JPH0323991A - 熱転写受像シート - Google Patents

熱転写受像シート

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JPH0323991A
JPH0323991A JP1158749A JP15874989A JPH0323991A JP H0323991 A JPH0323991 A JP H0323991A JP 1158749 A JP1158749 A JP 1158749A JP 15874989 A JP15874989 A JP 15874989A JP H0323991 A JPH0323991 A JP H0323991A
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典孝 江頭
Yoshinori Nakamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は昇華性染料(熱移行性染料)を用いた熱転写方
法において有用な熱転写受像シートに関し、更に詳しく
は染料染着性、画像耐光性に優れ、更に通常の離型剤を
使用することなく高速記録が可能で且つ高濃度及び高解
像度の転写画像を形成出来る熱転写受像シー!・の提供
を目的とする。
(従来の技術及びその問題点) 従来の一般的印字方法や印刷方法に代えて、優れたモノ
カラー或いはフルカラー画像を簡便且つ高速に与える方
法として、インクジェット方式や熱転写方式等が開発さ
れているが、これらの中では、優れた連続階調性を有し
、カラー写真に匹敵するフルカラー画像を与えるものと
して昇華性染料を用いた、いわゆる昇華熱転写方式が最
も優れている。
上記の昇華型熱転写方式で使用ずる熱転写シ1・は、ポ
リエステルフイルム等の基材シートの一方の面に昇華性
染料を含む染料層を形成し、他方、ザーマルヘッドの粘
着を防止する為に基材シ一トの他の面に耐熱層を設けた
ものが一般に用いられている。
この様な熱転写シートの染料層面をポリエステル樹脂等
からなる受像層を有する受像シートに重ね、熱転写シー
トの背面からザーマルヘッドにより画像状に加熱するこ
とによって、染料層中の染料が受像シートに移行して所
望の画像か形成される。
上記の如く形成される画像は、使用する色材が染料であ
ることから非常に鮮明且つ美麗であるが、染料であるこ
とに基づき、画像の耐光性が十分ではないという問題が
ある。画像耐光性を向上させる方法として、受像シート
の染料受容層に紫外線吸収剤等の耐光化剤を添加する方
法及び染料受容層を形成する樹脂として適当なものを選
択する方法がある。
本発明者は画像耐光性を向上させる後者の方法として、
特定の樹脂、即ち、塩化ビニルと(メタ)アクリル酸系
モノマーとビニル基を有ずるポリマーとの共重合体を以
前に提案した。
しかしながら、上記樹脂を用いた熱転写受像シートの場
合には、優れた耐光性の画像を与えるが、画像濃度をよ
り高くするべく、サ−マルヘッドの温度を高めると染料
層が受像シートに粘着して熱転写シートと受像シートと
が接着するという不都合が生じ、更に極端な場合には、
それらの剥離時に染料層が剥離してそのまま受像シーl
・表面に転移するという問題が生じる。
この様な問題を解決する方法としては、受像シートの染
料受容層に、シリコーンオイル等の離型剤を含有させる
ことが行われているが、該シリコーンオイルは常温で液
状である為、保存中に受容層の表面に浮き出し、ブロッ
キングや汚染の問題を生じるという欠点がある。一方、
熱硬化性のシリコーンオイルを用いる方法ちあるが、こ
れらの方法では受容層の形成後に加熱処理が要求され、
生産工程上非常に煩雑であると云う問題がある。
更に受容層に十分な離型性を与える為に比較的多量のシ
リコーンを添加すると、染料の受容性が低下したり、受
像シートが変色して保存性が悪化すると云う問題が発生
する。
従って本発明の目的は、受容層の形成に際して離型剤を
使用することなく、高速記録が可能で且つ耐光性に優れ
た高濃度及び高解像度の転写画像を形成出来る熱転写受
像シートを提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材シ一トの表面に染料受容層を設け
た熱転写受像シートにおいて、上記染料受容層か、塩化
ビニルと(メク)アクリル酸系モノマーとビニル基を有
