JPH03236858A - 気管内チューブ - Google Patents
気管内チューブInfo
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- JPH03236858A JPH03236858A JP3344890A JP3344890A JPH03236858A JP H03236858 A JPH03236858 A JP H03236858A JP 3344890 A JP3344890 A JP 3344890A JP 3344890 A JP3344890 A JP 3344890A JP H03236858 A JPH03236858 A JP H03236858A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、外科手術に際して全身麻酔が必要な場合や、
あるいは、集中治療室(ICU)内で長期に人口呼吸が
必要な場合等に用いられ、肺に対して麻酔ガス及び酸素
(ICU内での長期の人口呼吸の場合は空気及び酸素)
を送り込み、そして呼出させて気道を確保するために、
気管支に挿管される気管内チューブ(endotrac
heal tube)に関し、さらに詳しくは、腹臥位
あるいは座位の手術の際でも抜は落ちてしまうことのな
い気管内チューブに関するものである。
あるいは、集中治療室(ICU)内で長期に人口呼吸が
必要な場合等に用いられ、肺に対して麻酔ガス及び酸素
(ICU内での長期の人口呼吸の場合は空気及び酸素)
を送り込み、そして呼出させて気道を確保するために、
気管支に挿管される気管内チューブ(endotrac
heal tube)に関し、さらに詳しくは、腹臥位
あるいは座位の手術の際でも抜は落ちてしまうことのな
い気管内チューブに関するものである。
[従来の技術]
従来、この種の気管内チューブとしては、例えば、第6
図に示すように、口1から気管2に挿入され、肺3に対
して麻酔ガス及び酸素を送排出するための管部4を有し
たものがある。
図に示すように、口1から気管2に挿入され、肺3に対
して麻酔ガス及び酸素を送排出するための管部4を有し
たものがある。
この気管内チューブを人体に装着するときは、先ず、静
脈麻酔剤及びそれに続く筋弛緩剤の投与下に、管部4を
気管2に挿入し、挿管状態を確認した後、バイトブロッ
ク5を口内に挿入すると共に、周辺器具を接続し、管部
4に付帯した空気管7から空気等を送給して、管部4の
下端部に設けた装柱8を膨らませて気管2に密着させて
気管内チューブを固定し、さらに、管部4及びバイトブ
ロック5の鍔部5aを止着テープ9によって口1の周囲
の顔面皮膚(通常は左右頬部及び左右下顎部)に固定し
て、管部4が抜は出ないようにしている。
脈麻酔剤及びそれに続く筋弛緩剤の投与下に、管部4を
気管2に挿入し、挿管状態を確認した後、バイトブロッ
ク5を口内に挿入すると共に、周辺器具を接続し、管部
4に付帯した空気管7から空気等を送給して、管部4の
下端部に設けた装柱8を膨らませて気管2に密着させて
気管内チューブを固定し、さらに、管部4及びバイトブ
ロック5の鍔部5aを止着テープ9によって口1の周囲
の顔面皮膚(通常は左右頬部及び左右下顎部)に固定し
て、管部4が抜は出ないようにしている。
なお、上記バイトブロック5は、手術中、特に筋弛緩剤
の効力が薄れた際、患者が苦痛すること等による歯の噛
み合わせによって、管部4を閉塞してしまうことを防止
すると共に、日中に溜まるだ液等の分泌物を吸引排除す
るために、口内に挿入されるもので、例えば、金属製の
管にゴムを被覆して形成され、歯圧では容易に漬れない
ようにしたものである。
の効力が薄れた際、患者が苦痛すること等による歯の噛
み合わせによって、管部4を閉塞してしまうことを防止
すると共に、日中に溜まるだ液等の分泌物を吸引排除す
るために、口内に挿入されるもので、例えば、金属製の
管にゴムを被覆して形成され、歯圧では容易に漬れない
ようにしたものである。
そして、人工呼吸を行なうときには、管部4の上端開口
4aから麻酔ガス及び酸素を送排出し、肺3に麻酔ガス
及び酸素を送出するとともに肺3から呼出するようにし
ている。
4aから麻酔ガス及び酸素を送排出し、肺3に麻酔ガス
及び酸素を送出するとともに肺3から呼出するようにし
ている。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上述した従来の気管内チューブあっては、手
術中、特に第6図に示すように、腹臥位の状態で手術を
行なう場合には、だ液等の分泌物が重力によって口1の
外に流出することから、粘着テープ9が濡れ、粘着力が
低下して剥がれでしまうことがあり、この場合には、管
部4の保持が不十分になってしまい、気管内チューブが
気管2から抜は出してしまう虞れがあるという問題があ
