JPH03239960A - 鋼板の疵検出装置 - Google Patents

鋼板の疵検出装置

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JPH03239960A
JPH03239960A JP3635090A JP3635090A JPH03239960A JP H03239960 A JPH03239960 A JP H03239960A JP 3635090 A JP3635090 A JP 3635090A JP 3635090 A JP3635090 A JP 3635090A JP H03239960 A JPH03239960 A JP H03239960A
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安藤 静吾
Takahito Furukawa
古川 高人
Kenichi Iwanaga
岩永 賢一
Atsuhisa Takekoshi
竹腰 篤尚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は鋼板の疵検出装置、特に微小紙の検出精度の
向上に関するものである。
[従来の技術] 例えば鋼板や鋼管等に発生する疵を検出するために、超
音波探傷法、渦電流探傷法、漏洩磁束探傷法等が従来か
ら用いられている。
これらの探傷法のうち漏洩磁束探傷法は他の方法と比べ
て悪環境でも測定できるため、従来からあらゆる場所で
利用されている。
第11図は漏洩磁束探傷法を使用した従来の鋼板の疵検
出装置の構造を示す0図に示すように、疵検出装置は、
鋼板lの移動に伴って回転する非磁性の中空ロール2と
、中空ロール2内に設けられ鋼板lを磁化するため磁化
コア4に巻き回されたコイル3と、磁化コア4間に設け
られ漏洩磁束を検出する例えばホール素子からなるセン
サー5とから構成されている。
鋼板lの疵を検出するときは、コイル3に直流電流を流
して磁界を生じさせる。そして、移動する鋼板lをロー
ル2を介して磁化コア4によって磁化する。この磁化さ
れた鋼板lに疵が存在すると、疵の部分に漏洩磁束が生
じる。この漏洩磁束をセンサー5によって検出し、セン
サー5からの出力信号の大小により鋼板lに存在する疵
を検出する。
この場合、センサー5の出力信号にはノイズ信号が含ま
れるので、このノイズの影響を除去するため、あらかじ
め一定レベルのしきい値を定め、このしきい値を越えた
センサー5の出力信号により疵を検出し、疵の誤検出を
防止している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記ノイズは鋼種や圧延条件等の違い、
あるいは測定場所の他の磁性体の影響を受け、種々のノ
イズレベルを有する。この種々のノイズを除去し疵の誤
検出を防止するため、従来はノイズの中で最も高いレベ
ルのものをしきい値として設定していた。このため、主
要な疵は検出することはできるが、センサー5から出力
するしきい値以下の信号で示される微小な疵は検出でき
ず、疵の測定精度が低下するという短所があった。
他方、例えば特願平1−110108号に係る原理に基
づく磁気センサのようにセンサ5の感度が高ければ高い
ほど、より小さな疵(欠陥)を検出できるとはいえ、種
々のノイズを拾う傾向が強まるため、ノウズ除去と疵の
高精度検出の要求は高まる。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもので
あり、微小な疵も高感度に検出し疵の測定精度を高める
ことができる鋼板の疵検出装置を得ることを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る鋼板の疵検出装置は、磁気センサと、磁
気センサの出力を受けて鋼板の主要な疵を検出する第1
の比較手段と、第2しきい値算出手段及び第2しきい値
算出手段と磁気センサの出力を受けて鋼板の小さな疵を
検出する第2の比較手段とを有する。
