JPH03232744A - 粗表面を有するガラス体の艶出し方法 - Google Patents
粗表面を有するガラス体の艶出し方法Info
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- JPH03232744A JPH03232744A JP2666890A JP2666890A JPH03232744A JP H03232744 A JPH03232744 A JP H03232744A JP 2666890 A JP2666890 A JP 2666890A JP 2666890 A JP2666890 A JP 2666890A JP H03232744 A JPH03232744 A JP H03232744A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、美術品の額装ないしはCRT、プラズマデイ
スプレー、液晶表示板等各種の表示装置に用いられる無
反射ガラスの製法、厚板ガラスのエツジ研磨面の艶出し
方法ないしは光沢のある型板ガラスの製造方法に関する
。
スプレー、液晶表示板等各種の表示装置に用いられる無
反射ガラスの製法、厚板ガラスのエツジ研磨面の艶出し
方法ないしは光沢のある型板ガラスの製造方法に関する
。
いわゆる、無反射ガラスは、透明な板ガラスをサンドブ
ラストにより表面に細かな凹凸を作り、次いで高濃度の
フッ酸および硫酸の混合液でエツチングすることによっ
て上記の細かな凹凸を滑らかにするという方法で作られ
ている。このようなガラスは密着した絵等を透視しろる
が、一方、室内灯等の反射像は、表面のエツチングによ
りなだらかにされた凹凸のため拡散するためガラス板上
には映らないという特徴を有している。
ラストにより表面に細かな凹凸を作り、次いで高濃度の
フッ酸および硫酸の混合液でエツチングすることによっ
て上記の細かな凹凸を滑らかにするという方法で作られ
ている。このようなガラスは密着した絵等を透視しろる
が、一方、室内灯等の反射像は、表面のエツチングによ
りなだらかにされた凹凸のため拡散するためガラス板上
には映らないという特徴を有している。
また、家具、例えば本箱、飾り棚等の扉に使用されるガ
ラスは、デザイン状エツジ部を斜に研磨して用いること
が多い。この研磨は、ベルト研磨機等で行なわれるが、
艶出しの工程は時間がかかり繁雑である。
ラスは、デザイン状エツジ部を斜に研磨して用いること
が多い。この研磨は、ベルト研磨機等で行なわれるが、
艶出しの工程は時間がかかり繁雑である。
ウィスキー瓶、香水瓶等に用いられるガラス容器は製瓶
時に型がつけられるが、高級品では更に、この型を研削
工具で研削し、次いで高濃度のフッ酸および硫酸の混合
液でエツチングして透明にすることが行なわれる。
時に型がつけられるが、高級品では更に、この型を研削
工具で研削し、次いで高濃度のフッ酸および硫酸の混合
液でエツチングして透明にすることが行なわれる。
また、型付はロールで圧延して作られる型板ガラスは、
種々のデザインの凹凸模様を表面に有し、装飾的効果お
よび透視を妨げる効果を有している。
種々のデザインの凹凸模様を表面に有し、装飾的効果お
よび透視を妨げる効果を有している。
しかし、型板ガラスの表面は型付はロールと接触するこ
とによって生じる「チル模様」と呼ばれる微細なシワ状
の凹凸を有するため光沢がなく安っぽく見えるという不
都合がある。また、安定性のある透明な表面着色も困難
である。
とによって生じる「チル模様」と呼ばれる微細なシワ状
の凹凸を有するため光沢がなく安っぽく見えるという不
都合がある。また、安定性のある透明な表面着色も困難
である。
従来技術において、サンドブラストガラスないしはガラ
ス容器研削面を、高濃度のフッ酸および硫酸でエツチン
グする工程は、安全衛生上極めて危険である。
ス容器研削面を、高濃度のフッ酸および硫酸でエツチン
グする工程は、安全衛生上極めて危険である。
本発明は、上記エツチング工程を不要とし、それよりも
−層安全、簡単かつ安価な無反射カラスの製法を提供す
ることを目的とする。
−層安全、簡単かつ安価な無反射カラスの製法を提供す
ることを目的とする。
更に、本発明は、厚板ガラスのエツジ研磨面の繁雑な艶
出し工程を不要とし、より簡単に光沢を生成せしめる新
規な方法を目的とする。
