JPH032371A - イオンビームスパッタ装置及び方法 - Google Patents

イオンビームスパッタ装置及び方法

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JPH032371A
JPH032371A JP13555389A JP13555389A JPH032371A JP H032371 A JPH032371 A JP H032371A JP 13555389 A JP13555389 A JP 13555389A JP 13555389 A JP13555389 A JP 13555389A JP H032371 A JPH032371 A JP H032371A
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JP
Japan
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ion beam
target
sputtering
electrode
extracted
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JP13555389A
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English (en)
Inventor
Keiji Arimatsu
有松 啓治
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオンビームスパッタ装置及び方法に係り、特
に有機物をスパッタして有機薄膜を形成するのに好適な
スパッタ装置及び方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、コモンウエルスサイエンティフィックス
社カタログ「イオンミリング装置」第7ページから第8
ページに記載されているような構成になっている。
ここで、スパッタ用のイオン源は、主に技術的経済的理
由から、加速電圧1kV前後のものが選ばれており、特
に高速スパッタ用としては、5kV程度のものが製作さ
れている。いずれの場合にもターゲットは金属、あるい
はセラミックスなどを対象としており、有機物など超低
融点材料を対象としたものは発表されていない。
イオンビームスパッタ装置は、マグネトロンスパッタ装
置など、一般的な真空成膜装置と比較して高純度成膜が
可能で、また、成膜のパラメータを独立に、かつ高精度
に制御できる、などすぐれた特長をもち、超電導膜、光
学膜、磁性膜など高機能薄膜の形成に威力を発揮してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来技術は、イオンビームの加速電圧
を低電圧化する配慮がなされておらず、有機物をターゲ
ットとするスパッタ成膜では、ターゲット物質の組織破
壊、過熱などの問題があった。
また、有機薄膜用として、スパッタ用イオン源の加速電
圧を低下させると、引出せるイオンビームの電流密度も
低下し、その相乗効果でスパッタ速度は著しく低下し、
実用にならないという問題点があった。
本発明の目的は、有機物をターゲットとするイオンビー
ムスパッタ成膜を可能にすることにあり、有機薄膜を工
業製品として量産可能なイオンビームスパッタ装置及び
方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、低電圧小電流密度
のイオン源を大面積化し、引出されたイオンビームを有
機物からなるターゲツト面上に集束して、低電圧大電流
密度のイオンビームとして有機物をスパッタするもので
ある。
そして、イオンビームの引き出し電極を、あるいは電極
に設けられたイオンビーム引き出し孔をリング状に設け
、該リングの中心軸上にターゲットを配置し、これと対
面してスパッタ成膜を形成する基板を配置することによ
って上記目的を達成することができる。
〔作用〕
上記構成によれば、イオン源から引出されたイオンビー
ムはターゲット中心に集束され、これによってイオンビ
ーム電流密度を飛躍的に増大できるので、低加速電圧で
も高速イオンビームスパッタが可能となり、有機物ター
ゲットの組織破壊を抑制し、かつ高速成膜が可能となる
そのため、有機物のイオンビームスパッタ成膜を実現す
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、及び第2図により説
明する。
図において、プラズマ室1、電極2、フィラメント6な
どからなるイオン源はリング状に構成され、その中央付
近に基板ホルダ4が配置されている。第2図は、電極2
、及び基板ホルダ4を、第1図の■−■線断面から見た
図である。
電極2には複数の孔2aが設けられており、イオンはこ
の孔から引出される。第1図で、基板ホルダ4に対面す
る位置にターゲット3が設けられ、電極2から引出され
たイオンビーム5は中央付近に集束されてターゲット3
を照射する。
イオンビーム5によって照射されたターゲット3の表面
からは、ターゲット3を構成する物質がスパッタされ、
空間を飛翔してターゲットホルダ4に取付けられた基板
7上に薄膜が形成される。
ここで1通常、イオンビーム5の加速電圧は。
従来例の項で述べたように1kV前後から数kVが選ば
れている。この理由として、スパッタ効率は数kV以上
では低下するため、成膜速度と経済性の観点からは、こ
の範囲が最も優れていることがあげられる。
本実施例では、加速電圧として100v以下、通常10
〜30V程度を選ぶ。これは本実施例の目的である有機
物をスパッタする際、組織を破壊せず、かつ、有機物を
スパッタできる加速電圧である。しかし、この範囲の電
圧では、きわめて慎重に設計・製作されたイオン源でも
、実際には、1kVのイオン源に比べて、1/30程度
の電流密度のイオンビームしか引出せない。電圧が1/
30程度であるからスパッタ量は約1/1000程度と
なり、実験室での成膜はできても工業製品への応用は期
待できない。
そこで、本実施例では、第1図に示すように、大面積の
リング状イオン源から放射されたイオンビーム5を、タ
ーゲット3に集束する。今、電極2の外径を102On
+m、内径を200nvn、ターゲット3の実効径を1
00mn+とすると、イオンビーム電流密度は100倍
に濃縮される。また、電極2の外径を2220++n、
内径を200n?l、ターゲット3の実効径を70mm
とするとイオンビーム電流密度は1000倍に濃縮され
る。必要なスパッタ成膜速度は、形成膜の付加価値によ
って異なるが、通常のイオンビームスパッタと同程度の
成膜速度が可能であり、工業製品への応用が十分期待で
きる。
イオンビームの集束方法を第3図に示す。第3図(、)
は、電極2をイオンビーム5が焦点をもつようわん曲さ
せたもので、第3図(b)は、2枚の電極2の孔2aの
位置をずらす方法である。
イオン源の大きさ、引出し電流、焦点距離などに応じて
、適当な方式を選択することができる。
第4図は他の実施例で、電極2の面をターゲット3の方
向に向けると、イオンビーム5の集束をより容易にする
ことができる。
これらの実施例によれば、イオンビームスパッタの大き
な特長である。すぐれた制御性、すなわち、成膜パラメ
ータを独立、高精度に制御できること、及び、高真空下
で高純度成膜などを活用して、従来にない有機薄膜のプ
ロセス開発を実現できる効果がある。