磁気センサは、強磁性体コアに巻き回され連続して移動
する鋼板の表面近傍に設置されたコイルと、このコイル
に固定インピーダンスを介して一定周波数、一定電圧の
交流電力を供給する交流電力供給手段と、コイルの両端
から出力する電圧の正側電圧と負側電圧をそれぞれ検出
する直流電圧検出手段と、直流電圧検出手段で検出した
正側電圧と負側電圧の差を演算し磁界の強さを検出する
磁気検出手段とからなる。
第1の比較手段は磁気センサからの検出信号とあらかじ
め定められた第1しきい値とを比較し、第1しきい値を
越えた検出信号と第1しきい値に達しない検出信号とを
判別する。
第2しきい値算出手段は第1の比較手段からの第1しき
い値に達しない検出信号を受けて、あらかじめ定められ
た鋼板の移動距離毎に検出信号のピーク値を検出するピ
ーク値検出手段と、ピーク値検出手段で検出した複数個
のピーク値から代表値を選定する代表値選定手段と、代
表値選定手段から順次送られる代表値の平均値を演算し
第2しきい値を算出する平均値演算手段とからなる。
第2の比較手段は第2しきい値算出手段で算出した第2
しきい値と磁気センサの検出信号とを比較する。
また、上3己磁気センサのコイルに直流バイアスを加算
したパルス電流を供給することが好ましい。
また、パルス電流に加算する直流バイアスを磁気検出手
段からの磁気検出信号に応じて可変制御することにより
、紙検出性能をより向上させる。
[作用コ この発明においては、強磁性体コアに巻き回されコイル
に一定周波数、一定電圧の交流電力を供給し、このコイ
ルに流れる交流Naにより生じる磁界によってヒステリ
シス特性を示す強磁性体コアの透磁率によりコイルのイ
ンピーダンスを変化させ、コイルの両端出力電圧を正負
対象の矩形波状に変化させる。このコイルを鋼板に近接
して配置し鋼板からの漏洩磁束により、コイルの両端出
力電圧の正側電圧と負側電圧の電圧値を変化させる。こ
の変化する正側電圧と負側電圧をそれぞれ検出し、検出
した正側電圧と負側電圧の差を算出し、鋼板の漏洩磁束
を電気信号として検出する。
これにより、より微小な疵を極めて高感度に検出できる
この磁気センサからの検出信号とあらかじめ定められた
第1しきい値とを第1の比較手段で比較し、第1しきい
値を越えた検出信号を主要な疵を検出として出力する。
また、第2しきい値算出手段では、第1の比較手段で判
別した第1しきい値に達しない検出信号のピーク値を、
あらかじめ定められた鋼板の移動距離毎に検出し、検出
した複数個のピーク値から代表値を選定し、順次得られ
る代表値の平均値を演算しで第2しきい値を算出する。
この第2しきい値を基準にして磁気センサの検出信号か
ら鋼板の小さな疵を検出する。
また、磁気センサのコイルに直流バイアスを加算したパ
ルス電流を供給することにより、漏洩磁束の測定スパン
を拡大することができる。
また、パルス電流に加算する直流バイアスな磁気検出手
段からの磁気検出信号に応じて可変制御することにより
、磁気センサの動作点を自動的に補償することができる
[寅施例コ 第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。
図に示すように、疵検出装置は磁気センサ5と、磁気セ
ンサ5からの磁気検出信号を受けて第1しきい値設定手
段6に設定された第1しきい値と比較し、鋼板の主要な
疵を検出する第1の比較手段7と、−第2しきい値を算
出する第2しきい値算出手段8と、第2しきい値算出手
段と第1の比較手段7からの信号を受けて鋼板の小さな
疵を検出する第2の比較手段9及び表示手段10とを有
する。
磁気センサ5は棒状の強磁性体コア11と、強磁性体コ
ア11に巻き回されたコイル12.コイル12に固定イ
ンピーダンス14を介して一定周波数、一定電圧の交流
電力を供給する交流電力供給手段13、コイル12の両
端に接続された直流電圧検出手段15及び磁気検出手段
16とを有する。直流電圧検出手段15は正極性検波器
と頁捲性検波器とを有し、コイル12の出力電圧の正側
