは
停止の直後であった。ここで、布設装置を開き、内部を
確認したところ、第6図(A)に図示したように、通信
用線材が布設装置内に曲がった状態で弛み、その一部が
よじれて管路人口に詰まり、停止したことがわかった。
停止の直後であった。ここで、布設装置を開き、内部を
確認したところ、第6図(A)に図示したように、通信
用線材が布設装置内に曲がった状態で弛み、その一部が
よじれて管路人口に詰まり、停止したことがわかった。
また、ボビン上の通信用線材は第6図(B)に示すよう
な巻き崩れを起こしていた。垂直部分の一部を通過した
時点で、挿通抵抗が大きくなり、このため、布設装置か
らの繰り出し速度と実際の布設速度に差異が生じ、布設
装置内の余長となって、上記の問題を生ぜしめたと考え
られる。
な巻き崩れを起こしていた。垂直部分の一部を通過した
時点で、挿通抵抗が大きくなり、このため、布設装置か
らの繰り出し速度と実際の布設速度に差異が生じ、布設
装置内の余長となって、上記の問題を生ぜしめたと考え
られる。
比較例の■として、比較例■の装置を用い、布設速度を
いろいろと変えて、通信用線材の巻き崩れや、余長部の
布設装置中での曲がりの状況を調べて、そのような状況
が生じることなく布設できる全長布設可能な布設速度を
検討した。その結果、5m/分で全長布設が可能である
ことがわかった。
いろいろと変えて、通信用線材の巻き崩れや、余長部の
布設装置中での曲がりの状況を調べて、そのような状況
が生じることなく布設できる全長布設可能な布設速度を
検討した。その結果、5m/分で全長布設が可能である
ことがわかった。
この結果、従来法による布設は、2時間が必要であるこ
とがわかった。
とがわかった。
次に、本発明の実験例の■として、第1図に示す装置を
用いて布設を行なった。同図(A)に示すように、ボビ
ンから供給される通信用線材の通過位置として、ボビン
の下の位置に光学的位置検出装置を設けた。この検出装
置は、同図(B)に示すように平行光を投射する平行光
投射器と、この光が通信用線材によって遮られるのを検
出し、その位置を特定するための光検出器アレイを有し
、図示しないリレー回路により通信用線材の位置が設定
した範囲より高い位置にくると、駆動装置に繰り出し速
度の上昇を行なわせ、低い位置にくると、駆動装置に繰
り出し速度の低下を行なわせるように構成されている。
用いて布設を行なった。同図(A)に示すように、ボビ
ンから供給される通信用線材の通過位置として、ボビン
の下の位置に光学的位置検出装置を設けた。この検出装
置は、同図(B)に示すように平行光を投射する平行光
投射器と、この光が通信用線材によって遮られるのを検
出し、その位置を特定するための光検出器アレイを有し
、図示しないリレー回路により通信用線材の位置が設定
した範囲より高い位置にくると、駆動装置に繰り出し速
度の上昇を行なわせ、低い位置にくると、駆動装置に繰
り出し速度の低下を行なわせるように構成されている。
この場合、通信用線材の剛性と巻き条件等により決まる
設定範囲として、ボビンを固定して圧力流体を流した際
の線材位置と、圧力流体を全く流さずユニットの剛性に
よりこの部分でとる形状に基づく線材位置を測定し、こ
れを8等分して、上、下から1区画を除いた範囲を適正
範囲とした。この装置を用いて、先の比較例の■に示し
た管路に同条件で通信用線材の布設を行なった結果、布
設長49mまでは25m/分で圧送でき、立ち上がり部
では20m/分に線速が低下し、徐々に線速が本発明の
方法で制御されて、低下しつつ布設が行なわれ、全長布
設は、45分で完了した。この際の線速の低下は、±3
m/分程度の線速変動を伴っているのが観測された。
設定範囲として、ボビンを固定して圧力流体を流した際
の線材位置と、圧力流体を全く流さずユニットの剛性に
よりこの部分でとる形状に基づく線材位置を測定し、こ
れを8等分して、上、下から1区画を除いた範囲を適正
範囲とした。この装置を用いて、先の比較例の■に示し
た管路に同条件で通信用線材の布設を行なった結果、布
設長49mまでは25m/分で圧送でき、立ち上がり部
では20m/分に線速が低下し、徐々に線速が本発明の
方法で制御されて、低下しつつ布設が行なわれ、全長布
設は、45分で完了した。この際の線速の低下は、±3
m/分程度の線速変動を伴っているのが観測された。
さらに、上記した本発明の実験例の■で生じた線速変動
の要因として、通信用線材がボビンに巻かれている状態
で置かれていたために生じた巻き癖を想定し、実験例■
の線速変動を抑えた本発明の布設装置として第2図に示
した実施例の布設装置を開発した。この装置は、通信用
線材がボビンから離れた直後にガイドローラを設け、そ
の直後に一定負荷を有するダンサ−を設けた。ダンサ−
の変位値により、通信用線材のたるみ等を検出すること
ができる。ダンサ−の負荷量として0.5g以上を加え
れば、本例で検討する通信用線材の巻き癖はほぼ伸ばす
ことができる。実験例■と同様に駆動装置を停止して、
圧力流体を流した場合と停止した場合のダンサ−の変位
を8等分し、上下1区画を除いて、適正範囲とした。こ
の条件下で実験例の■、比較例の■と同様に通信用線材
の布設を行なった結果、線速の変動幅は±1m/分以下
となり、43分で600m全長の通信用線材の挿通を行
なうことができた。
の要因として、通信用線材がボビンに巻かれている状態
で置かれていたために生じた巻き癖を想定し、実験例■
の線速変動を抑えた本発明の布設装置として第2図に示
した実施例の布設装置を開発した。この装置は、通信用
線材がボビンから離れた直後にガイドローラを設け、そ
の直後に一定負荷を有するダンサ−を設けた。ダンサ−
の変位値により、通信用線材のたるみ等を検出すること
ができる。ダンサ−の負荷量として0.5g以上を加え
れば、本例で検討する通信用線材の巻き癖はほぼ伸ばす
ことができる。実験例■と同様に駆動装置を停止して、
圧力流体を流した場合と停止した場合のダンサ−の変位
を8等分し、上下1区画を除いて、適正範囲とした。こ
の条件下で実験例の■、比較例の■と同様に通信用線材
の布設を行なった結果、線速の変動幅は±1m/分以下
となり、43分で600m全長の通信用線材の挿通を行
なうことができた。
なお、ここでは駆動手段を制御して供給速度を制御する
方法について説明したが、布設速度を決定する圧力流体
の流量または圧力を制御しても同様の効果を得ることが
できる。第3図で説明したような駆動装置を用いる場合
は、駆動装置の駆動速度を制御することにより布設速度
を制御してもよい。また、供給速度と布設速度の両者を
制御するようにしてもよいことは勿論である。
方法について説明したが、布設速度を決定する圧力流体
の流量または圧力を制御しても同様の効果を得ることが
できる。第3図で説明したような駆動装置を用いる場合
は、駆動装置の駆動速度を制御することにより布設速度
を制御してもよい。また、供給速度と布設速度の両者を
