JPH0321116Y2 - - Google Patents
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- JPH0321116Y2 JPH0321116Y2 JP1984081696U JP8169684U JPH0321116Y2 JP H0321116 Y2 JPH0321116 Y2 JP H0321116Y2 JP 1984081696 U JP1984081696 U JP 1984081696U JP 8169684 U JP8169684 U JP 8169684U JP H0321116 Y2 JPH0321116 Y2 JP H0321116Y2
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Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は電気音響変換器用振動板の改良に関
し、特に剛性が高く、成形が非常に容易なる材料
より構成された振動板に関する。 〔従来の技術〕 近年、電気音響変換器用振動板において、主と
して剛性を増む目的から振動板構成材料の一部材
としてカーボン繊維等の高剛性繊維を用いたもの
が考えられ、実用に供されている。 この種の振動板を例示すると (1) 高剛性繊維とパルプ繊維を混抄した後、フエ
ノール樹脂等を用いて賦形した振動板 (2) ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂に高剛
性繊維を混合してシト成形し、これを真空成形
した振動板、又は上記材料を混合して射出成形
した振動板 (3) 高剛性繊維の織布又は不織布に熱硬化性樹脂
を含浸してプレプレグとし、これをプレス成形
した振動板 等が実用化されている。 しかるに、上記従来の振動板は種々の欠点を有
している。 たとえば(1)においては、高剛性繊維の混合率に
限度があること、およびパルプ繊維が混合されて
いるため高剛性繊維の高弾性率が十分生かされな
い。 又、(2)においてはシート成形時における混合物
の流動性、吐出ノズルの寸法からカーボン繊維混
入量が制限を受ける。 たとえば、0.3〜0.5mm厚のシートではカーボン
繊維の混合量はせいぜい20wt%である。 また、上記混合量は真空成形工程からの制限も
受ける。 一方、射出成形では上記混合量はせいぜい
15wt%である。 したがつて、振動板の剛性を充分に上げること
ができない。 更に(3)は上記2例から比べると剛性の高い振動
板が得られるが、一旦織布として組織化された一
枚の平らな布をコーン状又はドーム状に成形する
にはカーボン繊維自体の伸縮が期待できない以上
織目ズレを利用して賦形しなければならないの
で、予備成形等の数々の工程を経て賦形が可能と
なるため製造コストが極めて高く、又頂角の大き
い形状やコルゲーシヨンリブの一体成形等の複雑
な形状の振動板が成形困難であつた。 〔考案の目的〕 上記従来の欠点を解決し、高剛性で、成形性の
優れた振動板を得ることを目的とする。 〔解決するための手段〕 この考案は硬化剤又は硬化促進剤を層間吸着さ
せたモンモリロナイト11と熱硬化性樹脂と芳香
族ポリアミド繊維12との混合剤を加熱成形硬化
して得られる複合材料からなる電気音響変換器用
振動板である。 実施例により構成を詳述すれば、この考案の振
動板の材料として使用されているモンモリロナイ
ト11は含水珪酸塩鉱物の一種であつて、
Al2O3・4SiO2・nH2Oなる組成を有し、別名ベン
トナイトと呼称され、上下2層のシリケート層の
間に周囲の物体から入り込み吸着されたNa+,
Ca+等の層間イオンからなるイオン層を持つ3層
構造をなし、当該層間イオンの存在で上記シリケ
ート層の間に他のイオンや水を吸着したり、吸着
していた物質を加熱によつて放出する機能を有す
る。本考案実施例では当該モンモリロナイトを硬
化剤又は硬化促進剤を適当な溶剤に溶かした溶液
中に浸積(60℃、数時間)する。 これによつてモンモリロナイトのシリケート層
間に硬化剤又は硬化促進剤が吸着される。 これを溶液洗浄した後、乾燥せしめて硬化剤又
は硬化促進剤との複合体を得る。 次に当該複合体を用いたこの発明振動板の実施
例について説明する。 〔実施例〕 複合体(硬化剤としてジアミノジフエニールメ
タン吸着) 10部 エポキシ樹脂モノマー(商品名アラルダイト
6071) 35部 硬化剤(ジアミノジフエニールスルホン)4部 離型剤(ステアリン酸亜鉛) 1部 芳香族ポリアミド繊維(商品名ケプラー49)
50部 上記配合物を加温下(85℃)で撹拌して均一に
配合し、しかる後に冷却せしめて粉砕し粉末状の
混合物を得た。 この混合物を所定形状のプレス金型により、温
度150℃、プレス圧60Kg/cm2、成形時間10でプ
レス成形し、振動板を得た。 〔作用〕 上記構成を有する本考案振動板においては、芳
香族ポリアミド繊維12の空間を埋めるようにモ
ンモリロナイト−エポキシ複合体が分散し、かつ
モンモリロナイトの層間に入り込んだエポキシポ
リマーとモンモリロナイトが強固に結合されたブ
レンド形ポリマーが形成され、当該ブレンド形ポ
リマーが前記芳香族ポリアミド繊維12をからみ
込むように3次元網状構造に組織化されるために
振動板構成材としてヤング率が著しく増大し、且
つ芳香族ポリアミド繊維が従来の無機質高剛性繊
維より低密度で、内部損失が大きいため、振動板
全体として軽量化、高内部損失となる。 〔考案の効果〕 上記実施例による振動板と、実施例と同構造で
他種の繊磯(カーボン繊維)を使用した試作例、
および従来例としてクラフトパルプ50重量%、カ
ーボン繊維35重量%、フエノール樹脂15重量%か
