JPH03244707A - 多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置 - Google Patents
多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置Info
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- JPH03244707A JPH03244707A JP3845990A JP3845990A JPH03244707A JP H03244707 A JPH03244707 A JP H03244707A JP 3845990 A JP3845990 A JP 3845990A JP 3845990 A JP3845990 A JP 3845990A JP H03244707 A JPH03244707 A JP H03244707A
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、地下坑道の周囲岩盤の透水特性を計測するた
めの透水試験方法及び該方法を実施するための試験装置
に関するものであって2特に、地下坑道が被圧水帯の中
に存在する場合のような、周囲岩盤の計測にも適用でき
る多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置に関す
るものである。
めの透水試験方法及び該方法を実施するための試験装置
に関するものであって2特に、地下坑道が被圧水帯の中
に存在する場合のような、周囲岩盤の計測にも適用でき
る多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置に関す
るものである。
(従来の技術)
地下の岩盤中に石油類、廃棄物等を封入することが考え
られているが、掘削時の発破による岩盤の損傷や応力解
放による割れ目の開口現象等の影響によって周囲岩盤の
透水性が増大し、好ましくない状態になる恐れがある。
られているが、掘削時の発破による岩盤の損傷や応力解
放による割れ目の開口現象等の影響によって周囲岩盤の
透水性が増大し、好ましくない状態になる恐れがある。
その監視のため、坑道側壁の法線方向に10〜30I1
1のボーリング孔を削孔し、その孔内において坑道側壁
に近い区間から遠い区間に至る数置間に区分けして透水
試験が行なわれている。
1のボーリング孔を削孔し、その孔内において坑道側壁
に近い区間から遠い区間に至る数置間に区分けして透水
試験が行なわれている。
従来の孔4内の透水試験方法は、第2図のごとく、一区
間のみ一対のパッカー6.6で仕切って行う測定方法で
あり、パッカー6.6で仕切られた該試験対象区間21
内に間隙水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのと
きの単位時間当たり注水量を測定し、当該試験区間21
の透水係数を計測していた。なお25はパッカー6への
圧縮ガス送給ホース、26は注水用ホースである。
間のみ一対のパッカー6.6で仕切って行う測定方法で
あり、パッカー6.6で仕切られた該試験対象区間21
内に間隙水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのと
きの単位時間当たり注水量を測定し、当該試験区間21
の透水係数を計測していた。なお25はパッカー6への
圧縮ガス送給ホース、26は注水用ホースである。
また、第2図の従来の孔内透水試験方法は一区間のみの
測定であるため、一区間の測定後に同−孔内の他の区間
にパッカーを前後移動し、順次、全試験区間について同
様な透水試験を行って、全区間の透水係数を計測してい
た。
測定であるため、一区間の測定後に同−孔内の他の区間
にパッカーを前後移動し、順次、全試験区間について同
様な透水試験を行って、全区間の透水係数を計測してい
た。
(発明が解決しようとする課題)
従来の一区間のみをパッカーで仕切って行う孔内透水試
験方法では、例えば試験孔が簡単な地表からの鉛直ボー
リング孔のような場合は、地下水圧は直線的に変化し、
間隙水圧分布が緩やかであるから、測定に与える影響は
問題とならない。
験方法では、例えば試験孔が簡単な地表からの鉛直ボー
リング孔のような場合は、地下水圧は直線的に変化し、
間隙水圧分布が緩やかであるから、測定に与える影響は
問題とならない。
しかし、地下坑道が第3図のように地下深く、かつ間隙
水圧が地下水圧に近い状態の被圧水帯の中に存在する場
合は、ボーリング孔内の間隙水圧分布の変化が激しく、
測定に重大な影響を与える。
