JPH03236474A - プラスチック表面の硬化保護膜形成方法及び装置 - Google Patents

プラスチック表面の硬化保護膜形成方法及び装置

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JPH03236474A
JPH03236474A JP28501389A JP28501389A JPH03236474A JP H03236474 A JPH03236474 A JP H03236474A JP 28501389 A JP28501389 A JP 28501389A JP 28501389 A JP28501389 A JP 28501389A JP H03236474 A JPH03236474 A JP H03236474A
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plasma
plastic substrate
film
gas
forming
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JP28501389A
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English (en)
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Masayoshi Murata
正義 村田
Masahiro Usami
正博 宇佐美
Yoshihiko Irie
入江 良彦
Yoshiaki Takeuchi
良昭 竹内
Satoshi Uchida
聡 内田
Eishiro Sasagawa
英四郎 笹川
Seiichi Shirakawa
白川 精一
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CHIYOURIYOU ENG KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
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CHIYOURIYOU ENG KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチックの表面の硬化保護膜を形成する方
法及び装置に関し、特にビルディング、家屋、航空機、
船舶、自動車などお窓材及び電子材料、光学材料、表示
材料などの表面の性質として高硬度、耐摩耗性及び耐擦
傷性などが要求される表面硬化保護膜を有するプラスチ
ックの製造に有利に適用される同方法及び装置に関する
〔従来の技術〕
従来、プラスチック表面を高硬度化して、耐摩耗性及び
耐擦傷性を改良する技術として、以下第7図に関して述
べるようなプラズマ重合法が試用されている。
第7図において、有機ケイ素化合物モノマー01はモノ
マー流量調整弁02を介して真空容器03に導入される
真空容器03内には高周波電極04とアース電極05が
平行に設置され、該アース電極05の上にはプラスチッ
ク基板06が配置されている。高周波電極04にはマツ
チングボックス07を介して電源08より電力が供給さ
れる。なお、真空容器03はバルブ09を介して真空ポ
ンプ010よって真空引きされる。
プラスチック基板06に硬化保護膜を形成するには、真
空容器03を真空ポンプ010で減圧し、例えば0.0
1 Torr程度に設定する。次にモノマー流量調整弁
02を開いて有機ケイ素化合モノマー01、例えばオク
タメチルシクロテトラシロキサンを真空容器03内に導
入して、その圧力を数5. OX 10−2Torrに
する。次に例えば周波数13.56MHzの高周波電極
04より出力を数100Wとして、プラズマを発生させ
、5.0ないしN2O分間、高硬度膜を上記プラスチッ
ク基板06に堆積させる。
以上のようにして得られる膜はケイ素、酸素、炭素を組
成にした高硬度の膜である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来の装置では、2枚の電極04.05間にプ
ラスチック基板06を設置して成膜してきることから、
次の問題がある。
■ 電極間に誘電体であるプラスチック基板を設置する
ので、プラズマ発生用電源には高周波電源例えば13.
56 Mtlzの電源が必要である。なお、直流及び低
周波の電源では、電極間にプラスチック基板があると、
それにより電極からの電子供給が制約されるため、−様
な強さのプラズマ発生が困難である。高周波電力が上記
2枚の電極に供給される場合、表皮効果による電圧降下
により、均一なプラズマが発生する領域は小さい。した
がって、従来の技術装置ではプラスチック基板の面積は
約50cmX50cmが限界であり、それ以上の大面積
化は非常に困難である。
■ 成膜されたSiC系薄膜は高硬度の膜であるが、プ
ラスチック基板と該高硬度膜の結合力が十分強くないの
で、はがれてしまうという欠点がある。
本発明は上記技術水準に鑑み、大面積のプラスチックの
表面に硬化保護膜を密着性よく、かつむらなく形成しう
る装置及び方法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成する装置として、下記の構成を
有する装置を提供するものである。
(1)反応容器内にプラスチック基板を挟んでプラズマ
発生用の陽極と陰極とを対向させて、供給される反応ガ
スによりプラスチック基板の表面に硬質薄膜を形成させ
る装置において、プラズマ発生用電極の一方の表面を凹
凸形状とし、該凹凸表面形状電極と平板形状電極に印加
されるプラズマ発生用電界と直交する方向に磁界を印加
する磁界発生源を設けると共に、真空ポンプに連通ずる
開閉弁、圧力調整器を備えた上記反応容器の気体を排出
する排出配管及び反応ガス源に連通ずる開閉弁、マスコ
ントローラを備えた上記反応器に反応ガスを供給する供
給配管を設けてなるプラスチック表面の硬化保護膜形成
装置。
そして、又本発明は上記目的を達成する方法として、下
記の構成を有する方法を提供するものである。
(2)上記(1)の装置において、反応ガスとして0.
