JPH0322872Y2 - - Google Patents

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JPH0322872Y2
JPH0322872Y2 JP1984048742U JP4874284U JPH0322872Y2 JP H0322872 Y2 JPH0322872 Y2 JP H0322872Y2 JP 1984048742 U JP1984048742 U JP 1984048742U JP 4874284 U JP4874284 U JP 4874284U JP H0322872 Y2 JPH0322872 Y2 JP H0322872Y2
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self
wire
power supply
wires
heater
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Description

【考案の詳細な説明】
〔考案の背景と目的〕 本考案は、プラスチツク材料に導電性粉体を混
合して正の抵抗温度係数を有するようにした半導
電性の組成物により形成された帯状の抵抗体とこ
の抵抗体の幅方向両側縁に各1本の電極導体を埋
設して構成された自己制御性ヒータ線と、これに
対して電源供給用となる電線とを組み合わせた自
己制御性ヒータの提供に関する。 高粘度流体を輸送するパイプラインでは、ヒー
タをトレース施工して当該流体の粘度を低くする
ことにより流体輸送の便に供している。 しかして、パイプラインにトレース施工するヒ
ータとしては、熱源として電気抵抗発熱方式のも
のが一般に採用されている。この電気抵抗発熱方
式のヒータには、(1)金属製導体を抵抗線としてこ
れを無機絶縁物で被覆しさらに金属シースで覆つ
た所謂無機絶縁ケーブル(MIケーブル)による
ものと、(2)ポリエチレンや弗素樹脂等のプラスチ
ツク材料にカーボン等の導電性粉体を混合して正
の抵抗温度係数を有するようにした半導電性組成
物により形成された帯状抵抗体の両側縁に銅線等
の電極導体を埋設した所謂自己制御性ヒータによ
るものとがある。 しかして、MIケーブル方式と自己制御性ヒー
タ方式とにおいて、長所と短所とを比較してみる
と、下記表1の通りである。
〔考案の概要〕
即ち、本考案の自己制御性ヒータは、プラスチ
ツク材料に導電性粉体を混合して正の抵抗温度係
数を有するようにした半導電性組成物により形成
された帯状抵抗体と該抵抗体の幅方向両側縁に各
1本の電極導体を埋設して構成された自己制御性
ヒータ線の複数同一平面内に側縁同士が対向する
ように並列させ、これら複数本の自己制御性ヒー
タ線の隣り合う側縁部間及び両外側の自己制御性
ヒータ線の側縁に各1本までの電源供給用電線を
並設させ、これら電源供給用電線と複数本の自己
制御性ヒータ線とを一括してプラスチツク材料に
よる平型の外装被覆で一体化し、該外装被覆には
電源供給用電線と自己制御性ヒータ線の側縁との
境界部分に一致した長さ方向の溝を有することを
特徴とするものである。 〔実施例〕 以下、添付した図面に基づいて説明する。 第1図は本考案において使用する自己制御性ヒ
ータ線1を示すもので、ポリエチレンや弗素樹脂
等のプラスチツク材料にカーボン等の導電性粉体
を混合して正の抵抗温度係数を有するようにした
半導電性組成物を用いてこれを帯状に成形した帯
状抵抗体1−Bと、この帯状抵抗体1−Bの幅方
向両側縁にSnやNiメツキを施した銅線の撚線と
してなる電極導体1−A,1−Aを埋設一体化さ
せ、外周にはポリエチレンや弗素樹脂等の絶縁材
料による絶縁被覆1−Cが施されたものである。 かかる帯状抵抗体1−Bへの電極導体1−Aの
埋設一体化は、帯状抵抗体1−Bを形成する半導
電性組成物の押出機の成形ダイスに電極導体1−
B,1−Bを通過させつつ当該組成物を押出成形
することでなされる。 第2図は本考案において使用する電源供給用電
線2を示すもので、銅線を撚合せて構成される導
体2−Aの周上にポリエチレンや弗素樹脂等の絶
縁材料の押出被覆による絶縁被覆2−Cを設けた
ものである。 第3図a及びbは、かかる第1図の自己制御性
ヒータ線1と第2図の電源供給用電線2とを適用
して構成された本考案の自己制御性ヒータの一実
施例を示すものである。 この実施例では、2本の自己制御性ヒータ線
1,1と3本の電源供給用電線2,2,2とで構
成した例であつて、それらは同一平面内で並列配
置される。即ち、2本の自己制御性ヒータ線1,
1を側縁同士が対向するように並列に配置し、そ
れら自己制御性ヒータ線1,1の間に1本の電源
供給用電線2を介在配設するとともに、左右の自
己制御性ヒータ線1,1のそれぞれの外側縁に各
1本までの電源供給用電線2,2を添設状態で配
設したものである。そして、それら一連の自己制
御性ヒータ1,1と電源供給用電線2,2,2と
を平型の外装被覆3−Cで一体化することで、自
己制御性ヒータ3として構成されている。 かかる平型の外装被覆3−Cは、ポリエチレン
や弗素樹脂等のプラスチツク材料により形成され
るもので、一連のものとして並べられた自己制御
性ヒータ1,1及び電源供給用電線2,2,2周
りに押出被覆することにより一括被覆がなされて
いる。しかして、外装被覆3−Cには、電源供給
用電線2と自己制御性ヒータ1の側縁との境界部
分に一致して長さ方向に延びる溝1−Dが形成さ
れている。これは後述する施工性を改善するのに
有効なものである。 かかる実施例のように自己制御性ヒータ線1を
複数本とすることで、ヒータ発熱量が該ヒータの
本数の積となるので、一つの自己制御性ヒータ3
として高出力化が図れる。 即ち、1本あたりの自己制御線ヒータ線2の発
熱量が電圧100Vで25W/m、電圧200Vで40W/
mとなる場合、第3図のように2本の自己制御性
ヒータ線1,1による場合は、電圧が100Vで
50W/m、電圧が200Vで80W/mとなるような
高出力化が図れる。 また、一体化した自己制御性ヒータ3はによれ
