JPH0324865A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH0324865A
JPH0324865A JP1159087A JP15908789A JPH0324865A JP H0324865 A JPH0324865 A JP H0324865A JP 1159087 A JP1159087 A JP 1159087A JP 15908789 A JP15908789 A JP 15908789A JP H0324865 A JPH0324865 A JP H0324865A
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color
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Pending
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JP1159087A
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English (en)
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Kazuyoshi Tanaka
一義 田中
Hiroshi Kato
浩 加藤
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタル複写機に好適なカラー画像処理装
置に関し、更に詳しくは、文字画及び階調画の双方で画
像再現性にすぐれたカラー画像処理装置に関する。
(発明の背景) 一般に、電子写真方式のデイジタル複写機においては、
原稿の画像情報(原画像)を数十ミクロン程度の微小画
素に分割し、各画素毎の濃度に応じた電気信号(画像信
号)をデイジタル信号に変換し、そのディジタル画像信
号を内部で処理、変換した後、レーザなどの記憶装置に
出力し、電子写真プロセスを経てコビ−画像を得るよう
にしている。
このようなディジタル複写装置においては、入力画像の
種別によって内部の信号処理を変える場合が多い。
例えば、人力画像が書籍や手紙などいわゆる一般文書の
場合は、文字の濃度や背景の色レベルはそれほど重要で
はなく、文字として鮮鋭に再現されることが望まれる。
従って、出力がオン、オフの2値しかないプリンタの場
合なら、入力画像情報を一定の固定レベルで二値化して
画像を再現している。濃度に応じた多値記録が可能のプ
リンタの場合には、再現時白及び黒の出力を重視した制
御とすることによって、文字画が鮮明に再現される。
これに対して、人力画像が写真画等のいわゆる階調性を
有するものについては、中間調の再現が重要になり、処
理の目的が文字中心の場合と違ってくる。
例えば、2値プリンタの場合には、ディザ法や濃度マト
リックス法などの周知の手法を用いて疑似中間調画像を
形成し、その出力を用いて画像を再現している。多値プ
リンタの場合でも、中間調の再現を重視した出力特性に
する場合が多い。
また、特にこれらの処理において、新聞等によく使われ
る網線画は特別の処理を要する。網線画は多数のドット
で構成されており、ミクロに見た場合は確かに中間調の
部分はなく文字画と類似している。
ところが、網線画の本来の目的は大きさの異なるドット
により疑似中間調再現をすることなので、出力も写真画
と同じ階調画として再現したほうが見やすくなることが
多い。更に、網線画のうちある線数のものは、現在多く
使われているディジタル複写装置の画像読み取り系及び
書き込み系において各々使用されているサンプリングピ
ッチと非常に近い。
例えば、サンプリングピッチを1 6dot/+uとし
たとき、網線数1 3 3 11ne/Inchである
ときには網線数がサンプリングピッチに相当近くなる。
このような条件下では、標本化の折返し誤差が生じ、こ
れがいわゆるモアレ稿となって現れ、画質が著しく劣化
したものとなってしまう。モアレ稿は、原画像を2値化
処理した時に特に明瞭に現れるが、ディザ法などの疑似
中間表現をした場合でも、出現頻度が少なくなるだけで
あり、完全にはなくならない。
この対策としては、原画像の高周波成分を減少させ、サ
ンプリングピッチとの干渉を少なくすることが考えられ
る。具体的には、周辺の画素同士を用いて平滑化してや
ればよい。
以上のように各画像の特徴に応じて、画像処理や多値化
のための係数などを切り替えた方が、出力画像が高品位
に維持されることになる。通常これらの切り替えは、原
稿に応じて操作者自らがその処理モードを切り替えて行
なうようにしている。
ところが、パンフレットのように一つの画像中に文字や
写真など異なる特徴の混在した原稿をコピーする場合、
文字画処理に設定した場合には写真の部分の再現性が失
われるなど、双方とも満足したコピーを得ることが出来
ない。そのため、トータルでみた場合のコピー品質が良
くない。
このような問題を解消するには人力画像情報が文字画か
階調画かを判別し、その判別結果に基づいて処理を切り
替えればよい。
文字画か、階調画かの判別手段として従来から、原画像