電圧と負側電圧をそれぞれ検出する。磁気検出手段16
は直流電圧検出手段15の出力を受けてコイル12の正
側電圧と負側電圧の差を求め、磁界の強さを検出する。
第2しきい値算出手段8は第1の比較手段76)らの第
1しきい値に達しない検出信号を受けて、あらかじめ定
められた鋼板の移動距離毎に検出信号のピーク値を検出
するピーク値検出手段17と、ピーク値検出手段17で
検出した複数個のピーク値から代表値を選定する代表値
選定手段18と、代表値選定手段18から順次送られる
代表値の平均値を演算し第2しきい値を算出する平均値
演算手段19とからなる。
上記のように構成された疵検出装置により鋼板lの疵を
検出する場合は、例えば、第2図(a)に示すように、
磁気センサ5の強磁性体コア11に巻き回されたコイル
12をH4板1の移動に伴って回転する非磁性の中空ロ
ール2内に設けられ、鋼板lを磁化するコイル3が巻き
回された磁化コア4の間に設置する。なお、磁気センサ
5の強磁性体コア11に巻き回されたコイル12は、第
2図(b)に示すように、鋼板lを磁化するコイル3が
巻き回された磁化コア4を有する中空ロール2と鋼板l
を挾んで設けられた、中空ロール2と同径の中空ロール
2a内に設置してもよい。
上記のように構成された疵検出装置の動作を説明するに
あたり、まず上記磁気センサ5の原理を第3図の電圧波
形図と第4図の強磁性体コアの磁化特性図を参照して説
明する。
第3図(a)の電圧波形図に示すように一定周波数、一
定電圧の交流電圧Eをコイル12に供給すると、コイル
12の両端に発生する電圧E0は固定インピーダンス1
4の抵抗fll[Rとコイル12のインピーダンスzs
により次式で決定される。
Eo =E−Zs / (R+Z、) で示される。
このコイル12のインピーダンスZ3は強磁性体コア1
1の透磁率に比例して変化する。すなわち外部磁界を加
えない状態でコイル12に交流電流を流すると、コイル
12の磁束により強磁性体コア11が磁化される0強磁
性体コア11の透磁率は一定でなく、磁界の強さによっ
て変化し、第4図に示すように磁化曲線がヒステリシス
特性を示す、なお、第4図において、Bは磁束密度、n
はコイル2の巻数、iはコイル電流である。
このためコイル12の両端に発生する出力電圧E0は第
3図(b)に示すように、正負対象の矩形波状の波形に
なる。そして外部磁界が加えられない状態では正側電圧
v1と負側電圧v2は等しくなる。
この状態でコイル12に外部磁界を加えると強磁性体コ
ア11を交差する磁束はコイル12で発生する磁束と外
部磁界の磁束の合成磁束となる。
このためコイル12の両端に発生する波形は第3図(C
)に示すように、正側電圧vIと負側電圧V、に差生じ
る。このコイル12の両端に発生する出力電圧の正側電
圧v1と負側電圧V、を比較しその差を求めることによ
って間接的に外部磁界を計測できる。
そして、この磁気センサ5で外部磁界の磁束密度を測定
すると、第5図に示すように、0〜lOガウスという微
小な磁束密度に対して口〜500mVという高い出力電
圧を得ることができ、従来のホール素子の出力電圧数m
Vと比べて非常に高い検出感度で磁束密度を測定するこ
とができる。
次に上記原理に基ずく磁気センサ5を使用した疵検出装
置の動作を説明する。
例えば、第2図(a)に示すように、連続して移動する
鋼板lの表面に近接して設けられた中空ロール2の磁化
コア4の間に強磁性体コア11に巻き回されたコイル1
2を設置する。この状態でコイル12に交流電力供給手
段13から固定インピーダンスI4を介して、第3図(
a)の波形図に示すような一定周波数、一定電圧の交流
電力を供給する。コイル12は供給された交流電流によ
り磁界を生じ、その磁束が強磁性体コアIIを第4図に
示すように、磁束密度Bが飽和状態になるまで磁化する
。この強磁性体コア11の磁界の強さはコイル12に流
れる交流電流によりヒステリシス特性を繰返し、コイル
12のインピーダンスを交流電流の周波数と同じ周波数
で変化させる。
