JPH03231772A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、トナーにより画像を形成する現像装置に関す
る。

［従来の技術］ 従来の現像装置は、例えば特公昭６３−６７１８７に開
示されるようにトナー搬送量、あるいは、トナー層厚を
規制するためのいわゆる搬送量規制部材のトナー搬送方
向に対して上流側には、　トナー搬送体によるトナー搬
送の有無にかかわらず新規に供給されるトナーが重力に
より押し付けられる構成となっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前述の従来技術では、搬送量規制部材のトナー
搬送方向に対して上流側では、新規供給トナーが重力に
より押し付けられているだけでなく、トナーが搬送量規
制部材により穂切りされるため大量のトナーが滞留し、
次々に搬送されてくるトナーにより搬送量規制部材に強
く押し付けられる力を受け、　トナー同士や他の部材と
擦れあい、凝集等のトナー劣化、疲労を起こし易くなっ
ていた。

また、搬送量規制部材のトナー搬送上流側でトナー凝集
が発生すると搬送量規制部材とトナー搬送体との隙間（
いわゆるドクターギャップ）に凝集塊が詰まり、トナー
搬送体上で部分的にトナー搬送が少量になり、トナー搬
送体が回転体の場合トナー搬送体の一周にわたりトナー
が抜けたようになってしまういわゆる白すじ等を発生し
てトナー搬送量ムラ、ひいては出力画像温度ムラの原因
となっていた。

そこで、本発明はこのような問題点を解決するためのも
ので、その目的とするところは、トナー劣化、疲労がな
く、白すじなどの温度ムラのない高画像品質の現像装置
を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の現像装置は、潜像を形成する潜像担持体に隣接
して像形成体であるトナーを搬送するトナー搬送体が配
設され、トナー搬送体に隣接してトナー搬送量規制部材
が配設されトナー搬送体上のトナーを潜像担持体に付着
させて潜像を顕像化する現像装置において、トナー搬送
部材のトナー搬送方向に対してトナー搬送量規制部材よ
りも上流側にトナー流路形成部材を配設し、トナー搬送
量規制部材により搬送制限されたトナーの圧力回避流路
を形成することを特徴とする。

また、本発明の現像装置は、圧力回避トナー収納室を有
することを特徴とする。

また、本発明の現像装置は、収納室が、トナー量検知セ
ンサを有することを特徴とする。

また、本発明の現像装置は、収納室が、脱着自在なカー
トリッジであることを特徴とする。

また、本発明の現像装置は、収納室が新規トナー供給部
との間に開閉自在なトナー流路を有することを特徴とす
る。

また、本発明の現像装置は、収納室内のトナーを現像剤
トナーホッパーに戻すことを特徴とする。

［作用コ 搬送１規制部材により穂切られたトナーは間断なく搬送
されてくるトナーにより発生する圧力によってトナー流
路形成部材上、および圧力回避流路を収納室へと流動す
る。従って搬送量規制部材のトナー搬送上流側でのトナ
ー凝集等のトナー劣化は発生せず、　トナー搬送体上の
トナー層は一様に形成され、温度ムラのない安定した高
画質画像を得ることが可能となる。

また、収納室へと流動したトナーをタイミング等見計ら
って新規トナー供給部に戻してやればトナー使用効率を
低下させることもない。あるいは、収納室に集められた
トナーを必要に応じて廃棄することも可能となる。

以下、実施例により本発明の詳細な説明する。

［実施例コ 第１図は本発明の実施例における現像装置の断面概観図
である。トナー搬送体１のトナー５搬送方向（矢印α方
向）に対して搬送量規制部材２よりも上流側にトナー流
路形成部材３を配設し、圧力回避流路４を形成している
。圧力回避流路４はトナーが流動し易いように曲率を有
する形状にすることが望ましい。搬送量規制部材２によ
り穂切りされたトナーはトナー搬送体１により間断なく
搬送されてくるトナーにより発生する圧力、重力、及び
トナー自身の流動性によりトナー流路形成部材３上、圧
力回避流路４を矢印β方向へ移動する。

