JPH03215128A - 電力系統監視制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、良質な電力を高信頼度に安定して供給するこ
とを支援する電力系統監視制御システムに関する。

（従来の技術） 第５図は電力系統監視制御システムの構成図であり、電
力系統１からの系統情報が情報伝送装置２−１　．　２
−２間に設けた伝送路３を介して電子計算機４に導入さ
れ、ここで後述する処理を行なってＨ旧装置５に出力さ
れる構成を有している。電子計算機による処理内容は第
６図のフローチャートに示される。即ち、処理Ｓ１０で
は情報伝送装置を介して伝送されてきた系統情報から被
監視電力系統の状態を求め、処理８２０にて過去の実績
あるいは総需要予測結果より数分先あるいは数時間先の
将来の電力系統の状態を予測する。処理Ｓ３０ではＳ１
０　．　５２０の結果をもとにして電圧゛の安定限界を
求め、処理Ｓ４０ではＳ３０て求めた電圧の安定限界よ
り系統電圧の安定度の程度を判定する。次いで処理Ｓ５
０ては系統電圧を調整するための機器か電圧安定度を高
める効果の量を求め、処理Ｓ６０において系統電圧か不
安定てあるときこれを安定にするために必要な調整量を
求め、処理Ｓ７０で演算結果としての諸データを出力す
る。

般に、電力系統の総需要Ｐとある母線電圧Ｖの間には第
３図に示すように、総需要が増すにつれて高め解は低く
なり、低め解は高くなるという関係かある。これをＰ−
■カーブと呼び、第６図に示す安定度限界計算千段Ｓ３
０に用いる。Ｐ−■カーブ推定の手段としては、現在系
統状態及び総需要を変化させた系統状態における高め解
，低め解を用いて、高め解Ｖ　，・・・，ｖＦＩ１から
得られるＨＯ 曲線により推定する手段、低め解Ｖｔｏ’・・・，■，
。

から得られる曲線により推定する手段、及び先端の高め
解２点と低め解２点から得られる曲線によって近似する
手段とがある。

（発明が解決しようとする課題） 正常なＰ一■カーブは第３図に示すように総需要の増加
に対して高め解が減少して低め解が上昇し、全体形状が
右方向に凸になる形であるが、ＰＶカーブの中には第４
図（ａ）に示すような形のものがあり、このカーブの場
合、需要の増加に対して低め解が減少する。したがって
Ｐ一■カープの推定に際し先端部分の近似を高め解２点
１低め解２点て行なうと、第４図（ｂ）に示すように需
要の少ない側に凸となるカーブを推定してしまい、安定
度限界か正確にできなくなる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、需要増
加に対して低め解が上昇しない場合でも需要の多い側に
凸となるＰ−■カーブを推定し、安定度限界をより正確
に求めることのできる電力系統監視制御システムを提供
することを目的としている。

（以下余白） ［発明の楕成］ （課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明では需要増加に対して
低め解が上昇しない場合、高め解２点と低め解１点とを
用いてＰ−■カーブを近似するように構成した。

（作　用） 需要増加に対して低め解が上昇しないとき、高め解２点
と低め解１点とでカーブを近似するため、需要の多い方
向に凸となるＰ−■カーブが推定てきる。

（実施例》 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明による電力系統監視制御システムのＰ−
■カーブ推定のためのフローチャートである。

第１図に示す処理は高め解側のカーブを近似する処理Ｓ
１と、低め解側のカーブを近似する処理Ｓ２と、低め解
の大小比較を行なう処理Ｓ３と、高め解２点，低め解１
を用いてカーブを近似する処理Ｓ４と、高め解２点，低
め解２点を用いてカーブを近似する処理Ｓ５とから構成
されている。

次に作用説明をする。

先ず、第２図において現在系統状態における高め解Ｖ　
（第２図の■），低め解Ｖ１ｏ（第２図の■０ ■》，及び総需要を変化させた状態（Ｐｏ−Ｐ１一Ｐ２
−Ｐ３）における高め解■Ｉｌｌ’　”Ｈ２”　Ｈ３（
第２図の■，■，■》，低め解■１１”　１２■，３（
第２図の■，■，■）を、潮流計算により求めておく。

高め解側のカーブを近似する処理Ｓ１では、第２図■，
■，■，■の４点をスプライン近似法によって３本の３
次曲線で結び、第２図の■のカーブを得る。低め解側の
カーブを近似する処理Ｓ２では、前記したＳ１と同様の
手法により第２図の■のカーブを得る。低め解の大小比
較を行なう処理Ｓ３で、先端の低め解ｖ１２”　１３電
圧の大きさの比較を行ない、■　〉■　の時にはＳ４の
処理を、またｖＥ２［２［３ ≦ｖ，３の時にはＳ５の処理を行なう。高め解２点，低
め解１点を用いてカーブを近似する処理Ｓ４では、■，
■．■の３点を通る２次曲線を最小二乗法によって求め
、先端部分のカーブ（第２図の◎）を得る。高め解２点
，低め解２点を用いてカーブを近似する処理Ｓ５では、
■．■，■，■の４点を内仲する２次曲線を最小二乗法
によって求め、先端部分のカーブを得る。

本実施例によれば、需要増加に対して低め解が上昇しな
い場合であっても、需要の多い側に凸となるＰ−■カー
ブを推定することができる。

高め解２点，低め解１点を用いてカーブを近似する処理
Ｓ４において、■，■．■の代りに■，■，■を用いて
も同様である。

［発明の効果コ 以上説明した如く本発明によれは、需要増加に対して低
め解が上昇しない場合であっても、需要の多い側に凸と
なるＰ一■カープを推定することができ、その結果、安
定度限界を正しく求めることの可能な電力系統監視制御
システムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電力系統監視制御システムのＰ−
■カーブ推定処理のフローチャート、第２図はＰ−■カ
ーブを推定する場合の考え方を示す図、第３図はｐ−ｖ
カーブを説明する図、第４図（ａ），　（ｂ）は従来の
方法の問題点を説明する図、第５図は電力系統監視制御
システムの構成例図、第６図は電力系統監視制御システ
ムの処理内容を示すフローチャートである。 Ｓ１・・・高め解のカーブを近似する手段Ｓ２・・・低
め解のカーブを近似する手段Ｓ３・・・２つの低め解を
比較する手段Ｓ４・・・カーブを近似する手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　情報伝送装置を介して伝送されてきた系統情報から被
   監視電力系統の状態を求める系統状態決定手段と、過去
   の実績あるいは総需要予測結果より数分先あるいは数時
   間先の将来の電力系統の状態を予測する将来系統状態予
   測手段と、前記系統状態決定手段並びに将来系統状態予
   測手段の結果をもとにして電圧の安定限界を求める安定
   度限界計算手段と、前記電圧の安定度限界より系統電圧
   の安定度の程度を判定する安定度監視手段と、系統電圧
   を調整するための機器が電圧安定度を高める効果の量を
   求める効果量計算手段と、系統電圧が不安定であるとき
   これを安定にするために必要な調整量を求める調整量計
   算手段と、前記各演算結果としての諸データを出力する
   出力手段とを備えた電力系統監視制御システムにおいて
   、前記安定度限界計算手段に、需要増加に対して電圧低
   め解が上昇しない場合、電圧高め解２点と電圧低め解１
   点を用いてＰＶカーブを近似する手法を用いたことを特
   徴とする電力系統監視制御システム。