JPH03245042A - ヘモグロビン酸素飽和度測定用センサ - Google Patents

ヘモグロビン酸素飽和度測定用センサ

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JPH03245042A
JPH03245042A JP4415990A JP4415990A JPH03245042A JP H03245042 A JPH03245042 A JP H03245042A JP 4415990 A JP4415990 A JP 4415990A JP 4415990 A JP4415990 A JP 4415990A JP H03245042 A JPH03245042 A JP H03245042A
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JP
Japan
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light
blood
sensor
oxygen saturation
hemoglobin oxygen
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Application number
JP4415990A
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English (en)
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Toshihiko Osada
敏彦 長田
Hiromasa Kono
弘昌 河野
Masahiro Nudeshima
ぬで島 雅博
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘモグロビン酸素飽和度の測定を行うための
センサに関する。
〔従来の技術〕
従来よりヘモグロビン酸素飽和度の測定のために光ファ
イバセンサを血管内に挿入して使用することは公知であ
る。
第8図、第9図により光ファイバセンサの測定原理を説
明する。
第8図に示すように、ヘモグロビン酸素飽和度の測定を
行うための光ファイバセンサ6は、送光用ファイバ2と
受光用ファイバ4とを互いに平行させるとともに、両フ
ァイバ先端面S1、S2をファイバ軸方向に垂直に面一
に揃えて構成し、血管内に挿入して光源1からの光を送
光用ファイバ2を通じて血液3へ導き、その血中後方散
乱光を受光用ファイバ4を通じて測定装置5に導く。
血液の吸光特性を示す第9図において、酸素化ヘモグロ
ビン(HbOa  (破線))、還元ヘモグロビン(H
br(実線〉)の吸光度は波長に対して変化しており、
ヘモグロビンの酸素との結合状態および照射波長によっ
て吸光度が大きく変化することが分かる。そして、波長
800nm付近ではHbozとHbrとは交差しており
、等しい吸光度となっている。この波長を等吸収点と言
い、ヘモグロビンの吸光度が、酸素飽和度によって変化
しない波長であることを示している。これに対して、波
長660nm付近ではHbO2とHbrの吸光度の違い
が顕著である。そして、800nm付近と660nm付
近の散乱光強度をそれぞれE、 、E2としたとき、ヘ
モグロビン酸素飽和度HbOSは、Po1anyi と
)Iehirとにより次の実験式で求められることが明
らかにされている。
HbO3=A+Bx  (El /E2 )     
、(i)ここで、A、Bは血液の生理学的因子(PH、
ヘマトクリット値、赤血球のサイズや形状等)および光
センサの特性に起因する係数である。なお、ヘマトクリ
ット値が変化すると血液中への光の到達距離が変化し、
そのために反射光量が変わってしまい、(1)式は適用
できなくなるが、輸血等をしない限りへマドクリット値
は一定と考えられるので通常は(1)式が適用可能であ
る。
こうして、等吸収点においては酸素飽和度によっては吸
光度が一定であるので、送光用ファイバ2を通じて等吸
収点の光と、これと異なる波長の光とを血液3へ導き、
その血中後方散乱光を受光用ファイバ4で取り出して両
波長における光量を検出し、両者の比を求めることによ
り等吸収点の吸光度を基準としてヘモグロビン酸素飽和
度を測定することができる。
なお、血流の循環動態等を把握するために心拍出量を求
めることが重要であるが、現在のところ心拍出量を連続
的に精度良<測定する方法が開発されていない。ところ
で、一般には動脈血酸素含量はほぼ100%で一定であ
ること、管理されていて安静状態にある患者のような場
合には体の各組織における1i2s消費量は変化しない
