JPH03236396A - 修飾オリゴデオキシヌクレオチド及びそれを含むdna - Google Patents

修飾オリゴデオキシヌクレオチド及びそれを含むdna

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JPH03236396A
JPH03236396A JP2030432A JP3043290A JPH03236396A JP H03236396 A JPH03236396 A JP H03236396A JP 2030432 A JP2030432 A JP 2030432A JP 3043290 A JP3043290 A JP 3043290A JP H03236396 A JPH03236396 A JP H03236396A
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JP
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formula
modified
dna
modified oligodeoxynucleotide
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JP2030432A
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Hiroshi Takaku
洋 高久
Takashi Ichikawa
市川 尚
Hiroshi Komatsu
博 小松
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、新規な修飾オリゴデオキシヌクレオチド及び
それを含むDNAに関する6本発明の修飾オリゴデオキ
シヌクレオチドは、制限酵素の阻害剤や制限酵素を精製
するためのリガンドとしての用途の他、遺伝子操作の種
々の局面において有用性を有する。
〔従来の技術] 化学的に修飾された核酸塩基は天然にもトランスファー
RNAあるいはメツセンジャーRNA等に存在し、核酸
に独特な機能を付与することが知られている。しかしな
がら、はとんどの生物固体の中心的な遺伝物質であるD
NAはT4ファージにおけるヒドロキシメチルシトシン
のような例外的なものと微生物における制限/修飾系に
よって酵素的に修飾された場合を除き、アデニン、チミ
ン、グアニン及びシトシンからなっている。
DNAに作用するタンパク質の解析に化学的に合成した
オリゴデオキシヌクレオチドは極めて有用な材料である
0例えばlacオペレーターの解析には才へレータ−付
近の塩基配列を任意に置換することによってRNAポリ
メラーゼの認識する塩基が同定されてきた。また、この
場合にはブロモウラシル、ヒポキサンチンといった異常
塩基の導入もなされている( Betz、 J、 L、
ら、Gene廷、 pp、123−132 f1986
)。
EcoRIはDNAに作用する酵素としては最ちよく研
究されているものであり、例えばBerkner、 K
、L、  とFolk、 Il、R,fJ、 Biol
、 Chew。
庄、 3185−3193 (1977+)は酵素的に
修飾されたファージDNAを用いてEcoRI及びEc
oRIメチラーゼに対する反応性を調べているが、化学
的に修飾したオリゴデオキシヌクレオチドを用いた研究
は知られていない。
一方、合成オリゴデオキシヌクレオチドは近年になって
独自の生理活性すなわち細胞内で遺伝子の発現を押える
作用が知られるようになり、細胞内に取り込まれやすく
、また細胞内の核酸分解酵素に対して抵抗性の高い誘導
体が合成されてきている( 5tein、 C,A、と
Cohen、 J、S、 CancerResearc
h 48.2659−2668 f198811゜細胞
内の核酸分解酵素に対して抵抗性の高いオリゴデオキシ
ヌクレオチドは、該核酸分解酵素に対する阻害剤として
用いることができ、また、該核酸分解酵素をアフィニテ
ィクロマトグラフィーにより精製する際のリガンドとし
ての用途を有する他、遺伝子操作の種々の局面において
有用性を有するものと考えられる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、核酸分解酵素に対して高い抵抗性を有
