JPH03211806A - 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法 - Google Patents

油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法

Info

Publication number
JPH03211806A
JPH03211806A JP2006398A JP639890A JPH03211806A JP H03211806 A JPH03211806 A JP H03211806A JP 2006398 A JP2006398 A JP 2006398A JP 639890 A JP639890 A JP 639890A JP H03211806 A JPH03211806 A JP H03211806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
transformer
data
polymerization
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006398A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamanaka
山中 功治
Kenji Arai
健次 荒井
Shoji Wake
和気 正二
Toshiaki Chikaraishi
力石 敏明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Hitachi Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2006398A priority Critical patent/JPH03211806A/ja
Publication of JPH03211806A publication Critical patent/JPH03211806A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野j 本発明は油入変圧器の寿命診断において、rI記変圧器
の劣化度合を知ると共に余寿命を求める診断装置および
診断方法に関する。
[従来の技術] 従来の装置は、特開昭59−219909号公報に開示
されているように、巻線に使用されている絶縁紙と同種
類の絶縁紙片を絶縁油[1月こ浸漬し、この絶縁紙片が
巻線内の温度と常に同一になるよう加熱すると共に自在
に取り出せるようにしたものである。この絶縁紙片を寿
命診断時に取り出し、劣化度を測定することにより余寿
命を推測するようになっている。
また、特願平1−105919号による先行発明では、
油中溶存ガスを不燃性ガスと可燃性ガスに分離検出する
手段が記載されている。この場合COとCOlの生成量
が計測されても、刑余計算を要するため結果を得るまで
に時間を要することになる。
[発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、変圧器内部から採集した絶縁紙片を実
験室に持ち込み、実験室で重合度を分析するものであり
、現地においては寿命の判定ができなかった。また、特
願平1−105919号による先行発明のように、収集
したCOとCOsの生成量を現地で分析する装置は従来
からあるが、生成量から寿命判定まで行うものはない。
本発明は、上記の課題を解決し、現地でCOとCOtの
発生量を測定すると共に、その場での寿命診断が実施可
能な、油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的の目的は、油入変圧器の絶縁紙の熱劣化の指標
となる重合度残率と、COとCOsの生成量の間に相関
があることを利用し、この相関関係をあらかじめデータ
として記録しておき、測定したcoとCO3の油中溶存
ガス濃度と上記記録データとから演算処理を実施して絶
縁紙の重合度残率(以下単に重合度残率と略記する)を
求め、変圧器の熱劣化度を診断するものである。
[作用] 油入変圧器のガス分析において、絶縁紙単位重量当りの
COとCOlの生成量(ml/g)は、絶縁紙の熱劣化
が進むと共に増加する。また、絶縁紙の熱劣化は、重合
度残率を低下させる。この2つの関係から前記重合度残
率を知るには、COとCO3の生成量(ml/g)を知
れば良い。これは既に周知の事実であり、この関係をデ
ータファイルにあらかじめ入力しておくことにより、ガ
ス検出部で求めたCOとCO2の油中溶存ガス濃度を重
合度残率に換算できるようになる。また、経年数と重合
度残率の関係は、過去の運転履歴により異なるが、10
0%負荷率に対する経年数と重合度残率の関係と、寿命
と判断される重合度残率になるまでの100%負荷率に
おける経年数をデータとして入力しておけば、被診断変
圧器のCOとCO,の油中溶存ガス量を知ることにより
重合度残率の計算が可能で、計算された重合度残率によ
り過去100%で使用していたと仮定した経過年を計算
することができる。また、寿命と判断される重合度残率
になるまでの100%負荷率における経年数と、前記重
合度残率がら計算により得られた経過年との差により余
寿命を推定することができる。
