JPH0321418Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0321418Y2
JPH0321418Y2 JP27885U JP27885U JPH0321418Y2 JP H0321418 Y2 JPH0321418 Y2 JP H0321418Y2 JP 27885 U JP27885 U JP 27885U JP 27885 U JP27885 U JP 27885U JP H0321418 Y2 JPH0321418 Y2 JP H0321418Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating wall
rail
ceiling
movement guide
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP27885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61117868U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP27885U priority Critical patent/JPH0321418Y2/ja
Publication of JPS61117868U publication Critical patent/JPS61117868U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0321418Y2 publication Critical patent/JPH0321418Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は吊下げ移動式断熱壁の移動案内装置
に関するもので、更に詳細には、例えば冷蔵・冷
凍等の保冷倉庫、解凍庫あるいは半導体や電子機
器等の生産ラインや医療あるいは食品工業関係の
クリーンルーム等の庫口、入口あるいは間仕切壁
を構成し、必要に応じて移動されて使用に供され
る吊下げ移動式断熱壁の移動案内装置に関するも
のである。
[従来の技術] 一般に、青果物は、季節に応じて種々の野菜や
果物が収穫され、そして、農協や青果市場を介し
て一般の小売店等に出荷された後、消費に供され
ている。この場合、青果市場において青果物の鮮
度低下に注意を払わなければならず、この品質低
下を防止するためには保冷倉庫等が必要となつて
くる。しかしながら、青果物等は季節に応じてそ
の対象及び量的要素が異なり、また、スペース的
にも常時保冷倉庫等を設置することが難しいとい
う問題がある。また、冷凍品を大量に取扱う店舗
等においても、食品を店頭に陳列するまでの間、
解凍処理したり、一次的に保冷する必要があり、
この場合に解凍庫や保冷室を必要に応じて設置で
きることが望ましい。そこで、これら問題を解決
するために、保冷倉庫等の建屋の天井に取付けら
れたレールに沿つて移動しうる吊下げ移動用断熱
壁パネルをもつて室の壁部との間に簡易式の倉庫
を区画形成することが考えられている。この場
合、従来では、第8図に示すように、断熱壁パネ
ルaの頂部に軸支された水平車輪bを、下方に向
つて開口する天井レールc内に装入すると共に、
天井レールcの下辺の上面に突設された複数のレ
ール部d上に水平車輪bを回転自在に係合させ
て、断熱壁パネルaを移動自在に吊下げていた。
また、断熱壁パネルaの上端と天井パネルeとの
隙間の断熱を行うために断熱壁パネルaの上端か
ら天井レールcの下面に向かつて防気条片fを突
設すると共に、天井レールc部の下面にはこの防
気条片fと重合し得る保護舌片gを垂下して成る
構造であつた(実開昭59−163068号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの種吊下げ移動式断熱
壁においては、天井レールcと水平車輪bとの間
にかなりの〓間が生じるため、断熱壁パネルaの
移動時にパネルaが斜めに傾いたり、がたつきが
生じるため、スムーズにパネルaを移動すること
ができず、しかも、隣接するパネルa同士のジヨ
イントを確実に行うことができず、無理に押すと
パネルaの水平車輪bの支持部が破損するという
問題があつた。また、断熱性及び気密性を損うと
いう問題もあつた。
[問題点を解決するための手段及び作用] この考案は上記問題を解決することを企図して
なされたもので、上記技術的課題を解決するため
に、断熱壁パネルの頂部に突設される支持軸に軸
支された水平車輪を介して複数の断熱壁パネルを
建屋の天井レールに沿わせて移動自在に垂下して
成る吊下げ移動式断熱壁において、上記天井レー
ルを、下向きに開口するチヤンネル状のレール本
体と、このレール本体の上辺から下向きに突出す
る複数の摺動突条と、レール本体の開口側下辺の
左右上面に突出する複数の摺動レール部と、レー
