JPH03226878A - 時系列データ処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプロセス等において計測した時系列データを取
り込んで表示する場合のデータ処理システムに関するも
のである。

〔従来の技術〕

石油精製プラント等においては、温度、流量、圧力等の
プロスセス量を多数の点において測定し、膨大な量の時
系列データを監視しながら運転を行っている。この場合
、時系列データは膨大であるので、大型のホストコンピ
ュータで計測データを取り込み、そのうちの一部をパソ
コン、ワークステーション等に転送して分析し、プラン
トの運転状態の解析、事故があった場合のその後の解析
、過去のデータと比較したときのプラントの今後の状態
の推測等を行っている。

〔発明が解決すべき課題〕

ところで、膨大な量の時系列データをホストコンピュー
タから転送して分析する場合、ノイズ等による異常値を
修正する必要があるが、その場合どれが異常値かを見極
める必要がある。しかしデータ量が多いので、データの
中から異常値を検索することは極めて因雛である。また
、−度に転送して分析するデータ量には限りがあるので
、順次データを転送する場合、各転送毎のデータの接続
が正確に且つ容易に行えるようにする必要がある。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、時系列デ
ータの修正を容易にし、かつデータの転送をスムーズに
行えるようにした時系列データ処理システムを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために本発明は、所定周期で連続的に時系列データ
を取り込む第１のデータ処理手段と、第１のデータ処理
手段から指定した期間の時系列データが転送される第２
のデータ処理手段と、転送されたデータを格納する記憶
手段と、転送された所定期間のデータをグラフ化して表
示する手段とを備えたシステムであって、表示されたグ
ラフに沿ってカーソルを移動させる手段と、カーソルで
指定したデータを消去する手段と、消去したデータに代
えて修正する手段とを備えたことを特徴とし、また第２
のデータ処理手段におけるデータの取り込みは、期間の
終わりのみを指定することにより、前の期間の終わりに
追加してデータが取り込まれることを特徴とする。

〔作用〕

本発明は、所定期間の時系列データをグラフ表示してカ
ーソルがグラフの山に沿って移動するようにし、前後の
データの関係から異常値と考えられるデータをカーソル
移動により探しだし、異常値の位置において、例えばマ
ウスのクリック操作で消去するとともに、修正データを
プロットすることにより、容易に異常値を検索して時系
列ブタの修正を行うことができる。また、ポストコンピ
ュータから時系列データを順次取り込む場合、今回取り
込むデータの終わりの時期だけを指定することにより、
前回に続いてデータを追加することができ、膨大なデー
タの解析を容易に行うことが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の時系列データ処理システムを示す図、
第２図はプラントの一部を示す図、第３図はグラフ化し
た時系列データを示す図、第４図はカーソル移動を説明
するた狛の図、第５図はデータ修正方法を説明するため
の図、第６図はデータ転送方法を説明するための図であ
る。図中、１はホストコンピュータ、２は時系列データ
記憶装置、３はワークステーション、４は時系列データ
記憶装置、５は表示装置、１０．１２は蒸留塔、１１は
ポンプ、１３はバルブ、１４は異常値、１５はカーソル
である。

例えば、プラントの各部において計測した温度、流量、
圧力等のデータが１分間隔等の所定周期でホストコンピ
ュータに入力され、データ処理して記憶装置２に時系列
データとして保存される。取り込んだデータを分析する
場合、例えば１月１１日ＡＭ１１：００〜１月１２日Ａ
ＭＩＩ：００と言うように期間を指定することにより、
所望の期間の時系列データがホストコンピュータ１から
ワクステーション３へ転送される。いま、第２図に示す
ように蒸留塔１０の出口の温度ＴＩ、ポンプ１１の出口
の温度Ｔ２に関するデータを所定期間取り込み、これを
第３図のように表示したとすると、液体が流れている場
合にはこの温度変化には時間遅れがあるので、両者の相
関値を求狛て時間遅れを算出腰この遅れから運転状態の
解析を行う場合がある。しかし、第３図のＴ−こ示すよ
うにノイズによるピーク１４が混入しているような場合
、単に温度変化だけを見るのには問題はないが、Ｔ、と
Ｔ２の相関をとる場合にはこのピークが影響し、不正確
な時間遅れを算出してしまい、判断を誤る恐れが生ずる
。そこで、この異常なピーク１４を、例えば前後の平均
値に置き換えて修正する。