をいくつかの小ブロックに分け、そのブロック単位ごと
に判別結果を元にして処理を切り替えるいわゆるブロッ
クごとの判別法、例えば「2値画像と濃淡画像の混在す
る原稿の2値化処理法」(電子通信学会論文誌VOLJ
87−B No.7 (1984) I)p781−7
88 )と、周辺の画素の情報を取り入れるとしても、
処理は各画素単位で行なういわゆる画素ごと判別法、例
えば、特開昭62−104372号公報に記載された技
術が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した判別手段のうち、ブロックごとに判別する判別
法には、例えば注目ブロック内の濃度の分散を調べ、分
散が大きい場合には文字画であると判別する方法などが
ある。この判別法によると、かりに誤判別した場合その
ブロックすべてが間違った処理となるため、ひどく品質
が落ちてしまう場合がある。
また、一般にブロックごとの判別では画素ごと判別と比
べて画像データを一時的に記憶しておくメモリが多く必
要になり、高価であり、その信号処理も複雑化する欠点
を有している。
これに対して、画素ごと判別法では誤判別の副作用が少
ない、メモリが比較的少なくてすむなどの利点を有する
ものの、この方法はすでに印刷されている明瞭な文字や
写真画を判別するためのものであった。
従って、網線画や一般の手書き文字のように濃淡のある
文字まで含めて自動的に判別して、それぞれに最適な画
像処理を施す処理は未だ提案されていない。
特に、フルカラーで階調画を再現する際に、微妙な色あ
いゃ、無彩色に近い色を原画に忠実に再現することは困
難であった。また、カラーの階調画の再現に重点をおく
と、文字画をフルカラーの複写機で再現する際に文字が
読み難くなる欠点があった。
本発明は上記した課題に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、文字画,階詞画の各々の画像の特徴
に適した高品位なカラー画像処理を実行することが可能
なカラー画像処理装置を実現するものである。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決する本発明は、原稿を走査して得た
原色画像信号を画像記録用の色信号に変換する色再現手
段と、原稿画像を階調画と文字画とに判別する混在画判
別手段とを有するカラー画像処理装置であって、前記色
再現手段は文字画再現に適した文字画用色再現部及び階
調画再現に適した階調画用色再現部とを備え、前記混在
画判別手段の判別結果により前記文字画用色再現部若し
くは前記階調画用色再現部を選択的に使用するよう構或
したことを特徴とするものである。
(作用) 本発明のカラー画像処理装置において、画像信号は混在
画判別手段の判別結果に基づいて、画像の種類に適した
色再現処理が実行される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例の概略購或を示すブロック図
である。この第1図を参照してカラー画像処理装置の概
要について説明する。
この図において、1は原稿、2.3はそれぞれ原稿の画
像情報(光学像)をR, G,  Hの光学像に分解す
るためのダイクロイックミラー、4,5,6はそれぞれ
R, G,  Bの光学像を光電変換して原色画像信号
を得るためのCOD,7,8.9はそれぞれR, G,
 Bの原色画像信号をA/D変換してディジタル画像信
号を生成するA/D変換器、10,11.12はそれぞ
れR, G, Bのディジタル画像信号のシェーディン
グを補正するシエーディング補正回路、13.14.1
5はそれぞれR,G,Bのディジタル画像信号から有効
幅のみを取り出すゲート回路、16はR,G,Bのディ
ジタル画像信号の濃度変換を行う濃度変換回路、17は
R,G,Bのディジタル画像信号をY, M,C, K
の画像記録用の色信号に変換(色再現)するための色再
現部である。この色再現部17はその内部に2つの独立
した色再現テーブル(文字画用色再現テーブル及び階調
画用色再現テーブル)を有しており、外部からの画像判
別信号によりいずれか一方のみか選択されて色再現処理
が実行されるものである。18は色再現部17からのY
,M,C,Kのディジタル色信号(濃度データ)を像形
或にあわせて選択的に通過させるセレクタ、19はディ
ジタル色信号に多値化処理を施して多値データに変換す
る多値化回路、20は多値データを受けてY, M, 
C, Kの各色のトナー像を順次重ね合わせることによ
りカラー画像をハードコピーとして出力するプリンタユ
ニット(画像出力装置)である。
以下、本実施例の装置の動作を説明する。
原稿1のカラー画像情報(光学像)は2つのダイクロイ
ックミラ−2.3において3つの色分解像に分解される
。この例では、赤Rの色分解像と緑Gの色分解像と青B
の色分解像とに分離される。
そのため、ダイクロイックミラ−2のカットオフ波長は
450〜520nIn程度のものが、又、ダイクロイッ
クミラ−3のカットオフ波長は550〜620na+の
ちのが使用される。これによって、緑或分が透過光とな
り、青成分が第1の反射光となり、赤戊分が第2の反射