SiH,及びN2Oを用い、かつ、成膜順序として、先
ず、02プラズマによりプラスチック基板表面に活性層
を形成させ、次に5IH4とN2O混合ガスプラズマに
より該プラスチック基板表面にSiO□膜を形成させる
ようにしたプラスチック基板表面の硬化保護膜形成方法
(3)上記(1)の装置において、反応ガスとして02
゜SiH,及びCH,を用い、かつ、成膜手順として、
先ず、0.プラズマによりプラスチック基板表面に活性
層を形成させ、次にSiHmとCH1混合ガスプラズマ
により該プラスチック基板表面にSiC膜を形成させる
ようにしたプラスチック基板表面の硬化保護膜形成方法
(4)上記(1)の装置において、反応ガスとして02
゜SiH,及びNH,を用い、かつ、成膜手順として、
先ず、02プラズマによりプラスチック基板表面に活性
層を形成させ、次に5iHaとN11.混合ガスプラズ
マにより該プラスチック基板表面にSiN膜を形成させ
るようにしたプラスチック基板表面の硬化保護膜形成方
法。
(5)上記(1)の装置において、反応ガスとして0゜
及びSi、 C,Hで構成された化合物(テトラメチル
シラン、テトラエチルシラン等)を用い、かつ、成膜手
順として、先ず、O2プラズマによりプラスチック基板
表面に活性層を形成させ、次に0.とSi、 C,Hで
構成された化合物の混合ガスプラズマにより上記プラス
チック基板表面に5iOi膜を形成させるようにしたプ
ラスチック基板表面の硬化保護膜形成方法。
(6)上記(1)の装置において、反応ガスとして02
及びSi、C,H,Oで構成された化合物(テトラエキ
トシシラン、テトラメトキシシラン。
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサンなど)を用い、かつ、成膜手順とし
て、先ず02プラズマによりプラスチック基板表面に活
性層を形成させ、次に前記のSi、C,H、Oで構成さ
れた化合物ガスまたは該ガスとO2の混合ガスプラズマ
により上記プラスチック基板表面にSiO□膜を形成さ
せるようにしたプラスチック基板表面の硬化保護膜形成
方法。
〔作 用〕
■ プラズマ発生用電極として、従来の対向平板電極2
枚の一方の電極に代えて、表面形状が凹凸をした電極を
用いることにより強いグロー放電が発生しやすいように
した。
■ プラズマ発生電界に対して直角方向に磁界を印加し
、かつ、その磁界の強さを正弦波的あるいは矩形波的に
変化させるのと同時に、その方向を、負に変化させるこ
とにより、プラズマ密度の空間的分布及び時間的変化を
平均化できるようにした。
■ 上記(2)により、lmX2m級の大面積のブラダ
7CV D ([:hemical Vapour D
eposition)膜が得られるようになった。又、
この方法によれば反応容器及び電極を大型化しても製品
にむらがなく、更に大面積、例えば3mX5mのプラズ
マCVD膜を作ることができる。
■ 反応ガスとして、O2及び硬化保護膜形成原料ガス
を用い、かつ、成膜手順として、先ず、02プラズマに
よるプラスチック基板表面の活性層を形成させ、次いで
硬化保護膜形成原料ガスのプラズマでC¥ D (Ch
emical VapourDeposition)反
応を起こし、硬化保護膜を形成させることにより、プラ
スチック基板に対する付着力が強固で、かつ、高硬度の
硬化保護膜が得られるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明の装置及び方法を第1図及び第2図に示す
一実施例の装置に基いてその構成を説明する。
1は反応容器で、その中にプラスチック基板10並びに
プラズマを発生させる陰極2と陽極3が対向して設置さ
れている。陰極2は第2図(a)、 (b)に図示して
いるように、平板に格子状等の凹凸を付けた形になって
いる。なお、(a)、(b)における下図は断面を示す
陽極3の構造は平板の形をしている。4はプラズマ発生
電源で直流電源、交流あるいは高周波電源のいずれでも
よい。5は磁界発生電源で、任意で周波数を設定できる
交流電源である。
6はコイルで上記反応器1を囲繞するもので、磁界発生
電源5により電力が供給される。7は圧力計で圧力検出
孔21を介して、上記反応容器1の圧力を検出し、好ま
しくは2個設けられる排気孔22.23の第1及び第2
の圧力調整器8,11に信号を伝達する。第1及び第2
の圧力調整器8.11は上記圧力計7と第1及び第2の
