JPH0321455Y2 - - Google Patents

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JPH0321455Y2
JPH0321455Y2 JP1984183675U JP18367584U JPH0321455Y2 JP H0321455 Y2 JPH0321455 Y2 JP H0321455Y2 JP 1984183675 U JP1984183675 U JP 1984183675U JP 18367584 U JP18367584 U JP 18367584U JP H0321455 Y2 JPH0321455 Y2 JP H0321455Y2
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JP
Japan
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karman vortex
vortex generator
fluid
temperature
karman
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JP1984183675U
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JPS6199013U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、流体の流れの中に挿入されこの流体
の温度を検出する温度検出器を備えたカルマン渦
流量計に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種のカルマン渦流量計は、いわゆる容積型
流量計である。気体流量の計測においては温度の
変化に伴つて密度が変化し、そのために気体流量
を補正することが必要である。このために、温度
検出器を流体の流れの中に挿入して、流体温度を
測定することが一般的に行われる。ところが、カ
ルマン渦流量計は、流体の流れの中に挿入するカ
ルマン渦発生体から発生するカルマン渦列の圧力
変化を検出するものである。本考案者の数多くの
研究および実験の結果、温度検出器をカルマン渦
発生体の近くに設けると、第3図に示すように、
この渦発生体に悪影響を与えてカルマン渦を検出
する渦検出部の検出信号に不規則な振幅変調が生
じ、正確な流速の検出が困難となる。これに反し
て、温度検出器をカルマン渦発生体から離しすぎ
れば、渦発生体設置個所と温度検出器設置個所と
の間に温度差が生じ誤差になることが明らかにな
つた。
〔考案の目的〕 本考案は、上述の問題点に鑑みなされたもので
その目的とするところは、カルマン渦発生体によ
り発生するカルマン渦に乱れを発生させることな
く、正確な容積流量の検出と流体温度の検出を行
うことのできる、測定精度の高いカルマン渦流量
計を提供することにある。
〔考案の要点〕
このような目的を達成するために、本考案は、
流体の流れの中に挿入されるカルマン渦発生体に
より発生するカルマン渦列の周波数を、前記カル
マン渦発生体部に生ずるカルマン渦による圧力変
動を検出することにより測定して、前記流体の容
積流量を測定するカルマン渦流量計において、前
記流体の密度の変化分を補正するために用いる前
記流体温度を測定する温度検出器を、前記流体の
流れの中の前記カルマン渦発生体よりも下流に配
設するとともに、該温度検出器の流体流通方向に
直角な幅寸法を前記カルマン渦発生体の幅寸法よ
りも小さくし、かつ前記温度検出器を前記カルマ
ン渦発生体の幅寸法のほぼ2倍以上離して配置し
たことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の一実施例を図面に基づき、詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例の概略構成図を示
し、Aはその正面断面図、BはAのA−A断面図
である。図において1は管路、2はカルマン渦発
生体で、断面二等辺三角形状に形成された上流柱
状体7と、断面台形に形成された下流柱状体8と
から構成される。3はカルマン渦発生体2により
発生したカルマン渦列を検出するために設けられ
た渦検出部である。また、4は円筒状体9内に測
温素子、本実施例ではサーミスタ10が封入され
た温度検出器である。この温度検出器4は、管路
1の幅方向のほぼ中央部で、渦発生体2の下流側
に挿入される。なお、5は渦発生体2の上流側に
配置され、この渦発生体2に至る流体の流れを安
定化するための整流格子である。
ところで、本考案者は、渦発生体2と温度検出
器4とのそれぞれの幅寸法D,dおよび渦発生体
2より温度検出器4までの距離Lについて、数多
くの研究と実験とを繰返した。その結果、次のよ
うなことが判明した。すなわち、例えば管路が加
熱されていて、かつ流量が低い状態では上流から
下流に向つて流体温度が徐々に上昇し、渦発生体
部と温度検出部の温度差が生じ測定誤差が大きく
なるので、温度の測定は渦発生体部の出来るだけ
近くで行なうのが望ましい。しかしながら、温度
検出部を極端に渦発生体に近付けると渦が発生し
難くなる。つまり、第4図に示すような時刻に比
例した流量変化を与えた場合に渦が発生する最低
流速をVMioで表わすと、VMioは第5図のごとく
L/dが1近辺になると急増し、低流速で渦が発