従って搬送量規制部材２のトナー搬送上流側において過
度の圧力を受けることなく、？疑集などのトナー劣化を
起こすことがない。従って、白すし等のトナー搬送体上
のトナー搬送ムラも発生せず、トナー搬送体上には−様
なトナー層が形成されるため、導度ムラのない高画質画
像が得られる。ここで、トナー流路形成部材の形状は本
図に限定されるものではなく、回転体等でもよくそれを
回転させてもよいが、トナー搬送体とトナー流路形成部
材との隙間δはトナー搬送体によるトナー搬送を制限す
ることのないだけの空隙を有することが望ましい。また
、　トナーとトナー搬送体とは例えば磁性トナーとマグ
ローラー等の公知の技術が使用可能であり、本発明を限
定するものではない。

尚、１１は潜像担持体であり、矢印γはその回転方向を
示しているが、これに限定されないことはいうまでもな
い。６ａ、６ｂは新規トナー供給部であり、本図に示す
ようにトナーが６ｂを経由せずに６ａから直接重力など
によりトナー搬送量規制部材２に押し付けられることが
ないような構造をとることが望ましい。

第２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）は本発明の実施例に
おける現像装置の要部断面図である。第２図（ａ）はト
ナー搬送体１によりトナー５が搬送量規制部材２の位置
まで搬送された状態である。トナー流路形成部材３は位
置δにおいてトナー搬送体１によるトナー５の搬送を遮
らないように配設されている。第２図（ｂ）は搬送量規
制部材によりトナー搬送体のトナー搬送が規制され始め
た状態を示している。規制されたトナーはトナー搬送体
により間断なく搬送されてくるトナーにより搬送量規制
部材に押し付けられる方向に力を受けるが、上方に回避
空間があるため搬送量規制部材に沿ってせり上がってい
く。第２図（Ｃ）はさらにトナー搬送体によるトナー搬
送が進んだ状態を示している。圧力回避流路をズのよう
な曲面形状に成形しておけば、搬送量規制部材のトナー
搬送方向に対し上流側の面をせりあがったトナーは重力
、およびトナー自身の流動性により搬送量規制部材のト
ナー搬送方向に対し上流側に滞留することなく矢印β方
向へと流動する。

第３図は本発明の別の実施例における現像装置の断面概
観図である。トナー流路形成部材３のトナー搬送方向に
は収納室７が形成されており、搬送されてきたトナーを
搬送量規制部材２方向へ逆流させることがない、特に、
トナーが搬送量規制部材方向へ逆流してしまっては収納
室を設けた意味が無くなってしまうため、収納室に収納
室内トナー量検知センサを配設しておくことにより・　
トナーが逆流する危険を事前に察知することができる。

尚、ここでいうセンサはその検知手段が機械的、電気的
、光学的等に限定されるものではなく、第３図において
はトナーよりも比重の軽い発泡樹脂を用いた機械的スイ
ッチを示したがもちろんこれに限定されない。図中８ａ
はトナー量に連れて上昇する発泡樹脂性の検知端子、８
ｂは８ａの接触によりｏｎ、ｏｆｆするスイッチである
。

第４図は本発明のさらに別の実施例における現像装置の
断面概観図である。収納室が脱着の自在なカートリッジ
９になっているため、搬送されてきたトナーを廃棄した
り、あるいは新規トナー供給部６ａへ戻すことが容易に
可能となる。第４図においてカートリッジ９はトナー搬
送体１の長手方向にスライド可能に保持した例を示した
が、その形状、保持方法、脱着方法共にこれに限定され
ない。

第５図は本発明のさらに別の実施例における現像装置の
断面概観図である。トナー収納室の、新規トナー供給部
６ｂと隣接する部分に開閉可能なトナー流路１０が配設
されている。この流路を開くことにより、収納室内のト
ナーを容易に新規トナー供給部に戻すことができ、従っ
てトナーの使用効率を低下させることがない。流路の開
閉には公知の技術を用いることでいっこうに差し支えな
く、また、第５図に限定されないことはいうまでもない
。