光となる。
赤R,緑G及び青Bの各色分解像は画像読み取り手段例
えばCCDセンサー4.5.6に供給されて、それぞれ
から赤成分R,緑威分G,及び青成分Bのみの原色画像
信号が出力される。
原色画像信号R,G,BはA/D変換器7,8.9に供
給されることにより、所定ビット数、この例では8ビッ
トのディジタル画像信号に変換される。そして、A/D
変換と同時にシェーディング補正される。
シエーディング補正されたディジタル画像信号はゲート
回路13,14.15において最大原稿サイズ幅の信号
分のみ抽出された後、人間の視覚特性に合わせて濃度変
換が行われる。そして、次段の色再現部17に供給され
る。取り扱う最大原稿幅がA3版である時にはゲート信
号としてはシステムのタイミング信号形成手段(図示せ
ず)で生成されたサイズ信号A3が利用される。
ここで、シエーディング補正されたR,G,Hのディジ
タル画像信号をそれぞれVR,VG,VBとすれば、こ
れらディジタル画像信号VR,VG,VBが色再現部1
7に供給されてプリンタユニット20用のY, M, 
C, Kの色信号に変換される。
この例では、プリンタユニット20での画像形戒の色が
、Y(イエロー).M(マゼンタ),C(シアン),K
(ブラック)であるように構威された場合を例示する。
色再現部17はROMで構成された色再現テーブル(ル
ックアップテーブル)であり、文字画を処理するのに適
した文字画用色再現テーブルと階調画を処理するのに適
した階調画要色再現テーブルとをY,M,C,K毎に有
している。
この実施例では色再現部1.7(ROM)の記憶領域は
2ブロックに分割されており、また、各ブロックにはそ
れぞれ色再現用のデータがY, M,C,K毎に記憶さ
れている。
すなわち、文字画用色再現テーブルは、文字などを明瞭
に再現することを重視し、微妙な薄い色合いや無彩色に
近い色を強制的に白/黒で表現するようにしたデータを
格納した色再現テーブルである。
また、階調画用色再現テーブルは、原画像を忠実に再現
することを重視し、微妙な薄い色合いや無彩色に近い色
をなるべくそのまま表現するようにしたデータを格納し
た色再現テーブルである。
これらの2種類の色再現テーブルの選択は、外部からの
画像判別信号による。すなわち、画像判別信号がROM
のアドレスの最上位ビットとして与えられる。そして、
].枚の原稿画像内に文字画と階調画とが混在している
場合は、画像判別信号により選択された色再現テーブル
が、それぞれの画像に適した色再現処理を行なう。この
色再現処理は、ディジタル画像信号VR,VG,VBを
入力として、Y, M,  C, Kの色信号(濃度デ
ータ)を出力するものである。この画像判別信号の生成
については後述する。
このようにして色再現処理により生成されたY,M,C
,K濃度データは、セレクタ18に供給される。このセ
レクタ18には図示しないCPUよリスキャンコード(
プリンタユニット20でトナー像を形成している色コー
ド)が与えられており、このスキャンコードに従った濃
度データが順次選択的に通過する。そして、この濃度デ
ータはプリンタユニット20で画像形或に適するように
多値化処理が実行される。このようにして多値化処理が
完了した多値データがプリンタユニット20に供給され
、画像形成が行われる。このプリンタユニット20では
Y, M, C, K4色のトナー像を順次重ね合わせ
ているので、画像読取り〜色再現も4回行われる。
また、画像信号は第2図に示す混在画判別手段50に供
給され、これにより得られた画像判別出力(第2画像判
別出力を言う。また、この例では、1ビットデータであ
る)は色再現部17に制御信゛号(画像判別信号)とし
て供給される。すなわち、第2画像判別出力によって上
述した文字画と階調画との色再現テーブルがその画像内
容に応じて選択的に使用される。
すなわち、文字画と判別されたときには、画像判別出力
が「0」となって色再現部17内の文字画用の色再現テ
ーブルが選択され、また階調画と判別されたときは、画
像判別出力が「1」となって色再現部17内の階調画用
の色再現テーブルが選択゛されることになる。
従って、同一原稿上に文字画と階調画が混在している場
合でも、文字画処理と階調画処理とがそれぞれ選択され
るため、画像出力品質が維持される。
ここで、本実施例の特徴部分である混在画判別手段50
について詳しく説明する。上述した混在画判別手段50
は、第1判別手段30及び第2判別手段40で構成され
る。
すなわち、第1判別手段30は人力画像についてこれを
文字画と階調画に大まかに判別して第1画像判別出力を
得る手段である。これに対して、第1画像判別出力が供
給される第2判別手段40は、特に文字画に対応した第
1画像判別出力中に含まれる階調画の画像判別出力を再
判別して、文字画と階調画に関連した第2画像判別出力
を得るための手段である。
ここで、第1判別手段30から詳細に説明する。
第1判別手段30は、第2図に示すように注目画素に対
するローバスフィルタ31と、注目画素に対するローパ
ス出力を基準値REFと比較する比較器32と、注目画
素に関する比較出力をさらにレベル判定するレベル判定