真空ポンプ9,12と連動して用いられる。第1及び第
2の真空ポンプ9,12は上記反応容器1の真空度を、
上記第1及び第2の圧力調整器8.■2を介して所定の
設置値に真空引きする。13は0.ガス供給源で、16
は02のマスフローコントローラである。14Rび15
はそれぞれ、例えばSiH,ガス供給源及びN2[+供
給源である。17及び18はそれぞれ、5IH4及びN
2Oのマスフローコントローラである。■9及び2Oは
第1及び第2のバルブで、それぞれ、O,ガス、及び5
IH4とN2Oのガスの流路を開閉する。22及び23
は第1及び第2の排気孔で、それぞれ、上記第1及び第
2の真空ポンプ9゜12につながっている。24は反応
ガス導入孔で、02.  SiH4及びN2Oガスが導
入される。
上記の装置は上記したような構成を有するものであるが
、以下、該装置の操作方法を兼ねた作用を、以下の具体
的な硬化保護膜の形成方法の実施例によって説明する。
さて、第1図において、プラスチック基板10を図示の
ように陽極3と第2図に示した陰極2の間に設置する。
第1及び第2の真空ポンプ9゜12を駆動して反応容器
1内を排気する。次に、第1のバルブ19を開にして、
02ガスのマスフローコントローラ16を用いて、O2
ガス供給源13よりO2ガスを反応ガス導入孔24を介
して反応容器1へ約50cc/分の流量で供給する。
なお、反応容器1内圧力は圧力検出孔21を介して圧力
計7で検知し、その情報を電気信号として第1の圧力調
整器8へ伝送し、その圧力調整器8と第1の真空ポンプ
9を連動させて稼動させることで約0.05ないし0.
5 Torrの範囲の任意の値に設定される。排気孔が
2個設けられている時には、この間、バルブ26で排気
孔23を閉じ、第2の圧力調整器11と第2の真空ポン
プ12は遮断しておくのがよい。
次にプラズマ発生電源4から陽極3と陰極2に電力を供
給すると、02ガスのグロー放電プラズマが上記電極2
.3間に発生する。この場合、陰極2の構造は第2図(
a)、(ロ)図示のように、平板に格子又は蛸つぼを組
み合わせた形をしているので、第3図に示すように、陰
極2近傍に強い発光をともなう負グローが発生する。な
お、陽光柱はプラスチック基板■0をかこんだ形で発生
している。
プラズマ発生電源4の出力電圧を一定にしておき、上記
反応容器1内02ガス圧力を0. I Torrから約
I Torrまで変化させると、第4図に示すように0
.3 Torr附近までプラズマ電流が著しく増大し、
それを越えると安定することが判った。
すなわち、陰極2の構造がホローカソードと呼ばれるも
のになっている。したがって、プラズマ密度の高い02
プラズマが得られている。
さらに、コイル6と磁界発生電源5により電極2.3間
に発生する電界圧と直交する方向の磁界上を発生させる
。そうすると、第5図に示すように、従来は磁界の強さ
が零(第5図A印)であるため、プラズマ電流は小さく
値であった。
ところが、磁界の強さが80ガウス程度以上になると、
プラズマ電流は著しく増大する。そして、上記コイル6
で発生の磁界上の方向を第6図図示のように(第6図紙
面に垂直方向で下向きの場合二〇印、上向きの場合二〇
印)、正、負交互に変化させると電界Eと磁界上の作用
により、プラズマはEXIBドリフトと呼ばれる力で電
極2.3に平行方向にゆり動かされる。すなわち、上記
磁界氾印加による作用はプラズマ密度を向上させる働き
と、プラズマをゆり動かすことによるプラズマ密度の空
間的、時間的な平均化がなされることである。
したがって、プラスチック基板10の表面はプラズマ密
度の高い02プラズマによって化学反応を受けて、表面
下数10〜数1000人程度の深さまで化学組成の変化
が起きる。すなわち、プラスチック表面は−C−0−C
−,−C=O,−OH。
C00)lといった官能基が導入されて化学的に活性な
層が形成される。
なお、従来の方法で、O2プラズマを発生させないで、
基板表面にSiC系薄膜が直接的に堆積されるので−C
−0−C−,−C=O,−OH,−COONなどの官能
基は比較的少ないと考えられる。
上記O2プラズマによるプラスチック基板IOの表面活
性層形成を約30秒ないし約10分間行った後プラズマ
発生電源4の電力を零にする。
そして、第1のバルブ19を閉にして反応容器の中の0
2ガスを第1の真空ポンプ9により排気する。
次に、シランSiH4ガス供給源14及び亜酸化窒素N
2Oガス供給源15より、それぞれSiH,マスフロー
