JPH03239785A - シンチレータ、シンチレータの加工方法及びシンチレータを用いた放射線検出器 - Google Patents

シンチレータ、シンチレータの加工方法及びシンチレータを用いた放射線検出器

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JPH03239785A
JPH03239785A JP3365190A JP3365190A JPH03239785A JP H03239785 A JPH03239785 A JP H03239785A JP 3365190 A JP3365190 A JP 3365190A JP 3365190 A JP3365190 A JP 3365190A JP H03239785 A JPH03239785 A JP H03239785A
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JP
Japan
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scintillator
crystal
reflective material
radiation detector
photomultiplier tube
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Pending
Application number
JP3365190A
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English (en)
Inventor
Takeo Kawanaka
岳穂 川中
Toshihiko Riyuuou
俊彦 流王
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えばX線断層撮影装置(X綿CTL陽電子
放出核種断層撮影装置(ポジトロンCT)のような放射
線医療診断装置や高エネルギ物理学に用いられる放射線
検出器に関するものである。
【従来の技術】
放射線検出器のひとつに、光電子増倍管にシンチレータ
としてBi4GeJ□結晶(以下rBGo結晶」という
)を接合したものがある。BGO結晶の表面には反射材
としてBaSO4粉末が塗布されている。シンチレーシ
ョン光を光電子増倍管に効率良く伝達するためである。 このBGO結晶は断層像の分解能を向上するために次第
に小型化され、一つの光電子増倍管上に複数のBGO結
晶チップを反射材を挟んで並べる構造がとられるように
なった。この構造は、第1図に示すようにBGO結晶2
のブロックに切込みlOを形成し、そこに反射材として
BaSO4の粉末を充填しても同様の効果が得られる。 ところがBaSO4粉末を、幅の狭い切込み10に入れ
ることは難しく、切込み10の一部分にしか充填されな
いことが多いため、反射材としての機能が十分に発揮さ
れなかった。 また、切込みlOの加工に外周切断機を用いているため
に結晶に歪が加わり、シンチレータとしての特性が劣化
するという問題もあった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決するためなされたもので1反
射材の反射特性や接着性が優れ、シンチレーション光の
伝達効率が高い放射線検出器を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明者らは、放射線検出
器の反射層を構成する反射材および接着剤について種々
の検討を行なった。反射材は、結晶のシンチレーション
である48Onm付近の反射能力が大きく、切込みに挿
入し易くてBGO結晶との密着性の良いことが求められ
る。反射材を接着する接着剤としては、反射材をBGO
結晶に十分に接着でき、シンチレーション光を吸収しな
いことが必要である。 その結果、反射材としてポリテトラフルオロエチレン製
のテープ(テフロンテープ)、接着剤としてはシアナミ
ド系の瞬間接着剤が上記の条件に合致することを見出し
1本発明を完成するに至った。 即ち本発明のシンチレータは、実施例に対応する第1図
に示すように、BGO結晶2のシンチレーション光の出
射面2aから切込みlOが形成されている。その切込み
lOの一部または全体に波長480nmにおける光線反
射率が少なくとも90%の反射材薄片11が挿入され、
出射面2a以外の表面には反射層3が設けられている。 本発明のシンチレータの加工方法は、BGO結晶2の一
面を遊離砥粒を用いた切削器で切削し、反射材薄片11
を挿入する切込みlOを形成している。切削器としては
マルチバンドソーまたはワイアソーが好適である。 また、本発明の、シンチレータを用いた放射線光電子増
倍管1と、光電子増倍管lの入射窓1aに接合するBG
O結晶2と、その結晶2の光電子増倍管1との接合面2
a以外の面に設けられた反射層3とを有している。BG
O結晶2の光電子増倍管1側から切込みlOが形成され
、切込み10の一部または全体に波長480nmにおけ
る光線反射率が少なくとも90%の反射材薄片11が挿
入されている。 反射材薄片11としてはテフロンテープを用いることが
好ましい。 また、反射材薄片11の固定にはシアナミド系の接着剤
が好適である。シアナミド系の接着剤は1例えば東亜合
成化学■製、アロンアルファ(商標)が使用可能である
。 なお、波長480nmにおける光線反射率が90%未満
のときは光電子増倍管1へのシンチレーション光の伝達
が不十分になり、検出装置の精度が低下する。
【作用】
本発明の放射線検出器は、BGO結晶2の切込みlOに
、波長480nmにおける光線反射率が90%以上の反
射材薄片11を挿入したシンチレータを用いており、B
GO結晶2内で発生したシンチレーション光は最大限に
光電子増倍管lへ伝達される。そのため、光電子増倍管
1に達する光子数が多く、エネルギ分解能が優れている
。 また、本発明の加工方法によればBGO結晶2に遊離砥
粒を用いて切込みlOを形成しており、加工による歪発
生が回避される。
【実施例】
以下1本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明を適用する放射線検出器の実施例を示す
斜視図である。同図において、lは光電子増倍管、2は
光電子増倍管lの入射窓1aに光学的に接合された直方
体のBGO結晶である。 BGO結晶2の光電子増倍管lとの接合面を除く5面に
は、反射材と高分子系バインダとからなる反射層3が塗
設されている。 BGO結晶2の出射面2aには、出射面2aに垂直で互
いに平行な複数の切込みlOが形成されている。夫々の
切込みlOにはテフロンテープ11が挿入され、シアナ
ミド系の接着剤で固定されている。 本発明の放射線検出器は以下のようにして製造される。 BGO結晶2から40x IOX 30mmのブロック
を内周切断器で切り出し、全ての面にGCJi600の
砥粒で研磨加工を施す。さらに40XlO■請の面のう