回路33とで構或される。
ローパスフィルタ31は入力画像信号の高周波成分を低
減することによって、文字画と階調画とを大まかに判別
できるようにするためである。
入力画像情報の高周波成分を減少させると、入力画像が
写真画や網線画の場合には、注目画素の濃度が各点に分
散され、あらゆる画素につきある一定の濃度Na以上を
示すようになる。
網線画を例示すると、これは第3図(A)に示すように
、ドッ1ト部と非ドット部での濃度差が明確に現われる
。これをローパスフィルタ31−に通して高周波戊分を
低減させると同図(B)のように、一定レベルNa以上
のDCレベルNa’に網線画の繰り返しピッチに対応し
た信号(正弦波に近似した信号)が重畳されて得られる
一方、文字画や線画などは、ローパスフィルタ50を通
しても、地肌の部分が多いため、Naより薄い濃度の領
域が残る。
そこで、Na以下となるような所定レベルを有する基準
値REFを用い、比較器32によって注目画素の濃度が
判別される。
この基準値REFは通常文字画を2値化するときの閾値
よりかなり低く、地肌レベルよりやや高い値に設定する
必要がある。低すぎると背景(地)の地肌レベルと区別
がつかなくなり、高すぎると網線画をフィルタにかけて
分散させたとき、この基準値REFを下回るものがでて
きて誤判別するからである。
従って望ましくは、原稿の事前の読みだしから地肌のレ
ベルを決定するいわゆる自動濃度調整機能と組み合わせ
て、地肌レベルを検出してから基準値REFを設定した
方がよい。
写真画や網線画の場合には、比較出力が「1」となり、
文字両や線画の場合には「0」となる。
次に、レベル判定回路33において、比較器32より得
られた比較出力が再判定される。
この再判定処理は、注目画素の周囲に、ある一定の大き
さのチェックウィンドウを設け、そのウィンドウ内に存
在する画素のすべてが、上述した基準値REF以上であ
るときに初めて注目画素が階調画として判断される。
この処理によって、網線画の場合には濃度が広く分散さ
れるため階調画として判別される。
一方、文字画は地肌等分散させても基準値より低い値が
残り、この部分にチェックウィンドウの一部がかかるこ
とで期待通り注目画素は文字画と判断される。
第4図はローバスフィルタ31の一例を示すもので、本
例では十字型に構成された3×3のコンポリューション
フィルタが使用される。
ローパスフィルタとして使用するコンポリューションフ
ィルタとは、注目画素a1と、その周囲の画素をある重
みC目をかけて元の注目画素に戻す処理であり、この例
では注目画素と上下左右の画素を単純に加えて5で割っ
て平均化している。
従って、注目画素a1のフィルタ後出力a’  +1は
、 a’  +1−.(1/5)*Σ(C 1* a +1
)となる。
ここに、C口は注目画素と上下左右の4画素に限り1で
あり、その他対角成分は0である。
ここで、ローバスフィルタ31として、十字型で、その
重みが1のタイプを採用したのは以下のような理由に基
づく。
まず、フィルタのサイズであるが、フィルタサイズは大
きいほど結果が分散され、粗いドットでも対応できるよ
うになる。しかし、そのときの全体の濃度レベルは次第
に低くなっていくから、閾値の決め方が困難になり、誤
判別が起こり易くなってくる。また、フィルタサイズが
大きくなると、ハードウエア上の制約も増す。
このようなことから、本例ではハードウエア的な制約も
考慮して、サイズは3×3とした。
フィルタ形状を十字型にした理由を第5図を参照して説
明する。
第5図(B)において、中央部を網線のドット、斜線を
網線パターンとする。また小さいドットの集合は読み取
りの最小単位である。
一般に網線画の場合、網線は45度方向に配置されるこ
とが多い。第5図(A)に示す十字型の場合、図のよう
にフィルタをかけた結果が網線構造に沿うようにうまく
菱形に広がっていく。従って、どの画素にウィンドウが
きても、極端に低い部分はなく、期待通り網線画として
判別される。
これに対して、もしX字型に分散させるフィルタ(第6
図(A))を用いたとすると、第6図(B)に示すよう
に、網線が細かいような時に、ある部分はとなりの網線
のドットまで平均化して濃度がかなり高くなる。その一
方で、X字の谷間の部分は、フィルタの作用が及ばなく
なるので、この谷間の部分の濃度は依然低いままである
従って、ウィンドウの一部がこの谷にかかると、この部
分が基準値を下回るため、注目画素は階調画ではないと
誤判別してしまう。これはウィンドウの形状如何に拘ら
ず発生しうる。
以上のことから、フィルタの形状としては十字型が適切
であることがわかる。
また、ドットを均等に分散させるためには、各フィルタ
の係数はすべて1(すなわち均等)であるのが望ましい
このローバスフィルタ31によって実際上かなり粗い網
線画までうまく分散化されることが期待される。
なお、あまり粗い網線画やドットの極端に小さいもの(
すなわち薄いもの)では、フィルタの範囲が及ばす文字
部と誤判別してしまう可能性が残る。
このような誤判別が起こり得るドットは必ず独立した微
小ドットなので、必要ならば、ローバスフィルタ31の