った。
術中、特に第6図に示すように、腹臥位の状態で手術を
行なう場合には、だ液等の分泌物が重力によって口1の
外に流出することから、粘着テープ9が濡れ、粘着力が
低下して剥がれでしまうことがあり、この場合には、管
部4の保持が不十分になってしまい、気管内チューブが
気管2から抜は出してしまう虞れがあるという問題があ
った。
そのため、万が一部は落ちる事態が生じた場合には死を
も招くことから、このような事態が生じないように、麻
酔医等は神経を使って管理しなければならない。
も招くことから、このような事態が生じないように、麻
酔医等は神経を使って管理しなければならない。
そこで、本発明の課題は、管部の保持を確実にし安全性
の向上を図る点にある。
の向上を図る点にある。
[課題を解決するための手段]
このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、口から気管に挿入され肺に対して麻酔ガス等を送排出
するための管部を有した気管内チューブにおいて、上記
管部の少なくとも一部に設けられた係止部と、該係止部
に係止されると共に前記管部の軸方向に沿って移動可能
な移動部と、該移動部材に付設されるとともに管部の気
管からの抜出を押えるように該移動部材を人体に対して
保持する保持手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
、口から気管に挿入され肺に対して麻酔ガス等を送排出
するための管部を有した気管内チューブにおいて、上記
管部の少なくとも一部に設けられた係止部と、該係止部
に係止されると共に前記管部の軸方向に沿って移動可能
な移動部と、該移動部材に付設されるとともに管部の気
管からの抜出を押えるように該移動部材を人体に対して
保持する保持手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
[作用]
この手段によれば、この気管内チェー1を人体に装着す
るときは、先ず、管部を口から気管に挿入し、次に、移
動部材を管部の軸方向に移動させ、適宜の位置で係止部
に係止した状態にするとともに、保持手段によって移動
部材を人体に保持する。このとき、管部の挿入長さのば
らつき等により人体に対する管部の位置が一定でなくて
も、移動部材を移動できるので、管部の位置条件に合わ
せて移動部材を保持できることになる。
るときは、先ず、管部を口から気管に挿入し、次に、移
動部材を管部の軸方向に移動させ、適宜の位置で係止部
に係止した状態にするとともに、保持手段によって移動
部材を人体に保持する。このとき、管部の挿入長さのば
らつき等により人体に対する管部の位置が一定でなくて
も、移動部材を移動できるので、管部の位置条件に合わ
せて移動部材を保持できることになる。
そして、人工呼吸を行なうときには、管部を通して、肺
に麻酔ガス及び酸素等を送出するとともに肺から呼出す
るようにする。この状態において、管部が気管から抜は
出そうとしても、保持手段によって移動部材を介して管
部が保持され、これにより抜は出る事態が防止される。
に麻酔ガス及び酸素等を送出するとともに肺から呼出す
るようにする。この状態において、管部が気管から抜は
出そうとしても、保持手段によって移動部材を介して管
部が保持され、これにより抜は出る事態が防止される。
[実施例コ
以下添付図面に基づいて本発明の実施例に係る気管内チ
ューブを説明する。
ューブを説明する。
第1図乃至第4図には本発明の第一の実施例に係る気管
内チューブを示しである。
内チューブを示しである。
この気管内チューブは、口1から気管2に挿入され肺3
に対して麻酔ガス及び酸素等を送排出するための管部1
0を有している。この管部10は、可撓性の樹脂材料で
形成されており、上端には、空気等送排装置(図示せず
〉に接続するためのアダプタ11が設けられている一方
、下端部10aは、先端先細りに形成されている。
に対して麻酔ガス及び酸素等を送排出するための管部1
0を有している。この管部10は、可撓性の樹脂材料で
形成されており、上端には、空気等送排装置(図示せず
〉に接続するためのアダプタ11が設けられている一方
、下端部10aは、先端先細りに形成されている。
また、管部10の下端外周には、空気等の供給によって
膨らみ、気管2内周に密着する薄膜状の装柱12が付設
されている。また、管部10には、装柱12に空気等を
送るための空気管13が付設されている。この空気管1
3の上端部側は管部10の途中から分岐しており、その
上端に空気等源に接続される接続管14が接続されてい
る。
膨らみ、気管2内周に密着する薄膜状の装柱12が付設
されている。また、管部10には、装柱12に空気等を
送るための空気管13が付設されている。この空気管1
3の上端部側は管部10の途中から分岐しており、その