する新規な修飾オリゴデオキシヌクレオチドを提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本願発明者らは、鋭意研究の結果、特定の修飾アデニン
を含むオリゴデオキシヌクレオチドが、制限酵素のよう
な核酸分解酵素に対して高い抵抗性を有することを見出
し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、デオキシ−7,8−ジヒドロキシ
アデノシン−8−オンを分子中に含むオリゴデオキシヌ
クレオチドを提供する。
また、本発明は、9−([2−ヒドロキシル−1−(ヒ
ドロキシメチル)−エトキシ−メチル)−アデニンを分
子中に含む修飾オリゴデオキシヌクレオチドを提供する
さらに、本発明は、上記本発明の修飾オリゴデオキシヌ
クレオチドを分子中に含むDNAを提供する。
[発明の効果] 本発明により、核酸分解酵素に対して高い抵抗性を有す
る新規な修飾オリゴデオキシヌクレオチド及びそれを含
むDNAが提供された0本発明の修飾オリゴデオキシヌ
クレオチドは、該核酸分解酵素の活性部位と結合するが
該酵素によって分解されないので、該核酸分解酵素の阻
害剤として用いることができ、また、該核酸分解酵素を
アフィニティクロマトグラフィーにより精製する際のリ
ガンドとして用いることらできる。さらに、本発明のオ
リゴデオキシヌクレオチドを含むDNAは、少なくとち
該オリゴデオキシヌクレオチドの部分において該核酸分
解酵素の作用を受けないので、例えば塩基配列を変更す
ることなく制限酵素部位を消失させることができ、後で
詳細に述べるように遺伝子操作の種々の局面において有
用性を有する。
[発明の詳細な説明] 上述のように、本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチ
ドは、分子中にデオキシ−7,8−ジヒドロキシアデノ
シン−8−オン(以下dA Q Hと示すことがある)
又は9− ([2−ヒドロキシル−1−(ヒドロキシメ
チル)−エトキシーメチルトーアデニン(以下dacA
と示すことがある)を含む。
本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドは、修飾され
たアデニンを含んでおり、制限酵素のような核酸分解酵
素に対して抵抗性を有する。
本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドは、後述のよ
うに、制限酵素の活性部位と結合するが該制限酵素によ
っては分解されない場合に特に有用であるので、本発明
の好ましい態様では、本発明のオリゴデオキシヌクレオ
チドは制限酵素の認識部位を含む、ちっとち、本発明の
修飾オリゴデオキシヌクレオチドは、制限酵素以外の核
酸分解酵素に対しても抵抗性を示すものと考えられるの
で、制限酵素の認識部位を含むことは必須的ではない。
特に、下記実施例で具体的に示されるように、下記式[
I]ないし [IV]で示される本発明のオリゴデオキ
シヌクレオチドは、制限酵素EcoRIの認識配列を含
むが制限酵素EcoR■に対して優れた抵抗性を有する
ことが見出された。
d  (GG曳ごATTCC)     [I]d  
(GGAAoMTTCC)     [IIId  (
GGacAATTCC)     [III]d  (
GGAacATTCC)     [IV]なお、本発
明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドは、EcoRI以
外の制限酵素に対しても抵抗性を有するちのと考えられ
る。
本発明はさらに、上記本発明の修飾オリゴデオキシヌク
レオチドを含むDNAを提供する0本発明のDNAは、
後述のように、制限酵素の認識部位を含む場合に特に有
用となる。特に、下記式[V]ないし[V III ]
で表わされる配列を有するものは、制限酵素EcoRI
の認識配列を含むが制限酵素EcoRIに対して抵抗性
を有する。
d (GAOHATTC)    [V]d (GAA
”TTC)    [VI]d (GacAATTC)
    [VII]d (GAacATTC)   [