一方、コイル12には中空ロール2内に設けられた磁化
コア4で発生し鋼板1を通った磁束の漏洩磁束が加えら
れる。この鋼板lからの漏洩磁束は鋼板lの疵と疵の大
きさにより変化する。このため、第3図(C)に示すよ
うにコイル12の両側出力電圧の正側電圧vIと負側電
圧V雪に差が生じる。そこで、直流電圧検出手段15で
コイル12の正側電圧vIと負側電圧V!をそれぞれ検
出し磁気検出手段16に送る。磁気検出手段16は送ら
れた正側電圧■、と負側電圧v2の電圧差を演算し、鋼
板lの漏洩磁束に比例した磁気検出信号を得る。
この磁気センサ5で移動する鋼板lの漏洩磁束を連続測
定して得た第6図に示す磁気検出信号Sを第1の比較手
段7に送る。第1の比較手段7は送られた検出信号Sと
あらかじめ第1しきい値設定手段6に設定された第1し
きい値TH,とを比較し、検出信号Sのうち第1しきい
値TH,を越えた検出信号SIと第1しきい値TH,を
越えない検出信号S8とを判別し、第1しきい値TH。
を越えた検出信号S1を主要な疵の検出信号として表示
手段lOに送り表示する。
一方、第1の比較手段7で判別された第1しきい値TH
,を越えない検出信号Ssは第2しきい値算出手段8の
ピーク値算出手段17に送られる。ピーク値検、出手段
17は、第7図に示すように、鋼板lの移動距離検出手
段20から送られる移動距離し、例えばL = I00
gem毎に検出信号S8のピーク値Piを検出する。こ
のピーク値Piが代表値選定手段18に送られ、あらか
じめ定められた回数n回毎に、送られたピーク値Pi(
i=1〜n)の中から例えば第3番目の高さのピーク値
Paを選択し、複数個のピーク値Pi(i=l−n)の
代表値として定める。このように代表(1i P aを
定めるのは、第5図に示すように、ノイズにより急激に
大きくなった検出信号Snの影響を防ぐためである。
このピーク値の代表値Paが平均値演算手段19に送ら
れる。平均値演算手段19は鋼板lの移動にしたがって
順次送られるピーク値の代表値Paj (j = 1〜
m)をあらかじめ定められたm回毎に平均し、その平均
値を第2しきい値TH寞として第2の比較手段9に送る
第2の比較手段9は第2しきい値演算手段8から送られ
る第2しきい値TH,と第1の比較手段7から送られる
第1しきい値TH,を越えない検出信号S8とを比較し
、第2しきい値T Hzを越えた検出信号S8を鋼板l
の微小な疵の検出信号として表示手段lOに送り表示す
る。
なお、第2しきい値算出手段8の平均値演算手段19で
得た第2しきい値TH,には安全率αを乗算しても良い
このように磁気センサ5で高検出感度で検出した鋼板l
からの漏洩磁束検出信号Sを第1しきい値THIと、圧
縮条件等で変わる第2しきい値TH意とで比較して主要
な疵とともに微小な疵も検出するようにしたので、鋼板
の紙検出精度な大幅に向上させることができる。
さらに、漏洩磁束の測定の際に温度が変動してコイル1
2の巻線抵抗と強磁性体コアllの透磁率が変化しても
、この変化によるコイル12のインピーダンスは磁化電
流の正負陽性とも等しく変化するので相互に補償し合う
から、温度変化によるコイル12の正側電圧と負側電圧
の差にドリフトは発生せず、温度変動の影響なしに精度
良く漏洩磁束を測定することができる。
また強磁性体コア11をコイル12に流す電流で充分飽
和するまで磁化することにより、コイル12の両端に発
生する出力電圧は一定値にクリップされ、コイル両端の
出力電圧は外部磁界の強弱のみによって正掻と頁捲との
振幅及び位相が変化するようにしたから、交流電力供給
手段13の出力電圧や固定インピーダンス14の抵抗値
が多少変化しても検出感度は変化せず、高感度で漏洩磁
束を測定することができる。
なお、上記実施例においては、磁気センサlの強磁性体
コア11に巻き回したコイル12に交流電力供給手段1
3から、第3図(a)に示すような連続した交流電力を
供給する場合について説明したが、交流電力供給手段1
3からパルス電流を出力し、このパルス電流に直流バイ
