JPH03226431A - 食品包装用フィルムのスチームシュリンク深絞り成形方法及びその成形装置 - Google Patents

食品包装用フィルムのスチームシュリンク深絞り成形方法及びその成形装置

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JPH03226431A
JPH03226431A JP1369890A JP1369890A JPH03226431A JP H03226431 A JPH03226431 A JP H03226431A JP 1369890 A JP1369890 A JP 1369890A JP 1369890 A JP1369890 A JP 1369890A JP H03226431 A JPH03226431 A JP H03226431A
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vacuum
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film
shrink
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Tetsushi Hata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スライスハムなどの食品のパンクを行うスチ
ームシュリンク方式方法及びその包装装置に関する。
(従来の技術) 約10年程前に、ヨーロツパ(西ドイツ)において、生
肉ブロック品の包装を目的としてスチームシュリンク方
式(Steam 5hrink System)が開発
された。それは、スチームシュリンクによりフィルムを
肉に密着させ、ドリップの発生を抑制すると共に、外観
品質の向上を図るためのものであった。
(発明が解決しようとする課!!!り しかしながら、このスチームシュリンク方式は、その包
装対象品が、第5図(a)に示すように、ブロング?l
aや、第5図(b)に示すように、ずらし物すの場合は
フィルムを製品によりv!!着させることは容易である
が、第5図(c)に示すように、スライスハムなどの積
み重ね物Cの場合は、特にその側面C1に纒皺が発生し
て、ピンホールが発生したり、製品により密着した包装
がなされないため、ジュース(製品からの水分の滲み出
し)が発生したり、外観品質を損なう等包装に難があっ
た。
第6図は従来のスチームシュリンクの真空部の構成図で
ある。図中、1はアッパーダイ、2は上部を真空にする
土臭空弁、3は上下に移動可能なシール熱板、4はンユ
リンク包装のためのフィルム、5は上下に移動可能なボ
トムダイ、6はそのボトムダイ5に装着される中子、7
はスチームのノズル真空弁、8は下部を真空にする上真
空弁である。
この聞に示すように、ボトムダイ5の中子6は垂直な壁
を形成しており、凸状のフィルム4の側面に略密接する
ように構成されており、スライスハム等の積み重ね物の
場合は、特にその側面にまで十分にスチームを当てるこ
とができなかった。
また、従来の包装装置においては、スチームの真空部へ
の入れ換えに時間を要し、製造効率上問題があった。
本発明の目的は、上記した問題点を除去し、包装製品、
特にその側面にフィルムがぴったりと密着し、纒皺が生
しることがなく、しかもジュースの発生率を低減すると
共に、外観品質の向上を図り得るスチームシュリンク包
装方法及びその包装装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、スチームの真空部への拡散
及び回収を迅速に行い、スチームシュリンク包装の効率
を向上し得るスチームシュリンク包装方法及びその包装
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、食品のパックを
行うスチームシュリンク深絞り包装方法において、真空
ボックスを加熱し、深絞りフィルムの底面及び側面にス
チームを接触させ、該スチームを強制的に回収するよう
にしたものである。
また、食品のバックを行うスチームシュリンク深絞り包
装装置において、真空ボックスを加熱する手段と、深絞
りフィルムの底面及び側面にスチームを拡散する手段と
、該スチームを強制的に回収する手段とを設けるように
したものである。