〔発明の効果〕
上述のとおり本発明によれば、低電圧大電流のイオンビ
ームを形成することができるので、有機物をターゲット
としたイオンビームスパッタ成膜が可能であり、イオン
ビームスパッタによる有機薄膜の成膜を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
のH−H線断面矢視図、第3図(a)及び(b)はイオ
ンビームの集束方法を説明する断面図、第4図は他の実
施例の縦断面図である。 1・・・プラズマ室、 2・・・電極、2a・・・イオ
ンビーム引呂し孔、 3・・・ターゲット、 4・・・基板ホルダ、5・・・
イオンビーム、6・・・フィラメント、7・・・基板、
     8・・・ターゲットホルダ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極をリング状に
    設けることによって、該電極からのイオンビームを前記
    ターゲット上に集束したことを特徴とするイオンビーム
    スパッタ装置。
  2. 2.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極に多数の孔を
    リング状に設け、これらの孔から引き出されたイオンビ
    ームを一ヶ所に集束し、この集束したイオンビームによ
    って前記ターゲットをスパッタすることを特徴とするイ
    オンビームスパッタ装置。
  3. 3.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極に該イオンビ
    ームを一ヶ所に集束する多数の孔をリング状に設け、該
    リング状の中央部に基板を保持する基板ホルダを設け、
    該基板に対面し且つ該イオンビームの集束する位置にタ
    ーゲットを保持するターゲットホルダを設けて、該ター
    ゲットのスパッタ成膜を該基板上に形成するものである
    ことを特徴とするイオンビームスパッタ装置。
  4. 4.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極がリング状に
    設けられ、該電極によるイオンビームを一ヶ所に集束さ
    せることによって低電圧且つ大電流のイオンビームを形
    成したことを特徴とするイオンビームスパッタ装置。
  5. 5.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極をリング状に
    設け、該電極からのイオンビームを有機物上に集束する
    ことによって該有機物のスパッタ成膜を形成するもので
    あることを特徴とするイオンビームスパッタ装置。
  6. 6.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置に
    おいて、前記ターゲットは有機物であり、該有機物をス
    パッタするイオンビームの加速電圧が100eV以下の
    ものであることを特徴とするイオンビームスパッタ装置
  7. 7.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ方法に
    おいて、前記イオンビームを引き出す電極面を大面積化
    し、該電極面からの低電圧且つ小電流密度のイオンビー
    ムを一ヶ所に集束することによって大電流密度のイオン
    ビームを形成し、該イオンビームによって前記ターゲッ
    トをスパッタすることを特徴とするイオンビームスパッ
    タ方法。
  8. 8.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ方法に
    おいて、前記イオンビームの引き出し電極をリング状に
    設け、該電極によるイオンビームを一ヶ所に集束するこ
    とによって低電圧且つ大電流密度のイオンビームを形成
    し、該イオンビームによって有機物をスパッタすること
    を特徴とするイオンビームスパッタ方法。
  9. 9.プラズマ室から引き出されたイオンビームによって
    ターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置の
    イオンビーム集束方法であって、該イオンビームの引き
    出し電極をおわん型の形状に構成することによって、該
    おわん型電極からのイオンビームを有機物上に集束させ
    ることを特徴とするイオンビーム集束方法。
  10. 10.プラズマ室から引き出されたイオンビームによっ
    てターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置
    のイオンビーム集束方法であって、該イオンビームの引
    き出し電極を、前記プラズマ室側のイオン入口と前記タ
    ーゲット側のイオン出口とをずらして構成することによ
    って、該電極からのイオンビームを有機物上に集束させ
    ることを特徴とするイオンビーム集束方法。
  11. 11.プラズマ室から引き出されたイオンビームによっ
    てターゲットをスパッタするイオンビームスパッタ装置
    のイオンビーム集束方法であって、該イオンビームの引
    き出し電極をリング状に構成し、該リング状電極のイオ
    ン出口面を傾斜させて前記ターゲットに対面させること
    によって、該電極からのイオンビームを有機物上に集束
    させることを特徴とするイオンビーム集束方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174777A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 薄膜形成装置
WO2009118034A1 (de) * 2008-03-27 2009-10-01 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zur herstellung eines mehrkomponentigen, polymer- und metallhaltigen schichtsystems, vorrichtung und beschichteter gegenstand
KR101011085B1 (ko) * 2004-09-18 2011-01-25 황창훈 대면적 유기 박막 증착 공정용 환형 도가니 장치

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JP2008174777A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 薄膜形成装置
WO2009118034A1 (de) * 2008-03-27 2009-10-01 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zur herstellung eines mehrkomponentigen, polymer- und metallhaltigen schichtsystems, vorrichtung und beschichteter gegenstand

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