後段に後処理として独立ドット検出回路を設けてやれば
、網線画検出能力がより向上する。
この後処理には、例えば黒と判定した画素の周囲の画素
をチェックし、すべて白ならば、独立ドットと判別し、
網線画処理を行なうなどの手段を採用できる。
ここにあげたフィルタは、最小のハードウェアで最大の
効果を上げるため3X3の十字型としたが、フィルタに
よる分散後の濃度と地肌の濃度との差を分解するだけの
解像力などがあれば、より大きい構造のフィルタとする
こともできる。
その場合は、3×3のサイズにくらべて網線ドットをよ
り効率的に平滑化できる。この場合もより均一な平滑化
をする上でも注目画素から上下左右にn画素(nは1以
上の整数)延びた十字型フィルタとし、その合計40+
1画素を平均した値を注目画素に戻す構造のフィルタが
好ましい。
ここで、第7図を参照してローバスフィルタ31の具体
例について説明する。
ディジタル画像信号は縦続接続されたIH(Hは水平走
査期間を示す)用のラッチ回路31a,31bに供給さ
れ、元ディジタル画像信号と1H及び2H遅延されたデ
ィジタル画像信号がアンブ31c,31d,31eを介
して3ラインメモリ31fに同時に供給される。
3ラインメモリ31fから得られる3ライン分のディジ
タル画像信号のうち、n−1ラインのディジタル画像信
号は1画素を遅延時間τとする一対のラッチ回路31g
,31hを経て加算器31nに供給される。
同様にして、nラインのディジタル画像信号は3個のラ
ッチ回路31 i,31 j,31kを各々経て加算器
31nに供給される。そして、n+1ラインに得られる
ディジタル画像信号は一対のラッチ回路31g,31m
を経て加算器31nに供給される。
このように、複数のラッチ回路を使用することによって
、第6図に示す各画素のディジタル画像信号がすべて同
時に得られる。全加算されたディジタル画像信号は後段
の係数器31oによって175に落とされる。係数器3
1oとしては、ROMなどを使用することができる。
次にレベル判定回路33について説明する。レベル判定
回路33としては、第8図に示すように十字型で、しか
も7X7のチェック用のウィンドウが使用される。この
ウィンドウは上下左右に3画素ずつ延びており、注目画
素a.を含む合計12画素とすべてが、上述した基準1
!REFより大きい(aい)場合、注目画素が階調画と
判別される。
ウィンドウサイズを7×7とした理由を第9図を参照し
て説明する。
一般に文字や線画は紙面に平行(すなわち主走査または
副走査に平行)に走ることが多い。このとき境界の輪郭
は明確に文字部として処理しないと、例えば階調画処理
などされるとぼやけて見づらくなってしまう。
図のようにいま、n画素目より領域が始まっていると、
ローパスフィルタ31の作用にょりn一1画素まで濃度
が分散されることになる。ウィンドウサイズを7×7と
すれば、ウィンドウの腕がn一・2画素にまであれば、
一部基準値より低い部分ができて、注目画素は文字画で
あると判別される。
逆にいえばn+1画素列までは文字部と判別される。す
なわち境界部(輪郭部)ではその内側の2画素まで確実
に文字部と判別される。
このウィンドウの作用で境界部では輪郭がぼやけること
なく明瞭な画像が得られる。
レベル判定回路33に使用されるウィンドウのサイズは
、第9図の説明からも明らかなように、ローパスフィル
タ31のウィンドウサイズより大きくした方がよい。ロ
ーバスフィルタ31のサイズを上下左右にn画素延びた
ものとすると、レベル判定用のウィンドウはnより大き
な整数mとして、上下左右m画素だけ延びた構造となさ
れる。
第10図はレベル判定回路33の具体的構成例である。
レベル判定回路33もウィンドウ溝戊であるから、基本
的には第7図のフィルタ構成と同一である。但し、レベ
ル判定回路33への人力はローバスフィルタ31の判定
出力であるので、文字画かlv調画かの1ビット信号で
ある。
ただ、レベル判定回路33で使用されるウィンドウは7
×7のサイズであるから、7ライン7画素分遅延させる
必要がある。従って、使用されるIH遅延用及び1画素
遅延用のラッチ回路の個数がその分多くなるだけである
33a〜33fはIH遅延用のラッチ回路であり、33
gは7ライン分のメモリである。そして33h 〜33
j.33r 〜33tは4画素分遅延させるためのラッ
チ回路である。
これらのラッチ回路は、各々が縦続接続された4個のラ
ッチ回路で構成されているが、図面では便宜的に1個の
ラッチ回路として示してある。33k〜33qは1画素
分のラッチ回路を示す。
これら7ライン分のディジタル画像信号を複数のラッチ
回路によって各々所定画素分だけ遅延させるとともに、
各々所定の位置からその出力を導出すれば、第8図に示
すウィンドウに対応した各画素のディジタル画像信号が
時間的に同時に得られることになる。
従って、対応するディジタル画像信号を各々アンド回路
33uにおいて論理積すると、すべての画素の濃度レベ
ルが基準値以上の時だけ、その注目画素が「1」となる
画像判別出力が出力端子に得られる。
このように第1判別手段30においては、文字画群と、
写真画及び網線画群に対応した第1画像判別出力が得ら