水圧が地下水圧に近い状態の被圧水帯の中に存在する場
合は、ボーリング孔内の間隙水圧分布の変化が激しく、
測定に重大な影響を与える。
例えば第3図において、地下坑道の地下深度を150+
sとすれば、被圧水帯の岩盤の間隙水圧は地下水圧の1
5 kgf / clに近い値となるであろう。
sとすれば、被圧水帯の岩盤の間隙水圧は地下水圧の1
5 kgf / clに近い値となるであろう。
しかも、地下坑道は地表から掘削されているため、坑道
内は大気圧下の水圧(Okgf/am2)の状態であり
、ボーリング孔の入口も同じく大気圧下の状態にある。
内は大気圧下の水圧(Okgf/am2)の状態であり
、ボーリング孔の入口も同じく大気圧下の状態にある。
従って、地下坑道の側壁に削孔されたボーリング孔は、
孔内の間隙水圧分布が入口のOkgf/c1から孔奥の
15kgf/c1に急激に変化する。
孔内の間隙水圧分布が入口のOkgf/c1から孔奥の
15kgf/c1に急激に変化する。
第2図の従来方法のように、一区間21のみをパッカー
6.6で仕切って測定する場合は、隣接する入口側の空
間22は常に大気圧で、孔奥側の空間23は長いため圧
力不定で、入口と奥の圧力差が大きく、微細な測定が困
難で真の間隙水圧分布に対して測定精度がどうしても悪
くなる要因を抱えている。
6.6で仕切って測定する場合は、隣接する入口側の空
間22は常に大気圧で、孔奥側の空間23は長いため圧
力不定で、入口と奥の圧力差が大きく、微細な測定が困
難で真の間隙水圧分布に対して測定精度がどうしても悪
くなる要因を抱えている。
また第2図の従来の孔内透水試験方法は、パッカー6.
6を移動して、順次、全区間について試験するため、測
定の完了までかなりの手間と時間がかかる問題点を有し
ている。
6を移動して、順次、全区間について試験するため、測
定の完了までかなりの手間と時間がかかる問題点を有し
ている。
また、岩盤が低透水性の場合には、孔内への地下水の供
給が非常に遅いために、間隙水圧が一定に落ち着くまで
に例えば−昼夜程度の長時間を必要とする。そのため測
定効率が著しく悪くなる。
給が非常に遅いために、間隙水圧が一定に落ち着くまで
に例えば−昼夜程度の長時間を必要とする。そのため測
定効率が著しく悪くなる。
そこで測定効率を上げるべく測定時間を短縮しようとす
ると正しくないみかけの間隙水圧を基礎にしてデータ解
析をせさ′るをえず計測精度が著しく悪くなる。
ると正しくないみかけの間隙水圧を基礎にしてデータ解
析をせさ′るをえず計測精度が著しく悪くなる。
また、孔内を複数の試験区間に区分けして測定するとき
、一区間のみをバ・Iカーて′仕切ると、入口側の区間
は常に大気圧なので、入口側への地下水圧の漏れが発生
して、真の間隙水圧値より低い値が計測される。
、一区間のみをバ・Iカーて′仕切ると、入口側の区間
は常に大気圧なので、入口側への地下水圧の漏れが発生
して、真の間隙水圧値より低い値が計測される。
以上の種々の問題点か、第2図のグラフにおける真の間
隙水圧値27に対するみがけの間隙水圧値28の測定誤
差を発生する要因となっていた。
隙水圧値27に対するみがけの間隙水圧値28の測定誤
差を発生する要因となっていた。
以上から、真の間隙水圧に近似した値を計測することか
できる簡単で迅速な孔内透水試験方性の提供が課題とさ
れていた。
できる簡単で迅速な孔内透水試験方性の提供が課題とさ
れていた。
また、バンカーで仕切られた一区間に、一定圧力で注水
して透水試験を行う場合には、第2図において矢印で示
すように、隣接する区間への浸透水のまわり込みか生じ
るため、注水量が増加し、測定データの信頼性を低下さ
せる。特に、入口側の隣接空間は大気圧であるので、浸
透水のまわり込みが強く、無視できない。従って、試験
区間の隣接空間は大気圧でないことが望ましく、そのよ
うな透水試験方法の提供か課題とされていた。
して透水試験を行う場合には、第2図において矢印で示
すように、隣接する区間への浸透水のまわり込みか生じ
るため、注水量が増加し、測定データの信頼性を低下さ
せる。特に、入口側の隣接空間は大気圧であるので、浸
透水のまわり込みが強く、無視できない。従って、試験
区間の隣接空間は大気圧でないことが望ましく、そのよ
うな透水試験方法の提供か課題とされていた。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明はかかる
課題を解決するものであって、地下坑道が被圧水帯の中
に存在する場合のような、周囲岩盤にも適用できる多点
パッカー式孔内透水試験方法及び該方法を実施するため
の試験装置を提供せんとするものである。
課題を解決するものであって、地下坑道が被圧水帯の中