〔実施例J 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
本発明の診断装置は、容量、製造番号、製造年月など供
試品変圧器の識別データを入力するデータ入力部lと、
前記入力データから引き出される供試品変圧器の基本デ
ータを格納する入力データ格納部2を有し、訂記基本デ
ータとしては、絶縁油量、巻線中に使用されている絶縁
紙重量などが含まれる。さらに、実験により求めた重合
度残率と経年数との関係式ファイル、および、同じく重
今度残率とC01CO,の生成量との関係式ファイルを
収納するファイル格納部3、油中溶存ガス中のCOとC
Osの濃度(ppm)を検出する油中ガス検出部4、重
合度残率およびcoとCO3の濃度値から余寿命を演算
する演算処理部5、演算結果を表示する出力表示部6な
どから構成されている。上記構成の油入変圧器の寿命診
断装置により、現地で変圧器から絶縁油を採収し、その
場で変圧器の余寿命を知ることができる。
第2図により変圧器の劣化診断方法について説明する。
変圧器の基本データファイルには、少なくとも製造番号
、容量、製造年月、巻線中に使用されている絶縁紙の重
量、油量などの基本データ値(30)があらかじめ入力
されている。供試品変圧器の識別データ例えば、製造番
号をテンキーから入力する(7)ことにより、上記基本
データファイルから必要なデータを検索する(8)。
方絶縁油中のガスの検出を行い、COとCOlの油中溶
存ガス濃度C(ppm)を算出(9)し、検索データの
巻線中の使用絶縁紙の重量W(g)と油ftL (Q)
から使用絶縁紙単位重量当りのCOおよびCO,ガス生
成量A(ml/g)を算出する(10)。COとCOt
ガス生成生成量下記(1)式で演算できる(61)。
上記(1)式は重合度残率とCOおよびco。
ガス生成量の関係式としてファイル(40)されている
また、二次ライン線部の重合度残率GとCOおよびCO
3O3ガス生成量間係にっては、第3図に示すように、
実機の撤去品データおよび加速熱劣化モデルのデータは
、−点鎖線の領域内に入っている。寿命予測の観点から
は安全側の下限線を採用すると、COおよびCO1生成
[Aと重合度残率Gとの関係を示す実験式は(2)式で
示される。
G =6,328−49,285 1ogA     
  −・”(2)これにより重合度残率を算出すること
ができる。
(2)式は実験式であるから一応の目安とじての利用さ
れるもので、さらにデータを蓄積することにより精度を
向上させることが可能である。
次に100%負荷時で運転された時の、経年数と重合度
の関係を加速熱劣化モデルのデータから求める。加速熱
劣化モデルのデータは、(3)式により実運転相当年数
Y。に換算される。
エエニエ旦 Y、=Y、X2                ・・
・・・・(3)ここで Y、:T、(’C)時の経過年
(年)Yo:To(℃)時の経過年(年) 0 :寿命半減温度(℃)で、 換算した結果を第4図に示す。破線は巻線内最高点温度
部の重合度劣化曲線であり、実線は二次ライン線部の重
合度劣化曲線である。一般の変圧器では、100%負荷
時において巻線内置高点温度と二次ライン線部の温度で
は約20℃の差があり、これを考慮して二次ライン線部
の絶縁紙の重合度劣化曲線を求めている。二次ライン線
部の重合度残率Gと経年数Yoの関係は(4)式で示す
ことができる(62)。
(4)式は経年数と重合度残率との関係式としてファイ
ル(50)されている。
次に、寿命と判断される重合度残率はG見は約30%で
あり、これは100%負荷で30年間運転された場合の
巻線内最高点温度部の重合度残率と一致する。したがっ
て寿命と考えられる経年数をYl=30とすると(63
)、余寿命Yを(5)式によって推定することができる
Y=Y兄−Yo= 30  Yo     ・・・・・
・(5)この演算処理によれば、絶縁紙を採収して重合
度を測定しなくても、油中溶存ガスのCOおよびCOl
の生成量を測定することにより余寿命を推定することが
可能である(64)。
第5図は、本発明の油入変圧器の寿命診断装置の一実施
例に係る絶縁油中のCOとCOlの濃度を検出する検出
部を示すもので、現地にて採油した油入変圧器の絶縁油
]、lを脱気容器10内に入れ、キャリアである空気を
流量調節弁23から取り入れ、送気ポンプ22で脱気容
器10内部に送り込み、絶縁油IJ中の溶存ガスを分離
しt*量管13に送り込む。検量管13において計測さ
れたガスを、CO5ガス検出部14および可燃性ガス分
離部15を通すことによりcoガスを分離し、さらに可
燃性ガス検出部16で検出し演算処理部I9に検出デー
タを入力するようになっている。
請求項1記載の第1の記憶手段とは、例えば、本実施例
の、供試品変圧器の識別データを入力するデータ入力部
1と、前記入力データから引き出される供試品変圧器の
基本データを格納する入力データ格納部2を指し、また
、同じく第2の記憶手段とは、重合度残率と経年数の関
係式および重合度残率C○とCOlの生成屋の関係式を
含む変圧器の寿命診断情報の格納部3を指している。
[発明の効果] 本発明によれば、現地において変圧器から絶縁油を採油
しガス分析することによりその場で、また、#断装置の