VIII]もっとも、上記と同様、本発明のDNAはE
coRI以外の制限酵素に対してち抵抗性を有するちの
と考えられる。
本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチド及びDNAの
製造方法を第1図に基づいて説明する。ちっと6、製造
方法は下記のものに限定されるわけではない。
dAOH含OHリゴデオキシヌクレオチドの出発原料と
なるデオキシ−N−アセチル−7,8−シヒドロアデノ
シンー8−オン(化合物1)は、Ikehara、 M
らの方法(Che+s、 Pharm、 Bull、 
18゜2441−2446 +19701に基づき、8
−ブロモデオキシアデノシンを酢酸ナトリウム存在下で
無水酢酸と反応させ、生成するN−アセチル−3゛5゛
−ジアセチル−7,8−ジヒドロアデノシン−8−オン
を水酸化ナトリウムと反応させることにより製造するこ
とができる1次いで化合物lを塩化ジメトキシトリチル
(D MTrCl)で処理することにより、5゛位が保
護された化合物2を得ることができる0次いで、化合物
2をトリス−fl、 1.1.3.3.3−ヘキサフル
オロ−2−プロピル)フォスファイト(T HF P 
P )  [(F、C1,CHO]、Pと、触媒量のピ
リジン存在下、例えばジクロロメタンのような溶媒中で
反応させ、加水分解してSakatsume、0らの方
法(Nucleic Ac1ds Res、 17゜3
689−3697 +19891 )に従ってクロマト
グラフィーにより精製することにより3゛位の水酸基が
リン酸化されたヌクレオチド3を得ることができる。
次いで、このヌクレオチド3を、例えばマニュアルの固
相合成法のような常法に基づき、他のヌクレオチドと重
合させ、ジクロロ酢酸、次いでアンモニア水で処理して
脱保護することにより本発明の修飾オリゴデオキシヌク
レオチド及びDNAを合成することができる。上記のよ
うにして合成された修飾オリゴデオキシヌクレオチドは
、さらにDEAE−セルロースカラム及び逆相クロマト
グラフィー等により精製することができる。
dacA含有修飾オリゴデオキシヌクレオチドを製造す
るためには、まず、アシクロアデノシン(化合物4)に
トリメチルクロロシラン(TMSCI)を加え、これに
直ちに塩化ベンゾイル(BzCl)を加えて反応させた
後、反応生成物に希釈アンモニア水を加えることにより
化合物5を得る6次いでこれをdAOHの製造の場合と
同様に、DMTrClで処理してエーテル部分の2位の
水酸基を保護した化合物6を得、次いでこれを[(F、
C1、CHO] 、Pと反応させ、加水分解し、生成し
てヌクレオチド7を合成し、他のヌクレオチドと重合さ
せてdacA含有オリゴヌクレオチド又はDNAを得る
ことができる。また、上記方法によって特定の塩基配列
を有する本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドを合
成した後、それを常法により伸長して本発明のDNAを
製造することもできる6 本発明のDNAはまた、例えば構造遺伝子のような天然
のDNAに上記本発明におけるアデニンの化学修飾を導
入することによってち製造することができるものと考え
られる。これは、例えば以下のようにして行なうことが
できると考えられる。すなわち、2゛−デオキシアデノ
シン及びDNA中のアデニン塩基が活性酸素種(水酸ラ
ジカル)の攻撃を受けるとアデニン8位が水酸化される
。この反応は■■1四においてら起こる。X線、変異原
性や発癌性を示す化学物質には酸素ラジカルの発生源と
なるものが多いことからDNA中に生じた8−ヒドロキ
シアデニン残基が発癌に6関与すると考えられる。
さらに、DNAの複製の際に上記ヌクレオチド3又は7
を原料として反応系に供給することにより、cDNAに
上記アデニンの化学修飾を導入して本発明のDNAとす
ることら可能であろう。
本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドは、上述のよ
うに、核酸分解酵素の活性部位と結合するが該核酸分解
酵素によっては分解されないので該核酸分解酵素の阻害
剤又は該酵素をアフイニティクロマトグラフイーで分離
、精製する際のリガンドとして用いることができる0例