らなる振動板について、その物性値を第1表に示
す。
し、特に剛性が高く、成形が非常に容易なる材料
より構成された振動板に関する。 〔従来の技術〕 近年、電気音響変換器用振動板において、主と
して剛性を増む目的から振動板構成材料の一部材
としてカーボン繊維等の高剛性繊維を用いたもの
が考えられ、実用に供されている。 この種の振動板を例示すると (1) 高剛性繊維とパルプ繊維を混抄した後、フエ
ノール樹脂等を用いて賦形した振動板 (2) ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂に高剛
性繊維を混合してシト成形し、これを真空成形
した振動板、又は上記材料を混合して射出成形
した振動板 (3) 高剛性繊維の織布又は不織布に熱硬化性樹脂
を含浸してプレプレグとし、これをプレス成形
した振動板 等が実用化されている。 しかるに、上記従来の振動板は種々の欠点を有
している。 たとえば(1)においては、高剛性繊維の混合率に
限度があること、およびパルプ繊維が混合されて
いるため高剛性繊維の高弾性率が十分生かされな
い。 又、(2)においてはシート成形時における混合物
の流動性、吐出ノズルの寸法からカーボン繊維混
入量が制限を受ける。 たとえば、0.3〜0.5mm厚のシートではカーボン
繊維の混合量はせいぜい20wt%である。 また、上記混合量は真空成形工程からの制限も
受ける。 一方、射出成形では上記混合量はせいぜい
15wt%である。 したがつて、振動板の剛性を充分に上げること
ができない。 更に(3)は上記2例から比べると剛性の高い振動
板が得られるが、一旦織布として組織化された一
枚の平らな布をコーン状又はドーム状に成形する
にはカーボン繊維自体の伸縮が期待できない以上
織目ズレを利用して賦形しなければならないの
で、予備成形等の数々の工程を経て賦形が可能と
なるため製造コストが極めて高く、又頂角の大き
い形状やコルゲーシヨンリブの一体成形等の複雑
な形状の振動板が成形困難であつた。 〔考案の目的〕 上記従来の欠点を解決し、高剛性で、成形性の
優れた振動板を得ることを目的とする。 〔解決するための手段〕 この考案は硬化剤又は硬化促進剤を層間吸着さ
せたモンモリロナイト11と熱硬化性樹脂と芳香
族ポリアミド繊維12との混合剤を加熱成形硬化
して得られる複合材料からなる電気音響変換器用
振動板である。 実施例により構成を詳述すれば、この考案の振
動板の材料として使用されているモンモリロナイ
ト11は含水珪酸塩鉱物の一種であつて、
Al2O3・4SiO2・nH2Oなる組成を有し、別名ベン
トナイトと呼称され、上下2層のシリケート層の
間に周囲の物体から入り込み吸着されたNa+,
Ca+等の層間イオンからなるイオン層を持つ3層
構造をなし、当該層間イオンの存在で上記シリケ
ート層の間に他のイオンや水を吸着したり、吸着
していた物質を加熱によつて放出する機能を有す
る。本考案実施例では当該モンモリロナイトを硬
化剤又は硬化促進剤を適当な溶剤に溶かした溶液
中に浸積(60℃、数時間)する。 これによつてモンモリロナイトのシリケート層
間に硬化剤又は硬化促進剤が吸着される。 これを溶液洗浄した後、乾燥せしめて硬化剤又
は硬化促進剤との複合体を得る。 次に当該複合体を用いたこの発明振動板の実施
例について説明する。 〔実施例〕 複合体(硬化剤としてジアミノジフエニールメ
タン吸着) 10部 エポキシ樹脂モノマー(商品名アラルダイト
6071) 35部 硬化剤(ジアミノジフエニールスルホン)4部 離型剤(ステアリン酸亜鉛) 1部 芳香族ポリアミド繊維(商品名ケプラー49)
50部 上記配合物を加温下(85℃)で撹拌して均一に
配合し、しかる後に冷却せしめて粉砕し粉末状の
混合物を得た。 この混合物を所定形状のプレス金型により、温
度150℃、プレス圧60Kg/cm2、成形時間10でプ
レス成形し、振動板を得た。 〔作用〕 上記構成を有する本考案振動板においては、芳
香族ポリアミド繊維12の空間を埋めるようにモ
ンモリロナイト−エポキシ複合体が分散し、かつ
モンモリロナイトの層間に入り込んだエポキシポ
リマーとモンモリロナイトが強固に結合されたブ
レンド形ポリマーが形成され、当該ブレンド形ポ
リマーが前記芳香族ポリアミド繊維12をからみ
込むように3次元網状構造に組織化されるために
振動板構成材としてヤング率が著しく増大し、且
つ芳香族ポリアミド繊維が従来の無機質高剛性繊
維より低密度で、内部損失が大きいため、振動板
全体として軽量化、高内部損失となる。 〔考案の効果〕 上記実施例による振動板と、実施例と同構造で
他種の繊磯(カーボン繊維)を使用した試作例、
および従来例としてクラフトパルプ50重量%、カ
ーボン繊維35重量%、フエノール樹脂15重量%か
らなる振動板について、その物性値を第1表に示
す。
【表】
第1表から明らかなごとく本考案による振動板
はヤング率、E/ρ(即ち比強度)において従来
例より優れ、内部損失は他種の高剛性繊維を使用
した場合より優れている。 従来のエポキシ樹脂、硬化剤混合体を成形する
場合硬化がただちに開始されるので短時間の成形
しか行なえず、又金型の隅々まで充填することが
困難であり、射出成形等が不可能であつたのに対
し、本考案の振動板はプレス金型内において材料
の温度が約85度ぐらいに上昇したときエポキシ樹
脂モノマーが一旦溶融し低粘度となつて流動する
が、一定温度(150℃)まではモンモリロナイト
の層間に吸着された硬化剤又は硬化促進剤が浸出
しないので低粘度の流動状態を保持する結果、複
雑な形状の金型であつても隅々まで充填され、次
いで材料内部まで金型温度となつたときモンモリ
ロナイトに吸着されていた硬化剤が放出されてエ
