JPH0324335A - 電磁式油圧ダンパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ソレノイドバルブを用いて発生減衰力を変化
させるようにした油圧〆ンノくの改良に関する。

（従米の技術） 油圧グンパの作動油の流通経路にンレノイドノくルプを
介装し、外部からの通電に応じて発生減衰力を変化させ
ることは従米公知であり、これに関して本出願人も実願
昭６３−３６０９５号として、第４図に示すようなフロ
ント７オークを提案している。

これは、アウタチューブ１の内側にグンパシ１ノング・
４を設け、アウタチューブ１とインナチューブ２との摺
動に伴い、インナチュープ２にピストンロッド６を介し
て支持されたピストン５がこのグンバシリンダ４内を摺
動し、ダンバシリンダ４内の浦室８からピストンロッド
６の内側の通路２５を通ってインナチューブ２の上部の
油溜室９へ作動浦を流出させるようにしたもので、この
流出途中にソレノイドバルブ１２が設けられている。

ソレノイドバノレブ１２はインナチューブ２の上部に設
けたソレノイド１１を配＃Ｘ４０を通じて励磁すること
により得られる電磁吸引力でバルブ本体２１を閉弁方向
に付勢し、通路２５と油溜室９の間の油通に抵抗を与え
るもので、バルブ本体２１はピストンロッド６の外周に
固着した非磁性材のバルブがイド２３の外側に摺動自由
に嵌合し、一部を非磁性材で構或したバルブシ一ト２０
に吸着される構造となっている。

フロント７オークが圧側に作動すると、ダンパシリンダ
４の下部の縮小する油室７の作動油の一部が、ピストン
５に備えたチェックバルブ５Ａから拡大する油室８に流
入する一方、残りのピストンロッド６の侵入体積分の作
動油は油溜室９へと流出する。その際に、ソレノイド１
１の励磁によりンレノイドバルブ１２が閉じていると、
油溜室９へ流出する作動油は油室７からダンパシリング
４の底部のベースパルブ１９を通過して、グンバシリン
グ４の外側の環状通路１０から油溜室９に至り、ベース
バルブ１９の流通抵抗により大きな減衰力を発生させる
。一方、ソレ７イドバルブ１２が励磁されていないと、
作動油の一部は油室８を経てピストンロ７ド６の内側の
通路２５からソレ／イドバルプ１２を通って油溜室９に
流入し、ベースバルプ１９の流量を低下させるので、そ
の分発生減衰力も小さくなる。

また、フロント７オークの伸側作動においては、油溜室
９の作動油が拡大する油室７にベースバルブ１９から抵
抗なく還流する一方、縮小する油室８の作動油は通路２
５からソレノイドバルブ１２を押し開いて油溜室９に流
出する。

したがって、ソレノイド１１が励磁されると伸側及び圧
側のいずれの作動においても大きな減衰力が発生し、ま
たソレ／イド１１の励磁電流値が大きいほど発生減衰力
も大きくなる。

（発明の課題） ところで、このフロント７才−ク（こあっては、ソレ７
イドパルブ１２のバルブ本体２１が励磁されたソレ／イ
ド１１の閉磁路の一部を形或するようになっているため
、バルブ本体２１がバルブシ一ト２０からある程度以上
離れると、バルブ本体２１に作用する電磁吸引力が急激
に低下する傾向があった．このため、ソレノイド１１の
励磁電流値を大きくした場合でも、バルブのリフト量が
大きくなるとパルプ本体２１の閉弁力は励磁電流値の小
さな場合とそれほど変わらなくなり、結果として減衰力
のＩ＃ｌＩ整幅が比較的狭い範囲に限定されがちであっ
た． 本発明は、ソレノイドバルブの作動特性に基づくこのよ
うな問題点に鑑みて、減衰力を広い範囲に渡って確実に
変化させることのできる電磁式油圧ダンパを提供するこ
とを目的とする。

（課題を達戒するための手段） 本発明は、伸縮に伴って内部を流通する作動油の通路に
パイロット圧に応動して流通抵抗を変化させる減衰弁を
設けるとともに、このパイロット圧を外部からの通電に
応じて制御するソレノイドバルブを備えている。

（作用） グンパの伸縮に伴って内部を流通する作動油はソレノイ
ドバルブを通らず、ソレノイドバルブはパイロット作動
油のみを流通させるので、ソレ７イドバルプのり７ト量
は小さく、バルブ本体は常にンレノイドの電磁吸引力が
有効に作用する範囲に留とまる．このため、例えばソレ
メイドの励磁電流のパルス制御によりパイロット圧を精
度良く制御することができる．一方、このパイロット圧
に応動する減衰弁により、発生減衰力は広い範囲に渡っ
て確実に変化する。