ことから、混合静脈血酸素含量(心臓の右肩に戻ってく
る直前の静脈血の酸素含量)は心拍出量と一定の関係に
ある。そして、輸血等をしない限りへマドクリット値は
一定であるので静脈血におけるヘモグロビン酸素飽和度
は混合静脈血酸素含量に比例する。
したがって、静脈血におけるヘモグロビン酸素飽和度の
変化は心拍出量の変化に対応することになるので、静脈
血のヘモグロビン酸素飽和度を測定することの意義は極
めて大きい。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のヘモグロビン酸素飽和度測定装置にお
いては、第10図に示すように、送光及び受光用ファイ
バ先端面S1、S2をファイバ軸方向に垂直に面一に揃
えており、面S1から照射された光が血液中のヘモグロ
ビンによる散乱を何回か受け、その後方散乱光が面S2
に到達するまでの光路が短いために、ヘモグロビンによ
る光の吸収量は小さく、測定感度が十分に得られないと
いう問題があった。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、測定感
度を十分向上させることができるヘモグロビン酸素飽和
度測定用センサを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明のヘモグロビン!12.itI!和度
測定用センサは、少なくとも2つの異なる波長の光を血
液中に照射する光照射部と、その血中散乱光を受光する
光受光部とからなり、前記光照射部と前記受光部とは、
その画先端面が同一面上にならないように配置されてい
る。
さらに、本発明のヘモグロビン酸素飽和度測定用センサ
は、少なくとも2つの異なる波長の光を発光する発光源
からの光を、血液中に導く光ファイバと、その血中散乱
光を受光し、その光強度を検出する検出部へ導く光ファ
イバとからなる。
〔作用〕
本発明のヘモグロビン酸素飽和度測定センサは、少なく
とも2つの異なる波長の光を血液中に照射する光照射部
の先端面と、その血中散乱光を受光する光受光部の先端
面とが、同一面上にならないように配置されているので
、光照射部から血液中に照射され、散乱されて光受光部
に達するまでの光路長が長くなる。ここで、「光路長」
とは光照射部から血液中に照射された光が血液中で散乱
されて光受光部で受光されるまでに、その光が通過した
距離と定義されるが、この光路長が長くなるということ
は、ヘモグロビンによる吸収回数が増えるということで
あり、さらに波長8.OOnm付近の光の吸光度はヘモ
グロビンの酸素飽和度によっては変化しないので、光路
長が長くなる程、波長800nm付近の光の血中散乱光
強度と、波長660nm付近の光の血中散乱光強度との
比は、従来のものに比してヘモグロビン酸素飽和度の変
化に対して大きく変化し、その結果測定感度を向上させ
ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照して具体的に説明する。
(実施例1) 第1図はヘモグロビン酸素飽和度測定に用いた測定装置
の概略図である。本測定装置は光照射手段7と、光照射
手段7から血液中に照射された光の血中散乱光強度を検
出する検出手段8と、演算手段9により構成されている
光照射手段7は、波長802nmの光を発する発光ダイ
オード10と、波長660nmの光を発する発光ダイオ
ード11と、前記2種の光源より発せられた光を、それ
ぞれ−本の送光用ファイバ13内へ導くように結合する
光結合器12とを有している。
また、検出手段8は、受光用光ファイバ14が伝達した
血中散乱光の光強度に応じた電流を発生するフォトダイ
オード15と、前記電流を電圧信号に変換する検出増幅
器16と、前記電圧信号を発光ダイオード二〇、11の
発光波長に対応した信号に変換するための信号分離回路
17と、前記信号分離回路より出力される光強度信号を
デジタル信号に変換するアナログデジタルコンバータ1
8とを有している。ここで、発光ダイオード10の波長
802nmの散乱光及び発光ダイオード11の波長66
0nmの散乱光強度は、前記信号分離回路によって分離
され、各々■、。2、Ig6゜として出力される。
また、演算手段9は、測定開始前に測定した発光ダイオ
ード10の802nmの較正液からの散乱光強度に8゜
2と、発光ダイオード11の波長660nmの較正液か
らの散乱光強度K as。とを記録する校正値記憶81
9と、前記信号分離回路より出力された光強度信号り。
2、I ss。を各々前記較正値に6゜2%に6!。で
除した値の強度比((I s。a /に−o2 ) /
 (1−6a /に6so ) )を演算する演算部2