に存在する場合のような、周囲岩盤にも適用できる多点
パッカー式孔内透水試験方法及び該方法を実施するため
の試験装置を提供せんとするものである。
本発明の多点パッカー式孔内透水試験方法は、ホーリン
グ孔内に3個以上の膨縮自在のパッカーを設置し、該パ
ッカーを膨張し境壁として孔内を複数の個別区間に仕切
り、該各区間の間隙水圧を測定し、該個別区間のうちl
ケ所を試験区間として、当該試験区間に当該区間の間隙
水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのときの単位
時間当たり注水量を測定し、その注水量から当該試験区
間の透水係数を計測することを特徴とする。
グ孔内に3個以上の膨縮自在のパッカーを設置し、該パ
ッカーを膨張し境壁として孔内を複数の個別区間に仕切
り、該各区間の間隙水圧を測定し、該個別区間のうちl
ケ所を試験区間として、当該試験区間に当該区間の間隙
水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのときの単位
時間当たり注水量を測定し、その注水量から当該試験区
間の透水係数を計測することを特徴とする。
また、本発明の透水試験方法は、1ケ所の試験区間以外
の各個別区間の間隙水圧を常時モニターして、岩盤中の
間隙水圧の変化を把握することで当該試験区間の注水圧
力の設定の常時調整を可能とし、常時調整しなから単位
時間当たりの補正圧力による注水量を測定し、その注水
量から当該試験区間の透水係数を計測することを特徴と
する。
の各個別区間の間隙水圧を常時モニターして、岩盤中の
間隙水圧の変化を把握することで当該試験区間の注水圧
力の設定の常時調整を可能とし、常時調整しなから単位
時間当たりの補正圧力による注水量を測定し、その注水
量から当該試験区間の透水係数を計測することを特徴と
する。
また、本発明の透水試験方法は、ボーリング孔内に3個
以上の膨縮自在のパッカーを設置し、該パッカーを膨張
し境壁として孔内を複数の試験区間に仕切り、各試験区
間の間隙水圧を測定し、各試験区間に対して、当該区間
の間隙水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのとき
の各試験区間の単位時間当たり注水量を測定し、各注水
量から各試験区間の透水係数を同時に計測することを特
徴とする。
以上の膨縮自在のパッカーを設置し、該パッカーを膨張
し境壁として孔内を複数の試験区間に仕切り、各試験区
間の間隙水圧を測定し、各試験区間に対して、当該区間
の間隙水圧を越える一定の注水圧力で注水し、そのとき
の各試験区間の単位時間当たり注水量を測定し、各注水
量から各試験区間の透水係数を同時に計測することを特
徴とする。
また、本発明の透水試験方法を実施するための多点パッ
カー式孔内透水試験装置は、坑道がら該各パッカーを連
通して、膨張用の加圧流体を送給する1本の加圧流体送
給ホースと、坑道内の水圧源から各パッカーを通り、各
試験区間内にその注入口を向けて配設された複数本の注
入用ホースとを、備えたことを特徴とする。
カー式孔内透水試験装置は、坑道がら該各パッカーを連
通して、膨張用の加圧流体を送給する1本の加圧流体送
給ホースと、坑道内の水圧源から各パッカーを通り、各
試験区間内にその注入口を向けて配設された複数本の注
入用ホースとを、備えたことを特徴とする。
なお、本発明は前記の注入用ホースは間隙水圧測定用ホ
ースとしても使用できることを特徴とする。
ースとしても使用できることを特徴とする。
また、本発明の多点バンカー式孔内透水試験装置は、各
試験区間の水圧を測定するための水圧センサーを各試験
区間に付設したことを特徴とする。
試験区間の水圧を測定するための水圧センサーを各試験
区間に付設したことを特徴とする。
〈実施例〉
以下、第1図に例示する本発明の説明図に従って、本発
明の多点パッカー式孔内透水試験方法及び当該試験方法
を実施するための孔内透水試験装置を説明する。
明の多点パッカー式孔内透水試験方法及び当該試験方法
を実施するための孔内透水試験装置を説明する。
図中、1は地下坑道、2はその側壁、3はその周囲岩盤
、4は透水試験用に水平に削孔された10〜30+の長
さのボーリング孔である。なお、説明を容易とするため
、ボーリング孔4内は拡大図示しである。
、4は透水試験用に水平に削孔された10〜30+の長
さのボーリング孔である。なお、説明を容易とするため
、ボーリング孔4内は拡大図示しである。
5はボーリング孔4内に装着されて使用される本発明の
多点パッカー式孔内透水試験装置であって、4個のゴム
等の弾性材料で作られた袋状の膨縮自在のパッカー6.
