JPH03247786A - フッ素イオン中和剤 - Google Patents

フッ素イオン中和剤

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JPH03247786A
JPH03247786A JP4532390A JP4532390A JPH03247786A JP H03247786 A JPH03247786 A JP H03247786A JP 4532390 A JP4532390 A JP 4532390A JP 4532390 A JP4532390 A JP 4532390A JP H03247786 A JPH03247786 A JP H03247786A
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neutralizer
acid
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calcium
water
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Hisashi Nakai
久 中井
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フッ素イオン除去用の適当な粘性を有するカ
ルジムイオン含有中和剤に関する。
従来、ステンレス鋼の脱スケールを行う場合、酸洗浄法
を採用1−だ時、フッ化水素酸と硝酸の混液、又はこの
混液にその他の化合物、例えばフッ化アンモニウム、硫
酸等を配合した酸洗浄剤が多用されている。
この酸洗浄法の実施方法としては、浸漬法、塗布法等が
広く知られている。ステンレス製品の常時処理、ステン
レス小物部品等の処理には、浸漬法か採用されることが
多く、この場合は、浸漬処理後の廃液を、廃液タンク中
で粉末の消石灰を用いて中和すれば水に不溶のフッ化カ
ルシウムが生成、沈澱するので、有害なフッ素イオンを
容易に除去し廃水基準を満たすことか出来る。
しかし、一部にステンレス鋼を使用した装置のステンレ
ス鋼部分のみの脱スケールや、ステンレス鋼の被脱スケ
ール部分が局部的等の場合には、塗布法が採用されるこ
とが多い。この塗布法による脱スケール後の酸洗浄剤は
、水洗いで除去した後、水洗液をタンク等に集め、消石
灰で中和しフッ化カルシウムを生成させ、沈澱除去すれ
ばよいのであるか、製品装置の関係1作業場所、経済性
等を考慮する時、成るいは、洗浄剤使用量が、比較的少
量の場合には、水洗液をタンクに集めるのは、実際的で
はないことが多い。それては、消石灰の水溶液を、直接
塗布した酸洗浄剤」二に注ぎ中和すればよいのであるが
、消石灰の水への溶解度は極めて低く、又安定した消石
灰スラリー水溶液を作ることは、今までは知られて居な
いため実行不可能である。
従って次前の策として、塩化カルシウム水溶液で酸洗浄
剤を洗いフッ化カルシウムを生成させる方法か一部採用
されて居るか、この場合生成物の部は塩化水素であり、
又共存している他の酸、例えば、硝酸、硫酸等は、はと
んと未反応である。
従って上記洗浄後の液は強酸であり、廃棄するためには
、更に苛性ソーダ等で中和しなければならない。又、塗
布性洗浄剤の中和に、塩化カルシウム水溶液を用いた場
合、作業条件により、中和か局部的にしか進行しない場
合か起きても、判定不可能である。それては塩化カルシ
ウムと苛性ソダの混合水溶液を使用すれば良いとの考え
方も出来るが、この場合は、苛性ソーダか、強アルカリ
のため、水溶性で、且つ有害なフッ化すトリウムか優先
的に生成するため使用不可能である。
一般に塗布型酸洗浄剤は、一定時間ステンレス鋼上に塗
布された状態にして置くことか必要なため、増粘剤又は
、白土、ヘントナイト、アルミナ等を含んでいて、ステ
ンレス鋼上に塗布された場合ある厚みを有している。従
って、塗布後説スケルか完成した時に、この酸洗浄剤の
上から液状、又はスラリー状の消石灰を直接塗布混合し
、かっ中和点か判定出来れは、極めて経済的かつ簡便に
フッ素イオンを無害化し廃棄することが可能となる。
本発明者は、刷毛で塗布可能な均一組成の消石灰を主成
分とする、安定tL粘性溶液を開発すべく、幾多の研究
を重ね、遂に本発明を完成するに至った。
本発明に係るフッ素イオン中和剤は、一種類の有機カル
ボン酸カルシウム、水酸化カルシウム及び水より調整し
た安定なスラリー又はペーストである。前記有機カルボ
ン酸は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、
アクリル酸、及びメタアクリル酸である。本発明フッ素
イオン中和剤中の何機カルボン酸カルシウム濃度は、5
−80%、水酸化カルシウム濃度は0−70%の範囲て
安定なスラリー又はペーストを得るか、経済性、中和作
業性等を考慮する時、有機カルボン酸カルシウムの好適