出し工程を不要とし、より簡単に光沢を生成せしめる新
規な方法を目的とする。
そして、また、本発明は、従来の型板ガラスにおける「
チル模様」を除去し、−層美麗な装飾用板ガラスを提供
することを目的とする。
チル模様」を除去し、−層美麗な装飾用板ガラスを提供
することを目的とする。
本発明の方法は、サンドブラストガラス、摺りガラス、
型板ガラスないしは粗な研削面を有するガラス体の表面
を1〜30μmの厚さのオルガノシロキサン膜で被覆す
ることにより、制御された透明性および光沢性を有する
表面とすることを特徴とする。
型板ガラスないしは粗な研削面を有するガラス体の表面
を1〜30μmの厚さのオルガノシロキサン膜で被覆す
ることにより、制御された透明性および光沢性を有する
表面とすることを特徴とする。
オルガノシロキサン膜の作成法を以下に述べる。
メチルトリメトキシシラン(CH35i (CH30)
3、エチルトリエトキシシラン(C2)1sSi(C
J50)、)等を出発原料とし、アルコール溶液中で加
水分解を行って重縮合せしめた液を、被覆すべき表面に
、塗付スプレー、浸漬、スピンコード等の手段により被
覆し、自然乾燥ないしは50℃程度の温度で強制乾燥し
た後、150〜250℃の温度で数分から数10分保持
して硬化せしめる。オルガノシロキサン膜は、シリコン
アルコキシド5i(RO)4(R:アルキル基)を出発
原料とする所謂ゾルゲル法による膜と比較して、膜厚を
大きくできることが一つの特徴である。 ゾルゲル法に
よる被覆は、通常膜厚の最大値は0.3μm程度であり
、それ以上厚くなるとクラックを生じる。これに反し、
オルガノシロキサン膜では数ミクロンから数10ミクロ
ンの厚さの被膜を形成しつる。これは残存アルキル基に
よるゆるやかな構造が原因と思われる。 本発明に合致
した方法では、オルガノシロキサン被膜の厚味を制御す
ることによって、透明性ないしは光沢性を制御すること
を可能とする。
3、エチルトリエトキシシラン(C2)1sSi(C
J50)、)等を出発原料とし、アルコール溶液中で加
水分解を行って重縮合せしめた液を、被覆すべき表面に
、塗付スプレー、浸漬、スピンコード等の手段により被
覆し、自然乾燥ないしは50℃程度の温度で強制乾燥し
た後、150〜250℃の温度で数分から数10分保持
して硬化せしめる。オルガノシロキサン膜は、シリコン
アルコキシド5i(RO)4(R:アルキル基)を出発
原料とする所謂ゾルゲル法による膜と比較して、膜厚を
大きくできることが一つの特徴である。 ゾルゲル法に
よる被覆は、通常膜厚の最大値は0.3μm程度であり
、それ以上厚くなるとクラックを生じる。これに反し、
オルガノシロキサン膜では数ミクロンから数10ミクロ
ンの厚さの被膜を形成しつる。これは残存アルキル基に
よるゆるやかな構造が原因と思われる。 本発明に合致
した方法では、オルガノシロキサン被膜の厚味を制御す
ることによって、透明性ないしは光沢性を制御すること
を可能とする。
例えば、120番の研磨紙で表面を粗としたガラス板に
おいて、表面凹凸の深さは約5ミクロンのオーダーであ
り、この場合は約3ミクロンの厚味のオルガノシロキサ
ン膜をつけることにより、上記無反射ガラスとすること
ができる。従って、このような目的には、上述のゾルゲ
ル法によるS 102膜では厚味の上限が通常0.3ミ
クロンであるため、表面粗度に与える効果は期待できな
い。
おいて、表面凹凸の深さは約5ミクロンのオーダーであ
り、この場合は約3ミクロンの厚味のオルガノシロキサ
ン膜をつけることにより、上記無反射ガラスとすること
ができる。従って、このような目的には、上述のゾルゲ
ル法によるS 102膜では厚味の上限が通常0.3ミ
クロンであるため、表面粗度に与える効果は期待できな
い。
また、上記オルガノシロキサン膜は、Si−〇−81結
合により構成されているため、通常のプラスチック物質
と比較して、はるかに硬度が高く、傷がつきにくい。
合により構成されているため、通常のプラスチック物質
と比較して、はるかに硬度が高く、傷がつきにくい。
本発明の方法により作成された無反射ガラスは従来のエ
ツチング法によるものと同等の光学性能を有するのみな
らず、従来よりも表面凹凸が滑らかになるため、はこり
による汚れがつきにくい特徴がある。その上、フッ酸等
を使用しないため、安全性に優れる。また、厚板ガラス
のエツジ研磨面、例えば400番研磨材による研磨面で