ポキシ樹脂モノマーを硬化させ、形状寸法精度の
高い振動板を得ることができた。 以上に説明したように、この考案は硬化剤又は
硬化促進剤を層間に吸着せしめたモンモリロナイ
トと熱硬化性樹脂モノマーと芳香族ポリアミド繊
維よりなる混合物を加熱成形硬硬化した複合材料
からなるとを特徴とする電気音響変換器用振動板
であつて、振動板の比強度を大きくしながら内部
損失を大きくすることができるので、極めて良好
な周波数特性を有するスピーカーを提供すること
ができる。 尚、この考案をコーン型振動板に適用した場合
について述べたが勿論ドーム型振動板、更にはセ
ンタードームラジエーターにも適用することがで
きるものである。
はヤング率、E/ρ(即ち比強度)において従来
例より優れ、内部損失は他種の高剛性繊維を使用
した場合より優れている。 従来のエポキシ樹脂、硬化剤混合体を成形する
場合硬化がただちに開始されるので短時間の成形
しか行なえず、又金型の隅々まで充填することが
困難であり、射出成形等が不可能であつたのに対
し、本考案の振動板はプレス金型内において材料
の温度が約85度ぐらいに上昇したときエポキシ樹
脂モノマーが一旦溶融し低粘度となつて流動する
が、一定温度(150℃)まではモンモリロナイト
の層間に吸着された硬化剤又は硬化促進剤が浸出
しないので低粘度の流動状態を保持する結果、複
雑な形状の金型であつても隅々まで充填され、次
いで材料内部まで金型温度となつたときモンモリ
ロナイトに吸着されていた硬化剤が放出されてエ
ポキシ樹脂モノマーを硬化させ、形状寸法精度の
高い振動板を得ることができた。 以上に説明したように、この考案は硬化剤又は
硬化促進剤を層間に吸着せしめたモンモリロナイ
トと熱硬化性樹脂モノマーと芳香族ポリアミド繊
維よりなる混合物を加熱成形硬硬化した複合材料
からなるとを特徴とする電気音響変換器用振動板
であつて、振動板の比強度を大きくしながら内部
損失を大きくすることができるので、極めて良好
な周波数特性を有するスピーカーを提供すること
ができる。 尚、この考案をコーン型振動板に適用した場合
について述べたが勿論ドーム型振動板、更にはセ
ンタードームラジエーターにも適用することがで
きるものである。
第1図は本考案振動板の一部拡大断面図であ
る。 1は振動板、11はモンモリロナイト、12は
芳香族ポリアミド繊維である。
る。 1は振動板、11はモンモリロナイト、12は
芳香族ポリアミド繊維である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 硬化剤又は硬化促進剤を層間に吸着せしめた
モンモリロナイト11と熱硬化性樹脂モノマー
と芳香族ポリアミド繊維12を主要材料とし、
これらを均一に混合した混合物を加熱成形硬化
させた複合材料からなることを特徴とする電気
音響変換器用振動板1。 2 上記熱硬化性樹脂モノマーがエポキシ樹脂モ
ノマーであることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の電気音響変換器用振動
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169684U JPS60193789U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 電気音響変換器用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169684U JPS60193789U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 電気音響変換器用振動板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60193789U JPS60193789U (ja) | 1985-12-23 |
JPH0321116Y2 true JPH0321116Y2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=30628719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8169684U Granted JPS60193789U (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | 電気音響変換器用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60193789U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58107795A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-27 | Hitachi Chem Co Ltd | 電気音響振動板 |
-
1984
- 1984-05-31 JP JP8169684U patent/JPS60193789U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58107795A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-27 | Hitachi Chem Co Ltd | 電気音響振動板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60193789U (ja) | 1985-12-23 |
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