JPH0322118A - コンピユータ・バスとの迅速な相互接続のための方法及び装置 - Google Patents

コンピユータ・バスとの迅速な相互接続のための方法及び装置

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JPH0322118A
JPH0322118A JP2144586A JP14458690A JPH0322118A JP H0322118 A JPH0322118 A JP H0322118A JP 2144586 A JP2144586 A JP 2144586A JP 14458690 A JP14458690 A JP 14458690A JP H0322118 A JPH0322118 A JP H0322118A
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明はコンピュータ・バスに係り、特に周辺装置イン
ターフェース回路を迅速にコンピュータ・バスと相互接
続して、電力供給及び両方向デー夕転送を確立するため
の方法及び装置に係る。新たな周辺装置の相互接続中に
電力供給もデータ転送も中断されることはない。このよ
うな相互接続を、ホット・プラグ・モードでの相互接続
あるいはホット・プラギングと呼ぶ。
B.従来の技術 周辺装置のインターフェースあるいは制御回路を迅速に
コンピュータ・バスと相互接続するための様々な方法及
び装置が知られている。バスへのプラグインの影響を最
小限に抑えるため、バスを遮断することによって、新し
い装置がバス上のデータフローを乱さないようにするの
が普通であった。これに対して、ホット・プラギングの
考え方は、バス上で進行中のデータ転送を中断させるこ
となく、電力供給及びデータ転送のための相互接続を可
能にするものである。ホット・ブラギングは、謂ゆるフ
ォールト・トレラント・システムで見られる。障害が検
出されると、どの装置が故障したかが保守員に知らされ
る。故障した装置はバスから取外され、替りの装置が接
続される。故障装置の取外し及び代替装置の接続は、進
行中のバス活動にはかまわず行われる。このようなホッ
ト・プラギングを可能にするためには、バス・アーキテ
クチャ及び制御装置エレクトロニクスを慎重に設計しな
ければならない。
普通の制御回路は、プリント回路板に取付けられた電子
マイクロチップを含んでいる。プリント回路板上には電
圧調整器が設けられ、バスとの回路相互接続並びに電力
供給及びデータ転送のための相互接続はエッジ・コネク
タを介して行われる。
エッジ・コネクタはバス接続のために対応するソケット
へプラグインされるプリント回路板に取付けられる。回
路板のプラグインは、エッジ・コネクタと対応するバス
・ソケットとの間に電気的接続を形成し、プリント回路
板上の電子部品へ電力を供給すると共に、プリント回路
板とバスを相互接続する。ホット・プラギングのための
通常の相互接続方法は、電力供給及びデータ転送のため
の電気的接続の形戒に先立って接地コンタクトを完成で
きるように、少なくともエッジ・コネクタにおける接地
コンタクトの長さを長くしている。バス・アーキテクチ
ャ及び制御回路の設計パラメータを適切に選んでおけば
、コンピュータ・バスへの回路のホット・プラギングに
よってバス上の両方向情報転送が中断あるいは妨害され
ることはない。
バスでは標準SCSI(小型コンピュータ・システム・
インターフェース)バスが広く使用されるようになった
のが目を引く。その標準規格は、小型コンピュータどう
し又は小型コンピュータと知能周辺装置(ハード・ディ
スク、フロッピー・ディスク、磁気テープ・ドライブ、
プリンタ、光ディスクなど)とを接続するための各種仕
様(機械的、電気的及び機能的仕様)及びコマンド・プ
ロトコルを規定している。以下、このような周辺装置を
SCSI準拠装置と呼ぶことにする。SCSIの主たる
目的は、包括的なシステム・ハードウエアあるいはソフ
トウエアを変更することなく各種の異なった装置をホス
ト・コンピュータに接続できるように、ある装置クラス
の範囲内でホスト・コンピュータを装置独立式にするこ
とにある。
米国では、1985年12月16日付及び1989年3
月16日付で仕様に関する幾つかの提案が出された。S