アスを加算することにより、磁束密度検出の測定スパン
を拡大し、疵の検出精度をより向上させることができる
第8図はコイル12に直流バイアスを加えたパルス電流
を供給する場合の実施例の磁気センサ5を示す0図に示
すように、交流電力供給手段13から高周波電圧パルス
電流が加算器21に供給されるとともに直流電源22か
ら直流バイアスが加算器21に供給される。加算器21
では高周波電圧に直流バイアスを加算して合成電圧を発
生し、その合成電圧が電力増幅器23で増幅され、抵抗
からなる周波インピーダンス14を介してコイル12に
供給される。
この実施例において、直流電源22からの直流バイアス
電流の値をOmA、 50 mA、 1ohA 。
150mA 、 20hAと変化させたときのコイル1
2の磁化電流−出力電圧特性を測定した結果を第9図に
示す。
第9図から解るように、コイル12に直流バイアス電流
を100QIA供給すると直流バイアスが0IIAのと
きに比べて線形特性が得られる範囲が磁化電流の0〜4
.5A程度となり約2倍の測定スパンが得られることに
なる。このように測定スパンを拡大することができ、疵
検出精度を向上できる。
そして直流バイアス電流を100a+Aからさらに多く
すると1ll11定スパンは変化しないが磁界強度の測
定エリアがシフトするようになる。
また、直流N ili 22からの直流バイアス電流を
磁気検出手段16が出力する検出信号Sに応じて可変可
能とし、測定条件が変化しても常に良好な測定スパンを
得るようにしても良い。
第10図は直流バイアス電流を可変する場合の実施例を
示すブロック図である0図に示すように、磁気検出手段
16の検出信号Sをローパスフィルタ24を介して差動
増幅器25に送る。差動増幅器25は検出信号Sと基準
電圧発生器26からの基準電圧とを比較し、その差電圧
を直流電源22に送る。この差電圧により直流電源22
は直流バイアス電流を可変して加算器21に送る。
このように磁気検出手段16の検出信号Sにより磁気セ
ンサ5の動作点を検出し、基*1電圧生器26の基準電
圧との差電圧を差動増幅器26で求めて直流電源22か
らの直流バイアスを制御することにより、欠陥が無い状
態での磁気検出手段16の検出信号Sが常にOVになる
ように自動的に補償する。
このように磁気センサ5の測定スパンの中央に動作点を
自動的に補償することにより、測定条件が変化しても常
に良好な測定スパンを確保でき、探傷性能をさらに向上
させることができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、強磁性体コアに巻き回
されコイルに一定周波数、一定電圧の交流電力を供給し
、このコイルに流れる交流電流により生じる磁界によっ
てヒステリシス特性を示す強磁性体ニアの透磁率により
コイルのインピーダンスを変化させ、コイルの両端出力
電圧を正負対象の矩形波状に変化させる。このコイルを
鋼板に近接して配置し鋼板からの漏洩磁束により、コイ
ルの両端出力電圧の正側電圧と負側電圧の電圧値を変化
させる。この変化する正側電圧と負側電圧をそれぞれ検
出し、検出した正側電圧と負側電圧の差を算出し、鋼板
の漏洩磁束を電気信号として検出するようにしたから、
鋼板からの漏洩磁束を高精度に測定することができる。
また、磁気センサからの高精度な検出信号とあらかじめ
定められた第1しきい値と比較し、第1しきい値を越え
た検出信号で主要な疵を検出するとともに、第2しきい
値算出手段で得られた第2′しきい値を基準にして磁気
センサの検出信号から鋼板の小さな疵を検出するように
したから、鋼板の疵を精度よく検出するすることができ
る。
また、磁気センサのコイルに直流バイアスを加算したパ
ルス電流を供給することにより、漏洩磁束の測定スパン
を拡大することができ、疵精度をより向上させることが
できる。
また、パルス電流に加算する直流バイアスを磁気検出手
段からの磁気検出信号に応じて可変制御することにより
、磁気センサの動作点を自動的に補償して、測定条件が