0を有している。この較正により、ファイバ特性等のセ
ンサ固有の特性による影響を除去するようにする。
次に、本発明の有効性を明らかにするために、ヘモグロ
ビン酸素飽和度測定用光ファイバセンサによるヘモグロ
ビン酸素飽和度測定方法を1.第2図を参照して説明す
る。
第2図に示すように、ヘモグロビン酸素飽和度の測定回
路は、血液循環用ポンプ21と、血液ガス交換用人工肺
22と、血液リザーバ23と、測定用光ファイバセンサ
の先端部26を血液中に挿入するための血液逆流停止弁
からなる挿入口24と、循環血液を採取するための開閉
可能な三方活栓からなる採取口25とを有している。そ
して、循環ポンプ21、人工肺22、血液リザーバ23
、挿入口24、採取口25は各々チューブで接続されて
いる。
先ず測定前に波長802nmの較正液からの散乱光強度
と、波長660nmの較正液からの散乱光強度とを測定
し、各々、較正値に、。2、較正値に□。を校正値記憶
R19に記憶させておく。較正液としては、本実験では
脂肪乳剤を用いたが、光を散乱する粒子が均一に存在す
る波体あるいは、一定強度の後方散乱光が得られるもの
であればよい。
続いて、血液で満たされた第2図に示す測定回路の挿入
口24から光ファイバを挿入し、光ファイバ先端面が血
流の下流方向を向くように配置する。続いて、発光ダイ
オード10より波長802nmの光を発光させ、発光ダ
イオード11より波長660nmの光を発光させる。波
長の異なる2種の光は光結合器12により結合されて、
送光用光ファイバ13内へ導かれ、送光用光ファイバ先
端面より血液中に照射される。血中散乱光は、受光用光
ファイバ14によってフォトダイオード15に導かれ、
フォトダイオード15は血中散乱光の光強度に応じた電
流を発生する。この電流は、検出増幅器16によって電
圧信号に変換され、信号分離回路17によって発光ダイ
オード10.11の発光波長に対応した信号に変換され
、アナログデジタルコンバータ18によりデジタル信号
に変換され、発光ダイオード10の波長802nmの散
乱光及ジ発光ダイオード11の波長660nmの散乱光
強度は、前記信号分離回路によって、分離され、各々l
l1o2.1660として出力される。
次に、測定に用いた光ファイバセンサの詳細を、第3図
を参照して説明する。
第3図は本発明のヘモグロビン酸素飽和度測定用光ファ
イバセンサの一例を示している。
第3図の光ファイバセンサは、互いに平行する送光用光
ファイバ27と受光用光ファイバ28の先端面をファイ
バ軸方向に、例えば1.51mmずらし、両ファイバの
先端面はファイバ軸方向に対して垂直である。両ファイ
バの中心距離は270μm、ファイバ長は180cmで
ある。この光ファイバとしてはファイバ外径250μm
のPMMA製プラスチック光ファイバを用いたが、石英
系光ファイバあるいは多成分ガラス光ファイバでもよい
また、比較用に用いた第10図に示す従来の光ファイバ
センサは、互いに平行する送光用ファイバ29と受光用
ファイバ30の先端面をファイバ軸方向において垂直な
面に揃え、前記両ファイバの中心距離は280μm、フ
ァイバ長は180センチである。
次に、第3図の光ファイバセンサの測定結果を第6図に
示し、第10図の光ファイバセンサの測定結果を第11
図に示す。第6図及び第11図は、縦軸に03M2へモ
キシメータ (ラジオメータ社製)により測定したヘモ
グロビン酸素飽和度Hb○Sをとり、横軸に前記測定手
段により演算された強度比((工、。27に、。2)/
(I6.。/に66゜))をとったものである。
第6図および第11図の結果を、次式 8式%) ) により1次回帰した結果、第6図では、回帰直線の傾き
aは約−18となった。また、第11図では、回帰直線
の傾きaは約−223となり、本発明によりヘモグロビ
ン酸素飽和度HbO5を測定感度を向上させ、精度を上
げることができる。
(実施例2) 次に、実施例2を第4図を参照して説明する。
第4図に示した酸素飽和度測定用光ファイバセンサは、
互いに並行する送光用光ファイバ34と、受光用光ファ
イバ35を一体戊形し、両者間がABS樹脂製先端ハウ
ジング36の隔壁により0゜1M隔たれ、またその先端
面はファイバ軸方向に1、.01mmずれており、両フ
ァイバの先端面は、ファイバ軸方向に対して垂直である
。前記両ファイバの中心間距離は350μm、ファイバ
長は180cmである。
次に、この光ファイバセンサの測定結果を第7図に示す
。第7図は前記実施例1と同様な処理をした結果であり
、回帰直線の傾きは約−16となり本発明によれば、ヘ
モグロビン酸素飽和度HbO5を感度よく、高精度に測
定できる。
なお、実施例1および2では、光ファイバ端面は光ファ