CSI仕様のセクション4.4には、SCSIバスに関
する電気的記述がある。この仕様は、SCS Iバスと
の相互接続にオープン・コレクタ・デバイス及びトライ
ステート駆動デバイスのどちらでも使用できるように、
装置コントローラにTTLを用いることを認めている。
トライステート・デバイスの方がオープン・コレクタ・
デバイスよりもかなり速く動作電圧レベルに到達できる
という点も含めて、これら2つのデバイスにはかなりの
相違がある。しかし、scs rバスに接続できるTT
L論理デバイスの型を拡げることには多くの利点がある
C.発明が解決しようとする課題 あとで詳述するように、ホット・ブラギング方法での相
互接続用にオープン・コレクタ・デバイス及びトライス
テート・デバイスの両方を含めておくと、SCSIバス
で動作上の問題を生じることがわかった。SCSIバス
及びSCSI準拠装置が広く使用されるようになってき
たので、フォールト・トレラント環境においてSCSI
準拠装置に対しホット・プラギング技術を用いる試みが
なされた。SCS I準拠装置をホット・プラグ・モー
ドで使用できれば、フォールト・トレラント動作に対す
るそれらの装置の使用可能性が極めて高くなる。しかし
、多くのSCSI準拠装置は通常のホット・プラグ・モ
ードで働くが、接続された時にデータ・バスで進行中の
転送を中断あるいは妨害するSCSI準拠装置が幾つか
あることが判明した。
これまではSCS Iバスへのホット・プラギングを許
された装置の問題はなく、電力供給及びデータ転送のた
めの接続に先立って接地コンタクトを形戒する従来の方
法及び装置は、多くの場合、scstバスにおける両方
向データフローを乱す。
scst仕様で認められている2種類のTTLデバイス
に関する問題はわかったが、NMOS及びCMOSの回
路を含む周辺装置をホット・プラギングによりコンピュ
ータ・バスに接続する場合にも問題がある。すなわち、
すべての周辺装置が安定な高インピーダンス状態を呈す
るようになるまで、データ・バス接続を開始できない。
従って、本発明の目的は、活動バス上のデータ転送を乱
すことなく、周辺装置を迅速にコンピュータ・バスと相
互接続するための方法及び装置を提供することにある。
D.課題を解決するための手段 本発明に従う方法は、多重導体コネクタを用いて周辺装
置制御回路をコンピュータ・バスと相互接続するもので
、電力供給及びデータ入出力転送のための接地端子を相
互接続し、電源を制御回路と相互接続し、制御回路の電
圧が安定化し且つ制御回路が安定な高インピーダンス状
態を確立するまで待機し、制御回路のデータ入出力端子
をデータ・バスと相互接続することを特徴としている。
装置としては、電力供給及びデータ入出力のための接地
端子を相互接続する手段と、接地端子の相互接続に続い
て電源を制御回路と相互接続する手段と、制御回路の電
圧が安定化し且つ制御回路が安定な高インピーダンス状
態を確立するまでそれ以上の相互接続を遅らせる手段と
、その後に制御回路のデータ入出力端子をデータ・バス
と相互接続する手段とを備えている。
E.実施例 複数の周辺装置が3CS 1バスを介して1台のコンピ
ュータと相互接続されるシステムの例を第2図に示す。
図において、コンピュータlOはホスト・アダプタ11
を介してSCSIバス12と相互接続される。バス12
には磁気ディスク制御装置14及び複数の磁気ディスク
装置16も接続されている。同様に、光ディスク制御装
置18及び複数の光ディスクl9、磁気テープ制御装置
20及び複数の磁気テープ駆動装置21、プリンタ制御
装置22及び複数のプリンタ23、並びに他の直接アク
セス記憶装置(DASD)制御装置24及び複数のDA
SD25もバス12に接続されている。各制御装置には
1以上の記憶装置を接続することができる。一般に、ア
プリケーション・プログラムの制御のもとてのコンピュ
ータ10の通常動作では、記憶装置に情報を書込んだり
、記憶装置から情報を取出したりするために、情報及び
要求がバスl2及びそれぞれの制御装置を介してSCS
I準拠装置へ送られる。
第2図は、本発明を適用できる、汎用コンピュータ・イ
ンターフェース・バスと周辺記憶装置との通常の相互接
続を示している。本発明は、周辺装置のインターフェー
ス回路ないし制御回路をホット・プラギング方式で汎用