6.6.6を備え、試験時には該各パッカーを圧縮カス
で膨張して境壁、を作り、孔4内を4箇所の試験区間7
.8,9..10に仕切る。また、孔内透水試験装置5
には、各パッカー6.6.6.6を連結して、坑道1内
の圧縮ガス#(図示せず)から該各パlカー6.6.6
.6を連通し各パッカ〜に膨張用の圧縮ガスを送給する
一本の圧縮カス送給ホース12と、坑道1内の加圧水源
([2I示せず)から該各バンカーを通り、各試験区間
78.9.10内にその注入口15を向けて配設された
4本の注水用注水用水圧測定用ホース14とが備えられ
る。また各注水用注水用水圧測定用ホース14と加圧水
源との間には、圧力調整弁、水圧計、流量計(いずれも
図示せす)が設けられ、各ホース14は各試験区間7,
8.9.10に対する注水用と各試験区間内の間隙水圧
の測定用とに兼用される。
多点パッカー式孔内透水試験装置であって、4個のゴム
等の弾性材料で作られた袋状の膨縮自在のパッカー6.
6.6.6を備え、試験時には該各パッカーを圧縮カス
で膨張して境壁、を作り、孔4内を4箇所の試験区間7
.8,9..10に仕切る。また、孔内透水試験装置5
には、各パッカー6.6.6.6を連結して、坑道1内
の圧縮ガス#(図示せず)から該各パlカー6.6.6
.6を連通し各パッカ〜に膨張用の圧縮ガスを送給する
一本の圧縮カス送給ホース12と、坑道1内の加圧水源
([2I示せず)から該各バンカーを通り、各試験区間
78.9.10内にその注入口15を向けて配設された
4本の注水用注水用水圧測定用ホース14とが備えられ
る。また各注水用注水用水圧測定用ホース14と加圧水
源との間には、圧力調整弁、水圧計、流量計(いずれも
図示せす)が設けられ、各ホース14は各試験区間7,
8.9.10に対する注水用と各試験区間内の間隙水圧
の測定用とに兼用される。
次に本発明の孔内透水試験方法の実施手順を説明する。
先ず、第1図に示すように、ボーリング孔4内へ孔内試
験装置5を装入する0本発明では同時に全試験区間7,
8,9.10の透水係数を計測することを特徴とするか
ら、孔4の入口16から孔@17までの全長の均等位置
にパフカー66.6.6を設置する。なおパッカー6.
6間の距離は、0.5〜5111が望ましい。
験装置5を装入する0本発明では同時に全試験区間7,
8,9.10の透水係数を計測することを特徴とするか
ら、孔4の入口16から孔@17までの全長の均等位置
にパフカー66.6.6を設置する。なおパッカー6.
6間の距離は、0.5〜5111が望ましい。
次に圧縮カス源を開き、圧縮ガスをパッカー66.6.