上端に空気等源に接続される接続管14が接続されてい
る。
さらに、上記管部10の上端側には、その軸方向に沿っ
て移動可能な移動部20が設けられている。この移動部
20は、歯圧では容易に漬れない硬質の樹脂で形成され
、第2図及び第3図に示すように、中間に鍔部21を有
し、管部10に遊嵌するように管状に形成されている。
て移動可能な移動部20が設けられている。この移動部
20は、歯圧では容易に漬れない硬質の樹脂で形成され
、第2図及び第3図に示すように、中間に鍔部21を有
し、管部10に遊嵌するように管状に形成されている。
移動部20の内壁には、メネジ22が形成されていて、
鍔部21よりも下端側が、歯に当接して管部10を保護
するバイトブロック部23として構成されている。
鍔部21よりも下端側が、歯に当接して管部10を保護
するバイトブロック部23として構成されている。
また、鍔部21よりも上端側の外周には、後述のリング
31が回転可能に嵌合する溝24が形成されている。
31が回転可能に嵌合する溝24が形成されている。
管部10の上端側には、上記移動部20を管部10に対
して移動可能に係止する係止部25が形成されている。
して移動可能に係止する係止部25が形成されている。
この係止部25は、上記移動部20のメネジ22に螺合
するオネジで構成されており、管部10に一体に形成さ
れ、あるいは別異に形成したものを管部10に被着して
設けられている。
するオネジで構成されており、管部10に一体に形成さ
れ、あるいは別異に形成したものを管部10に被着して
設けられている。
また、上記移動部20には、管部10の気管からの抜出
を押えるように、該移動部20を人体に対して保持する
保持手段30が付設されている。
を押えるように、該移動部20を人体に対して保持する
保持手段30が付設されている。
この保持手段30は、上記移動部20の渭24に回転可
能に嵌合するリング31と、一端部34がリング31に
突設された一対の穴付突出部32に夫々結着され、他端
部35同士の緊結により頭に巻き回されて固定される二
本の紐33とから構成されている。なお、保持手段30
は、これを一方の穴付突出部32に夫々二本ずつ、合計
四本の紐からなるようにしてもよい。
能に嵌合するリング31と、一端部34がリング31に
突設された一対の穴付突出部32に夫々結着され、他端
部35同士の緊結により頭に巻き回されて固定される二
本の紐33とから構成されている。なお、保持手段30
は、これを一方の穴付突出部32に夫々二本ずつ、合計
四本の紐からなるようにしてもよい。
従って、この実施例に係る気管内チューブを人体に装着
するときは、第4図に示すように、先ず、管部10を口
1から気管2に挿入する。次に、移動部20を係止部2
5に対して回転させ、管部10の軸方向に移動させ(第
3図)で、移動部20のバイトブロック部23が歯に当
接し、鍔部21が口唇と歯との間に位置するように位置
決めする。
するときは、第4図に示すように、先ず、管部10を口
1から気管2に挿入する。次に、移動部20を係止部2
5に対して回転させ、管部10の軸方向に移動させ(第
3図)で、移動部20のバイトブロック部23が歯に当
接し、鍔部21が口唇と歯との間に位置するように位置
決めする。
この場合、管部10の挿入長さのばらつきがあったり、
人体の口の奥行が異なって、人体に対する管部10の位
置が一定でないとしても、移動部20を回転させるだけ
で、バイトブロック部23を最適位置に位置決めをする
ことができるので、条件にあった調整が極めて容易に行
なわれる。
人体の口の奥行が異なって、人体に対する管部10の位
置が一定でないとしても、移動部20を回転させるだけ
で、バイトブロック部23を最適位置に位置決めをする
ことができるので、条件にあった調整が極めて容易に行
なわれる。
また、バイトブロック部23は移動部20に一体的に設
けられているので、従来のように逐一テープで付設する
煩雑さがなく、それだけ、作業性が良いものになってい
る。
けられているので、従来のように逐一テープで付設する
煩雑さがなく、それだけ、作業性が良いものになってい
る。
さらに、この移動部20の回転によって保持手段30の
紐33がよじれようとするが、この紐33を結着してい
るリング31を移動部20の溝24に対して相対回転さ
せれば、紐33がよじれることはなく、紐33が絡まる
事態が防止される。
紐33がよじれようとするが、この紐33を結着してい
るリング31を移動部20の溝24に対して相対回転さ
せれば、紐33がよじれることはなく、紐33が絡まる
事態が防止される。
次に、保持手段30の二本の紐33を頭に巻き回し、他
端部35同士を緊結して頭に固定する。
端部35同士を緊結して頭に固定する。
この場合、上記のリング31の相対回転により、紐33
のよじれを防止できるので、紐33がMまることなく容