コンピュータ・バス、特にSCSIバスと相互接続する
第3図は、周辺制御装置の論理回路(図示せず)を搭載
しているプリント回路板(以下、力一ドという)28を
示したもので、このカード28は、複数の平行導体32
、34を含むエッジ・コネクタ部30を有する。コンピ
ュータ・バスには対応するコネクタ36が設けられてお
り、そのスロット38内の相互接続部40がコネクタ3
0の平行導体32、34と接触するようになっている。
このようなコネクタの相互接続自体は周知であり、カー
ド28のコネクタ30をコンピュータ・バス(例えばS
CS Iバス)に取付けられたコネクタ36のスロット
38に挿入すると、カード上の制御装置論理回路のすべ
ての導体がSCSIバスと電気的に相互接続される。普
通、この相互接続には、制御装置論理回路の電力供給、
データ転送及び接地のための接続が含まれる。
DASDやその制御装置の回路のような取替可能ユニッ
トのホット・プラギングを可能にする特別に設計された
コンピュータ・インターフェース・バスとは異なり、S
CS Iバスは、本質的に異なった電気特性を有する2
種類のTTLデバイスの使用を認めているため、SCS
Iバスでのホット・ブラギングには問題があった。ここ
で、この問題の背景を理解するため、2種類のTTLデ
バイス、すなわちオープン・コレクタ・デバイス及びト
ライステート・デバイスについて触れておく。
一般に、TTLゲートの定常出力状態は、低出力状態及
び高出力状態の2つしかない。低出力状態は実質的に接
地電位であり、「正論F!OJと呼ばれる。この状態で
は、出力はかなりの大きさの電流シンクとして働く。高
出力状態は2.4ボルトより高く(ただし、+5ボルト
の標準電源電圧よりは低い)、「正論理1」と呼ばれる
。オープン・コレクタ出力を有するTTLゲートをオー
ブン・コレクタ論理デバイスという。そのようなゲート
は、追加の論理を遂行するために他のオープン・コレク
タ出力ゲートに接続されることがある。
第4A図及び第4B図、並びに通常動作の特性や制限は
当該分野ではよく知られている。
第4A図は、出力が共通の出力端子に接続され、且つ2
.2Kの抵抗を介して+5ボルトの電源に接続された4
つのNANDゲート42、44、46及び48を示して
いる。図示のように配置されたTTLゲートはオープン
・コレクタ論理回路を構成する。出力部にあるプルアッ
プ抵抗は出力立上り時間を長くするので、システム速度
がその影響を受けて遅くなる。このようなオープン・コ
レクタ・デバイスは入力雑音の影響を受け易く、またプ
ルアップ抵抗があるため、個々のゲートとして動作する
デバイスのようにには速くなれない。更に、このような
論理配置では、出力が共通接続されているために、デバ
イスを取除いたり分離したりしない限り、故障部分を簡
単に見つける方法はない。
これに対して、第4B図は、トライステート・デバイス
を構或するように配置された4つのNANDゲート50
、52、54及び56を示している。各NANDゲート
は2つの個別人力端子を含み、その出力は共通接続され
ている。更に、各NANDゲートは選択(イネープル)
入力端子を持っている。トライステート論理はオープン
・コレクタ・デバイスの速度制限を打破るために考え出
されたものであるが、その分コストが高くなっている。
動作的には、電源投入後にトライステート・デバイスが
出力レベルに達する速度はオープン・コレクタ・デバイ
スよりも何倍も速い。トライステート論理は開放回路で
あって、選択端子により出力を制御する。選択端子が活
動化されると、出力は通常のTTLゲートと同様になり
、論理1の活動プルアップ状態又は論理0の電流シンク
・プルダウン状態を呈する。第3の状態においては、内
部回路が出力から切離されるので、出力は高インピーダ
ンス状態を呈するようになり、従って、当該回路は出力
に接続された他の要素からは見えなくなる。
各周辺制御装置カードは適切な論理回路を含んでいる。
それらの論理回路は、周辺装置とコンピュータ・バスと
の間のインターフェースとして働き、データその他の情
報の転送を可能にする。論理回路に適正な電圧がかかる
ように、制御装置カードは電圧調整器を含んでいる。こ
の電圧調整器は、コンピュータ・パスの電源ラインと相
互接続され論理回路に調整された電圧を与える。制御装
置カードのホット・プラギングは、電源投入後にTTL