コントローラ17及びN2Oマス70−コントローラ1
8を介して第2のバルブ2Oを開にして5iHaガス及
びN、0ガスを反応ガス導入孔24より反応容器1内に
例えばそれぞれ約25cc/分の流量で供給する。なお
、反応容器1内圧力は圧力検出孔21を介して圧力計7
で検知し、第2の圧力調整器11及び第2の真空ポンプ
12を連動して稼動させて、約0.05ないし0、5 
Torrの範囲の任意の値に設定される。
この場合、第1の真空ポンプ9及び第1の圧力調整器8
内壁には02分子が吸着して残留しているので、上記ポ
ンプ9及び上記圧力調整器8にSiH,ガスを導入する
と、O2とSiH,が化学反応を起こして5I02の粉
が発生する。Si[]2の粉は数μmないし数100μ
mの直径をもつ高硬度の粉であるため、上記第1の真空
ポンプ9及び上記圧力調整器8内部のガス通路あるいは
オイル類を汚してしまう。そのためζ故障が発生し、成
膜が不可能となることがあるので上記第1の圧力調整器
8と第1の真空ポンプ9は稼動させない。したがって、
この間開閉弁25は閉じて排気孔22を閉めておく。こ
の理由から排気孔は第1図に示すように2個設けておく
ことが好ましい。
プラズマ発生電源4から陽極3と陰極2に電力を供給す
ると、5iH1とN2Oのグロー放電プラズマが上記電
極2.3間に発生する。この場合、前述の如く、陰極2
近傍に強い発光を伴なう負グローが発生する。さらに、
コイル6を磁界発生電源5により、電極2.3間に発生
する電界Eと直交する方向の磁界上を発生させ、前述の
如く磁界上を正、負交互に変化させると、E×侶ドリフ
トでプラズマはゆり動かされる。したがって、プラズマ
密度の空間的、時間的な平均化が行なわれる。
このようにして、SiH,及びN2O混合ガスのプラズ
マを発生しておくと、プラズマCVD(Chemica
l Vapour Deposition)反応により
、5102膜がプラズマ基板10に堆積する。成膜時間
は約1ないし2時間行なった。
最後に上記プラズマ発生電源4及び磁界発生電源5の出
力電力を零にし、第2のバルブ2Oを閉にし反応容器■
内のSiH,とN2Oガスの排気を行う。なお、図示し
ていないが、プラスチック基板10を反応容器1より取
出す場合、ArあるいはN2ガスを反応容器1に導入し
てSiH,ガスをほぼ完全に排気した状態にした後、ド
アを開いて取り出す。
本実施例では、上記方法により、面積1 m X2mの
ポリカーボネート板及びアクリル板表面にSiO□膜を
堆積させた。厚みは約5μm1硬度はビッカース硬度で
2.000ないし3.000程度であった。付着強度は
、接着テープ貼付による引きはがし法で調べた結果、十
分に強いことが判った。
上記実施例としては、反応ガスとして、O2。
SiH,及びN、0を用いた場合について説明したが、
下記の反応ガスの場合も上記と同様にすることでそれぞ
れ、SiC膜及びSiN膜を製造できる。
(イ) O2、  SiH,、CH。
(’0) 02.5IH4,NH3 (ハ)02,5l−H−C化合物 (ニ)0゜、Sl・H−C・○化合物 なお陰極2に第2図(a)、 (b)を格子状または蛸
つぼ状からなる凹みをつけたことにより、電子の発生が
異常に促進される。その結果、プラズマ電流が大幅に増
加するという現象を引きおこす。プラズマ電流が増加す
るとプラズマCVDによる膜形成速度が増加するという
効果があり、したがって、凹みつき陰極利用により成膜
速度が向上される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ビルディング及び家屋の窓材、航空機
・船舶・自動車などの窓材及び電子材料、光学材料、表
示材料など、表面の性質として高硬度、体摩耗性及び耐
擦傷性などが要求される硬化保護膜形成プラスチックが
大面積で、かつ密着力が優れた表面硬化保護膜プラスチ
ックが得られ、産業上の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例の概略構成図、第2図
は本発明装置において使用する電極構造の実施例の概略
構成図、第3図は本発明装置の電極によるグロー放電プ
ラズマを示す模式図、第4図は本発明装置の電極による
グロー放電プラズマの電流と反応容器内圧力の関係を示
す図表、第5図は本発明の電極を用いた場合の、印加磁
界の強さとプラズマ電流の関係を示す図表、第5図は本
発明装置において、印加される磁界旧と電界Eによって