ル本体の開口側下辺の下面に設けられる連結金具
挿入用凹溝とで構成し、上記断熱壁パネルには、
この断熱壁パネルの上端両側部から上記天井レー
ルの下面又は下面近傍位置に突出する気密材を固
定して成るもので、断熱壁パネルの移動をスムー
ズに行うことができると共に、移動時に断熱壁パ
ネルが傾斜することなく、しかも、所期の目的で
ある断熱性及び気密性の確保が図れるようにした
ことを特徴とする吊下げ移動式断熱壁の移動案内
装置を提供しようとするものである。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の移動案内装置の第一実施例
を示すもので、この考案の移動案内装置は、建屋
の天井部10に固定される下方に向つて開口する
チヤンネル状の天井レール20と、この天井レー
ル20内に係合すべく断熱壁パネル30の頂部に
回転自在に軸支される水平車輪40と、上記天井
部10と断熱壁パネル30との〓間の断熱及び気
密性を保持するための気密材50とで主要部が構
成されている。
上記天井レール20は、下向きに開口するチヤ
ンネル状のレール本体21と、このレール本体2
1の上辺22から下向きに突出する複数の摺動突
条23と、レール本体21の開口側下辺24の左
右上面に突出する複数の摺動レール部25と、開
口側下辺24の下面に設けられる連結金具挿入用
凹溝26とで構成されており、そして、上記上辺
22が取付けねじ27をもつて天井部10の梁部
材11に固定されている。また、この天井レール
20の側部にはアングル材28をもつて天井パネ
ル12が取付けられている。このように構成され
る上記天井レール20は、必要に応じて直角ある
いは任意の角度に配設されており、例えば直角に
配設する場合には、第4図に示すように、各天井
レール20の屈曲側端部を45度の角度に合わせて
切欠き、この切欠部間において、天井レール20
の開口側下辺24に設けられた左右の上記凹溝2
6内にそれぞれL形状の連結金具29を挿入して
両天井レール20が連結されている。
一方、上記水平車輪40は、中間に位置する金
属輪41と、この金属輪41の上下面にそれぞれ
固着される一対のプラスチツク輪42とで構成さ
れている。この場合、金属輪41は厚肉円盤状に
構成され、プラスチツク輪42は金属輪41に比
較して薄肉円盤状に構成されている。また、金属
輪41には断面T字形の貫通孔43が穿設されて
おり、この貫通孔43の大径部44内に配設され
るスラストベアリング60を介して断熱壁パネル
30の頂部に突出する支持軸70に水平車輪40
が回転自在に支承されている。なお、支持軸70
は、頂部に大径部71を有する断面細長T字状に
構成されており、そして、水平車輪40の上方か
ら金属輪41の貫通孔43及び下方のプラスチツ
ク輪42に穿設された貫通孔45内を貫通して下
方に垂下し、この垂下する小径部72に設けられ
たねじ部73にてこの支持軸70は断熱壁パネル
30の頂部に突設されている。この場合、支持軸
70の小径部72にはプラスチツク型のカラー7
4が嵌挿され、また、ねじ部73は断熱壁パネル
30の頂部に装着された上方に向かつて開口する
チヤンネル状のプラスチツク製上枠材80の開口
部81を貫通すると共に、この開口部81の上部
に配設される上部ナツト82、板状保持片83及
び開口部81の下部に配設される板状下部ナツト
84とで調節可能に取付けられている。なお、支
持軸70は上記板状保持片83と板状下部ナツト
84の一側部に取付けられ、他側部の板状保持片
83と板状下部ナツト84は、同様に上枠材80
の開口部81を挟んで固定ボルト85にて固定さ
れている(第3図参照)。
上記気密材50は合成ゴム製の板材にて構成さ
れており、そして、上記上枠材80の両側面に押
え条片51及びブラインドリベツト52をもつて
固定され、区画形成された室の気密を保持すべく
その上端が上記天井レール20の下辺24に当接
又は近接している。また、一方の気密材50の外
側にはこの気密材50と重合して気密性の向上を
図るべく保護舌片53が配設されている。この場
合、この保護舌片53は上記天井部10の下面に
リベツト54をもつて固定された状態で垂下され
ている。
第2図はこの考案の第二実施例を示すもので、
上記天井レール20と断熱壁パネル30間の別の
気密機構を示す場合である。すなわち、上記天井
レール20の連結金具挿入用凹溝26内に、気密
材50の近傍位置に向つて突出する軟質合成樹脂
製の防気条片55を嵌合固定して、この防気条片
55と気密材50とで気密機構を構成した場合で
ある。したがつて、このように構成することによ
り、上記保護舌片53が不要となり、コンパクト
な構造とすることができる。
なお、上記第二実施例においてそのほかの部分
は上記第一実施例と同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
第5図はこの考案の移動案内装置を装備した断