論理デバイスが動作可能になる速さだけでなく、カード
上の電圧調整器が公称電圧を呈するまでの電圧立上り時
間にも関係する。これに対して、論理の立上り時間は、
使用するTTL論理の種類による。同様に、安定な高イ
ンピーダンス状態を得るのに必要な時間は周辺装置の回
路構戒(NMOS又はCMOS)による。
ホット・プラギングは、差込み又は抜取りの時にバスで
進行中のデータ転送に干渉しないことを要求される。総
合データ・バス・システムの設計者は、バスに接続でき
る制御装置を制限すること、例えばオープン・コレクタ
型のTTL装置だけをLコめることによって、特定のバ
スが設計基準を満たすようにすることができる。SCS
Iバスではこれは不可能である。実際、SCSIバスの
仕様によれば、SCSI準拠装置の各メーカはそれぞれ
異なった特性インピーダンスを有する異なった論理デバ
イスを使用できる。ホット・ブラギングでわかった問題
は、特にTTLデバイスのための電源投入段階の間に、
誤った信号レベルがバスに生じ得るということである。
その時、制御装置カードの回路電圧は十分に調整されず
、デバイスの出力ラインは、電圧が安定化するまで、高
TTLレベルと低TTLレベルとの間で振動し得る。も
しそのようなデバイスが活動データ・バスに接続される
と、バスにエラーが生じる。
第5A図は、制御装置カードに通常取付けられている標
準電圧調整器の電圧一時間曲線を描いたものである。接
地端子の相互接続は時刻TOで行われる。電源投入に伴
う電圧調整器の調整動作はよく知られている。時刻T1
で制御装置論理回路に電力が供給されると、論理回路に
対する電圧はOボルトのレベルから上昇を始める。第5
A図のグラフには、4つの主要縦座標(電圧)値、0ボ
ルト、0.7ボルト、2.5ボルト及び5ボルトが示さ
れている。論理回路の出力端子における電圧が0ボルト
と0.7ボルトの間にあれば、「論理0」とみなされ、
2.5ボルトと5ボルトの間にあれば、「論理1」とみ
なされる。0.7ボルトと2.5ボルトの間の領域は未
定義域であって、ここに入る電圧は論理1としても論理
0としても取扱われない。
云うならば、ここは論理不確定領域である。
特性曲線に戻って、時刻Tlでバスから電圧が印加され
ると、電圧調整器から制御装置論理回路への電圧出力は
時間と共に増大する。第5A図の例では、この電圧出力
はバスからの電圧印加後、約0.015秒経過するまで
上昇を続ける。電圧調整器の公称出力電圧は5ボルトで
あるが、0.015秒経過した時には公称値の90%以
上に達しているのが好ましい。電圧調整器からの電圧が
それより後の時刻T2で論理回路へ印加されるのであれ
ば、その電圧は更に安定化しており(好ましくは、5ポ
ルトの公称値の99%以上)、論理回路は安定な高イン
ピーダンス状態を確立する。
第5B図は、トライステート論理回路の出力データ・ラ
インの電圧一時間曲線を示している。第5A図のものと
同じ4つの電圧座標値が示されているが、第5B図では
、0.7ボルトから2.5ボルトまでの未定義域を強調
するため、斜線を付してある。時刻Tlでバスから電力
が供給されると、電圧調整器は第5A図のように応答し
、トライステート出力データ・ラインは第5B図のよう
に応答する。時刻T1からT1+0.015秒までの期
間においては、トライステート・デバイスの出力にリン
ギング現象が見られる。この結果、論理0、未定義及び
論理lの各種の範囲にある短いスプリアス信号がバスに
生じる。それらの出力値は、トライステート論理回路の
過渡現象に起因するもので、すべて無効である。従って
、トライステート・デバイスを備えた新しいSCS I
準拠装置をホット・ブラギングで相互接続すると、活動
バスで進行中のデータ転送が全く乱されてしまう。時刻
T1から0. 0 1 5秒経過して、電圧調整器の出
力がその公称値の90%を越えると、出力は安定化する
。第5B図の例では、その時の出力レベルは論理1であ
り、バス上で乱れが生じる可能性は極めて小さい。従っ
て、電圧調整器の公称値との誤差が1%以内になる時点
T2までデータ・ラインの活動化を遅らせると、ホット
・プラギングを問題なく完了できる。
フォールト・トレラント環境においてTTL論理を含む
制御装置カードのホット・プラギングを遂行する通常の