れる。
ところで、ある種の条件下においては文字画については
、これが文字画として認識される場合もあれば、階調画
として認識される場合もある。
例えば、第11図(A)に示すように、文字画「園」が
入力画像であるとき、これをローバスフィルタ31を通
過させると、同図(B)のようになって出力される。つ
まり、文字がある程度以上小さくなると、ローバスフィ
ルタの作用で文字内部がかなりぼやけてくることが判る
この時文字内部に注目画素がある場合で、その近傍がこ
のフィルタ効果によって基準濃度をすべて上回ってしま
うと、その注目画素が階調画の画素として処理されてし
まう。その結果、例えば、第12図のように文字画と認
識された画像であっても、文字の内部には階調画と誤判
別した部分が点在する。
このように、小さい文字の内部は階調画として誤判別さ
れる可能性があり、その結果文字品質が著しく劣化する
おそれがある。
ここで、本当の網線画や写真画は階調画であると判断す
る部分はある一定の領域を占めているから、このような
階調画が部分部分に点在するようなことは実際にはない
。換言するならば、非常に小さい領域に対して階調画が
点在するような判別結果が得られたときには、実際には
そのような小領域ごとの階調画は存在しないので、その
判別結果は誤判別であると判断することができる。
そこで第2図に示すように、第2判別手段40が設けら
れている。この第2判別手段40は上述した文字画中に
含まれる階調画が文字画として再判別される。
文字画中に含まれる階調画を文字画として再認識するた
めには、階調画判別領域をチェックして、ある一定の大
きさを占めるか否かを判断すればよい。
そのためには、注目画素に対してある一定の領域の画像
データをメモリして、階調画判別部分の閉領域の表をま
たは面積を計算してやればよい。
この判別処理を実行するには、原理上主走査方向と副走
査方向の各々にわたって画像データをメモリする必要が
あるが、以下説明する例では、ハードの制約上、主走査
方向のみで実現している。
これによって、メモリは最大でも、文字画であるか階調
画であるかの情報を示す1ビットと、これを1ラインメ
モリするだけの容量を確保すれば十分である。また、主
走査のみでも補正効果は十分であることが実験により明
らかになった。
第13図はこのような処理を達成した第2判別手段40
の一例を示す。
人力端子には第1判別手段30より出力された第1画像
判別出力が供給される。
第1画像判別出力は上述したように、階調画の時「1」
で、文字画の時「0」となる出力である。
第1画像判別出力はカウンタ40aにおいて、階調画の
長さがカウントされる。従って、このカウンタ40aは
「1」でセット、「0」でリセットされるカウンタが使
用され、ドットクロックCKに同期してカウントアップ
される。カウンタ出力aは比較器40bにおいて基準の
長さL(第14図(A))に関連した基準値bと比較さ
れる。
Lは2IIII程度がよい。
基準値bを越えたパルス比較出力は「1」となり、この
時パルス発生手段40dからは単一の制御パルスpが出
力される(第14図(B))。
一方、ドットクロックCKはアドレスカウンタ40eに
も供給されて水平方向のアドレスが形戊され、そのアド
レスデータがラッチ回路40fにおいてラッチされる。
ラッチパルスは第1画像判別出力の立ち上がりエッジに
基づいて形成される。
40gがこの立ち上がりエッジ検出回路を示す。
アドレスカウンタ40eのアドレスデータ及びラッチ回
路4 0 fでラッチされた立ち上がりのアドレスデー
タはアドレスセレクタ40hでそのうちの何れかの一方
のアドレスデータが制御バルスpによって選択される。
この例では、制御パルスpが得られたとき、ラッチされ
たアドレスデータが選択されるものとする。アドレスセ
レクタ40hで選択されたアドレスデータは第1のライ
ンメモリ40iに供給される。
第1のラインメモリ40iには制御パルスpが書き込み
イネーブルパルスとして供給される。従って、制御バル
スpが得られると、第1の画像判別出力の立ち上がり点
0に同期してラッチされたアドレスの所に所定レベルの
データ「1」が書き込まれる。
一方、第2のラインメモリ40jでは、アドレスカウン
タ40eより得られたアドレスに第1画像判別出力がド
ットクロックCKに同期して書き込まれる(第14図(
C))。
ラインメモリ40i,40jからのデータの読み出しは
第15図のようになる。つまり、次の1ライン目におい
て、ラインメモリ40 i, 40 jからデータが同
時に読み出される(第15図(A)〜(C))。
ラインメモリ40iの出力はナンド回路40kを経てR
S型フリップフロップ40nのセット端子Sに供給され
る。同様にして、ラインメモリ4Qi,40jの各出力
が入力否定型のナンド回路400に供給され、その出力
がさらにナンド回路40mを経てフリップフロップ40
nのリセット端子Rに供給される。
その結果、出力端子40oには第15図(D)に示すよ
うな第2画像判別出力が得られる。
第2判別手段40をこのように構成した場合、第12図
のように、第1画像判別出力では階調画と認識されたと
きにおいても、その主走査方向の長さが所定の長さL以