ちの一面2aを鏡面に仕上げる。粗面加工された頁面に
Ba5On粉末I Kg、水500g、 2.6%ポリ
ビニルアルコール水溶液60gよりなる分散液と、アク
リル系樹脂(日本ペイント■製、ニラペイホームペイン
ト)とをl・1の容積比で混合した混合液をスプレーガ
ンで塗装し、厚さ400A++aの反射層3を設ける。 BGO結晶2の鏡面加工面2aに、マルチバンドソーを
用いて幅0.5+sm 、深さ25−mの切込みlOを
51111間隔で7本形成する。夫々の切込みlOに厚
さ口4n++aのテフロンテープ11をが挿入し、シア
ナミド系の接着剤(東亜合成化学■製、アロンアルファ
)で固定する。 このBGO結晶2の鏡面加工面2aを第1図に示すよう
に光電子増倍管2に接合すれば本発明の放射線検出器が
完成する。 得られた放射線検出器のシンチレーション光の光量を第
2図に示す測定系を用いて測定した。この測定系は、B
GO結晶2にγ線4を照射して発生した光を光電子増倍
管lで受けて前置増幅器5と増幅器6で増幅した後、計
数器7で発生した光子数を計数するものである。なお図
中の符号8は電源である。 ここでエネルギ分解能は第3図に示すように、γ線4の
入射によって生じたパルス波高値を横軸にとり、入射し
たγ線4の数を縦軸にとって、入射したγ線1個に対し
て生じたパルス波高値をプロットし、得られたピークに
おけるパルス波高値Eとそのピークの半値幅ΔEより次
式によって算出される。 エネルギ分解能=ΔE/E (%) このエネルギ分解能が小さいほど、γ線検出器としての
分解能が高いものとして取扱われる。 第2図の測定装置による測定結果によれば、本発明の放
射線検出器のシンチレーション光の光量は、外周カッタ
ーによる溝加工品に比べて多かった。 また、光電子増倍管を用いて光子の検出を行ない、出力
波高値、エネルギー分解能を測定し、テフロンテープ1
.1の反射能力を調べた。これを従来のBa5o<粉末
反射剤と比較したところ、溝加工部分で十分にシンチレ
ーション光が分離されていることがわかった。第4図に
テフロンテープ11と BaSO4粉末反射材とのエネ
ルギー分解能および発光量を示す。 なお上記した実施例では1反射層3の反射材としテBa
SO4ヲ使用シタカ、例えばTi1t、A1mOs、M
gOのような公知のものも使用できる。バインダにはア
クリル系樹脂を用いたが、この他にも公知のものが使用
可能である。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明を適用するシンチレ
ータは、切込みに反射材として光線反射率の高いポリテ
トラフルオロエチレン製のテープが挿入されており、製
造が容易であるとともにシンチレーション光の伝達効率
が高い。そのため、このシンチレータを用いた放射線検
出器はエネルギ分解能を小さくして安定させることがで
き、高精度で放射綿を検出することができる。 また本発明のシンチレータの加工方法によれば、遊離砥
粒を用いて切込み加工を行なっているため、結晶に歪が
生じることがなく、シンチレータとしての特性が損なわ
れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図は測定系
を示すブロック図、第3図は入射したγ線の数とγ線に
よって生じたパルス波高値を示す特性図、第4図は反射
材の発光量とエネルギ分解能の関係を示す特性図である
。 l・・・光電子増倍管   2・・・BGO結晶3・・
・反射層 O・・・切込み l・・・テフロンテープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.Bi_4Ge_3O_1_2結晶のシンチレーショ
    ン光の出射面から切込みが形成され、前記切込みの一部
    または全体に波長480nmにおける光線反射率が少な
    くとも90%の反射材薄片が挿入され、該出射面以外の
    表面に反射層が設けられていることを特徴とするシンチ
    レータ。
  2. 2.前記反射材薄片がポリテトラフルオロエチレンテー
    プであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    シンチレータ。
  3. 3.前記反射材薄片がシアナミド系の接着剤でBi_4
    Ge_3O_1_2結晶に固定されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のシンチレータ。
  4. 4.Bi_4Ge_3O_1_2結晶の一面を遊離砥粒
    を用いた切削器で切削し、反射材薄片を挿入する切込み
    を形成することを特徴とするシンチレータの加工方法。
  5. 5.前記切削器がマルチバンドソーまたはワイアソーで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のシン
    チレータの加工方法。
  6. 6.光電子増倍管と、光電子増倍管の入射窓に接合する
    Bi_4Ge_3O_1_2結晶と、該結晶の光電子増
    倍管との接合面以外の面に設けられた反射層とを有する
    放射線検出器において、Bi_4Ge_3O_1_2結
    晶の光電子増倍管側から切込みが形成され、前記切込み
    の一部または全体に波長480nmにおける光線反射率
    が少なくとも90%の反射材薄片が挿入されていること
    を特徴とするシンチレータを用いた放射線検出器。
  7. 7.前記反射材薄片がボリテトラフルオロエチレンテー
    プであることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    シンチレータを用いた放射線検出器.
  8. 8.前記反射材薄片がシアナミド系の接着剤でBi_4
    GeO_1_2結晶に固定されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載のシンチレータを用いた放射
    線検出器。
JP3365190A 1990-02-16 1990-02-16 シンチレータ、シンチレータの加工方法及びシンチレータを用いた放射線検出器 Pending JPH03239785A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7138638B2 (en) 2003-11-20 2006-11-21 Juni Jack E Edge effects treatment for crystals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7138638B2 (en) 2003-11-20 2006-11-21 Juni Jack E Edge effects treatment for crystals

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