JPH03228441A - 電力線搬送用通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として電灯線等のインピーダンス変化が激
しい伝送路を介して通信を行う場合の電力線搬送用通信
装置に関するものである。

従来の技術 最近、インピーダンス変化の激しい電灯線のような伝送
路を用いる伝送方式にスペクトラム拡散通信方式が注目
されるようになってきた。

スペクトラム拡散通信方式は、狭帯域の信号に広帯域な
スペクトラムを持つ符号を合成することにより、送信信
号を広帯域なスペクトラム信号として送信する通信方式
であるため、従来の他の方式に比べ、雑音や妨害に強く
、秘話性に富むなどの特徴をもち、この特徴を活かした
利用方法が検討されている。この方式の一つとしてスペ
クトラム直接拡散方式が知られている。この方式は、受
信装置側で、送信装置側の変調を行う疑似雑音信号と同
期を取る必要があり、一般的には遅延ロック追跡やタウ
・ティザ追跡等の処理を行っている。

（例えば、スプレッド・スペクトラム・アール・シー・
デイクソン・ジョン・ウィリー・アンド・す７”１９７
６年（’　５ｐｒｅａｄ　Ｓｐｅｃｔｒｕｍ　Ｓｙｓｔ
ｅｍゝゝＲ，Ｃ，Ｄｉｘｏｎ、Ｊｏｈｎ　Ｗｉｌｅｙ　
＆　５ｏｎｓ　　Ｉｎｃ、　　１９７５参照）） 発明が解決しようとする課題 しかし、以上のような構成では、受信機の回路構成が複
雑になってしまうということと、電灯線のインダクタン
ス成分と電灯線の負荷によるキャパシタンス成分による
位相変化に対して通信の信頼性が劣化するという課題を
有していた。

本発明は上記課題に鑑み、第１の目的は同期弓き込み及
び同期保持を不要とし、第２の目的は電灯線の持つイン
ダクタンス成分と電灯線につながる負荷の持つキャパシ
タンス成分とによる位相変化に対して強い電力線搬送用
通信装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の技術的解決手段は、
連続したデータ間の変化に対応させて位相シフトを行う
差動符号化の手段と、前記差動符号化手段の出力を擬似
雑音信号により位相変調する第１のミキサと、前記デー
タの伝送レートの整数倍の周波数を発振する発振器と、
前記第１のミキサの出力と前記発振器の出力とを乗算す
る第２のミキサと、前記第２のミキサの出力である送信
信号が通過するインピーダンス変化の激しい伝送路と、
前記伝送路の出力に対して、前記擬似雑音信号の整数倍
遅延させる遅延回路と、前記遅延回路の出力と受信信号
とを乗積する位相変調器と、前記位相変調器の出力から
前記搬送波周波数の２倍の周波数成分のみを取り出すフ
ィルタと、前記フィルタ出力を２値に変換するコンパレ
ータとを設けたものである。

作　　　　用 本発明は上記構成により、データを差動符号化し、さら
に擬似雑音信号で位相変調した信号を、データの伝送レ
ートの整数倍の周波数の搬送波周波数により周波数変換
を行った送信信号を送る。

前記送信信号はインピーダンス変化の激しい伝送路を通
過して位相変化を受ける。受信装置は前記伝送路の出力
を前記擬似雑音信号ｎ（ｎは１以上の整数）周期分遅延
させたものとを乗算した後、搬送波周波数の２倍の周波
数を取り出すフィルタを介し、フィルタの出力を２値に
変換することにより復調が可能となる。また、受信信号
と受信信号を擬似雑音信号ｎ（ｎは１以上の整数）周期
分遅延させた信号を乗算することにより、電灯線におい
て同一の位相変化を受けているために受信装置では同期
を取る必要がなくなる。また、受信装置側で送信装置側
の擬似雑音信号を乗じるよシは、同じ位相変化を受けた
擬似雑音信号を乗じることによシ位相変化に対して強い
通信装置とすることができる。

実施例 以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施例につい
て説明する。図は、本発明の電力線搬送用通信装置のブ
ロック図である。