易に頭に結び付けることができる。
のよじれを防止できるので、紐33がMまることなく容
易に頭に結び付けることができる。
さらに、リング31の位置は、上記移動部20の回転に
よって、唇の外側近傍に位置決めされているので、紐3
3を緊結したときには、鍔部21を歯に対して押圧する
ことができ、移動部20をがたつかせることなく人体に
保持することができる。
よって、唇の外側近傍に位置決めされているので、紐3
3を緊結したときには、鍔部21を歯に対して押圧する
ことができ、移動部20をがたつかせることなく人体に
保持することができる。
その後、管部10に付帯した空気等管13の接続管14
から空気等を送給して管部10の下端部に設けた装柱1
2を膨らませて気管2に密着させ、さらに、安全のため
に、バイトブロック部23の鍔部21を粘着テープ9に
よって口1の周囲に固定する。
から空気等を送給して管部10の下端部に設けた装柱1
2を膨らませて気管2に密着させ、さらに、安全のため
に、バイトブロック部23の鍔部21を粘着テープ9に
よって口1の周囲に固定する。
そして、人工呼吸を行なうときには、管部10上端のア
ダプタ11から麻酔ガス及び酸素を送排出し、肺3に麻
酔ガス及び酸素を送出するとともに肺3から空気等を呼
出するようにする。
ダプタ11から麻酔ガス及び酸素を送排出し、肺3に麻
酔ガス及び酸素を送出するとともに肺3から空気等を呼
出するようにする。
この状態において、例えば、第4図に示すように、腹臥
位の状態で手術を行なう場合には、だ液等の分泌物が重
力によって口lの外に流出することから、粘着テープ9
が濡れ、粘着力が低下して剥がれてしまうこともあるが
、この場合、管部10が気管2から抜は出そうとしても
、保持手段30の紐33及びリング31によって移動部
20の鍔部21が歯に対して押圧されているので、管部
10が押えられることになり、がたつくことなく人体に
保持されて、抜は落ちる事態が防止される。また、鍔部
21が歯に引っ掛ることから、管部10が気管2内部へ
と移動する事態も防止される。
位の状態で手術を行なう場合には、だ液等の分泌物が重
力によって口lの外に流出することから、粘着テープ9
が濡れ、粘着力が低下して剥がれてしまうこともあるが
、この場合、管部10が気管2から抜は出そうとしても
、保持手段30の紐33及びリング31によって移動部
20の鍔部21が歯に対して押圧されているので、管部
10が押えられることになり、がたつくことなく人体に
保持されて、抜は落ちる事態が防止される。また、鍔部
21が歯に引っ掛ることから、管部10が気管2内部へ
と移動する事態も防止される。
一方、第5図は、第二の実施例に係る気管内チューブを
示しである。これは、移動部材の構造が上記第一の実施
例と異なっており、他の構成は第一の実施例と同様であ
る。
示しである。これは、移動部材の構造が上記第一の実施
例と異なっており、他の構成は第一の実施例と同様であ
る。
即ち、第二の実施例に係る移動部材40は、樹脂等で円
筒状に形成され、管部10の軸方向に沿って移動可能に
なるように管部10に遊嵌されているとともに、その内
壁に、管部10に一体にあるいは別部材を利用して形成
したオネジ状の係止部25に螺合するメネジ41が形成
されている。
筒状に形成され、管部10の軸方向に沿って移動可能に
なるように管部10に遊嵌されているとともに、その内
壁に、管部10に一体にあるいは別部材を利用して形成
したオネジ状の係止部25に螺合するメネジ41が形成
されている。
また、その外周には、保持手段30のリング31が回転
可能に嵌合する溝42が形成されている。
可能に嵌合する溝42が形成されている。
従って、この第二の実施例に係る気管内チューブを人体
に装着するときは、先ず、管部10を気管2に挿入する
とともに、移動部材40を係止部25に対して回転させ
、管部10の軸方向に移動させて、適宜の部分に位置さ
せる。その後、従来と同様のバイトブロック5を口内に
挿入し、バイトブロック5が歯に当接し、該バイトブロ
ック5の鍔部5aが口唇と歯との間に位置するようにし
ながら、止着テープで止着する。
に装着するときは、先ず、管部10を気管2に挿入する
とともに、移動部材40を係止部25に対して回転させ
、管部10の軸方向に移動させて、適宜の部分に位置さ
せる。その後、従来と同様のバイトブロック5を口内に
挿入し、バイトブロック5が歯に当接し、該バイトブロ
ック5の鍔部5aが口唇と歯との間に位置するようにし
ながら、止着テープで止着する。
次に、保持手段30の二本の紐33を頭に巻き回して緊
結する。この場合、上記と同様に移動部材40の回転の
際、リング31を移動部20の溝42に対して相対回転
させて、紐33がよじれないようにすることができる。
結する。この場合、上記と同様に移動部材40の回転の
際、リング31を移動部20の溝42に対して相対回転