えば、上記式[I]ないし[IVIで示されるオリゴデ
オキシヌクレオチドは、制限酵素EcoRIの阻害剤又
はEcoRIをアフイニテイクロマトグラフィーで精製
する際のリガンドとしての用途を有する。また、本発明
のオリゴデオキシヌクレオチドは、制限酵素の接着末端
の配列を有する場合にはリンカ−としての用途を有する
。すなわち、制限酵素の接着末端の配列を有するリンカ
−に本発明における化学修飾を導入することにより、該
接着末端と結合するが、結合後、該制限酵素によっては
分解されないようにすることができ(すなわち、該制限
酵素部位を消滅させることができ)、後述のような遺伝
子操作の局面において有用性を発揮する。
本発明のDNAは、遺伝子操作において種々の工程で用
いることができる1例えば、構造遺伝子又はその他の有
用な塩基配列に本発明における化学修飾を導入すること
により、該構造遺伝子又は有用配列が制限酵素によって
切断されることを防止することができ、遺伝子操作にお
いて採用できる制限酵素の選択範囲が広がる0例えば、
ベクターに外来遺伝子を導入する場合には、通常、該ベ
クター中に一箇所又は三箇所だけ制限部位が存在する制
限酵素を用いることが普通であるが、該制限部位が三箇
所以上ある場合であってち、所望の制限酵素部位以外の
制限酵素部位に本発明におけるアデニンの修飾を導入す
ることによりその制限酵素部位を消滅させることができ
、従って、採用できる制限酵素の選択範囲が大幅に広が
り、これは、遺伝子操作上、非常に有利なことである。
以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
6っとも、本発明は下記実施例に限定されるものではな
い。
出発物質のデオキシ−7,8−ジヒドロアデノシン−8
−オン(第1図化合物l)は、Ikehara、 Mら
の方法(上掲)に基づき、8−ブロモデオキシアデノシ
ンを酢酸ナトリウム存在下で無水酢酸と反応させ、生成
したN−アセチル−3°  5°−ジアセチル−7,8
−ジヒドロアデノシン−8−オンを2N水酸化ナトリウ
ムと0℃で5分間反応させることにより製造した。なお
、得られた化合物は紫外部最大吸収が291n−にあり
、化合物1であることが確認された。
次いで化合物lを塩化ジメトキシトリチルで処理し、化
合物2を得た。処理の条件は化合物(1モル当量)と塩
化ジメトキシトリチル(1,1モル当量)と無水ピリジ
ン中1.5時間反応させた後、水を加え加水分解し、シ
リカゲルクロマトグラフィーを用いて分離精製した。
次いで化合物2をTHPPPと反応させた。
この際、化合物2とTHFPPとのモル比は1:1.l
であり、また反応は触媒量のピリジン存在下、ジクロロ
メタン中で室温で10分間行なった0反応生成物をIM
)−リエチルアンモニウムビカーボネート緩衝液(pH
7,61を用いて加水分解してSakatsume、 
Oらの方法(上掲)に従ってクロマトグラフィーにより
精製し、化合物3を得た。
次いで、dA、dC,dG及びdTと共に化合物3を反
応に供し、マニュアルの固相合成法により重合させ、式
[I]及び[n]のオリゴデオキシヌクレオチド(第1
図中、化合物8及び9)を合成した。また、対照として
、d A OHを含まない通常のオリゴデオキシヌクレ
オチド(化合物12)も合成した0重合のサイクルは、
H9Takakuらの方法(Chew、 Lett、 
1675−1678f19881 )に従って行ない、
サイクル終了後THF−ピリジン−H,0(44:3:
3、v/vl中0.1MのI2で酸化してフォスフェー
ト体に変換した。
次いでジクロロメタン中2.51ジクロロ酢酸で処理し
、次いでアンモニア水で処理して脱保護した。
脱保護後のオリゴマーは、DEAE−セルロースカラム
(東ソー社製、 TSK gel DEAE−2SW)
を用いて精製し、さらに逆相の高速液体クロマトグラフ
ィーカラム(東ソー社製、TSK gel olig。
DNA RP、0.I M TEAA (pH7,01
中0.75〜25%アセトニトリル直線勾配)によって
再精製した。この時得られたクロマトグラムを第2図に
示す、なお、第2図のaないしeは、それぞれ化合物8
〜12(化合物10.11については実施例2で記載)