するポリマーとの共重合体からなる主鎮にグラフト結合
したポリシロキサンセグメント、弗化炭素セグメント及
び長鎖アルキルセグメンl・から選ばれる少なくとも1
種の離型性セグメンl・を有するグラフトコポリマーか
らなることを特徴とする熱転写シートである。
(作  用) 染料受容層を、離型性セグメントをグラフ1・させた耐
光性及び染料染着性の良い主鎖から形成することによっ
て、耐光性に優れた画像を与え、又、離型剤を使用する
ことなく、離型性、染料染着性及び基材に対する接着性
等に優れた受像シトが得られる。
即ち、本発明において染料受容層を形成する為のポリマ
ーは、少なくともl種の離型性セグメントを有する主鎖
であり、これを模式的に表せば、第1図示の様に、主鎖
に対して、離型性セグメントが側鎖としてグラフト結合
している。
この様なグラフ1・シた離型性セグメントそれ自体は、
一般的には主鎖とは相溶性が低い。従ってかかるグラフ
トコポリマーから染料受容層を形成すると、離型性セグ
メントが染料受容層からミクロ相分離して染料受容層の
表面にブリードする傾向を示す。一方、主鎮は一体化し
て基材シ一トに接着されている。これらの作用が奏合す
ることによって、第2図示の様に染料受容層の表面には
離型性セグメントがリッチになり、良好な剥離性を発揮
する。しかしながら、離型性セグメントは主鎮によって
染料受容層から離れることがなく、従って離型性セグメ
ントが他の物品の表面に移行することがない。又、主鎖
として染ね染着性及び耐光性の良好なものを選択するこ
とによって、優れた染料染着性と耐光性とを持たせるこ
とが出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明の熱転写受像シートは、基材シートとその少なく
とも一方の面に離型性グラフ1・コポリマーから設けた
染料受容層とからなる。
本発明で使用する基材シ一トとしては、合成紙(ポリオ
レフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、
コート紙、キャストコー1・紙、壁紙、裏打用紙、合成
樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含漫
紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊紹紙、ポリ
オレフイン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
1・、ポリスチレン、ポリメタクリレ−1〜、ボリカー
ボネーl・等の各種のプラスチックのフイルム又はシー
l・等が使用出来、又、これらの合成樹脂に白色顔料や
充填剤を加えて成膜した白色不透明フイルム或いは発泡
させた発泡シート等も使用出来特に限定されない。 又
、上記基材シーl・の任意の組み合わせによる積層体も
使用出来る。代表的な積層体の例として、セルロース繊
維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチックフ
イルム又はシー1〜との合成紙が挙げられる。これらの
基材シートの厚みは任意でよく、例えば、10乃至3 
0 0 Hv m程度の厚みが一般的である。
上記の如き基材シ一トは、その表面に形成する受容層と
の密着力が乏しい場合にはその表面にプライマー処理や
コロナ放電処理を施すのが好ましい。
上記基材シートの表面に形成する染料受容層は、熱転写
シートから移行して《る昇華性染料を受容し、形成され
た画像を維持する為のものである。
本発明において、染料受容層を形成するポリマーは、特
定の主鎮にグラフ1・結合したポリシロキサンセグメン
ト、弗化炭素セグメント及び長鎮アルキルセグメントか
ら選ばれる少なくとも1種の離型性セグメントを有する
グラフ1・コポリマーである。
主鎖としてのポリマーとしては、塩化ビニルと(メタ)
アクリル酸系モノマーとビニル基を有するポリマーとの
共重合体であり、(メタ)アクリル酸(この語はアクリ
ル酸とメタクリル酸の双方を包含する)系モノマーとし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)ア
クリレー1・、エチル(メタ)アクリレー1・、プロビ
ル(メタ)アクリレー1へ、ブチル(メタ)アクリレー
ト、2エチルヘキシル(メタ)アクリレーl・、2−工