上であるときのみ、最終的な画像判別出力として、階調
画を示す画像判別出力「1」を立てることができる。
そのため、所定長L未満であるときは、たとえ階調画と
判断しても、最終的にはこれを文字画として再判別され
ることになる(第15図)。
その結果、従来では得られなかった精度、効率で入力原
稿を判別、処理できるようになる。さらに、従来まで困
難とされてきた網線画も、ローパスフィルタ31とレベ
ル判定用のウィンドウ処理によって階調画としての判別
が可能になる。
また、手書き文字のようなコントラストの低い文字情報
も、背景の地肌情報と比べるため明確に文字部と判麟す
ることができ、文字内部での誤判別もなくなるから人力
画像を正しく判別、処理できる。
なお、上述の例では、階調画部の長さのみを評価して判
断したが、同様に極端に短い文字部を誤判別と判断する
ような補正回路をさらに設けて、判別結果を実際に近づ
けるよう修正してもよい。
次に、本実施例の画像処理装置が適用されるディジタル
複写装置の機構部の一例を第16図を参照して説明する
ここでは、複写機の現像はカラー乾式現像方式を使用す
るものとして説明する。この例では2或分非接触現像で
且つ反転現像が採用される。つまり、従来のカラー画像
形成で使用される転写ドラムは使用されず、画像を形成
する電子写真感光体ドラム上で重ね合わせを行う。また
、以下の例では、装置の小型化を図るため、画像形或用
のOPC感光体(ドラム)上に、イエローY.マゼンタ
M,シアンC及びブラックKの4色像をドラム4回転で
現像し、現像後に転写を1回行って、普通紙等の記録紙
に転写するようにしているものについて説明する。
複写機の操作部のコピー釦(図示せず)をオンすること
によって原稿読取り部Aが駆動される。
そして、原稿台128の原稿101が光学系により光走
査される。
この光学系は、ハロゲンランプ等の光源129及び反射
ミラー131が設けられたキャリッジ132,■ミラー
133及び133′が設けられた可動ミラーユニット1
34で構成される。
キャリッジ132及び可動ユニット134はステッピン
グモーターにより、スライドレール136上をそれぞれ
所定の速度及び方向に走行せしめられる。
光源129により原稿101を照射して得られた光学情
報(画像情報)が反射ミラー131.  ミラー133
.133’を介して、光学情報変換コニット137に導
かれる。
原稿台(プラテンガラス)128の左端部裏面側には標
準白色板が設けられている。これは、標準白色板を光走
査することにより画像信号を白色信号に正規化するため
である。
光学情報変換ユニット137はレンズ139、プリズム
140、2つのダイクロイックミラ−102,103及
び赤の色分解像が撮像されるCCD104と、緑色の色
分解像が撮像されるCCD105と、青色の色分解像が
撮像されるCODI06とにより構成される。
光学系により得られる光信号はレンズ139により集約
され、上述したプリズム140内に設けられたダイクロ
イックミラ−102により青色光学情報と、黄色光学情
報に色分解される。更に、ダイクロイックミラ−103
により黄色光学情報が赤色光学情報と緑色光学情報に色
分角タされる。
このようにしてカラー光学像はプリズム140により赤
R,緑G,青Bの3色光学情報に分解される。
それぞれの色分解像は各CCDの受光面で結像されるこ
とにより、電気信号に変換された画像信号が得られる。
画像信号は信号処理系で信号処理された後、各色の記録
用画像信号が書込み部Bへと出力される。
信号処理系は前述のように、A/D変換器の池、色再現
テーブル.多値化部などの各種信号処理回路を含んでい
る。
書込み部B(プリンタユニット21)は偏向器141を
有している。この偏向器141としては、ガルバノミラ
ーや回転多面鏡等の他、水晶等を使用した光偏向子から
なる偏向器を使用してもよい。
色信号により変調されたレーザビームはこの偏向器14
1によって偏向走査される。
偏向走査が開始されると、レーザビームインデックスセ
ンサー(図示せず)によりビーム走査が検出されて、第
1の色信号(例えばイエロー信号)によるビーム変調が
開始される。変調されたビームは帯電器154によって
、一様な帯電が付与された像形或体(感光体ドラム)1
42上を走査するようになされる。
ここで、レーザビームによる主走査と、像形或体142
の回転による副走査とにより、像形戊体142上には第
1の色信号に対応する静電潜像が形威されることになる
この静電潜像は、イエロートナーを収容する現像器14
3によって現像され、イエロートナー像が形成される。
尚、この現像器には高電圧源からの所定の現像バイアス
電圧が印加されている。
現像器のトナー補給はシステムコントロール用のCPU
 (図示せず)からの指令信号に基づいて、トナー補給
手段(図示せず)が制御されることにより、必要時トナ
ーが補給されることになる。上述のイエロートナー像は
クリーニングブレード147aの圧着が解除された状態
で回転され、第1の色信号の場合と同様にして第2の色
信号(例えばマゼンタ信号に基づき静電潜像が形成され
る。
そして、マゼンタトナーを収容する現像器144を使用