方法は、接地コネクタの長さを他よりも長くして、制御
装置カードがプラグインされた時に、まず接地のための
接続がなされ、次いで電圧調整器への電力供給及び論理
回路の活動化のための残りの接続がなされるようにする
ものである。回路設計者は、実現すべきフォールト・ト
レラント・コンピュータ・バスの設計に関して完全な裁
量権を持っており、論理デバイスの選択や拒否を自由に
行える。しかし、SCSIバスのような標準化されたバ
スの場合は、設計者が選択あるいは拒否できる論理回路
の種類に制限がある。
更に、ホット・プラギングの間は、進行中のバス動作に
干渉しないことが要求される。
通常のフォールト・トレラント技術に従う第1の解決策
は、接地相互接続を最初に行い、そして電圧/電力供給
接続が同時に生じるように調整するものであった。しか
しこれでは、過負荷のためにバス上の電力レベルに乱れ
が生し、その後にバス上でデータ・エラーを引き起こす
。バス上の信号レベルは、他の装置がバスから完全に切
離されてしまう程度にまで低下し、そのため進行中のデ
ータ転送を完全に中断させ、更に、それらの装置がオン
ラインへの復帰を試みる時に始動立上り時間の乱れを生
じさせる。
第2の解決策は、データ接続を調整して、接地相互接続
及びデータ相互接続を同時に生しさせるものであった。
これは、過負荷及びバス上のデータ転送の乱れや中断を
直ちに引き起こす。そのあとで電力を供給しても、既に
被害が生じているので、問題の解決にはならない。
第5B図に示されるような0、015秒の遅延を伴う制
御装置カードについては、接地ライン、電力供給ライン
及びデータ・ラインを順次を接続していくのが好ましい
。従って、第5A図及び第5B図に示すように、TOは
接地相互接続に対応し、T1はバスからの電圧印加に対
応し、TI+0.015秒は公称値の90%以上への電
圧調整に対応し、T2は公称値の99%以上への電圧調
整に対応し、T2−Tlの間隔は0.09秒、すなわち
上述の0.015秒の6倍であるのが好ましい。これを
電子的手段で最も簡単に実現する方法は、制御装置論理
回路のすべてのデータ・ライン接続部に論理転送ゲート
その他の適当なスイッチを設け、電圧調整器がその定常
状態値に達して高インピーダンス・レベルを呈するまで
、それらのスイッチの活動化を遅らせるものである。ス
イッチを制御する遅延装置は、公称値の90%又は99
%以上へのパワーアップ動作の間中、適正に働かねばな
らない。しかし、この方法を実現するためには、制御装
置カード上のかなりの面積を必要とする。
また、フォールト・トレラント設計において故障源を識
別して切離すのが難しいという問題もある。
第1図は本発明の良好な実施例を示している。
図から明らかなように、カード28のコネクタ部30は
、それぞれ異なった長さを持った3組の導電ストライプ
ないし導体を備えている。導体6oは接地相互接続に利
用されるもので、長さ測定のためのベース・ラインにな
っている。導体62は電力供給用であり、その端部は接
地導体6oのヘース・ラインから距離L1だけ離れてい
る。導体64はデータ・ライン相互接続に利用されるも
ので、接地導体60のベース・ラインから距離L2のと
ころに位置している。それらの相対的な長さは、カード
28の挿入が妥当な力で行われるものとして、導体62
の相互接続から導体64の相互接続までの間に、すべて
の過渡状態がなくなって安定な高インピーダンス状態を
確立するのに十分な時間が経過するように選ばれる。
第1図に示すように、接地導体60は時刻TOでバスと
相互接続し、電力供給導体62は時刻T1でバスと相互
接続し、データ・ライン導体64はTIよりも後の時刻
(例えばT2)でバスと相互接続する。通常のフォール
ト・トレラント相互接続では、TIとTOの間の時間は
それ程重要ではないが、論理回路のすべての接地ライン
がコンピュータ接地レベルに達するのに十分な長さを持
つべきである。また、その間に、接地相互接続によって
他.の電力供給ラインやバスに誘起された電圧遷移が安
定化していることが望ましい。T1とT2の間の長さは
、TTL論理の場合、0.015秒以上であれば許容で
きるが、好ましいのは0.09秒である。L1及びL2
の長さは、このような時刻TO、T1及びT2での相互
接続が実現されるように選ばれる。良好な実施例では、