また、前記スチームを拡散する手段は上方に張り出すテ
ーパ面を有する中子を用いるようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、上記したように、真空ボックスは加熱
されているので、スチームは液化することはなく、真空
中で一気に拡散し、短時間で効果的な包装用フィルムの
収縮を行わせることができる。
また、中子にはその上方に張り出すテーパ面が形成され
ているので、包装用フィルムの側面にも十分なスチーム
を拡散させることができる。
更に、真空ボックス内にスチームが放出されてから約1
秒後にスチーム回収弁が作動し、真空部のスチームを強
制的にスチームブロアに回収する。
従って、フィルムのだぶつきがなくなり、その側面にお
ける縫皺の発生はなくなり、ピンホールを防止すること
ができる。また、フィルム強度が向上し、フィルムの薄
肉化を図ることができ、コストダウンが可能になる。
更に、スチームの強制的回収により、スムーズで、しか
も高効率のスチームシュリンク深絞り包装を行うことが
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本発明の実施例を示すスチームシュリンクの真
空部の構成図、第2図は本発明の実施例を示すスチーム
シュリンクシステムの概要図、第3図は本発明の実施例
を示すスチームシュリンク工程図である。
これらの図に示すように、真空部のアッパーダイの構成
は従来のものと同様であるが、真空部のボトムダイの構
成は従来のものと異なっている。
第1[iJにおいて、ボトムダイ10にはヒータ11が
内蔵されており、中子12にはその上方に張り出すテー
パ面12aが形成されている。スチーム系統は軟水器2
3(第2図参照)を介して供給される水をスチーム発生
器13で、150−160 ’C14kg/cj圧力程
度のスチームを発生させ、そのスチームは、スチーム流
量調整弁14、第1のスチーム弁15、第2のスチーム
弁16を介してボトムダイ1o内へ導かれる。下真空系
は、下真空クローズ弁19、土臭空弁20を介して真空
ポンプ(図示なし)へ接続されている。更に、スチーム
回収は、スチーム回収装置(スチームプロア)によりス
チーム回収弁18を介して行われる。
このように、ボトムダイ10には、ヒータ11が内蔵さ
れており、真空ボックスを加熱するようになっている。
このように真空ボックスを加熱するのは、真空ボックス
の温度が低いと、真空中に放出されたスチームが液化し
てしまい、包装用フィルム4の収縮効果を生しさせるこ
とができない、また、スチームが液化すると、スチーム
プロア17によるスチームの回収が困難になるのを防止
するためである。逆に、真空ボックスの温度が高いと、
スチームが真空中で一気に拡散し、短時間で効果的な包
装用フィルム4の収縮を行うことができる。
また、真空部内に残ったスチーム・水滴の気化も早く、
真空開始時には空気と共に、ガス状のまま真空にされる
ため、真空度の上昇スピードも早くなり、好都合である
また、中子12にはその上方に張り出すテーパ面12a
が形成されているので、包装用フィルム4の側面にも十
分なスチームが拡散できる構造となっている。即ち、テ
ーパ面12aが形成されると共に、スチームの流れをス
ムーズにするためにその中子12の支持脚(図示なし)
は細く、しかも少数本に限られている。
更に、スチームの真空系路への流入を防止するため、つ
まり真空度の維持と真空ポンプオイルの劣化を極力防止
するために、スチームプロア17を設置するようにして
いる。即ち、真空部内にスチームが放出されてから約1
秒後にスチーム回収弁18が作動し、真空部のスチーム
をスチームプロア17に回収する。
また、真空系路にスチームが拡散するのを防くため、ス
チームが放出されると同時に土臭空系路を下真空クロー
ズ弁19によりクローズする。なお、下真空クローズ弁
19は次に真空が開始されるまで、作動している。
第2図ムこおいて、21は第1のスチーム弁15と第2
のスチーム弁16とを結ぶ耐熱ホース、22はスチーム
回収弁18とスチームプロア17とを結ぶジャバラホー
スである。
このスチームシュリンクシステムにおいて、第1のスチ
ーム弁I5はボトムダイ10の真空中にスチームを放出
させるエアパイロ7)式電磁弁からなっている。第2の
スチーム弁I6は耐熱ホース21内に残った少量のスチ