また、減衰弁はンレノイドの電磁吸引力の直接の作用を
受けないため、減衰弁の発生減衰力はパルス制御による
励磁電流の振動等の影響を受けにくい。

（実施例） 第１図〜％３図に本発明の実施例を示す。なお、図外の
構威については前記従来例と同一とし、説明を省略する
． 第１図はインナチュープ２の上部の内側の構造を示し、
ピストンロッド６の上部の外側に、ピストンロッド６の
内側の通路２５と油溜室９との油通に抵抗を与える減衰
弁としてスプールパルブ１４が設けられ、その上方にソ
レノイドバルブ１２が設けられる． スプールバルブ１４はピストンロッド６の外側に装着し
たスプール〃イド１５の外周に沿って筒状のスプール１
６が袖方向に摺動ずることにより、スプール１６の壁面
に形威した開口部が、ピストンロッド６及びスプール〃
イド１５の壁面に形威した開口部と相対変位し、通路２
５と油溜室９との開の作動油の流通断面積を変化させる
もので、スブール１６の上端と下端はピストンロッド６
の外側に装着したホルグ１７と１８の内側に摺動自由に
挿入される。スプール１６はホルグ１７及び１８との開
にそれぞれ介装したスプリング３４と３５に上り相対し
て弾性支持され、ホルグ１７と１８の内側にスプール１
６の上端と下端に臨んで各々形威された油室３６と３７
の圧力差に応じて軸方向に摺動する。

油室３７はスブールガイド１５とピストンロッド６に形
威された開口部を介して通路２５に常時連通ずる．また
、油室３７を画或するホルグ１８にはリリー７弁３９が
設けられる。リリーフ弁３９はスプリングガイド３８を
介してピストンロッド６に支持されたスプリング４１に
より、ホルダ１８に向けで付勢され、油室３７の高圧に
応じて開き、油室３７を油溜室９に連通する．一方、油
室３６はスブール〃イド１５に形威したオリ７イス２８
を介して通路２５に連通ずる．また、この油室３６を画
戊するホルグ１７には油室３６を油溜室９に連通する孔
部が形１′＆される．この孔部はホルグ１７の上方に設
けたソレノイドバルブ１２によって開閉される。

ソレノイドパルプ１２は励磁されたソレ／イド１１の電
磁吸引力でパルプ本体２１をホルグ１７に吸着するもの
で、ソレノイド１１はボビン１１Ａを介してピストンロ
ッド６の上部に支持され、ソレノイド１１の外側はイン
ナチューブ２の内周に螺合するバルブケース１３に囲ま
れる。なお、ピストンロッド６はナット３１によりワッ
シャ３０を介してバルブケース１３に締め付けられ、ナ
７ト３１の上方は、ピストンロッド６の上端に螺合する
袋ナット３３によりナット３１に締め付けられたカバー
３２に覆われる。また、ソレノイド１１に通電を行うリ
ード線４０がワッシャ３０とカバー３２を貫通してイン
ナチューブ２の上端から外側へ導かれる， ソレノイド１１とホルダ１７どの間にはスペーサ２６を
介してパルプ〃イド２４が挟持される。

バルブ〃イド２４はピストンロッド６の外側に嵌合する
筒状部と、その上端に形或されたつば状部からなり、つ
ば状部の外周はバルプケース１３に当接する．バルプ本
体２１はこの筒状部の外側に軸方向に摺動自由に嵌合し
、外周部をバルプケース１３に摺接する。なお、バルプ
本体２１、ピストンロッド６、ホルグ１７、ワッシャ３
０及びバルブケース１３は磁性材で構或され、ボビン１
１Ａ、バルプガイド２４及びスペーサ２６は非磁性材で
構戊される。また、パルブ本体２１とパルブ〃イド２４
の間にはバルブ本体２１をホルグ１７に向けて付勢する
皿ばｆ−２２７が介装される．次に作用を説明する。

ンレ／イド１１が励磁されていない状態で７ロントフオ
ークが作動すると、油室３６にオリ７イス２８を介して
通路２５の圧力が導かれ、ソレノイドバルプ１２はホル
グ１７の孔部を介して作用するこの圧力により、第１図
の中心線の左側に示されるように、バルブ本体２１を皿
ばわ２７に抗して後退させ、油室３６を油溜室９に連通
する。

この結果、油室３Ｇと３７の間に生じる圧力差により、
スブール１６はスプリング３４を撓ませつっ上方へ変位
し、スブール１６に形威した開口部が通ｖＰＩ２５と油
溜室９を連通し、通路２５がら油溜室９へ作動油が抵抗
なく流入する。