l・キシエチル(メタ)アクリレーl・、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、n−ステアリル(メタ
)アクリレー1・、テトラヒドルフルフリル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレーl・等が挙
げられる。後述する様に主tJi形成後に離型性化合物
によりグラフト化する場合には、上記モノマーの一部と
して水酸基、グリシジル基、カルボキシル基等の官能基
を有ずるモノマーを使用ずることが出来る。
又、ビニル基を有するポリマーとしては、ボリスチレン
、スチレン/アクリロニトリル共重合体、ポリエステル
、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢酸
ビニル共重合体、ボリアミド、ポリ (メタ)アクリレ
ー1・等のポリマーの末端に、ビニルエステル基や(メ
タ)アクリレ1・基を導入したもので、種々のものがマ
クロマーの一般名称で市場から人手出来、いずれも本発
明で使用出来る。これらのポリマーの分子量は1,00
0乃至1.5,000程度であるのが好ましい。
これらの主鎖コポリマーの共重合比は任意であるか、好
ましい範囲は、塩化ビニルと(メタ)アクリル酸系モノ
マーとビニル基を有するボリマとの重量比が30乃至9
0/5乃至60/3乃至20の範囲である。上記範囲外
であると、染料染着性、耐光性等の好ましい性質が両立
しがたい。
勿論、上記モノマー以外であっても少量であれば他のモ
ノマー単位を含んでもよい。
これらの共重合体の製造は、公知の乳化重合、懸濁重合
、塊状重合、溶液重合等によって容易に行うことが出来
、又、種々のグレードのものが市場から入手していずれ
も本発明で使用可能である。又、分子量は5,000乃
至40,000程度が好ましい範囲である。
本発明で使用する離型性グラフトコポリマーは、上記主
鎮コポリマーに離型性化合物をグラフト化したものであ
って、種々の方法で合成することが出来る。好ましい1
つの方法としては、主鎖の形成後に、該主鎖中に存在し
ている官能基に、これと反応する官能基を有する離型性
化合物を反応させる方法が挙げられる。
上記官能基を有する離型性化合物の1例とじては、下記
の如き化合物が挙げられる。
(al ポリシロキザン化合物 1エ l2 尚、上記式においてメチル基の一部は他のアルキル基や
フエニル基等の芳香族基で置換されていでもよい。
(b)弗化炭素化合物 (8)  C.F.,C2H40H (9)  C6F,3f:,2H.OHCF3 \ flo)  CFC+oF2oCJ−OH/ CF3 11  C8F17C2H40H 12  CIOF21C2H40H 13)  C.F,,SO2N(C2HS]C2H40
H14)  C8F.,SO2N(C2H51C2H4
0H1.5  C6F.3COOH 16  C.F.3COCl 17  C8F,7C2H.SH ? ハ (18) C.oF2,C2H40CH■CI{−CH
.(c)長鎖アルキル化合物 ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸等の高級脂肪酸及びそれら
の酸ハロゲン化物、ノニルアルコール、カブリルアルコ
ール、ラウリルアルコル、ミリスチルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、リノレイルアルコール、リシノレイルアルコール
等の高級アルコール、カプリンアルデヒド、ラウリンア
ルデヒド、ミリスチンアルデヒド、ステアリンアルデヒ
ド等の高級アルデヒド、デシルアミン、ラウリルアミン
、セチルアミン等の高級アミン等。
以上の例は単なる例示であり、その他種々の反応性離型
性化合物は、例えば、信越化学■等から人手出来、いず
れも本発明で使用することが出来る。特に好ましいもの
は、1分子中に1個の官能基を有している1官能性離型
性化合物であって、2官能性以上の多官能性化合物を使
用する場合には、得られるグラフトコポリマーがゲル化
する傾向にあるので好ましくない。
上記官能性離型性化合物と前記例示の如き樹脂との関係
は、離型性化合物の官能基をXとし、方、主鎖の官能基
をYで表すと下記第1表の如くとなる。勿論、XとYと
の関係が逆でもよく、夫々混合して使用してもよく、又
、両者が反応する限りこれらの例示に限定されない。