この修正を行うために本発明においては、カーソル１５
をグラフの山に沿って移動させるようにし、ピーク１４
の所でマウスのクリック操作等でピークを消去させるよ
うにする。カーソルをグラフに沿って移動させるために
、第４図に示すように、時刻ｉｔＳ　ｔ２・・・・・ｔ
、、、・・・におけるデータをｄ、＋、ｄ２・・・・・
・ｄ、、・・・とじたとき、カーソル１５の座標を（ｔ
ｌ、ａ＋）、（ｔ２．ｄ２）・・・・・（Ｌ、、、　　
ｄ、、）・・・とじてマーク表示させることにより、カ
ーソル１５はグラフの山に沿って移動する。そして第５
図（ａ）に示すように異常と思われる位置でカーソルを
停止させ、マウスのクリック操作、所定のキー操作等を
行うと、第５図（ｂ）に示すようにピークデータが消去
される。そして、グラフ上で前後の値を見ながら、例え
ばそれらの平均値をキーボード入力等により修正データ
として人力し、グラフを修正する。こうして、膨大なブ
タの中から異常値を容易に検索してその修正を行うこと
ができる。なお、カーソルが異常値のところで振れた分
だけ直前の値に対して減算または加算して修正するなど
の方法をとってもよい。

また、第６図に示すように、ホストコンピュータ倶１か
らワークステーション側へ１月１１日ＡＭ１１＋００〜
１月１２日ＡＭＩＩ：００の時系列データＤ１が転送さ
れた後に、さらに期間を継続して１月１２日ＡＭＩＩ：
００〜１月１３日ＡＭ１１：００のデータＤ２を転送し
てもらう場合には、前回のデータの終わりの時期を示す
データが残っているので、これを利用して終わりの時期
１月１３日Ａ、Ｍ１１：００のみ指定した場合は、前回
のデータの終わりの時期から今回指定した時期までが要
求期間であるとして１月１２日ＡＭＩ］、　：　ＯＤ〜
１月１３日ＡＭＩＩ：００のテ゛−タＤ２が転送される
ようにする。

〔発駄の効果〕

以」二のように本発明によれば、プラントの計測データ
のように膨大な時系列データの修正を行う場合に、容易
に異常値を検索して修正することができるとともに、継
続してデータの分析を行う場合にも、単に期間の終わり
を指定するのみで前回のデータに追加してデータの転送
が行われるので、効率的に作業を行うことが可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の時系列データ処理システムを示す図、
第２図はプラントの一部を示す図、第３図はグラフ化し
た時系列データを示す図、第４図はカーソル移動を説明
するための図、第５図はデータ修正方法を説明するため
の図、第６図はデータ転送方法を説明するための図であ
る。 ■・・ホストコンピュータ、２・・・時系列データ記憶
装置、３・・・ワークステーション、４・・・時系列デ
ータ記憶装置、５・・・表示装置、１０．１２・・・蒸
留塔、１１・・・ポンプ、１３・・・バルブ、１４・・
・異常値、１５・・・カーソル。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定周期で連続的に時系列データを取り込む第１
   のデータ処理手段と、第１のデータ処理手段から指定し
   た期間の時系列データが転送される第２のデータ処理手
   段と、転送されたデータを格納する記憶手段と、転送さ
   れた所定期間のデータをグラフ化して表示する手段とを
   備えたシステムであって、表示されたグラフに沿ってカ
   ーソルを移動させる手段と、カーソルで指定したデータ
   を消去する手段と、消去したデータに代えて修正する手
   段とを備えたことを特徴とする時系列データ処理システ
   ム。
2. （２）所定周期で連続的に時系列データを取り込む第１
   のデータ処理手段と、第１のデータ処理手段から指定し
   た期間の時系列データが転送される第２のデータ処理手
   段と、転送されたデータを格納する記憶手段と、転送さ
   れた所定期間のデータをグラフ化して表示する手段とを
   備えたシステムであって、第２のデータ処理手段におけ
   るデータの取り込みは、期間の終わりのみを指定するこ
   とにより、前の期間の終わりに追加してデータが取り込
   まれることを特徴とする時系列データ処理システム。