生しなくなるが、L/dを2〜3以上とすると低
い一定値に安定する。従つて温度検出器4を、渦
発生体2の下流にほぼ2d以上離して設ければ、
低流速域の渦に発生に悪影響を与えない。但し、
極端に離すことは前述の理由により誤差も増え、
また構造上全体が長くなつてしまうので、上限は
自ずから生じる。また、温度検出器4を渦発生体
2の上流に置くことは、この温度検出器4からも
不規則な渦が発生するので第3図に示すように広
い流量域で渦が不安定となり、好ましくない。そ
こで、 (1) 温度検出器4の幅寸法dを渦発生体2の幅寸
法Dより小さくする。
(2) 温度検出器4の挿入位置を渦発生体2の下流
側で、渦発生体2の幅寸法Dの約2倍以上離し
た位置とする。
以上のように選定すれば、実験の結果、温度検
出器4によつて渦発生体2の渦発生は何ら悪影響
を受けることなく、しかも渦発生体2と温度検出
器4との間に大きな温度差が存在することもない
ことが明らかとなり、第2図に示すようにカルマ
ン渦列の検出信号は安定した振幅信号として検出
される。
〔考案の効果〕
以上に説明するように本考案によれば、流体の
流れの中に挿入され前記流体の温度を検出する温
度検出器の流体流通方向に直角な幅寸法をカルマ
ン渦発生体の幅寸法より小さくし、かつ前記温度
検出器を前記カルマン渦発生体の幅寸法の約2倍
程度離して前記カルマン渦発生体より下流側に配
置することにより、カルマン渦列の発生およびそ
の安定性すなわち流量特性が悪影響を受けない等
の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略構成図を示
し、同図Aはその正面断面図、同図Bは同図Aの
A−A断面図、第2図は本考案の一実施例におけ
る渦検出信号波形図、第3図は従来装置における
渦検出信号波形図、第4図および第5図は本考案
の効果について説明するための流量−時間特性図
および渦発生時の流速−(渦発生体・温度検出器
間距離/渦発生体の幅)特性図である。 1:管路、2:渦発生体、4:温度検出器、
D:渦発生体の幅寸法、d:温度検出器の幅寸
法、L:渦発生体と温度検出器との間の距離。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体の流れの中に挿入されるカルマン渦発生体
    により発生するカルマン渦列の周波数を、前記カ
    ルマン渦発生体部に生ずるカルマン渦による圧力
    変動を検出することにより測定して、前記流体の
    容積流量を測定するカルマン渦流量計において、 前記流体の密度の変化分を補正するために用い
    る前記流体温度を測定する温度検出器を、前記流
    体の流れの中の前記カルマン渦発生体よりも下流
    に配設するとともに、 該温度検出器の流体流通方向に直角な幅寸法を
    前記カルマン渦発生体の幅寸法よりも小さくし、
    かつ前記温度検出器を前記カルマン渦発生体の幅
    寸法のほぼ2倍以上離して配置したことを特徴と
    するカルマン渦流量計。
JP1984183675U 1984-12-05 1984-12-05 Expired JPH0321455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984183675U JPH0321455Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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JP1984183675U JPH0321455Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS6199013U JPS6199013U (ja) 1986-06-25
JPH0321455Y2 true JPH0321455Y2 (ja) 1991-05-10

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ID=30741172

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JP1984183675U Expired JPH0321455Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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JP (1) JPH0321455Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595823A (en) * 1978-09-21 1980-07-21 Fischer & Porter Co Vortexxtype flow meter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595823A (en) * 1978-09-21 1980-07-21 Fischer & Porter Co Vortexxtype flow meter

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6199013U (ja) 1986-06-25

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