熱壁の使用状態の一例を示す斜視図で、この場
合、断熱壁を構成する断熱壁パネル30は内、外
一対の金属製表面板31,32間に例えば発泡ポ
リウレタン等の断熱性心材33を充填して成り、
また、この場合、内方側の表面板32は、縦方向
の連続した凹凸状の波板にて形成されている。な
おこの場合、波板32の少なくとも両端の凹条3
4はほぼ鳩尾状に形成され、かつ、凹条34及び
凸条35の側壁36と凸条35の頂面37とのな
す角が鋭角になるように形成されている。したが
つて、断熱壁パネル30の連接側凸条35のパネ
ル中央側の面すなわち側壁36も必然的に鋭角の
斜面となつている。また、互いに隣接する断熱壁
パネル30の連接側端面にはそれぞれ互いに係合
する連接用凹条38a及び凸条38bが沿設され
ている。更に、隣接する断熱壁パネル30のうち
一方の波板32の連接側には、引寄せ金具39が
取付けられ、この引寄せ金具39の係止爪39a
によつて他方の断熱壁パネル30の連接側凸条3
5が係止されるようになつている(第6図参照)。
一方、上記断熱壁パネル30の下端には硬質合
成樹脂材90が固設されると共に、その全長にわ
たつて断熱壁パネル30と床面との隙間を塞ぐ舌
片状パツキング91が垂下されている。また、隣
接する上記両断熱壁パネル30の各波板32のい
ずれかの凹条34内の下端には、床面に設けた係
合凹所94と係脱可能な係合ピン93を有する上
下式ピン錠92が取付けられている(第6図及び
第7図参照)。
上記のように構成されるこの考案の移動案内装
置において、所望の解凍あるいは保冷室を構成す
る場合には、不使用状態において格納されていた
断熱壁パネル30を天井レール20に沿わせて移
動させることにより、建屋内に所望の室を構成す
ることができ、また、不要のときには、上述と逆
の動作を行つて各断熱壁パネル30を格納場所に
移動させれば、建屋を通常の部屋として使用する
ことができるのである。この場合、上記断熱壁パ
ネル30の移動及び吊下げを司る水平車輪40
は、中間に位置する金属輪41とこの金属輪41
の上下面に固着されるプラスチツク輪42とで構
成されており、かつ、断熱壁パネル30の上端に
突設された支持軸70にベアリング23を介して
金属輪41を取付けて成るため、断熱壁パネル3
0の取付けが強固に行われ、また、移動をスムー
ズに行うことができる。しかも、天井レール20
の上辺22の下面には水平車輪40に向つて突出
する複数の摺動突条23が設けられているので、
断熱壁パネル30の移動時にがたつくことがな
く、水平車輪40部の損傷の心配がない。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の移動案内装
置によれば、天井レールが、下向きに開口するチ
ヤンネル状のレール本体と、このレール本体の上
辺から下向きに突出する複数の摺動突条と、レー
ル本体の開口側下辺の左右上面に突出する複数の
摺動レール部と、レール本体の開口側下辺の下面
に設けられる連結金具挿入用凹溝とで構成され、
上記断熱壁パネルには、この断熱壁パネルの上端
両側部から上記天井レールの下面又は下面近傍位
置に突出する気密材を固定して成るため、大きな
力を要せずして断熱壁パネルの移動をスムーズに
行うことができ、しかも、移動時に断熱壁パネル
が長手及び横方向に傾斜することがないので、水
平車輪支持部が破損する虞れがない。また、天井
レールと断熱壁パネル間の気密及び断熱性の向上
が図れるため、建屋内を容易に解凍あるいは保冷
室等に使用することができ、しかもこの際、天井
レールに設けた連結金具挿入用凹溝内に防気条片
を嵌合固定することにより、更に簡単な気密機構
を構成することができるなどの優れた効果が得ら
れるので、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の移動案内装置の第一実施例
を示す断面図、第2図はこの考案の第二実施例を
示す断面図、第3図は第1図の−断面図、第
4図はこの考案における天井レールの折曲部の連
結態様を示す分解平面図、第5図はこの考案の移
動案内装置を装備した吊下げ移動式断熱壁の使用
状態の一例を示す斜視図、第6図は第5図の−
断面図、第7図は第6図の矢視図、第8図は
従来の移動案内装置の断面図である。 符号説明、20……天井レール、21……レー
ル本体、22……上辺、23……摺動突条、24
……下辺、25……摺動レール部、26……連結
金具挿入用凹溝、30……断熱壁パネル、40…
…水平車輪、41……金属輪、42……プラスチ
ツク輪、50……気密材、55……防気条片、6
0……ベアリング、70……支持軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断熱壁パネルの頂部に突設される支持軸に軸
    支された水平車輪を介して複数の断熱壁パネル
    を建屋の天井レールに沿わせて移動自在に垂下