一方、ソレノイド１１を励磁すると、バルプ本体２１が
ソレノイド１１の電磁吸引力によりホルグ１７に吸着し
、油室３６と油溜室９の連通が遮断される。この結果、
スブール１６の両側の油室３６と３７の圧力はともに通
路２５の圧力に等しくなり、スプール１６は第１図の中
心線の右側に示されるように、スプリング３４と３５の
圧力がつり合うまで下方へ摺動し、開口部を閉じる。こ
の結果、通路２５から油溜室９へ流出する作動油はリリ
ーフ弁３９を押し開いて流通することになり、これに伴
い大きな減衰力が発生する。

ところで、この場合にバルブ本体２１に作用する電磁吸
引力はソレノイド１１の励磁電流によって異なるが、こ
の電流を周期的にＯＮ−ＯＦＦするパルス制御を行えば
、ソレノイドバルブ１２はＯＮ−ＯＦＦのデューティ比
に対応した平均的開度に維持され、油室３６の圧力は通
路２５の圧力と油溜室９の圧力の間の任意の値に制御さ
れる。

なお、ソレノイドバルブ１２を流通するのは油室３６か
ら油溜室９に流出する小量のパイロット作動油のみのた
め、バルブ本体２１のリフト量は小さく、バルブ本体２
１は常にソレノイド１１の電磁吸引力の有効作用範囲に
留とまる。したがって、電磁吸引力の変化に対してバル
ブ本体２１は応答良く変位し、油室３６の圧力は精度良
く制御される。

一方、スブール１６はこの油室３６の圧力をパイロット
圧として、第１図の中心線の両側に示す摺動位置の間で
摺動し、開口部の開度を変化させて、オリ７イス特性に
基づく減衰力を発生させる。

したがって、発生減衰力はバルブ本体２１の僅がな変位
により、確実かつ広範に変化する。また、スプール１６
には電磁吸引力が作用しないので、パルス制御された励
磁電流の振動に伴って、発生減衰力が動揺するなどの不
都合が生じる恐れもな覧１． なお、第２図に示すように、スプール１６とスプールガ
イド１５の開口部の相対位置の設定を変更することによ
り、ソレノイド１１の励磁状態で油室３６が油溜室９に
連通し、非励磁状態で連通が遵断されるようにしても良
い。

第３図は本発明をリャクッシランユニットに適用した別
の実施例で、ここではアウタチェーブ１の外側に油溜室
９を設け、ピストンロッド６側の油室８から７ウタチュ
ーブ１とダンパシリング４の間の環状１７Ｊ間を通って
導いた通路２５と、油溜室９の間にスプールバルプ１４
を介装し、このスプールバルブ１４を前記第１の実施例
と同様にソレノイドバルブ１２を介して制御している。

このように本発明はりャクッシタンユニットにも適用す
ることができる． （発明の効果） 以上のように、本発明は作動油の通路にパイロット圧に
応動して流通抵抗を変化させる減衰弁を設けるとともに
、このパイロット圧を外部からの通電に応じて制御する
ソレノイドバルブを備えたので、ンレノイドの励磁電流
の制御を通じてソレノイトバルブのり７Ｆ量を僅かに変
化させるのみで・発生減衰力を広い範囲に渡って変化さ
せることができる。

また、減衰弁はソレ／イドの電磁吸引力の直接の作用を
受けないので、例えばンレ／イドへの供給電流をパルス
制御した場合でも、発生減衰力には周波数の振動の影響
が及びにくく、安定した減衰力特性が得られる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す７ロン｝７ｒ−ク要部の
Ｒ断面図、弟２図はンレ／イドバルブについて別のｖｔ
戒を示すフロント７才一ク要部の縦断面図、第３図は別
の実施例を示すリャクッシ３ンユニット要部の縦断面図
である。 また、第４図は従米例を示すフロント７オークの縦ｌｒ
面図である。 ２・・・インナチュープ、６・・・ピストンロンド、９
・・・油溜室、１　１　・・・ソレノイド、１２・・・
ソレ７イドパルブ、１４・・・スブールバルブ、１５・
・・スプールガイト、１６・・・スブール、１７．１８
・・・ホルダ、２１・・・バルブ本体、２５・・・通路
、３６．３７・・・油室。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 伸縮に伴っで内部を流通する作動油の通路にパイロット
   圧に応動して流通抵抗を変化させる減衰弁を設けるとと
   もに、このパイロット圧を外部からの通電に応じて制御
   するソレノイドバルブを備えたことを特徴とする電磁式
   油圧ダンパ。