L 1 = 1.78mm(0.07インチ)及びL2
=2.54mm(0.1インチ)である。
かくして、カードのコネクタ部の導体を第1図のように
配置しておけば、制御装置にどのような論理回路が使用
されていても、まず最初に接地導体が接続され、次にカ
ード上の電圧調整器へ電力が供給され、そして第5B図
に示すような過渡状態に対する適切な選定時間後に、S
CSIバスへのデータ入出力接続がなされる。本発明は
、上述のようなTTL論理だけでなく、他の論理、例え
ばNMOSやCMOSでの実施にも等しく適用されるも
のである。
F.発明の効果 本発明によれば、制御装置カードの電子回路からの如何
なる過渡信号もバスへ供給されず、またバスに過度の電
気的負荷がかかることもない。これは、ホット・プラギ
ングによって装置をバスに接続する際の問題を簡単な手
段で解決するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図。 第2図は本発明を適用できるシステムの一例を示すブロ
ック図。 第3図はカードのエッジ・コネクタとバスの対応するコ
ネクタとを示す図。 第4A図はオープン・コレクタ・デバイスの回路図。 第4B図はトライステート・デバイスの回路図。 第5A図は電圧調整器の電圧一時間曲線を示すグラフ。 第5B図は論理回路のデータ出力端子における電圧一時
間曲線を示すグラフ。 出廓人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・
コーポレーション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、周辺制御装置の回路の多重導体コネクタを用い
    て迅速にコンピュータ・バスと相互接続する方法であつ
    て、 電力供給及びデータ入出力転送のための接地端子を相互
    接続し、 電源を前記回路と相互接続し、 前記回路の電圧が安定化し且つ前記回路が安定な高イン
    ピーダンス状態を呈するための期間を待ち、 前記回路のデータ入出力端子をデータ・バスと相互接続
    する、 ことを特徴とする相互接続方法。
  2. (2)、周辺制御装置の回路の多重導体コネクタを用い
    て迅速にコンピュータ・バスと相互接続する装置であつ
    て、 電力供給及びデータ入出力転送のための接地端子を相互
    接続する手段と、 前記接地端子の相互接続に続いて電源を前記回路と相互
    接続する手段と、 前記回路の電圧が安定化し且つ前記回路が安定な高イン
    ピーダンス状態を呈するまで所定の第1期間の間それ以
    上の相互接続を遅らせる手段と、前記第1期間の後に前
    記回路のデータ入出力端子をデータ・バスと相互接続す
    る手段と、 を具備する装置。
  3. (3)、所定の第2期間の間、又は前記接地端子の相互
    接続によつてコンピュータ・バスに誘起された電圧遷移
    が安定化するるまでの間、前記電源の相互接続を遅らせ
    る手段を含む請求項2に記載の装置。
  4. (4)、周辺制御装置の回路をホット・プラグ・モード
    でSCSIバスと交互接続する装置にして、長さが3種
    類ある複数の平行導体を有し、対応するソケットと相互
    接続するエッジ・コネクタを具備し、 最も長い導体は前記回路の接地端子に接続され、2番目
    に長い導体は前記回路の電源端子に接続され、 最も短い導体は前記回路のデータ入出力端子に接続され
    ている、 ことを特徴とする相互接続装置。
  5. (5)、周辺装置を制御するための論理回路を含み、電
    力供給及びデータ入出力転送のためにコンピュータ・バ
    スと相互接続されるプリトン回路板であつて、 前記論理回路に接続された複数の平行導体を有するエッ
    ジ・コネクタを具備し、該平行導体は前記バスとの順次
    的な電気接続を達成するために3種類の長さを持つてい
    ることを特徴とするプリント回路板。
JP2144586A 1989-06-09 1990-06-04 コンピユータ・バスとの迅速な相互接続のための方法及び装置 Pending JPH0322118A (ja)

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