は、約5ミクロンのオルガノシロキサン膜を被覆するこ
とにより、透明かつ光沢のある外観を呈するようになり
、従来の研磨による艶出し法と比べて、簡単かつ安価に
加工できる。
ツチング法によるものと同等の光学性能を有するのみな
らず、従来よりも表面凹凸が滑らかになるため、はこり
による汚れがつきにくい特徴がある。その上、フッ酸等
を使用しないため、安全性に優れる。また、厚板ガラス
のエツジ研磨面、例えば400番研磨材による研磨面で
は、約5ミクロンのオルガノシロキサン膜を被覆するこ
とにより、透明かつ光沢のある外観を呈するようになり
、従来の研磨による艶出し法と比べて、簡単かつ安価に
加工できる。
更に、型板ガラス、例えば日本板硝子■製、商品名「か
すみ」の型付されていない側に、厚さ5ミクロンのオル
ガノシロキサン膜を被覆することにより、高級感のある
外観を呈する装飾ガラスが得られる。従来、8および1
2mm厚の「かすみ」では、型面の裏面を鏡面研磨した
製品があるが、本発明の方法では、4mmないし6mm
厚の製品にも簡単に適用できるため、安価に従来の片面
層の厚板と同等の外観の製品が得られる。また、適当な
着色剤(無機顔料ないしは有機染料)をオルガノシロキ
サン溶液中に混入して、型板カラスを被覆することによ
り、種々の色彩の着色型板ガラスを得ることも可能であ
る。
すみ」の型付されていない側に、厚さ5ミクロンのオル
ガノシロキサン膜を被覆することにより、高級感のある
外観を呈する装飾ガラスが得られる。従来、8および1
2mm厚の「かすみ」では、型面の裏面を鏡面研磨した
製品があるが、本発明の方法では、4mmないし6mm
厚の製品にも簡単に適用できるため、安価に従来の片面
層の厚板と同等の外観の製品が得られる。また、適当な
着色剤(無機顔料ないしは有機染料)をオルガノシロキ
サン溶液中に混入して、型板カラスを被覆することによ
り、種々の色彩の着色型板ガラスを得ることも可能であ
る。
表1に本発明の実施例を示す。
表 1
オルガノシロキサン溶液としては、神東塗料■製、商品
名「グラセラム#300Jを用いた。グラセラム#30
0は30%のオルガノシロキサンを含有し、溶媒はイソ
プロピルアルコールである。
名「グラセラム#300Jを用いた。グラセラム#30
0は30%のオルガノシロキサンを含有し、溶媒はイソ
プロピルアルコールである。
表1において、#400研磨および#120研磨はそれ
ぞれ#400および#120120研磨ラス板の片面を
粗にした試料である。オルガノシロキサン膜の厚味は#
400研磨処理品で2ミクロン、#120研磨処理品で
は4ミクロンであった。
ぞれ#400および#120120研磨ラス板の片面を
粗にした試料である。オルガノシロキサン膜の厚味は#
400研磨処理品で2ミクロン、#120研磨処理品で
は4ミクロンであった。
表で認められるように、処理品ではヘイズの値が低下し
ている。更に注目されることは、#400研磨未処理品
と#120研磨処理品のヘイズ値は殆んど呻しいにも拘
らず、#120研磨処理品の方が、ガラス板を像上に密
着させた場合、像のコントラストが高く鮮かに見えるこ
とである。この効果は、オルガノシロキサン膜の被覆に
より、ガラス表面の凹凸が一層なめらかになったためと
思われる。
ている。更に注目されることは、#400研磨未処理品
と#120研磨処理品のヘイズ値は殆んど呻しいにも拘
らず、#120研磨処理品の方が、ガラス板を像上に密
着させた場合、像のコントラストが高く鮮かに見えるこ
とである。この効果は、オルガノシロキサン膜の被覆に
より、ガラス表面の凹凸が一層なめらかになったためと
思われる。
以上に詳述したように、本発明の方法によれば、無反射
ガラスを従来よりも安全かつ経済的な方法で製造しろる
ばかりでなく、従来品に比らべて、はこり等の汚れがつ
きにくい特徴を有している。
ガラスを従来よりも安全かつ経済的な方法で製造しろる
ばかりでなく、従来品に比らべて、はこり等の汚れがつ
きにくい特徴を有している。
また、本発明は、型板ガラスに特有の「チル模様」をな
くし、−層美麗な装飾用ガラスとする方法を提供する。
くし、−層美麗な装飾用ガラスとする方法を提供する。
更に、本発明はガラス研磨の艶出し仕上げ工程に代えて
一層経済的な方法を特徴する
一層経済的な方法を特徴する
Claims (1)