角i」一】麦 又、別の好ましい製造方法としては、前記官能性離型性
化合物に、この官能基と反応ずる官能基を有するビニル
化合物を反応させ、離型性セグメントを有するモノマー
とし、これを前記主鎖を形成するモノマーと共重合させ
ることによっても、同様に所望のグラフトコポリマーを
得ることが出来る。
以上は好ましい製造方法の例であり、本発明はそれ以外
の方法で製造したグラフ1・コポリマーも当然使用可能
である。
上記ブロックコポリマーにおける離型性セグメントの含
有量は、ポリマー中で、離型性セグメントの量が3乃至
60重量%を占める範囲が好ましく、離型性セグメント
の量が少なずぎると、離型性が不十分となり、一方、多
すぎては染料の移行性や被膜強度が低下し、又、染料の
変色や保存性の問題が生じて好ましくない。
1 5 1 6 本発明の熱転写受像シートは、前記の基材シトの少なく
とも一方の面に、上記の如き樹脂に必要な添加剤を加え
たものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤
や水に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、ス
クリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコ
ーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥して染料
受容層を形成することによって得られる。
上記受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上さ
せて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタン
、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微粉未
シリ力等の顔料や充填剤を添加することが出来る。又、
受容層に形成される転写画像の耐変褪色性、特に耐室内
変褪色性及び耐暗所変褪色性を更に高める為に、受容層
中に紫外線吸収剤や酸化防止剤を添加することが出来る
染料受容層の形成に際しては、従来公知の受容層形成用
樹脂を併用することも出来る。これらの公知の樹脂を併
用する場合には、前記グラフトコポリマーは樹脂全体の
中で30重量%以上を占める割合であることが好ましい
以上の如く形成される染料受容層は任意の厚さでよいが
、一般的には1乃至50μmの厚さである。又、この様
な染料受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エ
マルジョンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆とし
て形成してもよい。
又、本発明の受像シーl・は、基材シ一トを適宜選択す
ることにより、熱転写記録可能な被熱転写シート、カー
ド類、透過型原稿作成用シート等の各種用途に適用する
ことも出来る。
更に、本発明の受像シーl・は必要に応じて基材シ一ト
と受容層との間にクッション層を設けることが出来、こ
の様なクッション層を設けることによって、印字時にノ
イズが少なく画像情報に対応した画像を再現性良く転写
記録することが出来る。
又、基材シ一トの裏面に滑性層を設けることも出来る。
滑性層の材質としては、メチルメタクリレート等のメタ
クリレート樹脂若しくは対応するアクリレー1・樹脂、
塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂等が
挙げられる。
更に、受像シートに検知マークを設けることも可能であ
る。検知マークは熱転写シートと受像シートどの位置決
めを行う際等に極めて便利であり、例えば、光電管検知
装置により検知しつる検知マークを基材シ一トの裏面等
に印刷等により設けることが出来る。
上記の如き本発明の熱転写受像シートを使用して熱転写
を行う際に使用する熱転写シートは、紙やポリエステル
フィルム上に昇華性染料を含む染料層を設けたものであ
り、従来公知の熱転写シトはいずれも本発明でそのまま
使用することが出来る。
本発明の受像シートを使用する熱転写時の熱エネルギー
の倒与手段は、従来公知の付与手段がいずれも使用出来
、例えば、サーマルプリンター(例えば、■日立製作所
製、ビデオプリンター■Y−100)等の記録装置によ