6に送給して各バンカーを膨張し、境壁を作って孔4内
を4箇所の試験区間7.8.9、.10に仕切る。次い
で、地下水を試験区間内に充満させた後、数時間から1
〜2日間放置して、各試験区間の間隙水圧を各ホース1
4を介して水圧計で測定する。
6に送給して各バンカーを膨張し、境壁を作って孔4内
を4箇所の試験区間7.8.9、.10に仕切る。次い
で、地下水を試験区間内に充満させた後、数時間から1
〜2日間放置して、各試験区間の間隙水圧を各ホース1
4を介して水圧計で測定する。
なお、パッカー膨張用に圧縮ガスに代えて加圧水、加圧
油等の各種加圧流体を用いてもよい。
油等の各種加圧流体を用いてもよい。
本発明ではまず、浸出地下水の間隙水圧を全試験区間7
.8.9.1.0で同時に測定するために、従来方法の
ように隣接する入口側の試験区間が大気圧状態ではなく
、従って隣接区間との間に大きな圧力差がなく、かつ大
気圧側に対する強い浸透水のまわり込み現象も発生せず
、真の間隙水圧値に近似した測定が可能となる。本発明
方法によれば第1図の測定グラフに見られるごとく、真
の間隙水圧値18に対して測定上の間隙水圧値19は誤
差の少ないものとなる。
.8.9.1.0で同時に測定するために、従来方法の
ように隣接する入口側の試験区間が大気圧状態ではなく
、従って隣接区間との間に大きな圧力差がなく、かつ大
気圧側に対する強い浸透水のまわり込み現象も発生せず
、真の間隙水圧値に近似した測定が可能となる。本発明
方法によれば第1図の測定グラフに見られるごとく、真
の間隙水圧値18に対して測定上の間隙水圧値19は誤
差の少ないものとなる。
本発明においては次いで全試験区間7,8,910の間
隙水圧値を越える一定圧力で、各試験区間に対し、各ホ
ース14を介して加圧注水する。
隙水圧値を越える一定圧力で、各試験区間に対し、各ホ
ース14を介して加圧注水する。
各ホース14は各区間の専用となっているので、個々の
区間又は全区間に対して任意に注水可能である。給水圧
力は圧力調整弁により設定する。注水量は流量計に指示
され、タイマーにより注水の時間を測定して、注水量と
注水時間を測定する。
区間又は全区間に対して任意に注水可能である。給水圧
力は圧力調整弁により設定する。注水量は流量計に指示
され、タイマーにより注水の時間を測定して、注水量と
注水時間を測定する。
ここで、透水係数 k (c+* / see )の計
算は次式により行なわれる。
算は次式により行なわれる。
但し、Q・・・・・・ボーリング孔への単位時間当たり
注水量 (Cm’/5ee) H・・・・・・注水圧力 (kgf/c1)L・・・・
・・試験区間の長さ (am)r・・・・・ボーリング
孔の半径 (Cm)なお、パッカーに送給するガス圧力
は前記の注水圧力以上になるよう調整する。
注水量 (Cm’/5ee) H・・・・・・注水圧力 (kgf/c1)L・・・・
・・試験区間の長さ (am)r・・・・・ボーリング
孔の半径 (Cm)なお、パッカーに送給するガス圧力
は前記の注水圧力以上になるよう調整する。
また周囲岩盤3の層質が小物=であったり、隣接区間へ
の浸透水のまわり込みか強かったり、雨期のため間隙水
圧の変動が予想される場合は、間隙水圧を常時モニター
して、注水圧力の設定を調整することが望ましい。
の浸透水のまわり込みか強かったり、雨期のため間隙水
圧の変動が予想される場合は、間隙水圧を常時モニター
して、注水圧力の設定を調整することが望ましい。
また各試験区間7,8,9.10内にそれぞれ水圧セン
サーを付設して、直接に水圧を測定することもでき、簡
便かつ高精度な測定を可能とする。
サーを付設して、直接に水圧を測定することもでき、簡
便かつ高精度な測定を可能とする。
〈発明の効果〉
本発明の孔内透水試験方法及び試験装置は前述の構成及
び作用を有するので、以下の通りに種々の効果を奏する
ことができる。
び作用を有するので、以下の通りに種々の効果を奏する
ことができる。
(1)本発明では、ボーリング孔内の全試験区間に一括
して注水し、透水試験を実施するので、従来法のような
各区間を順次パッカーを移動して測定してゆく方式に較
べ、パッカーの膨縮のくり返しを要すセットのし直しを
必要とせず、手順が簡単になり、かつ試験時間の大幅な
短縮か可能となった。特に、間隙水圧が落ち着くまでに
長時間を必要とする周囲岩盤に対しては、測定効率を著
しく向上させる二とかて′きる。
して注水し、透水試験を実施するので、従来法のような
各区間を順次パッカーを移動して測定してゆく方式に較
べ、パッカーの膨縮のくり返しを要すセットのし直しを
必要とせず、手順が簡単になり、かつ試験時間の大幅な
短縮か可能となった。特に、間隙水圧が落ち着くまでに
長時間を必要とする周囲岩盤に対しては、測定効率を著
しく向上させる二とかて′きる。
(2)本発明て′は、丁ケ所の試験区間以外の各藺別区
間の間隙水圧を常時モニターすることにより、浸透水の
まわり込みの程度をチェ7クできると共に、その試験区