制御するようにしてもよいことは勿論である。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の方法を用いて通信用線材
を布設することにより線材の曲がりや巻崩れといった事
故を防ぎ、良好な条件下で布設を実施することができる
効果がある。
を布設することにより線材の曲がりや巻崩れといった事
故を防ぎ、良好な条件下で布設を実施することができる
効果がある。
第1図(A)は、光フアイバユニットの布設に本発明を
適用した一実施例の布設装置の概略構成図、第1図(B
)は、光学的検出装置の概略構成図、第2図は、他の実
施例の布設装置の概略構成図、第3図乃至第5図は、従
来の布設装置を説明するための概略構成図、第6図は、
作用の説明図、第7図は、実験結果の説明図である。 1・・・密閉容器、2・・・管路、3・・・圧力流体供
給口、4・・・減圧弁、5・・・ボビン、7・・・光フ
アイバユニット、8・・・光学的位置検出装置。
適用した一実施例の布設装置の概略構成図、第1図(B
)は、光学的検出装置の概略構成図、第2図は、他の実
施例の布設装置の概略構成図、第3図乃至第5図は、従
来の布設装置を説明するための概略構成図、第6図は、
作用の説明図、第7図は、実験結果の説明図である。 1・・・密閉容器、2・・・管路、3・・・圧力流体供
給口、4・・・減圧弁、5・・・ボビン、7・・・光フ
アイバユニット、8・・・光学的位置検出装置。
Claims (2)
- (1)予め布設した管路に、密閉された容器中に保管さ
れた通信用線材を圧力流体により挿通布設する通信用線
材の布設方法において、容器中の通信用線材のたるみ量
が一定となるように通信用線材の供給速度と、布設速度
の一方もしくは双方を制御することを特徴とする通信用
線材の布設方法。 - (2)予め布設した管路に、通信用線材を圧力流体によ
り挿通信用線材を布設する装置であって、通信用線材を
保管しその内部が管路と接続されており、管路の他端よ
りも高圧に保たれる密閉容器と、前記密閉容器内に設置
される通信用線材を巻いたボビンを保持する手段と、該
ボビンを回転し通信用線材を繰り出す手段と、この繰り
出された通信用線材のたるみ量を検出する手段とを有す
ることを特徴とする通信用線材の布設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048513A JPH03249705A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 通信用線材の布設方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048513A JPH03249705A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 通信用線材の布設方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03249705A true JPH03249705A (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=12805453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2048513A Pending JPH03249705A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 通信用線材の布設方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03249705A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472201U (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-25 | ||
USRE37283E1 (en) * | 1993-11-26 | 2001-07-17 | Erhard Luther Edgar Kluth | Apparatus for the remote measurement of physical parameters |
USRE38052E1 (en) | 1992-05-01 | 2003-04-01 | Sensor Dynamics, Limited | Sensing apparatus for sensing pressure or temperature in oil wells, including transmitter relaying pressure or temperature information to a remote control point |
US6817257B2 (en) | 1996-03-29 | 2004-11-16 | Sensor Dynamics Limited | Apparatus for the remote measurement of physical parameters |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2048513A patent/JPH03249705A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472201U (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-25 | ||
USRE38052E1 (en) | 1992-05-01 | 2003-04-01 | Sensor Dynamics, Limited | Sensing apparatus for sensing pressure or temperature in oil wells, including transmitter relaying pressure or temperature information to a remote control point |
USRE37283E1 (en) * | 1993-11-26 | 2001-07-17 | Erhard Luther Edgar Kluth | Apparatus for the remote measurement of physical parameters |
US6817257B2 (en) | 1996-03-29 | 2004-11-16 | Sensor Dynamics Limited | Apparatus for the remote measurement of physical parameters |
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