させて、紐33がよじれないようにすることができる。
さらに、リング31の位置は、上記移動部材40の回転
移動によって、唇の外側近傍に位置決めされているので
、紐33を緊結したときには、鍔部5aを歯に対して押
圧することができる。
移動によって、唇の外側近傍に位置決めされているので
、紐33を緊結したときには、鍔部5aを歯に対して押
圧することができる。
また、人工呼吸の際、バイトブロック5の鍔部5aを固
定した粘着テープ9が濡れて剥がれてしまって、管部1
0が気管2から抜は出そうとしても、管部10は、保持
手段30の紐33及びリング31によって移動部材40
を介して保持されるとともに、バイトブロック5も移動
部材40によって押えられるので、該管部10は、がた
つくことなく人体に押えられることになり、抜は落ちる
事態が防止される。
定した粘着テープ9が濡れて剥がれてしまって、管部1
0が気管2から抜は出そうとしても、管部10は、保持
手段30の紐33及びリング31によって移動部材40
を介して保持されるとともに、バイトブロック5も移動
部材40によって押えられるので、該管部10は、がた
つくことなく人体に押えられることになり、抜は落ちる
事態が防止される。
なお、上記実施例において、移動部20.40や係止部
25の構成は上述したものに限られるものではなく、例
えば、移動部材を管部lOに摺動自在に嵌挿し、この移
動部材をフック状の係止部で止めるように構成しても良
く、適宜変更して差し支えない。また、保持手段30も
上述したものに限定されるものではなく、例えば、ゴム
バンドや耳に引っ掛ける蔓等で構成しても、あるいは、
他端部35にマジックテープ(登録商標)を配設して、
固定作業を簡便にすることもでき、適宜変更して差し支
えない、また、この保持手段30の素材としては、耐水
性のものがよく、とりわけシリコン系のものが適してい
る。
25の構成は上述したものに限られるものではなく、例
えば、移動部材を管部lOに摺動自在に嵌挿し、この移
動部材をフック状の係止部で止めるように構成しても良
く、適宜変更して差し支えない。また、保持手段30も
上述したものに限定されるものではなく、例えば、ゴム
バンドや耳に引っ掛ける蔓等で構成しても、あるいは、
他端部35にマジックテープ(登録商標)を配設して、
固定作業を簡便にすることもでき、適宜変更して差し支
えない、また、この保持手段30の素材としては、耐水
性のものがよく、とりわけシリコン系のものが適してい
る。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の気管内チューブによれば
、人工呼吸中に、気管に挿入された管部が、気管から抜
は出そうとしても、保持手段によって管部を押えること
ができるので、抜は出す事態を防止することができ、そ
のため、手術の安全性を向上させることができ、特に、
腹臥位で手術をする場合には、流れ出る唾液等の分泌物
によって管部が抜は易くなるが、保持手段によって確実
に抜けが押えられるので、極めて有効になる。
、人工呼吸中に、気管に挿入された管部が、気管から抜
は出そうとしても、保持手段によって管部を押えること
ができるので、抜は出す事態を防止することができ、そ
のため、手術の安全性を向上させることができ、特に、
腹臥位で手術をする場合には、流れ出る唾液等の分泌物
によって管部が抜は易くなるが、保持手段によって確実
に抜けが押えられるので、極めて有効になる。
しかも、移動部材を移動できるので、管の挿入長さのば
らつきがあったり、人体の口の奥行等の人体条件が異な
る等して、人体に対する管部の位置が一定でなくても、
管部の位置条件に合わせて移動部材を保持でき、確実に
管部を人体に対して保持することができるという効果が
ある。
らつきがあったり、人体の口の奥行等の人体条件が異な
る等して、人体に対する管部の位置が一定でなくても、
管部の位置条件に合わせて移動部材を保持でき、確実に
管部を人体に対して保持することができるという効果が
ある。
さらに、係止部を管部に対し、別部材を固着することに
より設けるようにすれば、従来より市販されている気管
内チューブを、そのまま或いはこれに対しわずかな加工
を加えるだけで本発明気管内チューブとして利用するこ
とができる。
より設けるようにすれば、従来より市販されている気管
内チューブを、そのまま或いはこれに対しわずかな加工
を加えるだけで本発明気管内チューブとして利用するこ
とができる。
第1図は本発明の第一の実施例に係る気管内チューブを
示す斜視図、第2図は本発明の第一の実施例に係る気管
内チューブの要部を示す分解斜視図、第3図は第1図中
III−III線断面図、第4図は本発明の第一の実施
例に係る気管内チューブの使用状態を示す図、第5図は
本発明の第二の実施例に係る気管内チューブを示す斜視