濃度は5−40%、水酸化カルンウムの好適濃度は30
−70%の範囲にある。本発明のフッ素イオン中和剤は
、有機カルボン酸カルシウム、水酸化カルシウム以外に
例えば香料、色素、アルコール類、多価アルコール類、
界面活性剤、水溶性高分子、親水性高分子等を含有して
も良い。かくして得られる本発明のフッ素イオン中和剤
は、3ケ月以上の長期に亘り安定てあり、又ペンキの様
に物体上に刷毛塗り可能である。従ってステンレス鋼上
のフッ素イオンのみならす共存する酸の直接中和が可能
であり、又中和点の確認がPHを判定するたけて出来る
、生成物は中性なので水洗、成るいは布での拭き取りか
安全に行える、消石灰のような粉末飛散の問題もない等
の多くの利点かある。
次に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。実施
例 4.7.8.9.10  は、本発明のフッ素イオ
ン中和剤とフッ素イオン含有物との中和テストした結果
をも示している。
実施例1 酢酸カルシウム及び水を重量比で1− : 1−0.8
の割合と成るように全量200g取りカラス棒で激しく
攪拌したところ、粘稠な白色ペーストか生成した。この
ペーストは3ケ月後も安定で水の分離は殆んど認められ
なかった。同じペーストを次きの方法でも調整した。す
なわち全量約200gとなる様に、酢酸、水、水酸化カ
ルシウムを11−(171−o、7の割合で混合攪拌し
たところ、発熱、発泡し粘稠な白色ペース!・を得たが
このペストは3ケ月以上も安定であった。
ここで酢酸カルシウム及び水を重量比で1=10.8の
割合とは、例えば、水を酢酸力ルシュウム1−0gに対
しLogより8gの間のg数ならいずれの場合も同じ結
果が得られた事を示している。
以下の実施例でも同じ意味である。
実施例2 全量で約200gとなる様に、ギ酸、水、水酸化カルシ
ウムを]、 :l−1,2: 1の割合で混合攪拌した
ところ、発熱、発泡し粘稠な白色ペーストを得たがこの
ペーストは3ケ月以」二たっても水の分離は殆んと認め
られなかった。
実施例3 以下に述へる配合で前実施例と同様にして、5種類の粘
稠な白色ペーストを得た。
3−1)プロピオン酸、水、水酸化カルシウム11−0
.6:1−0.6 3−2)アクリル酸、水、水酸化カルシウム。
] : ] −0,6: 1−0.6 3−3)酪酸、水、水酸化カルシウム 1 : 1.−0.5 :i−0,5 3−4)イソ酪酸、水、水酸化カルシウム1、 : ]
、 −0,5・1−05 3−5)メタクリル酸、水、水酸化カルシウム:]、 
:1−0.5 :1−0.5 これら5種類の粘稠な白色ペーストは、全て3ヶ月以ト
たっても水の分離は殆んと認められなかった。
実施例4 実施例3−1)のプロピオン酸カルシウムペースト20
0gに、更に水酸化カルシウム及び水を各々1、5 g
加え良く攪拌し安定な白色スラリーを得た。
このスラリーは3ケ月以上たっても水の分離は僅かで、
攪拌すれは容易に均一なスラリーに戻った。
このスラリー100 gを分取し、濃度5%のフッ化水
素酸1. OOm Iに加えたところ発泡した。
PHはリドマス試験紙で8−9を示した。泡が静まった
液はやや粘度のある均一な乳白色液であった。この液を
3ml採取し、共立理化学研究所製フッ素イオン検出パ
ックテスト(ECR法)キットを用いテストを行ったと
ころ、フッ素イオン含有量は 0.5PPM以下で殆ん
と検出できながった。
更にこの均一な乳白色液を一晩放置したところ上下二層
に分離した。上層の静心な水溶液及び下層のスラリ一部
を別々にフッ素イオン濃度を測定したところ、フッ素イ
オンは共に0.5PPM以下で検出てきなかった。
実施例3−2)のアクリル酸カルシウム、3−3)の酪
酸カルシウム、3−4)のイソ酪酸カルシウム、3−5
)のメタクリル酸カルシウムの各ペーストを用い、各々
同様なスラリーを作った後、同じテストを行ったか、い
ずれも生成乳白色液のフッ素イオン濃度はOであった。
実施例5 実施例1の酢酸カルシウムペースト200gに、更に水
酸化カルシウム及び水を各々200g加え良く攪拌し安
定な白色スラリーを得た。このスラリーは、3ケ月以上
たっても水の分離は僅かで攪拌すれば容易に均一なスラ
リーに戻った。
実施例6 実施例2のキ酸カルシウムペースト100gに更に水酸
化カルシウム及び水を各々140g加え良く攪拌し安定
な白色スラリーを得た。このスラリーは、3ケ月以」二
たっても安定であった。がくして得られたスラリーを、
50g単位に分け、その一つにイソプロピルアルコール
5gを加えたスラリーは、1ケ月間安定であった。他の
スラリ50gに、エチレンクリコール10gを加えたス
ラリーは、3ケ月以」二安定であった。ポリアクリルサ
ン塩(日本触媒製品アクアリックCΔ)0.1 gを水
10gに溶かした後、他のスラリ100gに加えたスラ