また、この流路の開閉を収納室内トナーｌ、あるいは現
像回数、あるいは印字枚数、あるいは現像プロセスシー
ケンスにおけるタイミング等により制御することで、収
納室内に大量のトナーが溜り、凝集等のトナー劣化を起
こすことを防ぎ、さらにトナーが搬送量規制部材方向に
逆流して搬送Ｉ規制部材でのトナー規制や、トナー劣化
防止を妨げる等の悪影響を与えることをより効果的に防
ぐことができる。

以上図面を用いて実施例を述べたが、本発明は以上の実
施例のみならず、広く電子写真記録装置等の現像装置に
応用することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、　トナー搬送方向
に対して搬送量規制部材よりも上流側にトナー流路形成
部材を配設し圧力回避流路を形成したため、トナー搬送
体により搬送されるトナーがトナー搬送方向に対して搬
送量規制部材よりも上流側において圧力を受はトナー凝
集等のトナー劣化を起こすことを防止することができ、
さらに、トナーの凝集などを発生することがないためド
クターギャップに凝集塊が詰まりトナー搬送体上に白す
じ等の湯度ムラを発生することなく安定したトナー層を
形成することが可能になり、圧力回避トナー収納室を設
けることにより圧力回避流路に渣動したトナーが搬送量
規制部材方向へ逆流して搬送量規制部材でのトナー規制
や、トナー劣化防止を妨げることがなくなり、特に収納
室内にトナー量検知センサを配設することによりこの効
果を増すことができ、さらに収納室内に大量のトナーが
溜ることによるトナー凝集をなくすように収納室内のト
ナー量をコントロールすることも可能となり、収納室を
脱着可能なカートリッジとすることにより収納したトナ
ーをカートリッジにより回収して新規トナー供給部へ戻
したり、収納室から新規トナー供給部への流路を設ける
ことによりトナーを再利用することができトナーの使用
効率を低下させることがなく、必要に応じてカートリッ
ジ内のトナーを廃棄することも容易に可能となり、画像
品質の高い出力が得られる現像装置を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における現像装置の断面概観図
。 第２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）は本発明の実施例に
おける現像装置の要部断面図。 第３図は本発明の別の実施例における現像装置の断面概
観図。 第４図は本発明のさらに別の実施例における現像装置の
断面概観図。 第５図は本発明のさらに別の実施例における現像装置の
断面概観図。 ６　ａ、、　　ｂ ８ａ、ｌ） 　０ トナー搬送体 トナー搬送量規制部材 トナー流路形成部材 圧力回避流路 トナー 新規トナー供給部 収納室 トナー量検知センサ カートリッジ 開閉可能トナー流路 以　　上 簗２図（ａ） 第２図（ｂ） 第３図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）潜像を形成する潜像担持体に隣接して像形成体で
   あるトナーを搬送するトナー搬送体が配設され、前記ト
   ナー搬送体に隣接してトナー搬送量規制部材が配設され
   、前記トナー搬送体上のトナーを前記潜像担持体に付着
   させて前記潜像を顕像化する現像装置において、前記ト
   ナー搬送部材のトナー搬送方向に対して前記トナー搬送
   量規制部材よりも上流側にトナー流路形成部材を配設し
   、前記トナー搬送量規制部材により搬送制限されたトナ
   ーの圧力回避流路を形成することを特徴とする現像装置
   。
2. （２）圧力回避トナー収納室（以後、単に収納室と記述
   する）を有することを特徴とする請求項１記載の現像装
   置。
3. （３）前記収納室が、収納室内トナー量検知センサ（以
   後、単にトナー量検知センサと記述する）を有すること
   を特徴とする請求項２記載の現像装置。
4. （４）前記収納室が、脱着自在なカートリッジであるこ
   とを特徴とする請求項２または３記載の現像装置。
5. （５）前記収納室が新規トナー供給部との間に開閉自在
   なトナー流路を有することを特徴とする請求項２または
   ３記載の現像装置。
6. （６）前記収納室内のトナーを前記新規トナー供給部に
   戻すことを特徴とする請求項２または３または４または
   ５記載の現像装置。