についての結果を示す(以下、図中にa −eの表示が
あるときは同様)、第2図より、各オリゴデオキシヌク
レオチドは実質的に単離されたことがわかる。また、化
合物8.9が第1図に示す配列を有していることは蛇毒
ホスホジェステラーゼとアルカリホスファターゼを用い
て加水分解することにより確認した。
アシクロアデノシン(第1図化合物4)にトリメチルク
ロロシランを加え、これに直ちに塩化ベンゾイルを加え
て反応させた1反応条件は、化合物4(1モル当量)と
塩化ベンゾイル(6モル当量)を無水ピリジン中に溶か
し、室温で200時間反応せた。反応後、54m1の希
釈アンモニア水を加えることによって化合物5を得た。
次いで化合物5を実施例1と同様に処理し、化合物10
及び11を得た。化合物lO及び11が第1図に示す配
列を有していることは実施例1と同様にして確認した。
第1図に示す化合物8〜12をそれぞれ0.5Axe。
ユニット用いてこれらを100ユニ・ソトのEcoRI
で18℃、48時間反応させた(全量1 ooLLl、
反応液組成50mM  Tris−HCIfpH7,5
1,100mM  NaC1,10mM  MgC1g
 )  。
経時的にサンプリングし、これらを逆相高速液体クロマ
トグラフィーカラム(東ソー社製、TSKgeloli
go−DNA RPカラム(0,I M TEAA f
pH7,ol中7.5−25%アセトニトリル直線勾配
)で分析して酵素反応を追跡した。結果を第3図に示す
第3図より、対照のオリゴデオキシヌクレオチド12は
EcoRIにより分解されるが、本発明のオリゴデオキ
シヌクレオチド8〜11は全く分解されなかったことが
わかる。
立夏 第1図に示す化合物8〜12をそれぞれ0.5A is
oユニット用いてこれらを500tLlの0.OIM 
Tris−HCI (pH8,81に溶解し、5μgの
蛇毒フォスフオシエステラーゼで37℃、2時間分解し
、引き続いて5μgのアルカリフォスファターゼで37
℃、1時間処理した0分解物は逆相高速液体クロマトグ
ラフィーカラム(東ソー社製、TSK get oli
go−DNA RPカラム(0,I M TEAA(p
H7,Ollデアセトニトリル直線勾配30分間5−8
%、5分間8−25%、15分間25%)で分析した(
第4図)、化合物8及び9についてはモノマーに相当す
る5つのピークが、化合物10及び11についてはさら
にちう1つのピークが現われた。最後のピークはそれぞ
れ部分分解物であるd (GGacAA)、d (GG
AacA)であることが、化学合成したそれぞれの構造
を持った化合物と同一のクロマトグラフィー的な挙動を
とることから確認された。
第1図に示す化合物8〜12の融解温度Tmを、Shi
+5azu160分光光度計(島津製作所製)とShi
mazuTCC−24OA温度コントローラー(島津製
作所製)を用いて、10 mM Tris−HCI f
pH7,61゜80 mM  NaC1,2OmM  
MgCL中で測定した(第5図)、その結果、非修飾オ
クタデオキシヌクレオチド12は33℃であったのに対
し、化合物8は24℃、9は2)”C110は13℃、
11は10℃であった。
CDスペクトルはJASCOJ−6分光偏光計(日本分
光社製)を用いてTm測定の際に用いた緩衝液中で測定
した(第6図)、その結果、化合物8〜11は基本的に
はB型フオームの二本鎖構造をとるが、円偏光度は非修
飾のものに比べ低くなっていることが示された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチドの
合成のための反応経路を示す図、第2図は、陰イオン交
換高速液体クロマトグラフィーカラムによって精製した
本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチド及び対照のオ
リゴデオキシヌクレオチドの溶離パターンを示す図、第
3図は、本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチド及び
対照のオリゴデオキシヌクレオチドのEcoRIによる
消化の経時変化を示す図、第4図は、本発明の修飾オリ
ゴデオキシヌクレオチド及び対照のオリゴデオキシヌク