- 1)サンドブラストガラス、摺りガラス、型板ガラスな
いしは粗な研削面を有するガラス体表面を1〜30μm
の厚さのオルガノシロキサン膜で被覆することによって
、制御された透明性および光沢性を有する表面とするこ
とを特徴とする粗表面を有するガラス体の艶出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2666890A JPH03232744A (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 粗表面を有するガラス体の艶出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2666890A JPH03232744A (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 粗表面を有するガラス体の艶出し方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03232744A true JPH03232744A (ja) | 1991-10-16 |
Family
ID=12199785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2666890A Pending JPH03232744A (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 粗表面を有するガラス体の艶出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03232744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0782975A1 (en) * | 1996-01-04 | 1997-07-09 | Ppg Industries, Inc. | Reduction of haze in transparent coatings |
EP0992464A1 (en) * | 1998-09-25 | 2000-04-12 | Antonio Lupi S.p.A | Scratch-resistant glass top for furniture and production method |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6191601A (ja) * | 1984-10-12 | 1986-05-09 | Toray Ind Inc | 反射防止性透明材料の製造方法 |
JPS6428251A (en) * | 1987-06-19 | 1989-01-30 | Glaverbel | Glass product with low direct reflection |
-
1990
- 1990-02-06 JP JP2666890A patent/JPH03232744A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6191601A (ja) * | 1984-10-12 | 1986-05-09 | Toray Ind Inc | 反射防止性透明材料の製造方法 |
JPS6428251A (en) * | 1987-06-19 | 1989-01-30 | Glaverbel | Glass product with low direct reflection |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0782975A1 (en) * | 1996-01-04 | 1997-07-09 | Ppg Industries, Inc. | Reduction of haze in transparent coatings |
EP0992464A1 (en) * | 1998-09-25 | 2000-04-12 | Antonio Lupi S.p.A | Scratch-resistant glass top for furniture and production method |
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