発生するEXIBドリフトの説明図、第7図は従来のプ
ラスチック表面に硬化保護膜を形成させる装置の一態様
を示す概略構成図である。 第1図 態−2図 (cL) 」■嬰現四翌迅 范4図 (7rLA) 第3図 第5図 (rrtA ) 磁界の弦さ ■:IBの方向 (1)) 手続補正書 (方 平成3年5月

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応容器内にプラスチック基板を挟んでプラズマ
    発生用の陽極と陰極とを対向させて、供給される反応ガ
    スによりプラスチック基板の表面に硬質薄膜を形成させ
    る装置において、プラズマ発生用電極の一方の表面を凹
    凸形状とし、該凹凸表面形状電極と平板形状電極に印加
    されるプラズマ発生用電界と直交する方向に磁界を印加
    する磁界発生源を設けると共に、真空ポンプに連通する
    開閉弁、圧力調整器を備えた上記反応容器の気体を排出
    する排出配管及び反応ガス源に連通する開閉弁、マスコ
    ントローラを備えた上記反応器に反応ガスを供給する供
    給配管を設けてなることを特徴とするプラスチック表面
    の硬化保護膜形成装置。
  2. (2)請求項(1)記載の装置において、反応ガスとし
    てO_2、SiH_4及びN_2Oを用い、かつ、成膜
    順序として、先ず、O_2プラズマによりプラスチック
    基板表面に活性層を形成させ、次にSiH_4とN_2
    O混合ガスプラズマにより該プラスチック基板表面にS
    iO_2膜を形成させるようにしたことを特徴とするプ
    ラスチック基板表面の硬化保護膜形成方法。
  3. (3)請求項(1)記載の装置において、反応ガスとし
    てO_2、SiH_4及びCH_4を用い、かつ、成膜
    手順として、先ず、O_2プラズマによりプラスチック
    基板表面に活性層を形成させ、次にSiH_4とCH_
    4混合ガスプラズマにより該プラスチック基板表面にS
    iC膜を形成させるようにしたことを特徴とするプラス
    チック基板表面の硬化保護膜形成方法。
  4. (4)請求項(1)記載の装置において、反応ガスとし
    てO_2、SiH_4及びNH_3を用い、かつ、成膜
    手順として、先ず、O_2プラズマによりプラスチック
    基板表面に活性層を形成させ、次にSiH_4とNH_
    3混合ガスプラズマにより該プラスチック基板表面にS
    iN膜を形成させるようにしたことを特徴とするプラス
    チック基板表面の硬化保護膜形成方法。
  5. (5)請求項(1)記載の装置において、反応ガスとし
    てO_2及びSi、C、Hで構成された化合物を用い、
    かつ、成膜手順として、先ず、O_2プラズマによりプ
    ラスチック基板表面に活性層を形成させ、次にO_2と
    Si、C、Hで構成された化合物の混合ガスプラズマに
    より上記プラスチック基板表面にSiO_2膜を形成さ
    せるようにしたことを特徴とするプラスチック基板表面
    の硬化保護膜形成方法。
  6. (6)請求項(1)記載の装置において、反応ガスとし
    てO_2及びSi、C、H、Oで構成された化合物を用
    い、かつ、成膜手順として、先ず、O_2プラズマによ
    りプラスチック基板表面に活性層を形成させ、次に前記
    のSi、C、H、Oで構成された化合物ガスまたは該ガ
    スとO_2の混合ガスプラズマにより上記プラスチック
    基板表面にSiO_2膜を形成させるようにしたことを
    特徴とするプラスチック基板表面の硬化保護膜形成方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790592A (ja) * 1993-09-23 1995-04-04 Becton Dickinson & Co プラスチック製品のバリアコーティング方法
WO1996033098A3 (en) * 1995-04-13 1996-12-12 Xmx Corp Gas-impermeable, chemically inert container structure and method of producingthe same

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