中に設けられた演算処理部によって刑余計算を実施する
必要なく、油入変圧器の寿命診断が可能になるという顕
著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油入変圧器の寿命診断方法の一実
施例のブロック図、第2図は本発明の油入変圧器の寿命
診断方法の説明のためのフローチャート、第3図は重合
度残率とcoとCO1生成量の関係図、第4図は重合度
残率と経年数との関係図、第5図は本発明の油入変圧器
の寿命診断装置装置の概要を示す装置構成図である。 1・・・識別データ入力部 2・・・入力データ格納部
4・・・寿命診断情報格納部5・・・演算処理部6・・
・出力表示部 O・・・脱気容器    11・・・絶縁油2・・・流
路切換弁   13・・・検量管4・・・CO,ガス検
出部 5・・・可燃性ガス分離部 6・・・可燃性ガス検出部 22、I7・・・送気ポンプ 19・・・演算処理、記録およびデータ入力部20・・
・電源装置 21.23・・・流量調節弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.油入変圧器から採取した絶縁油中のCOとCO_2
    の濃度を検出し、その検出データから寿命を判定する寿
    命診断装置において、 前記変圧器の識別データを含む基本データを記憶する第
    1の記憶手段と、 前記変圧器の寿命診断情報を格納する第2の記憶手段と
    、 絶縁油中のCOとCO_2の濃度を検出する検出部と、 前記検出部の検出結果と前記第2の記憶手段からの情報
    に基づいてCOとCO_2の生成量を演算し、この演算
    結果から絶縁紙の重合度残率を求めると共に前記変圧器
    の余寿命を算出する演算処理部と、 前記演算処理の結果を出力する出力表示部とを有するこ
    とを特徴とする油入変圧器の寿命診断装置。
  2. 2.油入変圧器の油中溶存ガス中のCOとCO_2の分
    析により前記変圧器の寿命を診断する方法において、 前記変圧器の識別データを含む巻線中の絶縁紙の使用重
    量および絶縁油の油量などの基本データをファイルして
    おき、 前記識別データを入力することにより、当該変圧器の前
    記基本データを抽出し、 ガス検出部において検出されたCOとCO_2の油中溶
    存ガス濃度と前記基本データとから絶縁紙単位重量当り
    の生成量A(ml/g)を算出し、 COとCO_2の生成量Aから絶縁紙の重合度残率Gを
    算出し、 前記重合度残率Gから100%負荷時における経年数Y
    _oを算出し、 100%負荷で運転したとき、寿命と判断される重合度
    残率G_lに達するまでの経年数Y_lをもとめ、 経年数Y_lから経年数Y_oを差し引いて余寿命をY
    を算出・表示することを特徴とする油入変圧器の寿命診
    断方法。
JP2006398A 1990-01-17 1990-01-17 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法 Pending JPH03211806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006398A JPH03211806A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006398A JPH03211806A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03211806A true JPH03211806A (ja) 1991-09-17

Family

ID=11637266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006398A Pending JPH03211806A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03211806A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930625A1 (en) * 1997-06-03 1999-07-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for evaluating deterioration of insulating paper
JP2001210538A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Yuka Ind:Kk 油入電気機器の寿命診断方法
JP2011171413A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 油入電気機器の寿命診断装置、油入電気機器の寿命診断方法、油入電気機器の劣化抑制装置、および油入電気機器の劣化抑制方法
CN106777609A (zh) * 2016-12-02 2017-05-31 武汉大学 基于二分法的油浸式变压器油浸纸电阻率反演方法