することによって、これが現像されてマゼンタトナー像
が形成される。
現像器144には高圧電源から所定の現像バイアス電圧
が印加されることは言うまでもない。
同様にして、第3の色信号(シアン信号)に基づき静電
潜像が形成され、シアントナーを収容する現像器145
によりシアントナー像が形成される。又、第4の色信号
(黒信号)に基づき静電潜像が形成され、黒トナーが充
填された現像器146により、前回と同様にして現像さ
れる。
従って、像形成体142上には多色トナー像が重ねて形
成されたことになる。
尚、ここでは4色の多色トナー像の形成について説明し
たが、2色又は単色トナー像を形成することができるは
言うまでもない。
現像処理としては、上述したように、高圧電源からの交
流及び直流バイアス電圧が印加された状態において、像
形成体142に向けて各トナーを飛翔させて現像するよ
うにした、いわゆる2成分非接触現像の例を示した。
一方、給紙装置148から送り出しロール149及びタ
イミングロール150を介して送給された記録紙Pは像
形成体142の回転とタイミングを合わせられた状態で
、像形成体142の表面上に搬送される。そして、高圧
電源から高圧電圧が印加された転写極151により、多
色トナー像が記録紙P上に転写され、且つ分離極152
により分離される。
分離された記録紙Pは定着装置153へと搬送されるこ
とにより定着処理がなされてカラー画像が得られる。
転写終了した像形成体142はクリーニング装置147
により清掃され、次の像形戊プロセスに備える。
クリーニング装置147においては、クリーニングブレ
ード147aにより清掃されたトナーの回収をしやすく
するため、金属ロール147bに所定の直流電圧が印加
される。この金属ロール147bが像形或体142の表
面に非接触状態に配置される。クリーニングブレード1
47aはクリーニング終了後、圧着を解除されるが、解
除時、取り残される不要トナーを解除するため、更に補
助ローラ147cが設けられ、この補助ローラ147c
を像形成体142と反対方向に回転、圧着することによ
り、不要トナーが十分に清掃、除去される。
尚、以上の説明では、本実施例のカラー画像処理装置を
ディジタル複写機に適用する場合を示したが、これに限
定されるものではない。すなわち、文字画と階調画とを
処理する各種の装置に適用できることはいうまでもない
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明では、文字画(濃淡
のある文字画も含む)と階調画とが混在した混在画を第
1及び第2の画像判別結果に基づいて判別し、文字画と
階調画とで異なる色再現処理を実行するようにした。す
なわち、文字画と判断された場合は白及び黒を重視する
色再現処理、階調画と判断された場合には中間階調をも
重視する色再現処理をするようにした。従って、それぞ
れの画像に適した高品位な画像処理を実行することが可
能なカラー画像処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気的構成を示す構成図、
第2図は混在画判別部の構成を示す構成図、第3図はロ
ーバスフィルタの動作説明をするための説明図、第4図
はローパスフィルタの構戊を示す構成図、第5図及び第
6図はローバスフィルタの特性を説明する説明図、第7
図はローバスフィルタの電気的tl或を示す構成図、第
8図はレベル判定回路の構成を示す構成図、第9図はレ
ベル判定回路の特性を説明する説明図、第10図はレベ
ル判定回路の電気的構成を示す構成図、第11図はフィ
ルタ効果の説明図、第12図は画像判別の結果を説明す
る説明図、第13図は第2判別手段の構成を示す構戊図
、第14図及び第15図は第2判別手段の動作説明図、
第16図は本実施例の画像処理装置が適用される複写機
の機械的構或を示す構戊図である。 1・・・原稿 2.3・・・ダイクロイックミラー 4,5.6・・・CCD 7,8.9・・・A/D変換器 10,11.12・・・シエーディング補正回路13,
14.15・・・ゲート 16・・・濃度変換回路 18・・・セレクタ 20・・・プリンタユニット 17・・・色再現部 19・・・多値化処理部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 原稿を走査して得た原色画像信号を画像記録用の色信号
    に変換する色再現手段と、 原稿画像を階調画と文字画とに判別する混在画判別手段
    とを有するカラー画像処理装置であって、前記色再現手
    段は文字画再現に適した文字画用色再現部及び階調画再
    現に適した階調画用色再現部とを備え、 前記混在画判別手段の判別結果により前記文字画用色再
    現部若しくは前記階調画用色再現部を選択的に使用する
    よう構成したことを特徴とするカラー画像処理装置。
JP1159087A 1989-06-21 1989-06-21 カラー画像処理装置 Pending JPH0324865A (ja)

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