って、記録時間をコントロールすることにより、5乃至
100mJ/ m m”程度の熱エネルギーを{t ′
−5.することによって所期の目的を十分に達成するこ
とが出来る。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、染料受容層を特定の樹脂か
ら形成ずることによって、離型剤を使用することなく、
離型性、染料染着性、基材に対ずる接着性及びクッショ
ン性に優れた受像シートが得られる。
従って種々の問題を生じる離型剤を使用することなく転
写時の熱転写シートとの融着を防止出来、高速で且つ耐
光性に優れた高濃度及び高解像度の画像が形成可能な熱
転写受像シートが提供される。
(実施例) 次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具
体的に説明する。尚、文中、部又ぱ%とあるのは特に断
りの無い限り重量基準である。
参考例1 塩化ビニル/n〜プチルアクリレ−1・/ヒドロキシエ
チルメククリレート/ビニル変性ポリスチ】 9 2 0 レン共重合体(共重合MM比=75/10/5/10)
(分子量120,000)40部をメヂルエチルケトン
と1・ルエンとの等M潰合溶剤400部に溶解させ、次
いで前記例示のポリシロキザン化合物(5)(分子量3
,000)10部を徐々に滴下し、60℃で5時間反応
させた。生成物は均一の生成物であって、分別沈澱方法
ではポリシロキザン化合物を分離することか出来ず、ポ
リシロキザン化合物と主鎖ポリマーとか反応したもので
あった。分析によれば、ポリシロキザンセグメントの量
は約7 4%であった。
参考例2 参考例1におけるボリシロキサン化合物に代えて、前記
例示化合物(4)を使用し、他は参考例1と同様にして
離型性グラフl・コポリマーを得た。
参考例3 参考例1におけるポリシロキザン化合物に代えて、前記
例示化合物(4)と(上8)とを等量混合してを使用し
、他は参考例1と同様にして離型性グラフトコポリマー
を得た。
参考例4 塩化ビニル/メヂルメククリリレート/ビニル変性アク
リロニ1・リルースチレン共重合体/前記ボリシロキサ
ン化合物(3)(分子量1  000)のメタクリレー
j・のモノマー混合物(重量混合比=75/10/1.
0/5)100部及びアゾビスイソブチロニトリル3部
をメチルエチルケ1・ンとトルエンとの等量混合溶剤1
.000部に溶解させ、70℃で6時間重合させて粘稠
な重合液を得た。生成物は均一の生成物であって、分別
沈澱方法ではボリシロキサン化合物は分離することか出
来なかった。分析によれば、ポリシロキサンセグメント
の量は約4 9%であった。
参考例5 参考例4におけるポリシロキサン化合物に代えて、前記
例示化合物(8)のアクリレー1・を使用し、他は参考
例4と同様にして離型性グラフ1・コポリマーを得た。
参考例6 参考例4におけるボリシロキサン化合物に代えて、前記
例示化合物(10)のアクリレートを使用し、他は参考
例4と同様にして離型性グラフトコポリマーを得た。
参考例7 参考例4におけるボリシロキサン化合物に代えて、前記
例示化合物(1)のメタクリレートと化合物〔14)の
メタクリレ−1・どの等量混合物を使用し、他は参考例
4と同様にして離型性グラフトコポリマーを得た。
参考例8 参考例4におけるポリシロキザン化合物に代えて、ラウ
リルアミノアクリレートを使用し、他は参考例4と同様
にして離型性グラフトコポリマを得た。
参考例9 参考例lにおける主鎖ポリマーに代えて、塩化ビニル/
n−プチルアクリレート/グリシジルメタクリレート/
ビニル変性ポリメチルメタクリレ−1・共重合体(共重
合重量比=77/10/5/8)(分子量1.00,0
00)を、そして離型性化合物として例示化合物(10
)とステアリルアルコールとの等量混合物を使用し、他
は参考例1と同様にして離型性グラフトコポリマーを得
た。
参考例10 参考例1における主鎖ポリマーに代えて、塩化ビニル/
n−プチルアクリレート/p−アミノスチレン/ビニル
変性ポリメチルメタクリレ−1・共重合体(共重合重量
比=70/1 0/1 0/l○)(分子量150,0
00)を、そして離型性化合物として例示化合物(6)
とステアリル酸クロライドとの等量混合物を使用し、他
は参考例]と同様にして離型性グラフトコポリマーを得
た。
実施例1乃至t O 基材シ一トとして合成紙(ユポーFRG−1.50 .