CN111613398A (zh) * 2020-06-04 2020-09-01 重庆大学 基于脉冲热老化的植物绝缘油稳定性的提升方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930625A1 (en) * 1997-06-03 1999-07-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for evaluating deterioration of insulating paper
EP0930625A4 (en) * 1997-06-03 2000-07-26 Mitsubishi Electric Corp METHOD FOR EVALUATING THE DETERIORATION OF INSULATING PAPER
US6276222B1 (en) 1997-06-03 2001-08-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for evaluating deterioration of insulating paper
JP2001210538A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Yuka Ind:Kk 油入電気機器の寿命診断方法
JP4591899B2 (ja) * 2000-01-26 2010-12-01 ユカインダストリーズ株式会社 油入電気機器の寿命診断方法
JP2011171413A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 油入電気機器の寿命診断装置、油入電気機器の寿命診断方法、油入電気機器の劣化抑制装置、および油入電気機器の劣化抑制方法
CN106777609A (zh) * 2016-12-02 2017-05-31 武汉大学 基于二分法的油浸式变压器油浸纸电阻率反演方法
CN106777609B (zh) * 2016-12-02 2019-10-11 武汉大学 基于二分法的油浸式变压器油浸纸电阻率反演方法
CN111613398A (zh) * 2020-06-04 2020-09-01 重庆大学 基于脉冲热老化的植物绝缘油稳定性的提升方法
CN111613398B (zh) * 2020-06-04 2021-06-18 重庆大学 基于脉冲热老化的植物绝缘油稳定性的提升方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5659126A (en) Gas chromatograph techniques for on-line testing of transformer faults
CN112870999B (zh) 一种判断气室内c4f7n和co2混合气体中杂质气体的方法
CN107894969A (zh) 一种基于趋势分析的变压器潜伏性故障预警方法
KR20120115527A (ko) 오일로 절연된 전기 장비의 절연 상태를 평가하는 진단 방법 및 장치
CN107976228A (zh) 燃油评价装置以及存储介质
CN106569069A (zh) 电力变压器故障诊断方法
JPH03211806A (ja) 油入変圧器の寿命診断装置および寿命診断方法
CN108692983A (zh) 燃气轮机、蒸气轮机润滑油和变压器绝缘油在线监测系统
RU2653775C1 (ru) Способ мониторинга коррозии трубопровода
CN106164668A (zh) 连续监测液体品质和水分参数的方法和设备
US5309776A (en) Method of diagnosing deterioration of insulating paper in oil-filled electric apparatus
CN110779966A (zh) 轻瓦斯告警特征气体检测方法及装置
CN106053719A (zh) 用于电气设备的微量气体测量设备
JPH0794334A (ja) 油入変圧器の劣化診断システムおよび寿命予測システム
RU82867U1 (ru) Система диагностики маслонаполненных измерительных трансформаторов
KR101438158B1 (ko) 변압기의 수명 예측 방법 및 장치
WO2023026578A1 (ja) 変圧器の診断システム
KR102404594B1 (ko) 분해가스 분석 기반 진단 시스템, 이를 위한 휴대용 가스 절연 기기 분석 장비
JPH05315147A (ja) 油入電気機器の診断方法および診断装置
JPH0712805A (ja) 密封型油入変圧器の連続的異常及び劣化診断法及びそのための装置
JPH03274473A (ja) 油入変圧器とその寿命診断装置及び寿命診断システム
CN111006933B (zh) 用于确定通过萃取实验萃取出的油量的方法和装置
CN111781534B (zh) 变压器抗短路能力检验方法及装置
JP2013045860A (ja) 油入電気機器の内部異常の診断方法
Draper et al. How to Improve IEEE C57. 104-2019 DGA Fault Severity Interpretation