ば、各自己制御性ヒータ線1,1の両側縁に電源
供給用電線2,2,2が添わされているので、あ
る長さ毎に左右の電極導体1−Aに己自身の導体
2−Aを接続することにより、自己制御性ヒータ
線1の長さの積で増す電流増加分を電源供給用電
線2に分流させ、電極導体1−Aの許容電流値を
越えないようにし、もつて、この種自己制御性ヒ
ータ線1でネツクとなつていた長尺化困難な問題
を克服して長尺化の布設に対応できるものとして
いる。 第3図のように、自己制御性ヒータ線1を2本
とし電源供給用電線を3本とする場合は、電源電
圧を単相3線式にして、高出力化を図れるもので
ある。第4図a〜bは、そうした単相3線式の電
源系統に接続する三様の例を示したもので、aは
中央の電線導体2−Aと左右外側の各電線導体2
−A,2−Aとの間でそれぞれ100V回路を形成
するもので、中央の電線2を左右の各自己制御性
ヒータ線1,1の片側電極導体1−A,1−Aに
接続し、左右外側の各電線2,2を左右の自己制
御性ヒータ線1,1の外側の電極導体1−A,1
−Aに接続するものとし、もつて、50W/m
(25W/m×2)の出力を得るものである。 bの例は、中央の電線と一方の外側の電線の導
体2−Aとの間で100V回路を形成し、両外側の
電線導体2−A,2−A相互間で200V回路を形
成するもので、一方の自己制御性ヒータ線1を
100V回路にかつまた他方の自己制御性ヒータ線
2が200V回路につながるように電線導体を各電
極導体に接続した例である。その場合の出力は、
65W/m(25W/m+40W/m)である。 さらにcは、bの同じ100V、200回路を割り当
てたものであつて、各自己制御性ヒータ1,1が
200V回路からのサービスを受けるように各電極
導体と電線導体とを接続するものとしてある。そ
の場合の出力は、80W/m(40W/m×2)であ
る。 このように高出力化を図るにしても、異なる発
熱量の高出力化が可能となり、それだけ現場の発
熱設計に柔軟に対応したものを提供することがで
きる。 さらに、これら二本の自己制御性ヒータ線1,
と三本の電源供給用電線2,2,2とは交互に一
連のものとして同一平面に並べられそして平型の
外装被覆3−Cで一括されたものであるので、一
つの自己制御性ヒータ3として一回の施工で済む
ものである。而もかかる外装被覆3−Cは、プラ
スチツク材料により平型に成形されているととも
に、電源供給用電線2と自己制御性ヒータ線1の
側縁との隣接境界部分に一致した長さ方向の溝3
−Dが形成されているので、自己制御性ヒータ3
としてみた場合、当該溝3−Dを屈折部として折
り曲げることができ、パイプラインのように曲面
を持ち而も発熱面積が大きなものへの各ヒータ線
1,1の密着トレース施工が行える。 〔考案の効果〕 説明してきた通り、本考案にかかる自己制御性
ヒータによれば、特に電源電圧の設計が不要で工
事作業性に優れ而もサーモスタツドが不要な自己
制御性ヒータの特徴を生かし、これの長尺布設を
可能にし、併せてそれらの条件を満足した上で高
出力化をも可能にしたこの種自己制御性ヒータを
提供するという当初の目的を達成せしめ、この種
自己制御性ヒータの用途を拡大する上で大きく貢
献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自己制御性ヒータに適用され
る自己制御性ヒータ線の例を示す斜視的説明図、
第2図は本考案の自己制御性ヒータに適用される
電源供給用電線の例を示す斜視的説明図、第3図
a及びbは本考案にかかる自己制御性ヒータの一
実施例を示す横断面説明図及び斜視的説明図、第
4図a〜cは同自己制御性ヒータの三様の結線概
要図である。 図中、1は自己制御性ヒータ線、1−Aは電極
導体、1−Bは帯状抵抗体、2は電源供給用電
線、3は自己制御性ヒータ、3−Cは平型の外装
被覆、3−Dは溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク材料に導電性粉体を混合して正の
    抵抗温度係数を有するようにした半導電性組成物
    により形成した帯状抵抗体と該抵抗体の幅方向両
    側縁に各1本の電極導体を埋設して構成された自
    己制御性ヒータ線の複数を同一平面内に側縁同士
    が対向するように並列させ、これら複数本の自己
    制御性ヒータ線の隣り合う側縁部間及び両外側の
    自己制御性ヒータ線の側縁に各1本までの電源供
    給用電線を並設させ、これら電源供給用電線と複
    数本の自己制御性ヒータ線とを一括してプラスチ
    ツク材料による平型の外装被覆で一体化し、該外
    装被覆には自己制御性ヒータ線の側縁と電源供給
    用電線との境界部分に一致した長さ方向の溝を有
    することを特徴とする自己制御性ヒータ。
JP4874284U 1984-04-02 1984-04-02 自己制御性ヒ−タ Granted JPS60160494U (ja)

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JP4874284U JPS60160494U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 自己制御性ヒ−タ

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JPS60160494U JPS60160494U (ja) 1985-10-25
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JP2534054B2 (ja) * 1987-03-02 1996-09-11 三菱電機株式会社 自己温度制御型平形ヒ−タ

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JPS60160494U (ja) 1985-10-25

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