図、第6図は従来の気管内チューブの一例をその使用状
態とともに示す図である。
示す斜視図、第2図は本発明の第一の実施例に係る気管
内チューブの要部を示す分解斜視図、第3図は第1図中
III−III線断面図、第4図は本発明の第一の実施
例に係る気管内チューブの使用状態を示す図、第5図は
本発明の第二の実施例に係る気管内チューブを示す斜視
図、第6図は従来の気管内チューブの一例をその使用状
態とともに示す図である。
Claims (1)
- 口から気管に挿入され肺に対して麻酔ガス等を送排出す
るための管部を有した気管内チューブにおいて、上記管
部の少なくとも一部に設けられた係止部と、該係止部に
係止されると共に前記管部の軸方向に沿って移動可能な
移動部と、該移動部材に付設されるとともに管部の気管
からの抜出を押えるように該移動部材を人体に対して保
持する保持手段とを備えたことを特徴とする気管内チュ
ーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033448A JPH0751154B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 気管内チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033448A JPH0751154B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 気管内チューブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03236858A true JPH03236858A (ja) | 1991-10-22 |
JPH0751154B2 JPH0751154B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=12386819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2033448A Expired - Lifetime JPH0751154B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 気管内チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751154B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007502137A (ja) * | 2003-08-14 | 2007-02-08 | ナジール,ムハマド,アスラム | 改良されたエアウェイ装置 |
US9266268B2 (en) | 2002-08-14 | 2016-02-23 | Muhammed Aslam Nasir | Method of manufacturing an airway device |
US9265905B2 (en) | 2010-06-24 | 2016-02-23 | Ashkal Developments Limited | Stopper device |
USD761952S1 (en) | 2012-07-27 | 2016-07-19 | Docsinnovent Limited | Airway device |
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WO2019111433A1 (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-13 | 佐々木力男 | 睡眠時呼吸確保用チューブ |
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USD1025348S1 (en) | 2020-04-16 | 2024-04-30 | Intersurgical Ag | Airway device |
Citations (4)
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JPS475172U (ja) * | 1971-02-05 | 1972-09-14 | ||
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-
1990
- 1990-02-14 JP JP2033448A patent/JPH0751154B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JPH0751154B2 (ja) | 1995-06-05 |
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