間に対する注水圧力を調整することによって、試験デー
タの測定精度を著して向上させることかできると共に、
当該区間への注水を開始した時点がら後に、注入水等の
影響によって周囲の間隙水圧が変1ヒしても正確な計測
を可能にする。
間の間隙水圧を常時モニターすることにより、浸透水の
まわり込みの程度をチェ7クできると共に、その試験区
間に対する注水圧力を調整することによって、試験デー
タの測定精度を著して向上させることかできると共に、
当該区間への注水を開始した時点がら後に、注入水等の
影響によって周囲の間隙水圧が変1ヒしても正確な計測
を可能にする。
(3)本発明では、降接区間へのl憂透水のまわり込み
の激しい地盤の場合は、各区間別に注水圧力を調整設定
することにより、7受透水のまわり込みの影響を防止て
′きるから、注水量の測定精度を良くし、透水係数の計
測精度を著しく向上させることかて゛きる。
の激しい地盤の場合は、各区間別に注水圧力を調整設定
することにより、7受透水のまわり込みの影響を防止て
′きるから、注水量の測定精度を良くし、透水係数の計
測精度を著しく向上させることかて゛きる。
(4)本発明て゛は、各試験区間に対する間隙水圧測定
用のホースと、注水用のホースを共通にすることにより
試験装置を簡易化し、取り扱いを楽にすることが可能と
なる。
用のホースと、注水用のホースを共通にすることにより
試験装置を簡易化し、取り扱いを楽にすることが可能と
なる。
(5)本発明では、各試験区間に水圧センサーを付設す
ることにより、各試験区間の間隙水圧値、注水圧力を簡
便かつ高精度に測定できる。
ることにより、各試験区間の間隙水圧値、注水圧力を簡
便かつ高精度に測定できる。
(6)本発明では、多点パッカー式であるので、第1図
のグラフに示すように、真の間隙水圧値に近い測定が可
能となり、透水係数の計測精度を著しく向上させること
かできる。
のグラフに示すように、真の間隙水圧値に近い測定が可
能となり、透水係数の計測精度を著しく向上させること
かできる。
第■図は本発明に係る多点パッカー式孔内透水試験方法
及び試験装置の説明図、第2図は従来の孔内透水試験方
法及び試験装置の説明図、第3図は被圧水帯の中に存在
する地下坑道における、間隙水圧の分布状態を示す説明
図である。 図中、 1 地下坑道、 2・・その側壁、 3 その周囲岩盤
、 4・・透水試験用のボーリング孔、5・・本発明の
多点パッカー式孔内透水試験装置、6・パッカー、 7
.8.9.10 −試験区間、i2・・圧縮ガス送給ホ
ース、 14 ・注水用兼 間隙水圧測定用ホース、 15・注入口。
及び試験装置の説明図、第2図は従来の孔内透水試験方
法及び試験装置の説明図、第3図は被圧水帯の中に存在
する地下坑道における、間隙水圧の分布状態を示す説明
図である。 図中、 1 地下坑道、 2・・その側壁、 3 その周囲岩盤
、 4・・透水試験用のボーリング孔、5・・本発明の
多点パッカー式孔内透水試験装置、6・パッカー、 7
.8.9.10 −試験区間、i2・・圧縮ガス送給ホ
ース、 14 ・注水用兼 間隙水圧測定用ホース、 15・注入口。
Claims (6)
- (1)地下坑道の側壁にボーリング孔を削孔して行う孔
内透水試験において、該孔内に3個以上の膨縮自在のパ
ッカーを設置し、該パッカーを膨張し境壁として孔内を
複数の個別区間に仕切り、該各個別区間の間隙水圧を測
定し、該個別区間のうち1ケ所を試験区間として、当該
試験区間に当該区間の間隙水圧を越える一定の注水圧力
で注水し、そのときの単位時間当たり注水量を測定し、
その注水量から当該試験区間の透水係数を計測すること
を特徴とした多点パッカー式孔内透水試験方法。 - (2)請求項1の多点パッカー式孔内透水試験方法にお
いて、1ケ所の試験区間以外の各個別区間の間隙水圧を
常時モニターして、岩盤中の間隙水圧の変化を把握する
ことで、当該試験区間の注水圧力の設定の常時調整を可
能とし、常時調整をしながら単位時間当たりの調整圧力
による注水量を測定し、その注水量から当該試験区間の
透水係数を計測することを特徴とした多点パッカー式孔
内透水試験方法。 - (3)地下坑道の側壁にボーリング孔を削孔して行う孔
内透水試験において、該孔内に3個以上の膨縮自在のパ
ッカーを設置し、該パッカーを膨張し境壁として孔内を
複数の試験区間に仕切り、各試験区間の間隙水圧を測定
し、各試験区間に対して、当該区間の間隙水圧を越える
一定の注水圧力で注水し、そのときの各試験区間の単位
時間当たり注水量を測定し、各注水量から全試験区間の
透水係数を同時に計測することを特徴とした多点パッカ
ー式孔内試験方法。 - (4)地下坑道の側壁に削孔されたボーリング孔に挿入
される3個以上の膨縮自在のパッカーと、坑道内の加圧
流体源から該各パッカーに加圧流体を送給する加圧流体
送給ホースと、坑道内の加圧水源から該各パッカーを通
り各試験区間内にその注入口を向けて配設された複数本