厚さi 5 0 Iv m、王子油化製)を用い、この
一方の面に下記の組成の塗工液をバーコーターにより乾
燥時5.0g/m”になる割合で塗布及び乾燥して23 2 4 本発明の熱転写受像シートを得た。
笈辻置里里域勿: 参考例のグラフ1・コボリマ−   15.0部溶剤(
酢酸ブチル/1・ルエン/キシレン[2/1/2)  
          8 5 . 0部比較例1 実施例のグラフトコポリマーに代えて、メチルメタクリ
レ−1・95モル%とヒドロキシエチルメタクリレート
5モル%との共重合体4.0部及びシリコーンオイル(
商品名KF−96、信越化学工業製)0.3部を使用し
た以外は実施例と同様にして比較例の熱転写受像シート
を得た。
比較例2 実施例のグラフトコポリマーに代えて、ポリビニルブチ
ラール(重合度1,700、水酸基含量33モル%)4
 0部を使用し、他は実施例と同様にして比較例の熱転
写受像シートを得た。
比較例3 実施例のグラフトコポリマーに代えて、参考例]で原料
として使用した共重合体を使用し、他は実施例と同様に
して比較例の熱転写受像シートを得た。
下記組成の染料層形成用インキ組成物を調製し、背面に
耐熱処理を施した61tm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になる様
にワイヤーバーにより塗布及び乾燥して熱転写シートを
得た。
分散染料(カヤセットブルー714、日本化薬製)4 
0部 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−]..積
水化学製)           4.3部弗素脂肪酸
変性シリコーンワックス(X−243525、信越化学
製)        0.4部メチルエチルケトン/ト
ルエン(重量比l/1)80.0部 イソブタノール         10.0部前記の熱
転写受像シートと上記の勲転写シートとを、夫々の染料
層と染料受容面とを対向させて重ね合せ、感熱昇華転写
プリンター(VY50.■日立製作所製)を用いて、9
0mJ/mrn”の印字エネルギーで熱転写シートの裏
面からサーマルヘッドで記録を行い下記第2表の結果を
得た。
離型性 ○ ○ ○ ○ 印字濃度0.97  0,98  0,95  1.0
3離型性 ○  ○ ○  ○ ○  ○ 耐光性 ○  ○ ○  ○ 印字濃度0.95  0.99  0,94  0.9
7  1,00  0.98離型性 ○ 耐光性 ○  ○ ○  O ○  ○ 印字濃度1,00  0.99  1.01耐光性 △ △ ○ 2 7 2 8 迂値基杢 基材との密着性:セロテープ剥離テスト○:剥離なし ×:50%以上剥離 離型性:印字後の手による剥離 ○:容易に剥離し問題なし ×:剥離困難で染料層の一部がそのまま転写した。
印字物の白抜け:べ夕印字部を顕微鏡で検査○:抜けな
し △:一部白抜け ×.10%以上白抜け 印字濃度:比較例lを1.00とした場合の相対光学濃
度 基材の変色:80℃90%RHで2時間放置後の非印字
部の肉眼観察 ○:変化なし △:やや黄色変色 印字物の保存性:40℃90%RHで48時間放置後の
印字部の肉眼観察 ○:変化なし △・ややくすみ変色 耐光性: JIS l、0842に準じ、JIS I−
 0841の第二露光法における初!tJl堅牢度が3
級を越えるものを○、それ以下のものを△とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用するグラフトコボリマの模式図で
あり、第2図は染料受容層の模式図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シートの表面に染料受容層を設けた熱転写受
    像シートにおいて、上記染料受容層が、塩化ビニルと(
    メタ)アクリル酸系モノマーとビニル基を有するポリマ
    ーとの共重合体からなる主鎖にグラフト結合したポリシ
    ロキサンセグメント、弗化炭素セグメント及び長鎖アル
    キルセグメントから選ばれる少なくとも1種の離型性セ
    グメントを有するグラフトコポリマーからなることを特
    徴とする熱転写受像シート。
  2. (2)主鎖の共重合比(重量)が、塩化ビニル/(メタ
    )アクリル酸系モノマー/ビニル基を有するポリマー=
    30乃至90/5乃至60/3乃至20である請求項1
    に記載の熱転写受像シート。
  3. (3)離型性セグメントの含有量が、3乃至60重量%
    である請求項1に記載の熱転写受像シート。
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