ームが真空時に真空ボックス内に流出することを防止す
るために用いる。また、スチーム流12整弁14は真空
中に放出される1回当りのスチーム量を決める働きをな
し、このスチーム量は、このスチーム流を調整弁I4と
スチーム時間t20両者により調整することができる。
また、スチーム及び真空ボックスの熱効果によル面ノー
ルへの影響に関して、−船釣に面シールは、下真空側を
先に大気放出して大気圧に戻すことにより、下真空との
差圧でシール熱板3にフィルムを密着させて行われてい
るが、本発明のスチームシュリンクシステムでは下真空
側をスチーム開放した時点で面シールが行われる。ここ
で、スチーム開放圧力は、スチーム量により異なるが、
真空ボックス内は大気圧に近い状態になる。また、スチ
ームの温度と真空ボックス加熱による雰囲気温度が面シ
ールを促進させるためシール時間は短縮される。
以下、本発明のスチームシュリンク包装フローを第3図
を参照しながら詳細に説明する。
まず、第3図(a)に示すように、ボトムダイ10が上
昇しで、真空部が密閉され、土臭空弁2及び下真空クロ
ーズ弁19が開かれて、真空ボックス内は真空状態にな
る。ここでは、スチーム弁16及びスチーム回収弁18
は閉じている。
次に、第3図(b)に示すように、設定された真空時間
を経て、シール熱板3が下降し、上フィルムと下フィル
ムとを熱ノールする。
次に、第3図(c)に示すように、スチーム弁16を開
き、ホトムダ(10内部にスチームが放出される。その
放出されたスチームは圧力差により真空中に拡散する。
この時、下真空クローズ弁I9及びスチーム回収弁18
は閉して、スチームはボトムダイ10内部のみに止めて
おく。
次に、第3図(d)に示すように、スチーム回収弁18
を開き、スチームをスチームブロア17に回収する。
本発明のスチームシュリンク包装のタイミングチュート
を示すと第4図に示すようになる。
この図において、TIは起動ブザー時間、T2は真空時
間、T3は線シール時間(0,5秒)、T8はタイムラ
グ、Tllは面シール時間(l抄)である。
また、スチーム遅れ時間L1は、シールONL。
てからスチームONするまでの時間(0,1−0,2秒
)を示している。この時間は、真空部にスチームを放出
すると、スチームは差圧により一気に拡散して、スリッ
ト部から製品内に入り込む可能性があるので、−瞬早く
シール熱板3により、スリット部を塞いだ後に、スチー
ムを真空中に放出させるようにしている。
スチーム時間t2は、真空中にスチームを放出している
時間(0,05〜0.1秒)を示している。
回収開始タイミング(クローズ弁瞬時開タイミング)t
3は、スチームONLでからスチーム回収がONするま
での時間(0,8秒)であり、スチーム回収がONする
タイミングは真空部がオープン(ボトムダイ下降)する
タイミングと略同時か若干遅れとする。
クローズ弁瞬時開時間L4は、スチーム回収ONと同時
に開いたクローズ弁が再び閉しる迄の時間(0,8秒)
であり、その目的は、(1)スチーム回収がONになる
時には、既にクローズ弁の手前まで(真空弁〜クローズ
弁間)の真空系路は大気開放されている。即ち、クロー
ズ弁を瞬間だけ開くことにより、真空ボックス内を大気
開放し、大気圧状態にする(スチーム放出のみでは真空
部内は大気圧迄達しない)。(2)スチーム回収開始時
に大気開放することにより、クローズ弁の弁内に残る水
分を、弁の外に除去する。(3)真空弁の大気開放口径
により設定時間は違ってくる(開放スピードが違ってく
る)が、通常は0.8〜1,0秒である。
回収終了タイミングt5は、スチーム回収が終了するタ
イミング(0秒設定で真空開始と同時)であり、真空ボ
ックス下降状態で、真空ボックスの熱により、気化した
蒸気を次に真空ボックスが上昇した時点(密閉時点)で
短時間吸引するのが目的である。
起動時スチームー時オン時間t6は、スチーム量を掻め
て少量に設定した場合に、1シヨツト目のスチーム量が
不足することを防止する目的のものであり、通常は、0
秒設定である。また、停止時サイクル終了タイミングt
7は3秒、回収遅れ時間L8は2秒である。
この図に示すように、起動スイッチがONすると、時間
T1間起動警報が鳴動し、成形部(シル熱板3)が下降
し、その1條が検知されると、包装用フィルム4が搬送
される。そのフィルム4の送りがlII!認されると、