    して成る吊下げ移動式断熱壁において、上記天
    井レールを、下向きに開口するチヤンネル状の
    レール本体と、このレール本体の上辺から下向
    きに突出する複数の摺動突条と、レール本体の
    開口側下辺の左右上面に突出する複数の摺動レ
    ール部と、レール本体の開口側下辺の下面に設
    けられる連結金具挿入用凹構とで構成し、上記
    断熱壁パネルには、この断熱壁パネルの上端両
    側部から上記天井レールの下面又は下面近傍位
    置に突出する気密材を固定して成る吊下げ移動
    式断熱壁の移動案内装置。 (2) 水平車輪が、金属輪と、この金属輪の上下面
    に固着される一対のプラスチツク輪とで構成さ
    れる実用新案登録請求の範囲第1項記載の吊下
    げ移動式断熱壁の移動案内装置。 (3) 支持軸にベアリングを介して水平車輪の金属
    輪を軸支して成る実用新案登録請求の範囲第2
    項記載の吊下げ移動式断熱壁の移動案内装置。 (4) 天井レールの連結金具挿入用凹溝内に、気密
    材の近傍位置に突出する軟質合成樹脂製防気条
    片を嵌合固定して成る実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の吊下げ移動式断熱壁の移動案内装
    置。
JP27885U 1985-01-08 1985-01-08 Expired JPH0321418Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27885U JPH0321418Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27885U JPH0321418Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117868U JPS61117868U (ja) 1986-07-25
JPH0321418Y2 true JPH0321418Y2 (ja) 1991-05-09

Family

ID=30471984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27885U Expired JPH0321418Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0321418Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61117868U (ja) 1986-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1068872A (en) Portable and operable wall systems
US4145844A (en) Refrigerator door construction
US4223482A (en) Refrigerator door structure
US5199778A (en) Shelf apparatus for a refrigerator
CN1114082C (zh) 用于电冰箱储藏食品的装置
US3058320A (en) Refrigerator
US4248489A (en) Refrigerator door structure
US2414061A (en) Home freezer cabinet
US20230301445A1 (en) Mullion bracket
JPH0321418Y2 (ja)
CA3159636A1 (en) Mullion
GB2261194A (en) Thermal barriers in refrigerated vehicles
US20040035060A1 (en) Moveable shelf and partitioning system
WO2003049577A2 (en) Drawer storage
US4042005A (en) Rolling shutters
EP0005314A1 (en) Improvements in sliding doors
JPH0726548Y2 (ja) 冷蔵・冷凍庫用断熱可動間仕切
JPS6345661Y2 (ja)
US4713920A (en) Modular tongue and groove removable panel partition system
JPH058463Y2 (ja)
JP2005344948A (ja) スライド扉装置
JPH0729190Y2 (ja) 冷凍室形成用可動間仕切
JP6403641B2 (ja) 箱型荷台
JPH0622660Y2 (ja) 搬入出口のプラットホーム用自在ドックシェルタ
JP2004033537A (ja) 棚およびこの棚を用いた家屋およびプレハブ家屋並びにプレハブ冷蔵庫