リーは、3ケ月以上安定であった。
実施例7 濃度10%のフッ化水素酸1. OOm Iを攪拌しな
がら、実施例5のスラリー25gを加え、更に25gを
追加したところ大量の泡が発生した。この溶液のPHは
りトマス試験紙で1以下の強酸性を示した。更に実施例
5のスラリーを10gずつP Hか8−9になるまで追
加した。 総添加量は100gで、生成液はやや粘度の
ある均一な乳白色液であった。この液を3ml採取し、
共立理化学研究所製フッ素イオン検出パックテスト(E
CR法)キットを用いテストを行ったところ、フッ素イ
オン含有量はQ、 5PPM以下で殆んと検出できなか
った。
実施例8 フッ化水素5%、硝酸15%の混酸100 m lに攪
拌しながら、実施例5のスラリーを実施例7の手順で総
添加量1−00gを加えたところ、生成乳白色液のフッ
素イオン含有量は0.5PPM以下で殆んと検出てきな
かった。
実施例9 市販の添着用クリーナー(フッ化水素55%、硝酸16
.8%、フッカアンモニュウム5.0%含有)を、5U
S304ステンレス鋼板(10c m x20cm)中
央部に刷毛で塗布し、10分後その上から実施例5のス
ラリーを目分量てほぼ125倍量刷毛で加えかつ混和し
た。PHは910となった3、もくもくと生成した泡か
静まった後粘度のある生成乳白色液を一部採取し約3倍
量の水で薄め実施例7と同様にテストを行ったところ、
生成乳白色液のフッ素イオン含有量は0.5PPM以下
で殆んど検出てきなかった。なお、この粘度のある生成
乳白色液の水洗、布での拭き取りは可能であった。
実施例10 市販の添着用クリーナー(フッ化水素4.4%、硝酸1
5.5%、硫酸4.0%含有)を、5US30/12B
ステンレス鋼板(1,0cmx20cm)中央部に刷毛
で塗布し、10分後その上から実施例5のスラリーを目
分量てほぼ1.2−1.5倍量刷毛で加えかつ混和した
。PHは9−10となった。もくもくと生成した泡か静
まった後粘度のある生成乳白色液を一部採取し約3倍量
の水で薄め、実施例7と同様にテストを行ったところ、
生成乳白色液のフッ素イオン含有量は0.5PPM以下
で殆んと検出てきなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機カルボン酸カルシウムと水酸化カルシウムを含有し
    てなるフッ素イオン中和剤
JP4532390A 1990-02-26 1990-02-26 フッ素イオン中和剤 Pending JPH03247786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4532390A JPH03247786A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 フッ素イオン中和剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4532390A JPH03247786A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 フッ素イオン中和剤

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Publication Number Publication Date
JPH03247786A true JPH03247786A (ja) 1991-11-05

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ID=12716102

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4532390A Pending JPH03247786A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 フッ素イオン中和剤

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JP (1) JPH03247786A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520299A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 アヴェスタポラリト アーベー 尿素を含む酸洗い剤及びその製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520299A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 アヴェスタポラリト アーベー 尿素を含む酸洗い剤及びその製造法

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