レ才チドを蛇毒フォスフオシエステラーゼとアルカリフ
ォスファターゼによって消化した後、生じたヌクレオチ
ドを逆相クロマトグラフィーで分離した際の溶離パター
ンを示す図、 第5図は、本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチド及
び対照のオリゴデオキシヌクレオチドの融解プロファイ
ルを示す図、 第6図は、本発明の修飾オリゴデオキシヌクレオチド及
び対唄のオリゴデオキシヌクレオチドのCDスペクトル
を示す図である。 第1図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)デオキシ−7,8−ジヒドロキシアデノシン−8
    −オンを分子中に含む修飾オリゴデオキシヌクレオチド
  2. (2)9−{[2−ヒドロキシル−1−(ヒドロキシメ
    チル)−エトキシ−メチル}−アデニンを分子中に含む
    修飾オリゴデオキシヌクレオチド。
  3. (3)配列中に制限酵素の認識配列を含む請求項1又は
    2記載の修飾オリゴデオキシヌクレオチド。
  4. (4)前記制限酵素が¥Eco¥RIである請求項3記
    載の修飾オリゴデオキシヌクレオチド。
  5. (5)式d(GG¥A^O^H¥ATTCC)[ I ]
    (ただしd¥A^O^H¥はデオキシ−7,8−ジヒド
    ロアデニン−8−オンを示す) で表わされる請求項4記載の修飾オリゴデオキシヌクレ
    オチド。
  6. (6)式d(GGAA^O^HTTCC)[II](ただ
    しdA^O^Hはデオキシ−7,8−ジヒドロアデノシ
    ン−8−オンを示す) で表わされる請求項4記載の修飾オリゴデオキシヌクレ
    オチド。
  7. (7)式d(GG¥acA¥ATTCC)[III](た
    だし、d¥acA¥は9−{[2−ヒドロキシル−1−
    (ヒドロキシメチル)−エトキシ−メチル}−アデニン
    を示す) で表わされる請求項4記載の修飾オリゴデオキシヌクレ
    オチド。
  8. (8)式d(GGA¥acA¥TTCC)[IV](ただ
    し、d¥acA¥は9−{[2−ヒドロキシル−1−(
    ヒドロキシメチル)−エトキシ−メチル}−アデニンを
    示す) で表わされる請求項4記載の修飾オリゴデオキシヌクレ
    オチド。
  9. (9)請求項1ないし8のいずれかに記載の修飾オリゴ
    デオキシヌクレオチドを含むDNA。
  10. (10)式d(G¥A^O^H¥ATTC)[V](た
    だしd¥A^O^H¥はデオキシ−7,8−ジヒドロア
    デニン−8−オンを示す) で表わされる配列を含む請求項9記載のDNA。
  11. (11)式d(GA¥A^O^H¥TTC)[VI](た
    だしdA^O^Hはデオキシ−7,8−ジヒドロアデノ
    シン−8−オンを示す) で表わされる配列を含む請求項9記載のDNA。
  12. (12)式d(G¥acA¥ATTC)[VII](ただ
    し、d¥acA¥は9−{[2−ヒドロキシル−1−(
    ヒドロキシメチル)−エトキシ−メチル}−アデニンを
    示す) で表わされる配列を含む請求項9記載のDNA。
  13. (13)式d(GA¥acA¥TTC)[VIII](ただ
    し、d¥acA¥は9−{[2−ヒドロキシル−1−(
    ヒドロキシメチル)−エトキシ−メチル}−アデニンを
    示す) で表わされる配列を含む請求項9記載のDNA。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996006833A1 (fr) * 1994-08-31 1996-03-07 Takeshi Imanishi Nouveaux analogues de nucleotides
US6787525B1 (en) * 1998-12-04 2004-09-07 Herbert Schott Glyceryl nucleotides, method for the production thereof and their use

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