の注水用ホースとを備えたことを特徴とする多点パッカ
ー式孔内透水試験装置。 - (5)請求項4の多点パッカー式透水試験装置において
、複数本の注水用ホースが、間隙水圧測定用ホースを兼
ねるものであることを特徴とする多点パッカー式孔内透
水試験装置。 - (6)請求項4又は5の多点パッカー式透水試験装置に
おいて、 各試験区間の水圧を測定するための水圧センサーを各試
験区間に付設したことを特徴とする多点パッカー式孔内
透水試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3845990A JP2804995B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3845990A JP2804995B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03244707A true JPH03244707A (ja) | 1991-10-31 |
JP2804995B2 JP2804995B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12525842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3845990A Expired - Lifetime JP2804995B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 多点パッカー式孔内透水試験方法及び試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804995B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104499474A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-04-08 | 同济大学 | 一种折叠叶片式多点位移计锚头 |
CN108106687A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-01 | 济南大学 | 一种含软夹层的基岩地下水流网探究方法及双胶囊止水器 |
CN109556764A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-02 | 天地科技股份有限公司 | 地应力测量系统的测控装置 |
WO2022088454A1 (zh) * | 2020-11-02 | 2022-05-05 | 山东大学 | 模拟复杂地质条件下隧道开挖渗流变化的试验系统及方法 |
CN116105946A (zh) * | 2023-04-12 | 2023-05-12 | 中国电建集团西北勘测设计研究院有限公司 | 一种钻孔高压压气试验装置及测试方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4985235B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2012-07-25 | 株式会社大林組 | 孔内透水係数計測装置及び孔内透水係数計測方法 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP3845990A patent/JP2804995B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN108106687B (zh) * | 2018-02-08 | 2023-05-26 | 济南大学 | 一种含软夹层的基岩地下水流网探究方法及双胶囊止水器 |
CN109556764A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-02 | 天地科技股份有限公司 | 地应力测量系统的测控装置 |
CN109556764B (zh) * | 2018-11-30 | 2024-04-09 | 天地科技股份有限公司 | 地应力测量系统的测控装置 |
WO2022088454A1 (zh) * | 2020-11-02 | 2022-05-05 | 山东大学 | 模拟复杂地质条件下隧道开挖渗流变化的试验系统及方法 |
CN116105946A (zh) * | 2023-04-12 | 2023-05-12 | 中国电建集团西北勘测设计研究院有限公司 | 一种钻孔高压压气试验装置及测试方法 |
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---|---|
JP2804995B2 (ja) | 1998-09-30 |
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