イバセンサ軸方向に対して垂直に加工したが、第5図(
a)に示すように、互いに並行する送光用光ファイバ3
1の先端面と受光用光ファイバ32の先端面の一方が、
測定用光ファイバセンサ33の側面方向を向いているよ
うな構造でも光路長を長くとれるので同様に測定感度を
向上させることができる。
また、第5図(b)に示すように送光用ファイバと受光
用ファイバの光軸に角度をもたせたり、第5図(C)に
示すように送光用ファイバと受光用ファイバの先端面の
両方とも側方を向くようにしたり、あるいは第5図(d
)に示すように送光用ファイバと受光用ファイバの先端
面とが斜め方向を向くようにするなどして送光用ファイ
バと受光用ファイバの先端面とが同一面にないように配
置することにより光路長を長くとることが可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、ヘモグロビン酸素飽和度
測定用センサにおいて、少なくとも2つの異なる波長の
光を血液中に照射する光照射部と、その血中散乱光を受
光する光受光部の画先端面が同一面にないように配置さ
れているので、送光部から照射されて受光部で受光され
るまでの光路長が長くなり、その結果測定感度を向上さ
せることができる。また、光照射部と光受光部をセンサ
軸方向にずらせることにより、外径を大きくすることテ
;<光路長を長くすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いたヘモグロビン酸素飽和
度測定装置の略図、第2図は本発明の実施例に用いたヘ
モグロビン酸素飽和度測定回路の略図、第3図は本発明
の一実施例を示す図、第4図、第5図は本発明の他の実
施例を示す図、第6図は第3図に示した本発明の一実施
例による測定結果を示す図、第7図は第4図に示した実
施例による測定結果を示す図、第8図は光ファイバセン
サによるヘモグロビン酸素飽和度の測定原理を示す図、
第9図はヘモグロビンの吸光特性を示す図、第10図は
従来例を示す図、第11図は従来法による測定結果を示
す図である。 1・・・光源、2・・・送光用ファイバ、3・・・血液
、4・・受光用ファイバ、5・・・測定装置、6・・・
光ファイバセンサ、7・・・光照射手段、8・・・検出
手段、9・・・演算手段、10・・発光ダイオード、1
1・・・発光ダイオード、12・・・光結合器、13・
・・送光用光ファイバ、14・・・受光用光ファイバ、
15・・・フォトダイオード、16・・・検出増幅器、
17・・・信号分離器、18・・・アナログデジタルコ
ンバータ、19・・・校正値記憶部、20・・・演算部
、21・・・血液循環用ポンプ、22・・・人工肺、2
3・・・血液リザーバ、24・・・挿入口、25・・・
採取口、26・・・光ファイバセンサの先端部、27.
29.31.34・・・送光用ファイバ、28.30.
32.35・・・受光用ファイバ、33・・・測定用光
ファイバセンサ、36・・・ABS樹脂製先端ハウジン
グ。 第1図 出  願  人  テルモ株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2つの異なる波長の光を血液中に照射
    し、血中散乱光強度を求めることによりヘモグロビン酸
    素飽和度を測定するヘモグロビン酸素飽和度測定用セン
    サにおいて、血液中に光を照射する光照射部の先端面と
    、血中散乱光の受光部の先端面とが同一面上にならない
    ように配置されていることを特徴とするヘモグロビン酸
    素飽和度測定用センサ。
  2. (2)前記光照射部の先端面と、血中散乱光の受光部の
    先端面とが、センサ軸方向においてずれて配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のヘモグロビン酸素飽
    和度測定用センサ。
  3. (3)前記光照射部と、血中散乱光の受光部の光軸が平
    行でないことを特徴とする請求項1記載のヘモグロビン
    酸素飽和度測定用センサ。
  4. (4)前記光照射部と前記光受光部は、光ファイバ端面
    より形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘ
    モグロビン酸素飽和度測定用センサ。
  5. (5)前記光照射部と前記光受光部の少なくともどちら
    か一方の端面がセンサ軸方向に対して垂直であることを
    特徴とする請求項1または2記載のヘモグロビン酸素飽
    和度測定用センサ。
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