図において、１１はデータ、１２は連続したブタ間の変
化に対応させて位相シフトを行う差動符号器、１３は擬
似雑音信号発生器、１４は差動符号器１２の出力て擬似
雑音信号発生器１３の出力を位相変調するミキサ、１５
は搬送波周波数を発振する発振器、１６はミキサ１４の
出方と発振器１５の出力を混合するミキサ、１７はイン
ピーダンス変化の激しい伝送線路、１８は伝送線路１７
の出力を擬似雑音信号のｎ（ｎは１以上の整数）周期遅
延させる遅延回路、１９は伝送線路１７の出力と遅延回
路１８の出力とを混合するミキサ、２０は搬送波周波数
の２倍成分のみを取シ出スローバスフィルタ、２１はロ
ーパスフィルタ２０の出力を２値に変換するコンパレー
タである。

以上のような構成において、以下その動作を説明する。

まず、図において、データ１１を差動符号器１２により
、連続したデータ間の変化に対応させて位相シフトを行
う差動符号化を行い、擬似雑音信号１３により、差動符
号化した信号をミキサ１４　Ｋより位相変調する。さら
にミキサ１４の出力き搬送波周波数とをミキサ１６によ
り乗算して周波数変換を行なう。周波数変換した信号は
送信信号として、インピーダンス変化の激しい伝送路１
７を通過する。インピーダンス変化の激しい伝送路１７
を通過した受信信号と、受信信号を遅延回路１８により
擬似雑音信号のｎ（ｎは１以上の整数）周期遅延させた
信号とをミキサ１９により乗算することにより、擬似雑
音信号の相関をとり、次に、ローパスフィルタ２０によ
り必要な信号成分を取り出す。次に、ローパスフィルタ
２０の出力をコンパレータ２１によｉ）２値化すること
により、復調データを得ることができる。ここで、コン
パレータ２１　は標本化パルスのタイミングにより信号
を２値に判別する判別器であっても良い。

以上、本実施例によれば、インピーダンス変化の激しい
伝送路において、よシ正確なデジタルデータ通信を行う
ことができる。

発明の効果 以上のように本発明は、受信信号と、受信信号を擬似雑
音信号のｎ　（ｎｌｄｌ以上の整数）周期だけ遅延させ
た信号とを乗算することで、擬似雑音信号の相関を取る
ため、電灯線の持つインダクタンス成分と、電灯線上の
負荷の持つキャパシタンス成分等により起こる位相変化
に対して、同じ位相変化を受けた擬似雑音信号で相関を
とることにより、位相変化に対して強い通信装置を得る
ことができ、また、同期補足回路が不要なため簡単な回
路構成で復調することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における電力線搬送用通信装置の
ブロック図である。 １１・・・データ、１２・・差動打器、１３・・・擬似
雑音信号発生器、１４−・・ミキサ、１５・・・発振器
、１６・・・ミキサ、１７・・インピーダンス変化の激
しい伝送、１８・・・遅延回路、１９・・・ミキサ、２
ｏ・ローパスフィルタ、２１・・・コンパレータ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）連続したデータ間の変化に対応させて位相シフト
   を行う差動符号器と、擬似雑音信号を発生させる擬似雑
   音信号発生器と、前記差動符号器の出力を前記擬似雑音
   信号発生器の出力で２相変調するための第１のミキサと
   、前記データのデータレートの整数倍の周波数の搬送波
   を発生する発振器と、前記第１のミキサの出力と前記発
   振器の出力とを乗算する第２のミキサとからなる送信器
   と、前記送信器の出力が通過するインピーダンス変化の
   激しい伝送路の出力に対して、受信信号を擬似雑音信号
   の周期の整数倍遅延させる遅延手段と、前記遅延手段の
   出力と受信信号とを乗積する位相変調器と、前記位相変
   調器の出力からデータ成分のみを取り出すフィルタと、
   前記フィルタ出力を２値に変換するコンパレータとを具
   備する電力線搬送用通信装置。
2. （２）コンパレータは標本化パルスのタイミングにより
   信号を２値に判別する判別器からなる請求項１記載の電
   力線搬送用通信装置。