変化しても常に良好な測定スパンを確保することでき4
深傷性能をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図(
a)、(b)は各々上記実施例のコイルの配置図、第3
図、第4図は上記実施例の磁気センサの原理を示し、第
3図(a)、(b)、(clはそれぞれ電圧波形図、第
4図は強磁性体コアの磁化特性図、第5図は上記実施例
の磁気センサの出力特性図、第6図は鋼板の移動に対す
る磁気センサの検出信号を示す検出信号分布図、第7図
は第2しきい値算出失段の動作を示す説明図、第8図は
他の実施例を示すブロック図、第9図は第8図に示した
実施例の出力特性図、第10図は第3の実施例を示すブ
ロック図、第11図は従来例を示す断面図である。 l・・・・鋼板、5・・・・磁気センサ、7・・・・第
1の比較手段、8・・・・第2しきい値算出手段9・・
・・第2の比較手段、11・・・・強磁性体コア、12
・・・・コイル、13・・・・交流電力供給手段、14
・・・・固定インピーダンス、15・・・・直流電圧検
出手段、16・・・・磁気検出手段、17・・・・ピー
ク値検出手段、18・・・・代表値選定手段、19・・
・・平均値演算手段、21・・・・加算器、22・・・
・直流電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強磁性体コアに巻き回され、連続して移動する鋼板
    の表面近傍に設置されたコイルと、該コイルに固定イン
    ピーダンスを介して一定周波数、一定電圧の交流電力を
    供給する交流電力供給手段と、上記コイルの両端から出
    力する電圧の正側電圧と負側電圧をそれぞれ検出する直
    流電圧検出手段と、該直流電圧検出手段で検出した正側
    電圧と負側電圧の差を演算し磁界の強さを検出する磁気
    検出手段とからなる磁気センサと、 上記磁気センサからの検出信号とあらかじめ定められた
    第1しきい値とを比較し、第1しきい値を越えた検出信
    号と第1しきい値に達しない検出信号とを判別し鋼板の
    主要な疵を検出する第1の比較手段と、 該比較手段からの第1しきい値に達しない検出信号を受
    けてあらかじめ定められた鋼板の移動距離毎に検出信号
    のピーク値を検出するピーク値検出手段と、 該ピーク値検出手段で検出した複数個のピーク値から代
    表値を選定する代表値選定手段と、該代表値選定手段か
    ら順次送られる代表値の平均値を演算し第2しきい値を
    算出する平均値演算手段とからなる第2しきい値算出手
    段と、 上記第2しきい値算出手段で算出した第2しきい値と上
    記磁気センサの検出信号とを比較し鋼板の微小な疵を検
    出する第2の比較手段と、 を備えたことを特徴とする鋼板の疵検出装置。 2、上記磁気センサの交流電力供給手段がパルス電流を
    出力し、該パルス電流に直流バイアスを加算する直流バ
    イアス加算手段を設けた請求項1記載の鋼板の疵検出装
    置。 3、上記磁気検出手段からの磁気検出信号に応じて上記
    直流バイアス加算手段で加算する直流バイアスを可変制
    御する制御手段を設けた請求項2記載の鋼板の疵検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013213805A (ja) * 2012-03-09 2013-10-17 Jfe Steel Corp 丸棒の表面疵の検査方法および検査装置
EP3514528A1 (en) * 2010-10-01 2019-07-24 Westinghouse Electric Company Llc Nondestructive inspection method for a heat exchanger employing adaptive noise thresholding

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