真空ボックス(ボトムダイ10)は上昇する。その真空
ボックスの上昇が検知された後、時間T8で、土臭空弁
2及び土臭空弁20は開かれて、真空ボックスは真空状
態になる。
その後、時間T2後にフィルム4のソールが行われ、こ
のシールの時間tl後から時間t 2 (0,05〜0
.1秒)の間スチームが真空ボックスに放出される。こ
のシールの時間T3後に土臭空弁20は閉じられ、続い
て時間Tll後に土臭空弁2も閉しられる。その後時間
T8後に真空ボックスは下降すると共に、フィルム4送
りが行われる。以下、同様に繰り返し、スチームシュリ
ンクが行われる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。
(1) フィルムのだぶつきがなくなり、その側面にお
ける縦部の発生はなくなり、ピンホールを防止すること
ができる。
(2)フィルム強度が向上し、フィルムの薄肉化を図る
ことができ、コストダウンが可能になる。
(3)フィルムと製品が密着した状態になるため、ジュ
ース発生率が減少する。
(4)外観品質の向上を図ることができる。つまり、フ
ィツト感及び肉感の向上を図ることができる。
(5)スチームの強制的回収により、スムーズで、しか
も高効率のスチームシュリンク深絞り包装を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すスチームシュリンクの真
空部の構成図、第2図は本発明の実施例を示すスチーム
シュリンクンステムの概要図、第3図は本発明の実施例
を示すスチームシュリンク工程図、第4図は本発明の実
施例を示すスチームシュリンク包装のタイミングチャー
ト、第5図は従来のスチームシュリンクの模式図、第6
図は従来のスチームシュリンク真空部の構成図である。 1・・・アッパーダイ、2・・・土臭空弁、3・・・シ
ール熱板、4・・・包装用フィルム、10・・・ボトム
ダイ、11・・・ヒータ、12・・・中子、12a・・
・テーパ面、13・・・スチーム発生器、14・・・ス
チーム流量調整弁、15・・・第1のスチーム弁、16
・・・第2のスチーム弁、17・・・ステムブロア、1
8・・・スチーム回収弁、19・・・下真空クローズ弁
、20・・・土臭空弁、21・・・耐熱ホース、22・
・・ジャバラホース、23・・・軟水器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食品のパックを行うスチームシュリンク深絞り包
    装方法において、 (a)真空ボックスを加熱し、 (b)深絞りフィルムの底面及び側面にスチームを接触
    させ、 (c)該スチームを強制的に回収することを特徴とする
    スチームシュリンク深絞り包装方法。
  2. (2)食品のパックを行うスチームシュリンク深絞り包
    装装置において、 (a)真空ボックスを加熱する手段と、 (b)深絞りフィルムの底面及び側面にスチームを拡散
    する手段と、 (c)該スチームを強制的に回収する手段とを具備する
    ことを特徴とするスチームシュリンク深絞り包装装置。
  3. (3)前記スチームを拡散する手段は上方に張り出すテ
    ーパ面を有する中子を含むことを特徴とする請求項2記
    載のスチームシュリンク深絞り包装装置。
JP2013698A 1990-01-25 1990-01-25 食品包装用フィルムのスチームシュリンク深絞り成形方法及びその成形装置 Expired - Lifetime JPH0698970B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8051630B2 (en) 2005-04-19 2011-11-08 Multivac Sepp Haggenmueller Gmbh & Co. Kg Device for shrinking packagings

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434798Y1 (ja) * 1966-10-28 1968-02-29
JPS5147886A (ja) * 1974-10-18 1976-04-23 Hokkai Can Shinkuhosohoho

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